【試合詳細】3・21 ストロングスタイルプロレス後楽園ホール大会 【レジェンド王座】間下隼人vsアレクサンダー大塚 【SSPW女子タッグ】ジャガー横田&藪下めぐみvsダーク・タイガー&ダーク・チーター スーパー・タイガー&船木誠勝&ザ・グレート・サスケvsダーク・ウルフ&村上和成&関本大介 関根“シュレック”秀樹&日高郁人vs澤田敦士&政宗
- 2024-3-22
- 試合
- リアルジャパンプロレス
『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.28』
日程:2024年3月21日(木)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1156人(満員)
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○野崎渚(フリー)
9分46秒 ノアールランサー・ハイ→片エビ固め
●柊くるみ(プロミネンス)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
●関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)/日高郁人(ショーンキャプチャー)
11分5秒 ラ・マヒストラル
○澤田敦士(フリー)/政宗(フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○タイガー・クイーン/雪妃真矢(フリー)
14分15秒 ヴァルキリー・スプラッシュ→体固め
Sareee(フリー)/●本間多恵(フリー)
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
●スーパー・タイガー/船木誠勝(フリー)/ザ・グレート・サスケ(みちのく)
13分17秒 スリーパーホールド
ダーク・ウルフ(DarkerZ)/○村上和成(フリー)/関本大介(大日本)
▼SSPW女子タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/CRYSIS】○ジャガー横田(ディアナ)/藪下めぐみ(フリー)
13分55秒 回転エビ固め
【挑戦者組/DarkerZ】●ダーク・タイガー/ダーク・チーター
※ジャガー&薮下が初防衛に成功。
▼レジェンド選手権試合 60分1本勝負
【王者】○間下隼人
11分11秒 タイガー・スープレックス・ホールド
【挑戦者】●アレクサンダー大塚(AODC)
※第17代王者が3度目の防衛に成功。
間下がアレクを制してレジェンド王座V3!憧れの村上和成を挑戦者に指名!ジャガー&薮下がヒール対決を制しタッグ王座初V!クイーンとSareeeの因縁勃発!
オープニング
まずはストロングスタイルプロレスの平井代表より挨拶。
平井代表「皆様、本日は初代タイガーマスク佐山サトルが主催致します、そして佐山サトルを作った、初代タイガーマスクを作った新間寿が会長をつとめるストロングスタイルプロレスにお越しいただきまして誠にありがとうございます。2005年に旗揚げをして、ストロングスタイルプロレスは来年で20年を迎えます。その20年、佐山サトルが提唱するストロングスタイルを、猪木会長が作り上げたストロングスタイルを、もう一回世に見せたいという思いをもとに、20年間、ここにいる皆様が、佐山サトルの背中を見て、追って、
愛でここに来てくれています。その愛があって、今日もここでこの後楽園ホールで開催させていただきますこと心より御礼申し上げます。一般社団法人初代タイガーマスク後援会様のもとに、今回も行わさせていただきます。この3月という時期、私共にとっても色んな意味を込めた月であります。一昨日、3月19日、後ほど新間会長からもお話があると思いますが、昭和の巌流島、アントニオ猪木会長とストロング小林様、丁度2年前にこの会場でストロング小林様の追悼試合をさせていただきましたが、あれから2年、あの試合が行われて丁度一昨日で50年になりました。50年という日々、プロレスというものは、新間会長がいつもおっしゃるように、愛。格闘技は恋、プロレスは愛。愛に包まれている。その愛というのは、今日この、この瞬間、愛が生まれ、愛を感じるものではなく、力道山先生が日本のプロレス界を作って、そこにアントニオ猪木会長、ジャイアント馬場様、そして多くの方たちがその元に集まり、切磋琢磨し、プロレスというものを日本、そして世界に広めていった。その中でおきた出来事が、猪木会長とストロング小林様の試合。その試合が50年たった今でも、懐かしみ、感動し、そしてそれをお祝いしようじゃないかと言ってくださる方たちがいる。これが、これこそがプロレスの愛だと感じております。新間会長ありがとうございます。そして、今日この試合、この大会で6試合、新しく参戦する方たち、そして、ストロングスタイルプロレスの歴史を作ってきた人たち、その両方の方たちが今日このリングに集っていただきます。約10年ぶりにグレート・サスケ様がストロングスタイルプロレスに帰ってきていただけます。10年前に佐山総監とこのリングで一騎打ち、あんな試合が一年の中でも一回やれるかやれないかの試合だ。大怪我を負いながらもサスケ会長は今日ここまでの試合、佐山先生とやれてよかったとおっしゃってくださいました。そして、創成期からうちのチャンピオンで居ていただいたアレクサンダー大塚選手は、間下が入門時代から大先輩。スーパースター。間下がチャンピオンにならさせていただいて、アレクサンダー大塚選手、3年前の大怪我から戻ってまいりました。この2人の戦いに、この20年を思い出す戦いではあります。そして、うちのリングを新しい色に染めていただいたジャガー横田様。タッグ王座トーナメント12月7日に優勝されまして、チャンピオンとして、タッグチャンピオンとして防衛戦を行います。スーパー・タイガー、タイガークイーン初めとするうちの所属の選手、そしてこの佐山サトルのストロングスタイルに共鳴して集まってくださる、男子、女子のレスラーが今日皆様に6試合の戦いを見せます。その戦いを皆様の目で見ていただき、佐山サトルとはなにか、新間寿とはなにか、見ていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。最後に、この愛というものなんですけども、今日こういうものが発売をされました。ここにある写真、私も今日始めて見る写真ばかりです。これも団体が作ったというよりも、長年佐山総監を陰ながら応援してくださった方たちが、ああいう写真もある、こういう写真もある、これをファンの方たちと見たら、楽しんだろうなといってこういうものを作ってくださいました。もしよろしかったらご覧になっていただけたらと思います。そして、皆様も、応援されています、今能登半島の地震で皆様、まだまだ余震があります。私どもも新間会長、佐山総監、皆様と一緒に能登半島、長年通ってまいりました。その一緒にやっていただいた方たちも被災をして、その日に色んな形でご連絡いただき、新間会長、佐山先生の方からすぐに何が必要か、必要なものをすぐにトラックで運ばさせていただきました。そして馳知事からも新間会長のもとにお礼のお電話がありました。私どもも風化させないように続けていこうということで、ロビーの方でもボランティアの方たちが義援金の箱を手にしていただいておりますので、もしよろしければお立ち寄りいただけたらと思います。全6試合、佐山サトルが見せるストロングスタイルを是非ご覧いただけたらと思います。よろしくお願いします!」
第1試合
ロックアップからくるみがロープに押し込みクリーンブレイク。
再度ロックアップから野崎がヘッドロックで捕らえ、ショルダータックルを連発もくるみが受け切り逆にショルダータックルで倒す。
くるみはヘアーホイップから顔面を踏みつけ、これを離すとボディの上にのり踏みつけていく。
レフェリーが注意するとボディスラムからボディへのフットスタンプ。苦しむ野崎のボディに再度フットスタンプからキャメルクラッチで捕らえ、これを離すと腰へのフットスタンプ。
くるみは背中へのストンピング連打からコーナーに振ろうとするが、逆に振った野崎が串刺しビッグブーツ。
再度ビッグブーツからエプロンに降りると、首元へのおしゃれキックを打ち込みフォールも2。
野崎はスリーパーも、くるみはコーナーに下がって潰して逃れる。野崎は再度スリーパーも、くるみはコーナーに下がって潰し、野崎は再々度スリーパーで捕らえるがくるみはそのまま後ろに倒れて潰す。
苦しむ野崎のボディにフットスタンプ2連発からサマーソルトドロップを投下しフォールも2。
くるみは担ごうとするが、耐えた野崎がビッグブーツ。くるみのエルボーとビッグブーツの打ち合いになり、くるみがエルボー連打で倒す。
くるみが引き起こすも野崎がサイドキックからビッグブーツ。ロープに飛ぶがくるみはトラースキックで迎撃し、串刺しボディスプラッシュからくるくるくるみ。フォールも2。
くるみは担ぐも、着地した野崎がスリーパーで捕らえ、耐えるくるみに大外刈りからフォールも2。
野崎はドルミルで捕らえるがくるみはロープを掴みブレイク。
野崎はボディを蹴り上げ、さらにカミゴェ式のビッグブーツからフォールも2。
野崎はノアールランサーを狙うが、くるみがラリアットで迎撃するとカナディアンバックブリーカー式フェイスバスター。フォールも2。
くるみはロープに飛ぶが、野崎がビッグブーツで迎撃し再度レインメーカー式のビッグブーツを狙うが、避けたくるみがロープに飛んでラリアット。くるみが走り込むが、野崎がノアールランサー・ハイで迎撃。さらにレインメーカー式のビッグブーツを突き刺しフォールも2。
野崎はノアールランサー・ハイからフォールし3カウント。
第2試合
先発は澤田とシュレック。澤田がエプロンの日高を挑発し、シュレックも挑発するがリングに回って政宗にタッチ。
唖然とするシュレックが澤田に詰め寄るが、政宗が組み付くもシュレックが力任せに投げ捨てていく。
ロックアップからシュレックが政宗をコーナーに押し込み日高にタッチ。
リストの取り合いから日高がヘッドロックで捕らえグラウンドに持ち込むも、政宗がヘッドシザースで避けて睨み合う。
政宗が足を刈って倒しロープに飛び、避けた日高をアームホイップで投げ捨てドロップキック。
政宗はフロントネックでとらえ澤田にタッチ。
澤田は背中にエルボー連発からスリーパー。リングに叩きつけると払い腰連発から政宗の足に叩き込み政宗にタッチ。
政宗はロープに振っていくが、日高はロープを掴んでタイミングをずらし、アイルビーバックからニールキック。日高はシュレックにタッチ。
シュレックはぶちかましで倒し、ナックルから肘を打ち込んでコーナーに押し込むと、強烈なチョップからエルボー。政宗はエルボー連打も、シュレックは顔面を掴んでエルボー。
投げようとするが政宗はチンクラッシャーから腕を取って巻き投げるとキーロックで捕らえる。
回転したシュレックは力任せに担ぎ上げてコーナーに押し込み、コーナ上に座った政宗が澤田にタッチを要求するが澤田はタッチを拒否。
政宗はクロスボディアタックも、シュレックはキャッチしてアバランシュプレスで潰し日高にタッチ。
日高はコーナーに振ってシュリケンから首投げで倒しリバースDDT。フォールも2。
日高はソバットからボディに膝蹴り。さらにハイキックも、避けた政宗のバックを取るが、股抜きした政宗がロープに押し込み、日高が走り込むと政宗がカウンターの蜻蛉切。政宗は澤田にタッチ。日高もシュレックにタッチ。
シュレックがラリアットからベイダーハンマー。さらに指に噛みつき、レフェリーが注意すると耳に噛みつく。さらにコーナーの政宗をボディアタックで場外に吹っ飛ばすと、澤田をアルゼンチンで担ごうとするが澤田が耐えるとナックル。
澤田が掌底も、シュレックもベイダーハンマーで返しアルゼンチンで担ぎ、そのままリングに投げ捨てデスバレーからロープに飛ぶが、政宗が場外から足を掴んで動きを止める。怒ったシュレックが政宗をアイアンクローでリングに引きずり込み、そのまま絞り上げるが澤田がローキック連打でカット。
澤田が払い腰で叩きつけ、すぐに立ち上がったシュレックに再度払い腰。再々度払い腰から髪を掴んでヘッドバッド連発から、ラ・マヒストラルで3カウント。
納得いかないシュレックは殴りかかるが、澤田は急いで場外に降りてリングを回る。
追いかけたシュレックをセコンドが制止した。
第3試合
先発は本間と雪妃。手4つからリストの取り合いへ。本間がアームホイップで投げ捨てるが雪妃が丸め込むも2。
本間がランニングエルボーを打ち込むが、雪妃はアームホイップから走り込むも互い足を刈ってのフォール合戦もお互い1。
クイーンが走り込みエプロンのSareeeを場外に落とすと、ダブルで本間をロープに振ってダブルバックエルボーからダブルのビッグブーツ。
雪妃はクイーンにタッチ。
クイーンはロープに振ってフライングクロスチョップからフォールも2。
クイーンはボディスラムから雪妃にタッチ。
雪妃はバックブリーカーから背中へニードロップ。さらにロープ際で背中に乗り、ロープの反動を使ったニードロップ。フォールも2。
雪妃はクイーンにタッチ。
本間はエルボーを打ち込んでいき、受けきったクイーンが強烈なエルボーで吹っ飛ばす。
クイーンはロープに振ってエルボーも、避けた本間がコルバタで投げ捨て低空ドロップキックを顔面に叩き込みSareeeにタッチ。
Sareeeはミサイルキックからジャーマンを狙うが、逃れたクイーンにSareeeがロープに飛んでカサドーラフットスタンプ。さらにロープに飛んで顔面に低空ドロップキック。
Sareeeはストンピング連打。立ち上がったクイーンがエルボーを打ち込むとエルボーの打ち合いへ。
クイーンは髪を掴んで顎にエルボーを叩き込んでロープに飛ぶとビッグブーツ。避けたSareeeがエルボーも、避けたクイーンがロープに飛んでバイシクルキック。場外に転がったSareeeにクイーンがコーナーからのケブラーダを発射する。
クイーンはリングにSareeeを投げ入れ、コーナーに登るとダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
クイーンは雪妃にタッチ。
雪妃はソバットからコーナーに振ろうとするが、Sareeeが振って走り込むが、足を伸ばしてカットした雪妃がミドルキックからソバット。さらにミドルキックで倒しフォールも2。
雪妃は袈裟固めで捕らえるがSareeeはロープに足を伸ばしブレイク。
雪妃はロープに飛ぶが、Sareeeが避けると本間がエプロンからドロップキック。Sareeeがエルボーからロープに振ろうとするが、耐えた雪妃にSareeeが顔面へローリングソバット。フォールもクイーンがカット。
Sareeeは投げ捨てフィッシャーマンスープレックスからコーナーに登り、セカンドロープからのダイビングフットスタンプ。フォールも2。
Sareeeは本間にタッチ。
本間は串刺しバックエルボーからロープに飛んで低空ドロップキック。避けた雪妃がサッカーボールキックも、避けた本間がソバットからロープに振るが、雪妃はドロップキックでふっ飛ばしランニングニー。フォールも2。
雪妃は投げようとするが、耐えた本間にコンビネーションキックからエルボー。さらにバズソーキックも、キャッチした本間が膝十字で捕らえる。雪妃はロープを掴みブレイク。
本間はミサイルキックからフォールも2。
本間は髪を掴んで引き起こし、投げようとするが雪妃が切り返すとハイキックからエクスプロイダー。フォールもSareeeがカット。雪妃はクイーンにタッチ。
クイーンは膝立ちの本間にローキック連打からハイキック。避けた本間にバックエルボーからロープに飛ぶが、本間は脇固めで捕らえる。クイーンはロープに足を伸ばしブレイク。
本間がロープに飛ぶが、エプロンから雪妃がハイキックからクイーンがバズソーキック。フォールも2。
クイーンはコーナーに登るが、Sareeeがビンタから首を押さえ、本間がエルボー連打から正面に登り雪崩式飛びつき腕ひしぎ。これは雪妃がカット。
Sareeeと本間がクイーンをロープに振るが、クイーンは側転して逃れるとドロップキック。本間とSareeeを同士討ちさせると、ロープに飛んでクイーンが本間にビッグブーツ、雪妃も走り込みSareeeにビッグブーツ。クイーンはフォールも2。
クイーンは本間を担ぎ、雪妃が本間にハイキックからクイーンが投げ捨てジャーマンで叩きつけフォールもSareeeがカット。
クイーンは本間にランニングソバットからフォールも2。
クイーンはコーナーに上り、セカンドロープからのヴァルキリースプラッシュを投下しフォール。これで3カウント。
試合後もSareeeとクイーンは殴り合いを続けた。
<試合後コメント>
タイガー・クイーン&雪妃真矢
――試合中も試合後もSareee選手とかなり意識し合っていたように見えました
クイーン「ストロングの顔は譲らないです」
――この闘いはまだ続く?
クイーン「そう思います」
――雪妃選手、クイーン選手とタッグを組んで久しぶりのストロング参戦でした
雪妃「ストロングさん自体2年ぶりだったみたいで。そんなに時が経っていたんだと思いました。でも、私はおまけの女子プレイヤーになるつもりはないんで。今日は主役のクイーンさんとSareeeさんという闘いを皆さん期待していたと思いますけど、闘いの中で誰かの印象に残っていればまたチャンスはあるかなと思っているんで。雪妃真矢のこれからもよろしくお願いします」
Sareee&本間多恵
Sareee「ありがとうございました」
本間「ありがとうございました!すみません!」
Sareee「久しぶりのストロングスタイル、帰ってきてですね、ちょっと一発目に巻けは自分の中で許されないと思っていたんですけど、タイガー・クイーン、ちょっとアイツを狙っていきたいですね。今日すごいワクワクしたんで。ちょっといつか近い内にシングルマッチに持っていきたいなと思いました。大丈夫?」
本間「はい!自分も、トーナメント、タッグのを出させていただいたりとか、クイーンさんと一番最初に3WAYで闘ったりして出させてもらってるんですけど、今日は一番後輩だったし、みんなにも自分が獲ることが一番この会場を盛り上げられると思っていたので、その気持ちで行ったし、自分で取る気持ちで行ってたのに不甲斐ない結果になってメチャクチャ悔しいんですけど、でも、これからSareeeさん、ずっとレギュラーで上がるっていうことなので、私、今日は組んでましたけど、Sareeeさんと闘ったこと1回しか無いんですよ」
Sareee「だよね」
本間「1回だけなんですよ。そのときも、あんまりリング上で対話できていない印象があるので、ここからこのリングで私はSareeeさんともやりたいし」
Sareee「大丈夫?秒殺しちゃうよ?」
本間「大丈夫ですよ!」
Sareee「今日の感じだとまだまだじゃないの?」
本間「まだまだと思われても仕方ない。今日の結果なら。自分でもわかってます。でも、そうじゃないと証明するためにもリングの上が一番大事だと思うので。リングの上で自分も立ち向かいたい気持ちでいるので、脳の片隅でいいので置いといてもらっていいですか?」
Sareee「OK。いつでもいいですよ。私とやる気が、覚悟があるなら」
本間「あります」
Sareee「楽しみですね、そういう選手がいるっていうのは。今日新たな発見になりましたね」
――クイーン選手は、シングルマッチをやりたいくらい刺激的だった?
Sareee「そうですね。刺激的ですよね。当たったこと無くても、試合したこと無くても、すごく気になる存在だったので。だって、女版タイガーマスクですよね?そりゃあ、すごいに決まってるじゃないですか。じっくり闘ってみたいです」
――年内通してオファーを受けているということで、今年の何処かでシングルをやりたい?
Sareee「そうですね。皆さんが見たいと思うなら、あるんじゃないですか?私はやりたいですよ」
佐山サトル総監&新間寿会長挨拶
“初代タイガーマスク”佐山サトル総監と新間寿会長が、初代タイガーマスク応援少年少女隊と初代タイガーマスクマスコットガールの野尻栞里さんらとともに入場。
新間会長「皆さんこんにちは。今日はご来場まことにありがとうございます。本当にありがとうございます。お礼を申し上げます。ありがとうございます。さて、鳥は泣けども涙を流さず、我らアントニオ猪木をしのび。涙乾く暇なし。アントニオ猪木が、この後楽園ホールの中で、このリングの中でどういう試合をしたか。あの人ほど、6m40の中で神と呼ばれる人は、彼が私は最初だと思っております。力道山先生のもとで、私もボディビルを一生懸命やりました。61歳のときには、150kgのベンチプレスを上げました。私が新日本プロレスに入って、一番心に残り、そして一番思いを残したのは、この隣りに座っているタイガーマスク、佐山サトルでありました。佐山サトルが興したこの団体こそが、私は力道山先生以来、連綿として戦う軍団であり、新日本プロレス、そして、その新日本プロレスの中で、『世界へ羽ばたける人間を、新間、お前が選んでくれたな』と、猪木さんに初めて褒められました。佐山サトルこそ、私が発掘し、そして6m40の中で興った本当に私が誇るべき、佐山サトル、タイガーマスクでございます。本当に、喜びを、私がこの6m40の中から、新日本プロレスという団体にいて、力道山先生の心をひいて、戦う軍団に、6m40の中の新日本プロレスのレスラーが戦い抜いてくれたことを私は誇りに思っております。平井の挨拶は、あまりにもすごい、素晴らしいもので、私の挨拶はこのくらいで辞めて、平井の挨拶の余韻にひたりつつ、私は話をしております。平井ちゃん、あんたはすごくなりましたね。鳥は泣けども涙を流さず、我ら泣かねどもアントニオ猪木を思い涙乾く暇なし、1年経ちまして、2年になって3年たって、今年は私は89歳、つい一昨日、私が呼ばれていった先にマスコミの仲のいい友達が10人おりました。そこでつけてくれたのは、不老不死の会。そこの名誉会長として新間さんを任命しますと、89歳になって不老不死はないだろう。しかし皆さん、タイガーのために、平井のために、そして今日の、このリングで戦うレスラーのために、来ていただいた奇跡は、私は本当にありがたい、心より御礼申し上げます。本当に今日はご来場まことにありがとうございました。佐山ちゃんよかったね。あなたと一緒で、もう何年も一緒にやっていきたいと思います。89歳頑張ります。平井、ローラー、孫を背中にしょって、10回でも20回でもまだ出来るよ。私の本当に思いをこめた孫でございます。初代タイガーマスクマスコットガール団長であり、そして副団長、孫娘の友達であります。本当に2人ともありがとうございます。ということで皆様このあとも。本当に今日はご来場まことにありがとうございました。佐山サトルさん一言」
佐山総監「本日はご来場いただきましてまことにありがとうございます。新間さんがローラーやってるのに影響を受けて毎日1000回ローラーをやる習慣をつけました。先程、控室にいて、選手が試合を終えて帰ってくる時に、僕の時代、試合を必死でやって帰ってきて『この試合はいい試合だったかな』『この試合でどれだけの人に影響を与えて夢を見させられたかな』と、そればかり考えていました。このリングの中に選手が、そういう気持ちで立っているということを皆さんご理解して、いい試合になるよう皆さん応援してください。それから、明日は新間寿の誕生日です。なんと89歳。僕とは50歳違います(笑)」
佐山総監と野尻栞里さんが新間会長へ誕生日の花束贈呈。
佐山総監へ関係者の方から花束贈呈が行われ、元ゴング副編集長の小林和朋さんが作った巌流島でのアントニオ猪木vsストロング小林戦のパネルが、スポーツ報知新聞社の福留崇広氏から贈呈された。
またストロングスタイルプロレスから売上の一部と募金で集めた能登半島地震への義援金が馳浩石川県知事へ送られることになり、江戸時代に石川県の山中温泉で創業した老舗旅館がスタートとなる加賀料理の料亭企業・株式会社大志満の大嶋さんに佐山総監から手渡された。
新間会長「一言言わせてくれ。ブル中野さん、私と同じように、つい先日WWEの殿堂入りを決めました。ブル中野さんに対し、私とタイガーから心よりお祝い申し上げる。今日来たファン方々にお知らせさせていただけましたらと思います。おめでとうございます」
<バックステージコメント>
新間寿&初代タイガーマスク
――改めて、新間会長へのお祝いこの言葉を贈りたいですか
初代タイガー「伝えてあります。メッセージを送りました」
――どんなことを書いたのでしょう
初代タイガー「秘密です」
――これから新間会長にどのような活躍を期待したいですか
初代タイガー「まだまだ、新間さんの頭脳が働くプロレス界ですから、もっと働かせてもらいたいです」
――新間会長、明日89歳の誕生日を迎えられるということでおめでとうございます。これからの人生の抱負をお願いします
新間「不老不死の会って言ってますから、私にはまだまだやることがある。それは私の人生の中で一番6m40の中で好きだったのは、アントニオ猪木とタイガーマスク。そして、タイガーが好きだった、ここに私は彼を育てたお父さん、お母さんを尊敬している。彼と会ったときに一番先に思ったことというのは、佐山っていう人間を育てたお父さんに会いたいっていう。この子を育てたお父さんはどういう人かなと。お父さんに会いたいつったら、『そのうちに』って。ゆっくりお話したこと無いよね、お父さん」
初代タイガー「無いと思います」
新間「この人の家を見に行ったんだ。下関に。木が一本立っててね。あの木を“タイガーの木”と呼んでいたんだ。すごかったよぉ、佐山は。梶原先生なんかもう震え上がってたもんね。猪木さんもそうだ。『新間、お前じゃなくて俺がタイガーのマネージャーをやったら世界一のスゴい男になるぞ』と言われたことがある。でも今日は本当に嬉しかった。一昨日、マスコミの人たちから言われた。不老不死の会。不老不死の会を作って、俺はいつまで生きてりゃいいのかなって。今、私は吉川英治を読み始めている。すごいよぉ。ほんとに。吉川英治って人は。本を読まない人間はダメだ。私は本当にそう思う。なにはともあれ、マスコミの人たちに、よーし俺たちもタイガーのリングでバトルロイヤルやってやろうっていう気を起こしてもらいたいよ。まずあなたたちが元気で、元気印で試合を取材してくれる喜びほど私の喜びに代わるものはなにもないってのに。昔の新日本プロレスに来ているマスコミは、ウチのリングでバトルロイヤルをやって、賞金10万年を取った。でもあれはテレビ局と東スポかなんかが2人勝負がつかなくて、5万ずつくらい分けたんだ。やる気ない?バトルロイヤル?やってくれよぉ~~。賞金10万円。それでみんなから10万から集めて賞金いっぱい集めて。やっぱり欲っていうものを持たなきゃダメなんだ。人間欲は必要ですよ。私は知識を深めるために本を読む。でもタイガーは好きだったなあ。外人レスラーたちが控室からでてきて試合を見るなんてことは全く無かった。それをタイガーの試合だけは外人レスラーたちが1人残らず控室からでてきて彼の試合を見ていた。これだけでもタイガーマスクっていうのがどれだけ人が喜ぶレスリングをしていたかって。佐山ちゃん、知らなかったろ」
初代タイガー「知らなかったです」
新間「でもマジソン・スクエア・ガーデンのときはスゴかったねえ。最初はあんな変なもん被ってってヤジも多かった。でもビンスの奥さんが言ったんだ。新間さん、今彼らはなんにもしらないでタイガーのことをヤジっているけど、あと2~3分経ったらこれが歓声に変わる。本当にそうだった。藤波のデビュー戦、タイガーのデビュー戦、本当にすごかった。こんな2人を育てたアントニオ猪木って人もすごかったね。猪木さんは奥さん、倍賞美津子さん、女房が変わるたんびに悪くなっていったよ。最悪の女房がいたよ!どうしようもない!猪木さんは本当に友達をなくした。亡くなったから言うわけじゃない。生きてるときから言ってた」
初代タイガー「あと20年は元気でいてください(笑)」
新間「バトルロイヤルやろうよぉ。ぜひ」
――佐山先生、最近の体調は
初代タイガー「最近はちょっと足が悪いです。3日前くらいはすごくよかったです」
新間「今日は一番悪かったね」
初代タイガー「今日は足が悪いです」
新間「つっかえて歩くようなこと、初めて見てビックリした」
初代タイガー「ずっと座ってたんで」
新間「でも佐山サトルは本当に多くの人に夢を与え喜びを与えたよ。アントニオ猪木という人もそうだったけどね。本当にそういう人たちを、新日本プロレスの6m40の中で一緒に喜びを味わえたっていう、そういう幸せを私はいまだに忘れられない。新日本プロレスのレスラーたちこそ、猪木さんとタイガーと藤波と長州と坂口さんと、一緒になってトレーニングをやって6m40の中に我々は神を生んだ。神様が6m40の中にいた。こんな人々に喜びを与え、これは素晴らしいもんだって拍手を送り、自分も一緒になって闘う気持ちを彼らに我々ファンに与えてくれた新日本プロレスのレスラーたちは私は世界に誇れるものだと自負心を持ってますよ。またそれを一緒になって報道してくれたマスコミの人たち。あの頃、マスコミのバトルロイヤルがあったなんていうのは信じられないよ。それだけ自分たちも一緒になってやっていたんだ。だから新日本プロレスの社員旅行にはマスコミの人たちも自分たちもついて行っていいかって、大広間でもってプロレスをやっていたんだ。すごかったなあ~。東スポの社長なんか、腕を脱臼かなんかしちゃったんだよな。すごかったよぉ。それだけプロレスというのは人に喜びを与え、自分たちもレスラーみたいに強くなろうという夢を多くの人々に与えた。来年はパラオに行こう。ペリリュー島に行って、1ヶ月、1万名が玉砕を果たし、アメリカの第一海兵師団を完膚なきまでに撃滅し、アメリカの第一海兵師団がペリリュー島の砂浜を血で染めたと。その血の色がオレンジに染まった。オレンジビーチと呼ばれるアメリカ海兵師団が上陸したビーチがある。それくらい日本軍は強く、1兵も残さず戦い抜いた。やっぱり大和魂ってのは必要ですよ。タイガーにはタイガー魂がある。私見てたって。みんないっしょになって気持ちを持って報道してくれる。こんな喜びはありません。皆さんに感謝を申し上げます。ありがとうございます」
第4試合
先発はウルフとスーパー。ロックアップからウルフがロープに押し込みクリーンブレイク。
ロックアップからウルフが投げ捨て、スーパーを挑発するとスーパーはローキック連打。さらにミドルからタックルも、がっちりと受けたウルフの足を刈って倒したスーパーがスリーパーを狙うが、グラウンドの攻防から両者立ち上がる。両者タッチ。
関本と船木となり、船木は引き込んで三角絞めを狙うが、関本は逃れるも船木はネックロック。関本はロープに足を伸ばしブレイク。
船木が首を掴んで引き込み腕ひしぎを狙うが、耐えた関本にアキレス腱固め。関本はこれを抜けてスタンドからガードポジションになり、船木が三角絞めも関本は力任せに担ぎ上げるも船木は三角絞めを離して逃れてスタンドへ。
ロックアップから関本がヘッドロックで捕らえるが、船木がヘッドシザースで抜けるとハイキック。避けた関本のラリアットも船木が避けて両者タッチ。
サスケと村上となり、村上がローを打ち込んでいき、手4つを狙うがサスケが応じようとするとミドルキックで倒しストンピング。さらにマウントエルボーからキャメルクラッチ。サスケは指に噛みついて逃れるが、村上は膝十字。サスケが回転して膝十字も、村上はロープを掴みブレイク。
サスケはストンピング連打も、村上は足を掴んで引き倒すと急所へのストンピングから首投げで倒し背中にサッカーボールキック。フォールも2。
村上はウルフの足にサスケを叩き込みタッチ。
ウルフと村上でサスケの顔面を踏みつけ、これを離すとウルフはコーナーにサスケを押し込み背中をひっかく。ウルフは関本にタッチ。
関本はバックブリーカーからロープに振ってベアハッグ。そのまま投げ捨て、コーナーに押し込みマシンガンチョップ。さらに串刺し攻撃も、避けたサスケがナックルからコーナーに上りダイビングローリングネックブリーカードロップ。サスケはタッチしようとするが村上が足を掴んでカットして羽交い締めにし。そこへウルフがランニングエルボーも、サスケが避けて村上に誤爆させるとサスケは船木にタッチ。
船木は関本にミドルキック連打からボディに膝蹴り連発。コーナーに振って串刺し攻撃も、これを関本がショルダータックルでふっ飛ばして迎撃しウルフにタッチ。
ウルフはぶちかましからフォールも2。
ウルフは投げようとするが、船木が切り返すとボディに膝蹴りから首投げで倒しPK。フォールも2。
船木はスーパーにタッチ。
スーパーがローキック連打からソバット。コーナーに振って串刺しジャンピングエルボーからネックチャンスリーで投げ捨てフォールも2。
スーパーはチキンウィングフェイスロックからミドルキックも、キャッチしたウルフがエルボーからエルボースマッシュ。ウルフは村上にタッチ。
村上がナックルのラッシュも、スーパーは突き飛ばして距離を取るとトラースキックからジャンピングニー。スーパーは強引に担いでツームストンパイルドライバーからフォールも2。
スーパーは投げようとするがウルフがカット。
ウルフがスーパーをダブルアームスープレックスで投げ捨てると、村上がSTOからフォールもサスケがカット。
村上は左右の掌底連打で倒し、スリーパーで絞り上げるとこれでレフェリーが試合をとめるが、村上は腕を離さず。
船木と関本が村上を引き剥がした。
第5試合
ダーカーズが奇襲し場外乱闘で試合開始。リングに戻るとチーターが薮下をロープに押し込み薮下の黒帯でチョーク攻撃。エプロンからDタイガーも顔面を蹴りつけ、これを離すとチーターがボディスラムで叩きつけDタイガーにタッチ。
Dタイガーはストンピングから帯でのチョークで首投げ。そのままTシャツでスリーパーもレフェリーが注意。
Dタイガーはコーナーに振って串刺しニー。薮下はサミングも、抜けたDタイガーがボディに膝蹴り連発。
Dタイガーは顔面を踏みつけ、これを離すとコーナーに叩きつけチーターにタッチ。
チーターはブラックボードでチョーク攻撃。これを離すとスリーパーで捕らえ、チーターがこれを離して挑発。
ビンタの打ち合いからチーターがロープに押し込み、チョーク攻撃からロープに振っていくが、薮下が旋回式フェイスバスターからバックの取り合い。Dタイガーが入ってくるが、薮下が2人まとめて払い腰からジャガーにタッチ。
ジャガーはビッグブーツからDDT。ストンピング連打から引き起こすが、チーターがサミングからロープに飛んでネックブリーカードロップ。フォールも1でサミング攻撃をしたためレフェリーが注意。
チーターはコーナーに振って走り込むが、ジャガーはカカト落としで迎撃すると走り込むも、チーターがコードブレイカーで迎撃しロープに飛ぶ。薮下がエプロンから蹴りつけ、ジャガーとともにダブルのブレーンバスター。ジャガーは薮下にタッチ。
薮下はフォールも2。
薮下は脇固めを狙うが、耐えたチーターにスクールボーイも2。
薮下はコーナーに振って走り込むが、避けたチーターがボディに膝蹴りからコーナー上に逆さ吊りにして串刺しボディスプラッシュ。チーターはセントーンを投下しフォールも2。
チーターは投げようとするが、耐えた薮下がジャガーから帯を受け取りムチのように帯攻撃連打。チーターがなんとかキャッチして引っ張り合いになると、チーターが裏拳からバックドロップで叩きつけフォールも2。
チーターはタッチ。
Dタイガーがコーナーに振って串刺しバックエルボー。チーターも串刺しボディスプラッシュから、Dタイガーが木刀攻撃。さらに木刀を使ったチョークも、レフェリーが注意するとフロントネックで捕らえるが、ジャガーがカットすると薮下とともにダブル攻撃を狙う。Dタイガーが避けると薮下にリバースDDTからフォールも、セコンドの佐藤綾子がレフェリーの足を引っ張って場外に引きずり落とすと、薮下とともにDタイガーをロープに振ってダブルのビッグブーツからフォールも2。薮下はジャガーにタッチ。
ジャガーはローリングかかと落としからフォールも2。
ジャガーはコブラツイストで捕らえ、薮下もチーターにコブラツイスト。
Dタイガーは力任せにシュバインで叩きつけ、チーターとともにロープに振るも、ジャガーはダブル攻撃をキャッチしてチーターの足を刈って倒すと、その上にDタイガーをカニバサミで叩きつける。
薮下がイスを投げ込み、ジャガーのイス攻撃と薮下の帯攻撃をDタイガーに交互に連打。さらに薮下が帯でチョーク攻撃からイスに座らせて両側から引っ張る。レフェリーが反則カウントを数えると、ジャガーと薮下はロープに飛ぶが、場外からチーターが足を掴んで倒すとDタイガーがケンカキックで場外に叩き出す。そこへチーターがエプロンを走り込んでのクロスボディを発射するが、ジャガーが避けるとエプロンからのローリングかかと落とし。チーターが避けて薮下に誤爆させると、ジャガーをリングに投げ込み、Dタイガーとチーターでダブルのバックドロップ。
チーターがシャイニング式の延髄切りからDタイガーがリバースタイガードライバー。フォールも薮下がカット。
チーターがブラックボードでジャガーの脳天を殴りつけ、Dタイガーがブレーンバスター。フォールも2。
Dタイガーはチョークスラムを狙うがジャガーが丸め込み3カウントを奪った。
<試合後コメント>
ジャガー横田&藪下めぐみ
――見事防衛に成功されました。おめでとうございます
2人「ありがとうございます!」
――DarkerZと闘ってみていかがですか
ジャガー「いやあ、やっぱり向こうの気持ちとしては自分の団体のベルトということで。『来るな』とは思ったんだけど、結構来たね。ホント、頭かち割れるかと思った。私も悪役の端くれなので、もうちょっと行かなきゃダメだなという反省点はあります。藪、捕まっちゃったもんね。そういうところがうまくなってますね。相手を褒めるのも癪だけど、私たちも強化していかなきゃいけないなと。このベルトはクイーンも狙ってくると思うので、そのためには私たちがもっともっと力をつけていかないと。ベルトっていうのは持ってから力がつくものだと思うので。定着させてなきゃいけないなと。危なっかしい勝利じゃないけ無いなという反省点があります」
――試合後に挑戦者が名乗りを上げてきませんでしたが、次は誰に挑戦してほしいですか
ジャガー「希望というよりも、『このベルトをジャガーから獲ってやろう』って気持ちのある人が挑戦してきてくれたら嬉しいですね」
――クイーン選手にも取りに来てほしいですか?
ジャガー「奴は私に負けて泣くくらい悔しがっていたので、練ってるとは思いますけどね。ペアを誰にするかとか考えてると思います」
第6試合
間下がハイキックを打ち込み、アレクはリングを回るが間下はロー。
アレクがタックルも、間下はキャッチするとロープ際での攻防に。間下は一度離れる。
間下がローも、アレクがタックルでテイクダウンを奪い膝十字を狙うが間下は急いで場外に抜ける。
リングに戻り、間下がミドルキックを打ち込んでいき、アレクがキャッチするとヘッドロックで絞り上げる。
間下がエルボーで逃れるとアレクはロープに飛んでショルダータックルの打ち合いへ。
アレクのラリアットを避けた間下がショルダータックルでふっ飛ばし、場外へ逃れたアレクへエプロンを走り込んでのサッカーボールキック。
そのまま場外に降りてミドルキック連打からエプロンに叩きつけ、リングに投げ入れると間下が近づく。
だがアレクは急所へのヘッドバッド。怒った間下がローキックからヘッドバッドの応酬。間下が投げようとするがアレクがフロントネックロックで捕らえるも間下はロープに下がりブレイク。
アレクはエルボースマッシュ連発からヘッドバッドを叩き込み、ロープに振ってスパインバスター。さらに渦潮スイングからフォールも2。
アレクはスリーパーで捕らえ、間下はロープを掴みブレイク。
アレクはロープに振ろうとするが、耐えた間下の腕にエルボーからヘッドバッド連発。ロープに飛ぶが、間下はラリアットで迎撃する。アレクはダウン。
間下は串刺しバックエルボーからロープに飛んでフロントハイキック。さらにロープに飛んでビッグブーツからランニングローからミドル。ロープに飛んでビッグブーツで倒しフォールも2。
間下はクロスフェイスで捕らえるがアレクはロープに足を伸ばしブレイク。
間下は首投げから背中にサッカーボールキック。さらにFSRを狙うが、アレクがフロントネックで絞り上げて耐え、これを離すと背中にエルボー連打からダブルアームで前に叩きつける。
アレクはジャーマンスープレックスホールドも2。
アレクはドラゴンスープレックスの体勢も、耐えた間下にタイガースープレックスの体勢。それでも耐える間下の後頭部にヘッドバッドから、ブレーンバスターを狙うも間下がバックドロップで切り返す。ダブルダウン。
カウント8で立ち上がった間下がバックドロップか2連発からフォールもアレクはロープに足を伸ばしブレイク。
間下はジャンピングカラテキックから延髄切り。ロープに飛んで顔面へのジャンピングカラテキックを叩き込みフォールも2。
間下はタイガースープレックスホールドで3カウント。
間下「アレクさん、今の、アレクサンダー大塚と戦えて俺幸せです。また強くなれましたありがとうございました。ちょっと喋ってもいいですか?この、ストロングスタイルのリング、どうしても、どうしても戦いたい奴がいる!村上和成!リング上がってこい!(村上がリングへ)村上和成、このベルトをかけて、試合しようじゃねーか」
村上「おい小僧!お前ほんとに腹くくってんだろうな?その言葉この野郎お前、ウソじゃねーだろうな?」
間下「ストロングスタイルプロレスのリングで嘘はつかない!俺はあんたと戦いたいんだよ!」
村上「上等だよ!やってやろうじゃねーか!」
間下「次の挑戦者は村上和成で決定だ!ストロングスタイルプロレスは、この俺、間下隼人が引っ張っていく!文句ねーな!ありがとうございました!」
<試合後コメント>
間下隼人
「インタビューでは答えたんですけど、2016年9月15日に私は入門して、その5日後にストロングスタイルプロレスの前身団体の興行がありました。本当に、田舎から出てきたチンピラのような僕だったんですけど、当時桜木師範に連れて行かれて、選手に挨拶をして回ったんですけど、ほとんどの人は無視で(笑)その中でアレクさんだけが『佐山先生のお弟子さんは大変だと思うけど頑張って』って。その言葉にどれだけ救われたか。16年半……もう17年か。それくらいかけて、当時の雲の上の存在だった人と試合ができて、本当に幸せです。アレクさんが早かったとか、俺が遅かったとかじゃなくて、今。今、アレクさんも俺も生きてるんで。次は村上和成を倒します」
――村上選手を指名した理由は
「あんまりこういうこと言うのはアレかもしれないですけど、僕のスタイルの模範になっているというか、すごくプロレスファンのときに好きだったんです。あの狂気が。あんまりいないじゃないですか、今。当時から震え上がって会場とかで見てたんですけど、やっぱりあんまりこういうの言わないほうがいいんでしょうけど、スーパー・タイガーは2連敗しちゃってるし。ここはやっぱり同門として仇をとらないと。それで精算させます」
――一番村上選手を見ていた時期は
「2002年とか、魔界倶楽部のときとかすごい好きでしたね。メチャクチャするじゃないですか。セオリーがないというか。僕(出身は)福岡なんですけど、ああいう選手がすごく好きな人が多くて。日高コーチやジャガーさんからは『憧れを捨てろ』と言われているんですけど、僕としては憧れが捨てられなくて(笑)でもリングに立ったら結果だと思うんで。ストロングスタイルプロレスのリングでしか出来ない闘いだと思うんで。今をしっかり生きて、6月、村上和成としっかり闘いたいと思います。今の僕は強くなっているんで」