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【FREEDOMS】GENATRO復帰戦、KFCシングル&タッグ戦、素足画鋲デスマッチ

【FREEDOMS】GENATRO復帰戦、KFCシングル&タッグ戦、素足画鋲デスマッチ

プロレスリングFREEDONS 後楽園ホール大会
日時:2014年5月2日(金)開始:19:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:890人

GENTAROの復帰戦は“あの日”の続きから!イサミに敗れ「悔しい」
貴が火野に敗れ至宝流出!藤田が素足画鋲デスマッチをやった理由

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  • オープニング
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       まずは味方リングアナが前説で「1年9か月ぶりにあの男が帰ってきまーす! 率直にいまの僕の気持ちを言わせてもらうと、もう泣きそうです……僕から1つお願いがあります。明日お休みの方もいらっしゃると思います。せっかくだから一度くらい声がガラガラになるくらい声援を贈ってみませんか? 選手にとっては皆さんの歓声が一番です。僕も命懸けでコールします。今日は伝説の興行を作りましょう! フリーダムス、スタート!」と涙を堪えながら語った。

▼第1試合 シングルマッチ 20分1本勝負
●杉浦透
7分56秒 ランニングニー→片エビ固め
○石川修司(ユニオンプロレス)

  • 試合詳細
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       石川がリングインしたところにドロップキックで奇襲攻撃を仕掛けていった杉浦。石川が場外に転落すると、すかさずノータッチトペコンを発射。石川をリングに戻すとエルボーを叩き込んでいくが、石川も強烈なエルボーを返す。ならばと石川のボディにヘッドバットを叩き込むが、上から振り下ろすようなヘッドバットを返した石川。
       チンロックに捉えた石川の指に噛みついた杉浦だが、石川はニーリフトで突き上げるとダブルフットスタンプを落としていく。さらにダブルチョップから踏みつけていった石川はブレーンバスター。

       逆片エビ固めに捉えた石川はどっしりと腰を落としていくが、杉浦はどうにかロープに脱出。しかし対角線にホイップされた杉浦はコーナーに飛び乗ると振り向き様のクロスボディー。さらにランニングエルボーからジャンピングエルボーを返した杉浦は、スワンダイブ式ジャンピングエルボー。
       しかしかんぬきに捉えた石川はヘッドバットを落としてからかんぬきスープレックス。さらに串刺しラリアットからバックドロップで投げるがカウントは2。ブラックタイガー式ツームストンパイルドライバーで叩き付けた石川は「終わります」と宣言してからスプラッシュ・マウンテン(=BTボム)の体勢に。

       これをリバースで切り返していった杉浦は串刺しエルボーからミサイルキックを発射。だが、杉浦の串刺し攻撃をかわした石川はコーナーに杉浦を逆さ吊りにすると、串刺しランニングニー。さらにダイビング・フットスタンプを投下した石川だが、杉浦もカウント2で返す。
       「今度こそ終わります」と宣言した石川だが、杉浦はエルボー合戦を挑んでいく。ワンツーエルボーから左右の張り手を連打した杉浦だが、思わずガッツポーズしたところをバックドロップで投げた石川。カウント1で返した杉浦だったが、片膝立ちの杉浦の脳天にヘッドバットを落とした石川はランニングニーを叩き込んで3カウント。

  • 試合後コメント
    • 石川修司
      ――最初こそ奇襲攻撃は受けたものの、最終的には石川選手らしい豪快な勝利を収めました。
      「そうですね。今一番勢いのある若手だと思うけど、かと言ってまだ負けられないんで。俺も今日メインに出るGENTAROさんの弟子の一人でもあるんで。同じ師匠の団体だからって遠慮する必要はないんで、自分らしいプロレスを見せて今日のメインを飾るGENTAROさんの興行を華やかにするためのひとつになればなと。スタートになればなと。いつもと同じように相手をぶっ潰すだけです」
      ――そういった意味ではいい勝ち方ができたとのではないでしょうか?
      「まぁ本当に今日は自分も着替えてGENTAROさんの復帰戦を見たいなと思いますんで。ありがとうございました」

▼第2試合 6人タッグマッチ 30分1本勝負
マンモス佐々木/○高岩竜一(フリー)/梅沢菊次郎(アライブ)
9分14秒 ラリアット→片エビ固め
HIROKI(フリー)/●SUSUMU/正岡大介

  • 試合詳細
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       スケコマッシーズは奇襲攻撃を仕掛けていくがマンモス組が迎え撃っていくと、場外にエスケープして女性客に抱きついていく。味方リングアナは「スケコマッシーズにご注意ください。妊娠する恐れがあります」とアナウンス……
       梅沢を捕まえてトレイン攻撃を決めたスケコマッシーズは、HIROKIとSUSUMUを踏み台にして正岡が串刺しミサイルキック。さらにHIROKIとSUSUMUが両腕を決めると、正岡が上に乗って腰を振り、続けて3人一斉にサンドイッチドロップキック。

       だが、SUSUMUに逆水平チョップを返した梅沢はマンモスとダブルタックル。津ぢづいて高岩がラリアットからバックドロップ。梅沢が突き出した頭にSUSUMUを叩き付けていった高岩は梅沢にタッチ。
       それでもなおリングサイドの女性客に助けを求めるSUSUMUだが、梅沢は一本足頭突きからジャンピング・ボディプレス。だが、ロープに飛んだ梅沢にカウンターのニールキックを叩き込んだSUSUMUはようやくタッチ。

       HIROKIと正岡はダブルでの攻撃を狙うが、梅沢はダブルラリアットで吹っ飛ばすと、正岡にスパインバスター。マンモスの串刺し攻撃をかわした正岡はスワンダイブ式ミサイルキックからダイビング・クロスボディー。キャッチしたマンモスだったが、うまくDDTで叩き付けていった正岡は顔面への低空ドロップキック。
       しかしマンモスもカウンターでネックハンギングボムを決めると、高岩にタッチ。スタンディングのシャイニング・ウィザードを発射した正岡はSUSUMUにタッチ。HIROKIと一緒にリングインしたSUSUMUはダブルの串刺し攻撃から高岩をコーナーに乗せて雪崩式フランケン。

       そこにHIROKIと正岡がダブルのトランスレイブを叩き込む。さらに正岡とSUSUMUはマンモスと梅沢を場外に追いやって同時に場外ダイブ。さらにHIROKIと一緒に3人同時にコーナーに登ってダイビング・ヘッドバットを同時投下。カウント2でカットされると、SUSUMUがロープに飛ぶが高岩はカウンターのラリアット。
       パワーボムを回転エビ固めで切り返したSUSUMUは首固め。キックアウトされると間髪入れずウラカン・ラナを狙ったSUSUMUだが、回転を止めて肩口に担ぎ上げた高岩はデスバレーボムで叩き付けてからラリアットで3カウント。

▼第3試合 神威復帰戦 30分1本勝負
●神威
10分24秒 腕ひしぎ逆十字固め→ギブアップ
○新井健一郎(DRAGON GATE)

  • 試合詳細
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       左肘関節内遊離体切除の手術を受けるため3月中旬から欠場していた神威が新井健一郎を相手に復帰戦を行う。
       ロックアップからロープに押し込んだアラケンはまずはクリーンブレイク。神威もロープに押し込んでいくとクリーンブレイクするが、アラケンが足を踏んづけて動けないようにしておいて攻撃。

       しかし素早い動きでアラケンを翻弄した神威はドロップキックで場外に追いやっておいてケブラーダを狙うが、アラケンは足を掴んで引きずり降ろす。リングに戻ったアラケンはブレーンバスターを狙った神威をワキ固めに捉える。ロープに逃れた神威は古傷の左肘を抱えて場外にエスケープ。
       場外に追いかけていったアラケンは容赦なく神威の左肘をイスで殴打すると、さらに鉄柱に叩き付けてからリングに戻す。なおも神威の左腕を攻撃していったアラケンは、コブラツイストを決めながら左肘を伸ばし、さらにこっそりとロープを掴んで威力を倍増させる。

       腕十字を狙ったアラケンだが、これはロープに逃れた神威。神威のドロップキックを自爆させたアラケンはショルダーアームブリーカーからロープに飛ぶが、カウンターのゼロ戦キックを叩き込んだ神威は串刺しジャンピングエルボーからファイアーマンキャリー。
       しかしエプロンに着地したアラケンはロープ越しのショルダーアームブリーカー。これをスリーパーで切り返した神威は背後からのドロップキックでアラケンを場外に蹴落とすと、コーナーに飛び乗ってのケブラーダを発射。

       アラケンをリングに戻した神威はミサイルキックを発射。続けて強引にタイガードライバーを決めたがカウントは2。もう一度ダブルアームの体勢に入った神威だが、リバースで切り返したアラケン。しかし神威もオーバーヘッドキックを返すと、ハリケーンドライバーで叩き付けてからコーナーへ。
       450°スプラッシュを投下した神威だが、着地の際に左肘をマットに強打してしまい、カバーが遅れてしまう。カウント2で返したアラケンはエルボーを打っていく神威にチョップで応戦すると、顔面にフロントキック。

       し神威は張り手からジャーマンで投げ捨てると、コーナーに登っていくが、下から追いかけていったアラケンは雪崩式アームブリーカーで落下して自分のヒザの上に神威のHD有り腕を叩き付ける。そこから一気に腕十字に捉えると、一度は丸め込んで切り返そうとした神威だが、アラケンはなおも腕十字で絞め上げていき神威はここでギブアップ。
       復帰戦で敗れた神威だが、四方の客席に向かって深々と一礼してからリングを降りた。

  • 試合後コメント
    • 神威
      ――せっかくの復帰戦を勝利で飾る事はできませんでしたが?
      「勝利で飾れなかったのはもちろん残念ですが、今までヒジのしびれとか痛みでずっと出し惜しみしてきた技とかがあったんで、この2か月の欠場期間でずいろいろ考えて。その中で手術を決断してよかったと思います。これからはこのヒジが治った以上、また怪我するのはしょうがないとして。でも自分は全力を尽くして。あれだけのお客さんが喜んでくれてる中で出さないわけにはいかないですよ。本気の神威をみんなに見せてやりますよ。また見に来てください」

▼第4試合 KFCタッグ選手権試合 45分1本勝負
[王者組]グレート小鹿(大日本プロレス)/○ジ・ウインガー
7分34秒 首固め
[挑戦者組]バイアグラ吹本/●カラテバラモン(フリー)
※王者組チーム省エネが2度目の防衛に成功

  • 試合詳細
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       カラテ、吹本と共に空手着を着た石川修司もバレーボールを手に入場し、石野真子の『ワンダー・ブギ』に乗って見事なダンスを披露。踊り終えた3人は満足気にハイタッチ。
       小鹿vs.カラテという超注目の顔合わせで試合開始。小鹿に睨まれたカラテは真っ直ぐに自軍のコーナーに戻り吹本にタッチ。ロープに押し込んで離れ際にチョップを叩き込んだ吹本だが、逆にロープに押し込んだ小鹿はクリーンブレイク。

       腕を取って捻り上げた吹本だが、逆に腕を取っていった小鹿。さらに下から蹴り上げていった小島はウインガーにタッチ。ヘッドロックに捕らえた吹本はロープに飛ばされると、一度はショルダータックルでなぎ倒すが、ウインガーはアームホップで投げていくと、ナックルパートからロープに飛ぶ。
       ここでセコンドの石川が足をすくって倒すと、カラテが入ってきてダブルの正拳突きからダブルのフライング・クロスチョップをお見舞い。さらにコーナーに飛び乗ったカラテは、振り向き様のクロスボディーを狙ったが、かわされて自爆。

       吹本が飛び込んでくるが、キチンシンクで迎撃した小島はチョークスラム。だが、石川が乱入して小鹿を場外に連れ出すと、バレーボールをそこら中にスパイクしながら小鹿の首を絞めていく。リング上ではカラテがウインガーに変型のグラウンド卍を決めてどうめきが起こる。
       さらにカラテはバックを取るが、ウインガーは急所蹴り。悶絶するカラテに対してダイビング・セントーンを投下するが、かわされて自爆。そこに吹本が入ってきてウインガーをパッケージ・パイルドライバーで叩き付けると、心身状態のカラテを上に乗せてカバーするがカウントは2。

       石川も乱入して小鹿をネックハンギングで吊り上げると、目を覚ましたカラテがウインガーに正拳突きを叩き込んでから首固めで丸め込むが、ウインガーが逆に転がって首固めで抑え込んで3カウント。
       なおも小鹿に詰め寄っていくカラテだが、小鹿がネギでカラテの脳天を殴打。そしてマイクを持ったウインガーがカラテに向かって「オイ、カラテバラモン。ひと言いわせてくれ。お前な、いまの病気絶対に治してフリーダムスのリングに絶対帰ってこいよ! 病気なんかに負けるんじゃねぇぞ。次、お前が帰ってきたとき、このベルトとお前のネギを賭けてやってやるからな!」とエールを贈った。

  • 試合後コメント
    • チーム省エネ
      ――72歳になっての初防衛戦でしたが。
      小鹿「そうだね。僕は『人生7掛け』だから。まだ……52(歳?)。まだまだ。誕生日越えてなんとなく元気が出てきた」
      ウィンガー「はぁ、そうですか」
      ――北海道で10連戦をやった事で体が馴れを?
      小鹿「そうだね。北海道での3戦、4戦目くらいが一番きつかった。今日はウィンガー選手が張り切ってくれたし、僕をリングの上、リングの下で助けてくれた。やはり思いやりのあるいいパートナーです」
      ――防衛に成功した事で5月6日に紫雷美央&松本都選手相手に防衛戦を行う事となります。
      小鹿「この会社は押しつけだからね。ベルトを持ってるチャンピオンの自由にさせないというのがこの会社の方針らしいから。まぁウィンガー選手に任すわ、女の子は。俺はちょっと嫁さんがいるから、女の子はちょっと……」
      ――いかがわしい事をするわけではないのですから(笑)。
      ウィンガー「試合ですから! 闘いですから!」
      小鹿「彼女らも僕らのベルトを狙うという事はそれなりの価値が出てきたという事。そう理解してちゃんちゃんと女の子だからって手を抜かないで」
      ウィンガー「逆にやられちゃたら(と考えると)油断できないですよね」
      小鹿「ハンディは背負ってますと。女の子に負けたらおもてを歩けなくなっちゃう」
      ――もし女の子相手に王座転落となったら……
      ウィンガー「また東スポさんで一面に載っちゃいますよ」
      小鹿「そんな事は絶対ないようにね。4日後の横浜、女子のチームが挑戦してくるのはウェルカムで。やりましょう!」
      ――ちなみに美央選手と都選手については?
      小鹿「全然知らない!」
      ――2人ともそこそこにかわいいですよ。
      小鹿「(取材に来ている女性記者の)山口さんよりかわいい?」
      ――それはちょっと劣りますが……。ファンの注目は集まると思います。ミクスドマッチの経験はありますか?
      小鹿「大日本でもありますし、DDTの国技館でも。ただその時は男女の混合チームだったから。今度は女性のチームだから、ちょっと感覚が違うね」
      ウィンガー「自分たちは加齢臭を消していかないと。何言われるかわからないからいっぱい香水をつけて試合に臨みますよ」
      小鹿「加齢臭はまだ出ていないですよ」
      ウィンガー「ノーコメント」
      小鹿「久しぶりの東京、後楽園ホール。この前誕生日の時に大日本でやったけど、感覚がまた違うんだよな。やはり腰にベルトがあるという事は責任もあるだろうし、来たお客さんに楽しんでもらわなくちゃいけないし。やはり適当にじゃなく、ハンディというか背中に重い荷物を背負って試合をしなくちゃいけないから。ベルトを獲った以上はFREEDOMSという団体にプラスになるような仕事をしなくちゃいけないという重い荷物は背負っています。6日は最高級の試合をします。僕の年齢は逆戻りしてますから。72から71、70と」
      ウィンガー「じゃあ一生死なないじゃないですか」
      小鹿「いや30か40で死ぬ事もあるから。そうなると100越えるんだよな」
      ――次期挑戦者の女性2人は小鹿さんが全日本で引退された時はまだ生まれていなかったという……
      小鹿「そうなの!」
      ――お若いんです。
      ウィンガー「社長、これは元気になっちゃいますね」
      ――回春効果が……
      小鹿「まぁ僕らは男女関係なくリング上の先輩だから。だから彼女の試合ぶりを見て、(勝っても)再度チャレンジするようなチャンスを与えなくもない。彼女らの健闘を祈るし、僕らも恥をかかないように頑張ります」

▼第5試合 裸足画鋲デスマッチ 時間無制限1本勝負
○葛西純
17分53秒 腕サソリ固め→ギブアップ
●藤田ミノル(東京愚連隊)

  • 試合詳細
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       リングのど真ん中に3万2000個以上の山盛りの画鋲が用意されたところに、東京世界ヘビー級のベルトを持った藤田が素足で登場。続いて大歓声の中、素足の葛西が登場。試合開始のゴングが鳴ると葛西が上着を脱いで上半身裸に。さらに下のハーフパンツも脱いでショートタイツ一丁になる。
       「ミノル」コールが起こるが、藤田は耳を塞いで脱ぐのを拒否。リングの中央に画鋲の山があるだけに何ともやりにくそうな両者。バックを取った藤田が葛西の顔面を画鋲に押し付けようとするが、葛西はサミングで脱出。

       すると葛西は「わざわざ(画鋲を)挟んでやることないんだよ」と言って、画鋲の横の空いているスペースで闘うことに。フライングメイヤーで画鋲の山に藤田を投げ込もうとするが、藤田も側転で見事にかわす。手四つの力比べになると、葛西が藤田を押し込んでいくが、ブリッジで耐えようとする藤田は頭の先が画鋲に触ったところで一気に押し戻す。
       体勢を入れ替えて藤田も葛西を押し込むが、葛西もブリッジで耐えると、もう一度藤田を押し込む。頭が画鋲の山についた藤田だが、その痛さを利用して葛西を肩口まで一気に持ち上げると、画鋲の山に足から降ろす。

       画鋲の山に素足で置かれた葛西は悶絶。飛び散った画鋲を拾った藤田は葛西の額に差していくが、落ちていた画鋲も自ら踏んでしまう。それでも藤田は葛西の頭を何度も画鋲の山に叩き付けると、上から踏みつけようとするが、かわされて画鋲の山に素足で誤爆!
       額に何個も画鋲が刺さった葛西は、画鋲を手にとって藤田の口に流し込むと、そこからエルボー。さらに口の中に無数の画鋲を入れた状態でスタナーを決めた葛西は、「じっくりじっくり行くぞ!」と叫んで、敢えてマットの部分にボディスラムで叩き付けていくと、逆片エビ固めへ。ステップオーバーされる前に着ていたTシャツを脱いで画鋲の山の上から被せた藤田はどうにか画鋲の山に胸から刺さるのを阻止。

       「これじゃあ効かねぇや」とTシャツを投げ捨てた葛西はラリアットで藤田を画鋲の山の上にダウンさせようとするが、相打ちで堪えた藤田は走り込んでくる葛西に画鋲を投げつけると弓矢固めへ。しかし自分の背中が画鋲の山に入ってしまい悶絶。「おかしくなってきたぜ〜」と絶叫した藤田は串刺しラリアットからRKOを狙ったが、葛西は逆に突き飛ばし、藤田は画鋲の山の上に落下。
       さらにジャーマンで画鋲の山の上に藤田を後頭部から叩き付けた葛西は、リバース・タイガードライバーで叩き付けるがカウントは2。画鋲の山をコーナー下に移動させた葛西は、「こんな試合形式嫌だー!」と叫んでからパールハーバー・スプラッシュを投下するが、藤田は剣山で迎撃。

       藤田は両手で画鋲をすくい取ると、まんべんなくリング上に撒いてからローリングクレイドルで回していく。「ミノル」コールが起こる中、アンクルホールドに捉えた藤田だが、葛西は画鋲を手に取ると藤田の顔面に投げつけて脱出。葛西が対角線をダッシュすると、藤田も画鋲を投げつけるが、葛西はゴーグルを付けていたためダメージなし。
       逆にジョン・ウーで藤田を画鋲の山まで吹っ飛ばしてロープに飛ぶが、画鋲を踏んでしまい悶絶。そこに藤田が近づいていくがショートレンジラリアットで迎撃した葛西はリバース・タイガードライバーの体勢。

       これをリバースで切り返した藤田はダイヤル固めで回していく。ショートタイツを脱いでアンダータイツ姿になった葛西は、ボードから画鋲を全部出すと、その上に垂直落下式リバース・タイガードライバー。しかし自らも画鋲の山に尻から落ちてしまい悶絶。
       それでも葛西は藤田の両腕をクロスすると腕サソリ固めを決めていってギブアップを奪った。

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       勝った葛西は「オイ、藤田ミノル。いや、今日は藤田ミノル先輩と言わせてもらうよ。デスマッチがやりたくなくて古(いにしえ)の団体辞めたのに、なんで? なんで? よりにもよってこの形式で俺っちと闘おうと思ったんですか? その答えを聞くまでは靴を履いて家に帰れませんよ」とマイクアピール。

       マイクを持った藤田は「バカになったつもりだったけど、一筋縄にはいかなかったなぁ。さすがデスマッチのカリスマだよ。去年の暮れに宮本裕向とデスマッチやったよな? 凄かったよ。今日だってよ、俺じゃねぇ誰かと、どこかの団体で出来るかもしれない相手とデスマッチやろうとしただろ? それを聞いて思ったんだよ。ここはフリーダムスのリングなんだよ。どこかの団体で出来る相手とデスマッチとやったってしょうがないだろ! ハッキリ言うぞ、フリーダムス。デスマッチのカリスマを持て余してんじゃねぇのか? だから俺が裸足の画鋲デスマッチを選ばせてもらったんだよ! 俺はデスマッチを求められてないのかもしれない。でもセコンドよく聞いておけよ! もしデスマッチのカリスマを持て余してんだったら、俺がいつでもやってやるぞ! 葛西純興行やるなら俺が相手に名乗り上げてやる!」と言い放つ。
       痛いので早くリングを降りたい藤田だが、「ちょっと待って!」と引き止めた葛西は「先輩の声がガラガラ声だからイマイチ何言ってるか分からないけど、あんたのプロレス愛、充分に伝わったよ。先輩がそう言ってくれるなら、2回でも3回でも4回でもこの形式でやりましょうよ!」と言うと、藤田と熱い口づけを交わし、場内からは大「ミノル」コールが起こった。

  • 試合後コメント
    • 葛西純
      「8年封印していたこの裸足画鋲デスマッチ。やっぱり無茶苦茶だよ! ただでもよ、封印しているのは簡単な事なんだよ。あえてこの試合形式、封印を解いてやってくれた藤田ミノル先輩には敬意を表します。封印するのは簡単だよ。あれヤバイよ。痛いよ。試合がショッパくなるかも知れない。そんな事言って封印するのは簡単なんだよな。やる事に意義がある。やって進化させるのも俺らの仕事だよ。そういうのをな、今日はデスマッチファイターではない、プロレスマスターの藤田ミノル先輩になんだか教えてもらった気がする」
      ――試合後には早くもクリスマスのデスマッチ興行について触れていましたが?
      「クリスマスとは言わず、今年も夏のデスマッチトーナメントやるから。藤田ミノル先輩、まず出場者決定だな。今日やってみて、やっぱあの人のプロレスはスゲーわ。デスマッチとかハードコアとかカテゴリーに関係なく、あの人はやっぱりプロレスの達人だわ」

▼第6試合 KING of FREEDOM WORLD CHAMPIONSHIP 60分1本勝負
[王 者]●佐々木貴
16分57秒 Fucking BOMB→体固め
[挑戦者]○火野裕士(K-DOJO)
※王者・佐々木が5度目の防衛に失敗。火野が第2代王者となる

  • 試合詳細
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       GENTAROがまだ補助なしではリングに上がれない状態だった2013年5月、「いつかこのベルトに絶対挑戦するから、それまで守れよ!」と言われた佐々木貴のKING of FREEDOMS WORLD選手権のベルトにはK-DOJOの火野裕士が挑戦。

       貴は額に包帯を巻いた状態。まずはロックアップから火野がロープまで押し込むと、離れ際に逆水平チョップ。しかしかわした貴はショルダータックルでぶつかっていく。火野は倒れずに逆に突進していくが、カニ挟みで倒した貴は低空ドロップキックを側頭部に叩き込んで場外に追いやると、プランチャを投下。
       そのまま南側の客席に連れ出すと通路でソバットを多々鋳込んでから通路をダッシュ。しかしカウンターの逆水平チョップで迎撃した火野は、貴の背中にチョップを落としながら階段を下っていく。

       貴をリングに戻した火野だが、貴はリングに入ってきた火野に低空ドロップキック。そこからワキ固めに捉えると、さらに下から火野の右腕を蹴り上げる。踏みつけて、蹴り上げ、ショルダーアームブリーカーで叩き付けていった貴は、そこからもう一度ワキ固めへ。だが、火野は強引に持ち上げて後方に叩き付けて脱出。
       そこから逆水平チョップ合戦に鳴ると、火野は左腕で打っていく。貴が「そっちだろが。右だ、右!」と右腕でのチョップを要求すると、散々痛めつけられた火野だが、右腕での逆水平チョップで貴を吹っ飛ばし、倒れたところを踏みつける。

       額の傷から血が滲んできた貴に対し、火野は額へのクロー攻撃。スリーパーで絞め上げていった火野はそこから貴の胸板にチョップを振り下ろしていくと、セントーンを投下。こで貴の額の包帯が外れてしまい流血。その状態でヘッドバットを叩き込む貴だが、倒れない火野は逆水平チョップからロープに振ってのカウンター逆水平チョップ。
       貴もロープに飛んでランニングエルボーでなぎ倒すと、串刺し攻撃をかわしての延髄斬りからスイングDDT。さらにトラースキックでカウント2まで追い込む。10分が経過し、予告付きブレーンバスターを狙うが、逆に火野が投げていく。

       火野のラリアットをブロックした貴は右腕へのミドルキックからブレーンバスターで投げていくと、逆水平チョップを連打。火野も逆水平チョップで応戦していき、真っ向からチョップを打ち合うが、打ち勝ったのは火野。そこからコーナーに登った火野だが、追いかけていった貴。だが、火野は額の傷を攻撃して叩き落とす。
       それでも立ち上がり、下から蹴り上げてから追いかけていって貴は「GENTAROー!」と叫びながら雪崩式ブレーンバスター。だが、火野は突進してきた貴を抱えてコーナーまで押し戻すと、ファッキンボディプレス(=フロッグスプラッシュ)を投下。

       カウント2で返した貴だが、火野はFuck'n Bomb(=投げ捨てパワーボム)の体勢。背後に逃れた貴はトラースキックから右腕(=ラリアット)を叩き込むがカウントは2。ならばと貴は右脚(=バズソーキック)を放っていくが、キャッチして持ち上げた火野はパワーボムで投げ捨てる。
       カウント2で返した貴だが、火野はも一度Fuck'n Bombを狙う。どうにか腰を落として踏ん張った貴はリバースで切り返す。15分が経過し、貴は今度こそ右脚を叩き込んでからロープに飛ぶが、火野はカウンターのラリアット。それでも貴は立ち上がって右腕(=ラリアット)からD-ガイストを狙ったが、火野はパワースラムで切り返す。

       さらにエクスプロイダーからバックフリップで叩き付けた火野はショートレンジラリアット。カウント2で返した貴だが、火野はダメ押しのFuck'n Bombで叩き付けて3カウント。
       第2代KFC王者となった火野はベルトを高々と掲げながら大の字に倒れた貴を見下ろした。

  • 試合後コメント
    • 火野裕士
      「予定通り! 1月に復帰して、今年は休んだ分思い切り暴れないかんなと思って。WRESTLE-1に上がり、FREEDOMSに上がり。ウチの、KAIENTAI−DOJOのベルトを獲り、このREEDOMSのベルトに挑戦したら、そら獲らないわけにはいかないでしょう。確かにREEDOMSの選手、ヤバいよ。佐々木貴選手、もちろんヤバいよ。その前にやった葛西純。あれもヤバいよ。あいつらどちらも化け物だ。でもな、それ以上の化け物が(※自分の胸を叩いて)日本のプロレス界にはいる。そういう事よ。このベルトを獲ったからには簡単にREEDOMSの選手に返したらんからな」

▼第7試合 GENTARO復帰戦 60分1本勝負
●GENTARO
20分4秒(トータルタイム65分4秒)勇脚・斬→片エビ固め
○木高イサミ(ユニオンプロレス)

  • 試合詳細
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       2012年8月5日の札幌大会で木高イサミと45分時間切れ引き分けた試合後に意識を失い病院に搬送されたGENTARO。その後、脳梗塞と診断され長期欠場となったが、懸命のリハビリとトレーニングに励んだ結果、奇跡的に復帰できるまでに回復。今大会でイサミを相手に復帰戦を行う。

       千羽鶴と花束を担いで登場したGENTAROは、一瞬笑顔を見せると、一歩一日踏みしめるように階段を昇ってリングへ。大歓声があがる中、千羽鶴を高々と掲げたGENTAROの名前がコールされると、ピンクと黒の大量の紙テープが投げ込まれた。
       ゴング鳴ると、GENTAROはイサミを指差して腰に手を当ててベルトをアピール。この日はベルトを一切持たず舞う越しで登場したイサミはまずは額をくっつけながら探り合う。ロックアップすると、GENTAROはすぐにグラウンドに持ち込むが、立ち上がったイサミはもう一度ロックアップ。

       今度はイサミからグラウンドに持ち込み、マウントポジションを取る。スイープしたGENTAROはサイドを取るが、ヘッドシザースで切り返したイサミは腕を取って捻り上げる。GENTAROも腕を取り返してグラウンドに持ち込む。ヘッドシザースで切り返したイサミだが、首を抜いたGENTAROは弓矢固めへ。
       脱出したイサミは力比べへ。パワーで押し込んでいったGENTAROはそのまま変型のコブラクラッチ。イサミはヘッドロックで切り返すが、投げてグラウンドに持ち込んだGENTARO。しかしイサミは再びヘッドロックへ。

       ギリギリと絞め上げていったイサミはGENTAROの首筋にストンピングを落としていくが、GENTAROもヘッドロックで捕まえる。ロープに振って逃れたイサミだが、GENTAROはショルダータックルでなぎ倒す。さらに組み付いてきたイサミをボディスラムで叩き付けるが、イサミも下からGENTAROの首を捻りあげると、スリーパーに捉える。
       イサミの足を取ってレッグロックで切り返したGENTAROだが、またもヘッドシザースで切り返したイサミ。クルックヘッドシザースで絞め上げていったイサミだが、GENTAROはロープに脱出。

       イサミはGENTAROをボディスラムで叩き付けると、エルボーを叩き込む。GENTAROも逆水平チョップを返すと、さらにエルボースマッシュでカチ上げる。キレのあるブレーンバスターで投げたGENTAROはコーナーに登っていくが、立ち上がったイサミはパンチを叩き込むとデッドリードライブで投げてから首4の字固めへ。
       苦しそうな表情のGENTAROだが、反転して首を抜くと鎌固めへ。イサミも下から絞め返していき、GENTAROがロープに脱出。10分が経過し、イサミはヘッドロックに捉えるが、GENTAROはニークラッシャー。

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       もう一度ニークラッシャーで叩き付けたGENTAROは、自ら場外に出るとイサミの左足にエルボー。さらに鉄柱に巻きつけながらのぶら下がり式足4の字固めへ。リングに戻ったGENTAROはレッグブリーカーからシャープシューターを狙うと見せかけて足4の字固めへ。悶絶するイサミだが、どうにか反転して形勢逆転するが、そのままロープまで転がってブレイク。
       ボディブローから伊良部パンチ(=大きく振りかぶってのグーパンチ)と見せかけてボディブローを叩き込んだイサミは胸を突き出して挑発。そこに意表を突いてガットショットを見舞っていったGENTAROに対し、イサミはいきなり勇脚(=トラースキック)。

       これで場外に落ちたGENTAROにトペを発射したイサミだが、場外戦ではGENTAROがイサミを客席に叩き付けてリングに戻る。何とか場外カウント19でリングに戻ったイサミは張り手合戦を挑んでいくが、足をすくって倒したGENTAROはシャープシューターの体勢に。しかしイサミは下から首を抱え込むとフロントネックロックに捉える。
       そこから馬乗りになってカバーするがGENTAROもカウント2で返す。イサミは首をかっ斬るポーズからコーナーに昇っていくが、ヘッドスプリングで立ち上がったGENTAROは最上段まで追いかけていくと、トップコーナーからの雪崩式ブレーンバスター。カウント2で返したイサミにラリアットを叩き込むが、すぐに立ち上がったイサミは手招き。

       GENTAROはもう一発ラリアットを叩き込むと、さらに走り込むがカウンターのラリアットでなぎ倒したイサミはブレーンバスター。カウント2で返したGENTAROだが、イサミがフェースロックで絞め上げる。だが、そのままクラッチして立ち上がったGENTAROはバックドロップで投げて脱出。
       さらに見事なジャーマンで投げてみせたがカウントは2。ブラックタイガー式ツームストンパイルドライバーで叩き付けたGENTAROは距離のある対角線上のコーナーに登っていくと、ものすごい飛距離でダイビング・ヘッドバットを投下するが、かわして自爆させたイサミは勇脚・斬(=ランニング式勇脚)へ。

       これをブロックしたGENTAROは欧州式エビ固めで抑え込むがカウント2。バックを取られたイサミは両足でのオーバーヘッドキックを叩き込むと、今度こそ勇脚・斬を叩き込んで3カウント。

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  • エンディング
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       奇跡の復帰戦にもかかわらず20分を超す熱戦をやってのけたGENTAROにフリーダムスの選手たちが一斉に駆け寄るが、GENTAROは納得がいかない様子でイサミを指差し、イサミが腕をあげようとしても拒否。

       マイクを持ったイサミは「ひと言だけ。いや、二言にします。ありがとうございます。味方さん、1時間5分4秒ですよね? そうやって表記しておいてください。ありがとうございました」と言ってGENTAROと握手。
       イサミはGENTAROが倒れた“あの日”(2012年8月5日札幌)に行われた試合(45分時間切れ)の“つづき”がこの日の試合であり、トータルタイム65分4秒でようやく決着がついたと語った。

       マイクを渡されたGENTAROは大「GENTARO」コールを浴びてから四方に一礼すると「半身不随はこの通り治りました。まだ言語障害は治っていませんが、本当に今日、復帰して……復帰できて本当に嬉しかったです」と言うと、またも大「GENTARO」コール。
       最後にGENTAROは「あまりしゃべれませんが、ありがとうございました!」と元気いっぱいに叫んだ。フリーダムスの選手たちが再びリングに上がるとGENTAROとアクス。そして全員で腕をあげ、さらに円になってもう一度腕を掲げてGENTAROの復帰を喜んだ。おかえりなさいGENTARO選手!

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  • 試合後コメント
    • 木高イサミ
      「この試合に本当に僕のコメントがいるのかって話ですけどね(苦笑)。でも最後に試合をしリング上でたのは、GENTAROさんが復帰する前に最後に試合をしたのは僕なんで。(ベルトを巻いていなくて)『どうしたの?』じゃないですよ。いない間に獲ったりなくしたり、また獲ったりといろんな事がありましたけどね。でも肌を合わせればわかるだろうと思って。どうしたって話じゃないんですよ、こっちからしたら。でもね、始まってみたら自分の中で本当に心から師匠と呼べる数少ない人間なんで。やっぱ真ん中から動かないとかね、『この野郎、頑固だなぁ』って重いましたよ(笑)。まぁそれでこそやりがいがあったというのもありましたし、レスリングをする中で勉強になる事も山ほどありましたし。勝ちはしたけど、自分の中で『まだまだだな』って思うところはありましたんで。やっぱりもっともっとGENTAROさんから教わる事は多いんで。もっともっと試合したいですね。今日は本当に勉強になりました」
      ――実際に当たるまでは正直どうなのかなって思っていたとおっしゃっていましたが、手を合わせて感じた事についてはいかがでしょうか?
      「『この人本当に休んでたのかなぁ』って。いや休んでいたんだろうけど、本当に大きい怪我をしたのかなって。病院にも行ったし、お見舞いにも行ったし、もちろん会場でも会っていたんですけど本当にリングで会った時があの時のままで。むしろあの時よりパワーアップしてるんじゃないかって。組んで、ロックアップしてすぐにわかりましたね。力とか、スゲーなって。もちろん油断して組んだわけじゃないけど、組んだ瞬間にもうここから先は一瞬も油断できないなって。いつも通りの僕の試合だなって」
      ――今日、現場でGENTARO選手を見た人は何にも心配はいらないと分かったと思うんですけど、来てない人たちにGENTARO選手の事をどう伝えますか?
      「それは結構、言葉で表すのはしんどいと思います。見たり試合した人じゃないと。ここにいる人は心配ないというのは分かったと思うんですよ。やった僕も大丈夫と思っていますけど、それを見てない人たちに僕が言葉で伝えられる事はもしかしたらないかも知れないです。だから言えるのは一個だけですね。『GENTAROさんを見てください』しか言えないですね。試合していない、もしかしたら会場に来れない選手もいるし、同じ病気で苦しんでいる関係者とか、一般のファンの方もそうだし、ファンじゃない方もそうだし。でもそういう人たちに勇気とかを与えているというのは、映像でも届くかも知れないんで。何%かだけかも知れないけど、それでも十分過ぎるんで。できるんだったら会場で見てください。できないんだったら映像でもGENTAROさんを見てください。あと僕も見てください(苦笑)」

      GENTARO
      ――試合を終えた今の気持ちは?
      「気持ちですか? 何より、何より負けた事が悔しいですね、イサミに負けたのは生まれて初めてですからね。合計60分ですね。45分の引き分けを挟んで。でも負けましたね。それがとにかく悔しいですね。だってゴング鳴ったらもう復帰でもなんでもないですからね。ゴング前でもう復帰は終わってるんですよ。もう後はゴング鳴ったらみんなと同じです。全く同じです。だから本当に勝ち負けを考えたらとにかくイサミに負けたのはすごい悔しいです」
      ――リングの感触はいかがでしたか?
      「いや、約2年ぶりですか。大技を食らうのは、練習では食らわないですからね。だからデッドリードライブを食らったり、ブレーンバスターを食らったりしたのは2年ぶりですからね。でもその時は『お! こんな感じか』と思ったんですけど、二回目からは大丈夫です」
      ――首筋や頭部への攻撃への不安はありましたか?
      「全くなかったですね。全くなかったです。全然大丈夫です」
      ――リングに上がれた事への喜びは感じましたか?
      「そうですね。今が、今だから嬉しかったんじゃなくて、リングに上がれるのは(昔から)ずっと嬉しいですね。いつでも嬉しいです。今日とは限らなくて、いつも同じなんです。」復帰と思ったら感激ははひとしおかも知れないですけどね、もちろん。まぁ2年ぶりですからね。まぁリングに上がれる事は昔から嬉しくてたまらないです」
      ――その嬉しさを思い出した、という感じですか?
      「そうですね」
      ――今後の予定はどうなるのでしょうか?
      「僕はFREEDOMSはもちろんレギュラーで上がりますし、他の団体さんにオファーをもらったら喜んで出ます、絶対に」
      ――対戦したイサミ選手は2年の間にベルトをたくさん巻いたりしていましたが、闘ってみて強さや成長を実感しましたか?
      「強くなったな、というよりはうまくなったなと思いましたね。もっと曲者になったなぁと思いましたね。いっぱい勉強したんだなって思いましたね。だからやっぱり勝ちたかったですね。後輩に負けるなんてって感じですね」
      ――試合開始直後にベルトのアピールをしていましたが。
      「なんで持ってこないんだって感じですね。なんでですかね?」
      ――イサミ選手はGENTARO選手と札幌で対戦した時はベルトを持っていなかったので……
      「なるほどね。続きをね(笑)。なるほど」
      ――続きだったけれど、イサミ選手はベルトを持っていたわけですよね。
      「そうですよねぇ」
      ――これからはイサミ選手を追いかけていくカタチになるのでしょうか?
      「追っかけるというか、あんまり偉くなったとは言いたくないから、今回はちょっと間違いで負けちゃったから次にやり直し。次は勝つ番だよって感じです。大丈夫です」
      ――リング 上で目頭を押さえるような場面があったと思いますが?
      「いつですか? 試合前には全く。まぁ涙もろくなりましたね。まぁそれはしょうがないですね」
      ――復帰戦で20分を越える試合でしたが、スタミナ面では復帰前と比べていかがでしょうか?
      「20分やった? ほぉ~、結構やったんだねぇ。でもねぇ、スタミナは前より全然大丈夫ね。ジムでいっぱい鍛えたかな。まだ疲れてないね。まるであまり言えないけど、田中将斗さんが『俺、全然疲れてないぜ』とか言うでしょ? あんな感じだね。全くスタミナの心配はないですね。だからこそイサミに負けたのは悔しいですね」
      ――途中ダイビング・ヘッドバットを仕掛けましたが、ものすごい飛距離で……
      「ありがとうございます!」
      ――かわされてしまいましたが、かわされない自信があったのでしょうか?
      「(その前にかけたのが)ツームストーンですよ、ゴッチ式です」
      ――あのパターンは復帰前にはなかったものでしたが、復帰に備えて新しいパターンを作ってきたのでしょうか?
      「もちろん! ダイナマイト・キッドです。いつ頃かなぁ。(昨年の)11月頃かな。なぜかダイナマイト・キッドに感化されたんですよ。もちろん昔から好きだったんですよ。でもなぜか凄い好きになっちゃったんですよ。でもキッドは脳卒中になっちゃったんですよね?もしかしたら脳梗塞かも知れないんですよ。他人なんですけど、他人とは思えないなというのがありますね。試合を見てもとにかく誰にでもアピールできうように、ウワーっていう試合をやらなきゃって思ったんです。とにかく」
      ――キッド選手は復帰できなかったけれど、GENTARO選手がその技で復帰すると?
      「そうです! 全然知らない人ですけど……会いたいですね」
      ――試合前と試合後に大量の紙テープがありましたが。
      「昔は普通に『あぁこんなにテープくれるんだ』って思ってたんですよ。で、投げてもらって『ありがとう。でも次の瞬間はもうゴミだから、(セコンドは)拾いなさい』くらいに思っていたんですよ、昔は。でも今は全然違う印象になりましたね。『ありがとう、本当に。本当に気持ちがいっぱいこもっているんだ』って思いましたね。全然受け取り方が違いますね」
      ――会場には家族の方もいらしていましたが、支えてくれた人たちへは?
      「全ての人ですね。うちの家族もそうですし、ファンの皆さん、関係者。他のレスラー、なんでも。記者の皆さん。本当に味方になってくれたんですよ。本当に。ポイズン澤田JULIEさん、ありがとうございます。呪文を送ってくれたんです」
      ――今日はメインでの登場でしたが、久々に戻ってきてFREEDOMSという団体についてはいかがですか?
      「メインだったのかなぁ? もともとメインじゃなかったんですよね。もともとは貴と火野の試合がメインで、俺の試合は特別試合みたいだったんだけど、なんとなく味方(冬樹)のあんちゃんがメインイベントって言ってくれたよね。なんでだろうね。自分でも分かんない。みんな自然に俺の試合をメインって思ってくれたのかな。だったら……本当に心がこもってるね。もうみんなに、もうみんなに暴力をふるえないね(笑)。ありがとうございました!」

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