【試合詳細】3・24 アクトレスリング後楽園ホール公演 【AWGシングル王座】茉莉vs澄川菜摘 未依&入江彩乃vs皇希&後藤智香 惡斗&山中絵里奈vs松井珠紗&山田奈保 夏葵&汐月なぎさvsCHIAKI&千夜ヒナタ

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『ACTwrestling 後楽園ホール公演』
日程:2024年3月24日(日)
開始:11:45
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:670人

▼Tag match
[真夏の汐風]○夏葵/汐月なぎさ
8分23秒 キューティースペシャル
CHIAKI/●千夜ヒナタ

▼3x3 Tag match
[蛇道衆]MARU/●岩井杏加/ブルドーザー轟
9分4秒 蒼天カサドーラ
なる/水嶋さくら/○福永莉子

▼3Way match
○キラ☆アン/荒幡寧々/アレン/グレート朝子
10分7秒 仏陀シュート→片エビ固め
才原茉莉乃/●蓮燦/CatMASK calico/ゆふぁ
※もう1組は石川はるか/研菜々美/青葉ちい/天職ゆい

▼Tag match
惡斗/●山中絵里奈
10分43秒 マ・ツイカワイストラル
[てっぺん☆]○松井珠紗/山田奈保

▼Single match
○青野未来
9分2秒 ラリアット→体固め
[update+]●かなみっく

▼Tag match
●未依/入江彩乃
10分13秒 アックスボンバー(仮)→片エビ固め
[The Royal/ロイヤルツインタワー]皇希/○後藤智香

▼AWG Single Championship Point match
【王者】●茉莉
15分24秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
【挑戦者/The Royal】○澄川菜摘
※第2代王者が2度目の防衛に失敗。澄川が新王者となる。

澄川が10年の思いを込めてAWGシングル王座戴冠!タッグ王座が創設され初代王者トーナメントが開催へ!松井が盟友・朝陽さんに勝利を捧ぐ!

オープニング


 和風の衣装に身を包んだアクトレスガールズが『宵々古今』『Love Riddle』に乗ってダンスパフォーマンスを披露。
 この日のセンターダンスはメインでAWGシングル王座をかけて闘う茉莉&澄川が務めた。

第1試合


 後楽園公演初戦は千夜ヒナタのデビュー戦。パートナーはCHIAKI、対戦相手は“真夏の汐風”夏葵&汐月が務める。

 千夜は真夏の汐風と何度も握手してから試合開始。
 CHIAKIと夏葵の対面でゴング。リストの取り合いからCHIAKIが夏葵のドロップキックをかわしてドロップキック。夏葵も即座にネックスプリングで起き上がってクリーンブレイク。両者タッチ。
 千夜と汐月の対面。汐月がコーナーに叩きつけて串刺しドロップキックから逆エビ固めで捕らえて速攻勝利を狙う。汐月は千夜をロープにくくりつけて「ヒナタ!デビューおめでとう!」と祝福のマシンガンチョップ。夏葵にタッチ。

 夏葵は「デビューおめでとう!」と祝福のサッカーボールキック連打。夏葵が胸板への強烈なエルボーを打ち込んでいくが、千夜もエルボーで打ち返して首固め。両者にタッチ。


 CHIAKIは汐月に顔面ウォッシュ。汐月は得意の逆水平チョップ、CHIAKIはエルボーで打撃戦へ。汐月が腕を取りながらのマシンガンチョップを見舞いコードブレイカーからドロップキック。夏葵が入ってきて連携へ。夏葵の水面蹴り+汐月の逆水平チョップから腕を組んでの友情エルボードロップ。さらに汐月が必殺のメイルストロムボムで叩きつけるもカウント2。夏葵にタッチ。
 夏葵はCHIAKIにドロップキックから串刺しジャンピングニー、往復フットスタンプと猛攻。ロープに飛ぶも、CHIAKIがスピアーで突っ込む。夏葵も追走ジャンピングニーからハイキックを叩き込み、コーナートップからダイビング・フットスタンプ。これは千夜がカット。夏葵がロープに飛ぶも、CHIAKIがパワースラムで迎撃。千夜にタッチ。

 CHIAKIのスライディングキックから千夜がボディスラムを狙うが、夏葵が逆にボディスラム。夏葵がハイキックを発射も、千夜がかわしたところにCHIAKIが突っ込んできて夏葵にスピアー。CHIAKIが汐月をアルゼンチン・バックブリーカーで担ぎ、夏葵の上にアルゼンチン・バスターで落としたうえで側転ダブルニードロップ。

 猛アシストを受けた千夜が夏葵にドロップキック。ロープに飛ぶも、夏葵がガットショットで止めてジャンピングニー。さらに夏葵がキューティースペシャルで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>

CHIAKI&千夜ヒナタ
CHIAKI「千夜ヒナタ、デビュー戦ということで。そんなにいうほど時間は限られてたんですけど、その短い間でも自分なりにどうやってアクトレスガールズの選手としてやっていったらいいかっていうのをすごく考えながら頑張っていたので、無事に今日を終えられてよかったです」
千夜「想像以上にあっという間に試合が過ぎてしまって。緊張する暇もなく。緊張して周りもお客様も見えなかったんですけど。あっという間でした」

――デビュー戦とは思えないほど堂々としていました
千夜「ホントですか?ありがとうございます。あっという間に終わってしまいました。心強いCHIAKIさんというタッグパートナーがいたので楽しかったです」
CHIAKI「2戦目が楽しみです、私は」

――アクトレスの方は他に本業が有る方が多いですが、千夜さんはどうでしょう
千夜「アクトレスガールズを始める前までは事務員として働いていました。知り合いに声をかけていただいて、アクトレスガールズに入ったんですけど、アクトレスガールズの練習が昼間に有るって聞いたんで、そのために昼間の事務員職をしている暇が無いので辞めて。今はアクトレスガールズ以外だとレストランのバイトしかしてないです」

――お名前で検索するとレディ・ハピネスのタレントという情報が引っかかるのですが、そちらについては
千夜「レディ・ハピネスは結婚相談所もやってるところなんですけど、たまにアクトレスガールズの公演でキッチンカーを出したりしています。そちらでは結婚相談所の皆さんの写真を撮ったりとか、そういう仕事もしてます」

――タレントとして紹介されていたのですが、タレントもやっている?
千夜「一応タレントではあるんですけど、人前に出ることっていうのはアクトレスガールズが初めてで、他のことはこれからやっていく感じです。すべてに於いてデビューです(笑)」

――これから継続的に試合はしていきたいですか
千夜「はい。やっていきたいと思っています!事務員を辞めて、アクトレスリング一本でやっていきます」

――今後の目標、アクトレスの中で尊敬している方などを教えて下さい
千夜「目標……難しいですね(笑)ついこないだ声をかけられて、元々プロレスを知らない状態で、なんのポテンシャルも無いところから始めたので、まだまだたくさん目標があるというか。最初からチャンピオンとは言えないですけど(笑)目標は高く持っていきたいですね。尊敬している方は、タッグパートナーになっていただいたCHIAKIさん。温かくて、こういう先輩になって後輩たちの心強い居場所になりたいです。いつかCHIAKIさんともシングルで闘えるようになりたいです」

第2試合


 試合前の握手を拒否した蛇道衆が奇襲して試合開始。
 なるをコーナーに振った蛇道衆がトレイン攻撃。岩井がなるにラリアットを発射も、かわしたなるがコルバタを発射。岩井はこれを着地させるも、なるが即座にドロップキック。水嶋にタッチ。
 水嶋がクロスボディを発射も、岩井がキャッチしてボディスラム。MARUにタッチ。
 MARUが水嶋にフットスタンプ連打からサーフボードストレッチで捕らえながらの顔面踏みつけ。そのまま腕十字に入ると、なる&福永がカット。蛇道衆は相手3人をロープにくくりつけてポーズを決め、MARUが水嶋にスピアーから低空ドロップキック。カバーに入るも、水嶋がブリッジで抜けてロープに飛んでドロップキック。水嶋はキルスイッチを狙うが、轟がカットしてタッチを受ける。

 轟は串刺しボディスプラッシュからラリアットを狙うが、かわした水嶋が笑顔120%スクールボーイ。これを岩井にカットされた水嶋が福永にタッチ。
 福永は轟にエルボー連打も、轟は両手を広げながらノーダメージをアピール。福永がミドルキックを発射も、轟がキャッチして振り払い轟が「シャシャシャのシャーッ!」とモンゴリアンチョップからラリアット。さらにレイネーラ・ドロップで叩きつけMARUにタッチ。
 MARUは福永にダイビング・フットスタンプ。MARUが「起きろコラ!」と挑発すると福永はエルボー猛連打。MARUはスタナーからコーナーに振ろうとするが、振り返した福永が串刺しバイシクルキックから阿吽。なるにタッチ。

 なるはMARUにミサイルキックからジャンピングDDT。さらにおくるみプレスを狙っていくが、轟が妨害。MARUが串刺しスピアーからマフラーホールドに捕らえる。さらにMARUがダイビングフットスタンプ、岩井がダイビングニードロップ、轟がダイビングボディプレスの三重奏。


 岩井と福永の対面。福永がステップ延髄を決めるも轟が竹刀攻撃でカット。MARUが福永の首をチェーンで縛り上げてイスに座らせ、そこへ岩井がドロップキック。岩井がデスバレーボムで叩きつけるもなるがカット。なるが岩井&MARUを2人まとめてDDTで突き刺し、MARUにおくるみプレスを見舞って排除。岩井がなるをイスで殴りつけて排除。水嶋が岩井をノーザンライト・スープレックス・ホールドで叩きつけ、福永がショットガンドロップキックで追撃。福永がバズソーキックからビッグブート。さらにロープに飛ぶが、素早くバックを取った岩井が河津掛けから顔面への低空ドロップキック。岩井は「終わり!」とコーナーに上がり、ダイビング・ニードロップを発射。

 これをかわした福永がカサドーラで丸め込んで3カウントを奪った。

MARU「(※露骨な鳴き真似をしながら)うわぁあ~~ん!負けたぁ~~~!!って泣くわけねーだろーがバーカ!でも、こんな即席タッグに負けてて、ウチらヤバくね?やべーよなあ?こっからもうこの蛇道衆のナンバーワン、ナンバーツーの岩井、お前もっとガンバレよ!こっから這い上がろうぜ!で、轟!一緒に這い上がろうぜ!アレンが卒業しても、蛇道衆はこれからどんどん盛り上げていくから、夜露死苦ッ!シャーッ!」

<試合後コメント>

なる&水嶋さくら福永莉子
福永「私はビーリベにいたんですけど、大阪公演で抜けてから今回のベビーターンして参戦となりました。私が後楽園ホールで自力で勝利するのが初めてで、本当にありがとうございます!ちょっと時間がかかりましたけど、ここまで来れて嬉しい気持ちでいっぱいです。前回の大阪公演とその前の新木場でも蛇道衆、主にブルドーザー轟なんですけど、あれはちょっと蛇道衆にお誘い受けてまして。んなもん入るわけねーだろと(笑)今回勝てたので、先に言っとくと蛇道衆には入りません!これから私はどうしていこうかなっていうのは皆さんお楽しみにしてご期待ください♪なるちゃん、さくらちゃん、ありがとうございました!」
水嶋「最近update+で活動してることが多かったので、update+の人と試合をすることが多くて。後楽園ホールでなるさん、莉子さんと。莉子さんとはデビューも一緒で、なるさんは先にデビューしてるんで先輩では有るんですけど、この3人で組んで後楽園ホールに立てたというのがすごい嬉しかったし、楽しかったです。私個人的な話だと、前に蛇道衆と後楽園でやっててボコボコにされて悔しい思いをしたので、今日勝つことが出来てよかったなと個人的に思います」
なる「私は2年くらい前の大阪、コレガスタジオで初めて3人で組んで。言うて、そのときはみんなド新人で、先輩からホント受け身からだったよね。みんなの技の受け身とか分かんない状態で試合してたのが、今回2年経って、私もそうだし莉子もさくらも同期みたいなもんなんで。全員がみんなの技を受けられるようになってて。それで成長して今回大阪で莉子が蛇道衆に誘われてるのを見て。ネッツで。個人的にビーリベの莉子もカッコ良かったけど、最初のこのかわいい感じが私的には好きだったんで。言い方はアレだけど、戻ってきてくれてめちゃくちゃ嬉しい(笑)ビーリベだったから組めなかったんで、もしかしたら今後組めるのかなとか思ったり。さくらはちょっとupdate+の未依さんに『貸して?』って言って(笑)貸してもらってこの3人でまた組みたいなと。このちっちゃい派手組で(笑)また組めたら。莉子は今回後楽園で初勝利おめでとう!」
福永「みんなのおかげ!」
なる「また頑張って勝てるようにやっていきましょう!」
福永「上を目指して頑張っていきましょう!」

第3試合


 この試合がアレンのアクトレスラストマッチ。

 天職、才原、朝子の対面で試合開始。3人が三つ巴で手4つで組み合おうとしていくが、ゆ~っくり離れていった朝子が首を掻っ切るポーズで挑発。2人からガットショットを受けた後にロープに振られた朝子はスライディングのようななにかで場外に脱出。すかさず才原がスクールボーイで丸め込んでいくが、アレンが傘でぶん殴ってカット。ずっといっしょに戦ってきた愛傘がへし折れる。そのままアレンが才原&天職にダブルDDTからダブルフェイスクラッシャー。引き起こそうとしたところで天職がアレンをリバースゴリースペシャルに捕らえ、カットに来た石川を才原が担ぎ上げ、天職とショルダースルーの競演。
 青葉とcalicoの対面。calicoのラリアットをかわした青葉が後方回転エビ固めを狙うが、calicoが後転で脱出。青葉&研、石川&天職がそれぞれアレン&calicoに串刺し攻撃を見舞っていく。

 さらに石川が「1!」、青葉が「2!」、天職が「3!」、研が「4!」と叫びながら順番に担ぎ上げて同時にボディスラムを見舞う四重奏。これはアン&荒幡がカットし、倒れた4人の上を朝子がでんぐり返しで通って潰していく。朝子がペットボトルから水を口に含み、そのまま噴射するかと思いきや普通に飲み込んでボトルを片付けに行ったため全員同時にずっこける。 
 研がcalicoをエルボー連打からをカニバサミで倒してフロントネックロックからDDT。ロープに飛ぶも、荒幡が飛び込んできて喉輪で研を止め、calicoとともに合体STO。calicoがロープに飛ぶも、荒幡がキャッチしてブレーンバスター。荒幡が倒れた2人を並べ、まとめてセントーン。
 アンが出てきてcalico、研、石川、才原、天職、ゆふぁ、青葉と次々とハイキックで倒していく。勝ち誇るアンを残るメンバーが取り囲んで袋叩きに。

 calicoがアンを首4の字固めで捕らえたのをキッカケに次々と各選手の首4の字がつながっていって数珠つなぎに。カットしようとした荒幡を蓮燦が捕らえ、「蓮さま蓮さまぁ~♪」と歌いながらロープ渡りを行っていくが、朝子がロープを掴んで跳ね回ったため蓮燦が落下。そのまま蓮燦が荒幡にロープアームブリーカーを見舞った形に。
 朝子は首4の字の数珠つなぎをじっと見つめてからコーナーに上っていき、リバースドラゴンリングインら安全式ムーンサルトで数珠つなぎを押しつぶす。
 朝子が石川と荒幡を引き起こし、なにか技を出すのかと思いきや2人を向き合わせて「ファイッ!」とレフェリーごっこをしてから場外に転がりでていく。
 石川と荒幡がエルボー合戦。ゆふぁが荒幡を羽交い締めにして石川がスピアーを発射も、これがゆふぁに誤爆。荒幡が石川をブレーンバスター。石川も荒幡をブロックバスター・ホールドで叩きつけ、コーナーにくくりつけて串刺しスプラッシュからリバーススプラッシュを発射。これを荒幡がかわすと、自爆して寝転ぶ石川にゆふぁがダイビング・フットスタンプ。ゆふぁが石川に「いってらっしゃい!」と極楽ドン。calicoが石川にハイキックからカバーも総出でカット。才原らのチームがアンらのチームをそれぞれコーナーに振って串刺し攻撃も、かわして逆に串刺し攻撃。
 アンが蓮燦にかかと落としからソバット。ロープに飛んでラリアットを狙うも、蓮燦がキャッチしてコンプリートショットからバックドロップを狙う。ここに青葉が加わってアンに合体フェイスバスター。

 青葉がアンにフィッシャーマンズ・スクリューを見舞ってからコーナーに上っていくが、下から才原が捕獲。ならばとゆふぁがアンを捕獲して別コーナーに連行し、蓮燦がアンにダイビング・クロスボディを見舞ってから連続体固め。ここで全員がリングになだれ込んできて大混戦に。そのさなかで才原が青葉にどんぐりクラッシュ。青葉も負けじと才原にドロップキック。アレンが天職に急角度DDT。蓮燦がアレンに変形CTB。研&荒幡が蓮燦にサンドイッチ攻撃を狙うが、蓮燦がかわしたため正面衝突。2人に対して蓮燦&ふふぁがドロップキックの編隊飛行。その2人をアンがダブルラリアットでなぎ倒す。

 アンが蓮燦にをかつぐと、朝子がぬるりとリングに上って蓮燦の顔面に毒霧。アンが蓮燦をリバースUクラッシュで叩きつけ、アンが仏陀シュート(※仏陀ポース式ダイビングダブルニードロップ)で3カウント。

<試合後コメント>

アレン
「試合が試合だけに、なにがなんだか(笑)しかも最後に隣に変なのがいるし。でも、アクトレスリングでデビュー戦が新宿FACEで、入江彩乃さんと荒幡寧々ちゃんと3WAYで始まったんですけど、最後に荒幡寧々ちゃんが隣にいてくれたっていうのが個人的にはすげー嬉しくて。で、これも個人的なことなんですけど、天職ゆいちゃんが一応デビュー戦のときに、3vs3だったんですけど、最終的に3vs1みたいな感じでデビュー戦を飾らせていただいてるから、それもまたゆいちゃんが対角にいてくれたのも嬉しかったし。みんな『アレンさんと一緒だから』って考えてくださったりしてたのが本当に、全部嬉しくて。お客さんもたくさん来てくださって。なんかもう、『終わっちゃうのかぁ~』って感じです。ありがとうございました!」

――今後の活動について
「今後はまだちょっと決まってないんですけど、芸能活動は続けていくつもりで。元々舞台は好きだったのでやれたらやりたいし。あと、Xとかでちょこちょこつぶやいてるんですけど、音楽をやりたくて。そっちもちゃんとやっていけたらなというのがあります。なんかいいご報告が出来るように頑張ります!(※ひん曲がった傘を掲げて)こんなんなっちゃったぁ~(笑)これあと誰が引き継ぐのかな?欲しい人いるのかね。それもまた乞うご期待ですね!ありがとうございました!」

第4試合


 惡斗と松井の対面でゴング。ゆっくり歩み寄り、いきなりの激しいエルボー合戦を展開。惡斗がドロップキックでふっ飛ばし、エリナ様にタッチ。
 エリナ様がドロップキックからロープに松井の顔面をこすりつけ、貫通ビッグブートを発射。松井がかわし、山田がエプロンからスタナー。
 山田がタッチを受け、足4の字固めからフィギュアエイト。これをローリングで抜け出したエリナ様がリバース・フィギュアエイトでお返し。これは松井がカット。
 2人で連携を狙っていくも、エリナ様が誤爆させて2人まとめて串刺しジャンピングキック。コーナーに叩きつけて2人にまとめて顔面騎乗ブロンコバスターで腰振り。惡斗にタッチ。
 惡斗は山田をロープに宙吊りにしてボディへの串刺しドロップキック。さらに変形カベルナリオからエリナ様、惡斗がそれぞれフェイスクラッシャー。惡斗がロープに飛ぶも松井がカットし、てっぺん☆でダブルドロップキック。山田がリバースタイガードライバーを狙うが、惡斗が振り払ってスイング式フロントネックロックを狙う。山田がこれを丸め込みで切り返してダイヤル固め。さらにペディグリーからコーナーに上ってダイビング・フォアアーム。松井にタッチ。

 松井はコーナーに上ってセカンドからのムーンサルト・プレス。これはエリナ様がカットも、松井が惡斗&エリナ様をまとめてランニング・ネックブリーカー・ドロップ。松井がロープに飛ぶも、惡斗がスクールボーイからのマフラーホールド。松井が脚力だけで振り払ってクロスフェイス。惡斗が立ち上がって腰投げから足を取ってマフラーホールド。スタンド式に移行して吊り上げていき、さらにACTスペシャルを狙う。振り払った松井が片足ドロップキックからコーナーに上っていくが、惡斗が雪崩式ドラゴンスクリューからエリナ様にタッチ。
 エリナ様が松井にポース式エルボードロップからXファクター。さらに飛びつき式のローリングネックブリーカー。山田がカットに来るも、惡斗が山田を捕らえる。それぞれをコーナーに振ろうとするも、てっぺん☆が振り返し、松井がエリナ様にスライディングキック&山田が惡斗にヘッドハンターの同時攻撃。さらに2人それぞれコーナーに上がり、「てっぺーん☆」と叫びながらのダイビング・クロスボディの競演。
 松井がエリナ様をグリーンキラーで突き刺し、松井&山田が2人でロープに振る。これをエリナ様がダブルのXファクターで迎撃。さらに惡斗が山田にミサイルキック。惡斗は、松井を担ぎ上げて山田にぶつけてからACTスペシャル。エリナ様が前後開脚式ギロチンドロップで追撃。

 エリナ様が松井にM.D.M.Aを狙うが、松井は必死の抵抗。エリナ様がスピンキックで側頭部を撃ち抜く エリナ様がコーナーに上がってライダーキックでふっ飛ばしスタンド式シャイニング・ウィザード。これは山田がカット。
 エリナ様が引き起こすも、松井が膝蹴りから変形フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。カットに来た惡斗を山田が垂直落下式リバースタイガー・ドライバーで突き刺す。エリナ様がハイキックを発射も、松井がかわし、飛び込んできた山田の回転エビ固めで転がす。すかさず松井がマ・ツイカワイストラル(※マ・カワイストラルからのレッグロールクラッチ)で3カウントを奪った。

松井「後楽園で勝利!ありがとー!正直、本当に朝陽が抜けた穴っていうのは、てっぺん☆的にも、私たちの感情的にも、きっとお客さんたちにも本当に大きくて。でも、それだからこそ我々てっぺん☆は、さらにもっともっと突き進むしか無いと思ってます。これからもアクトレスガールズ並びにてっぺん☆の応援をよろしくお願いします。そして!松井は、朝陽に1つ言いたいことがある!(※観衆&アクトレスたち「な~に~?」)朝陽!いままでありがとうッ!(※天を指さしながら)。まだまだここから進んでいきます!行くぞ!てっぺーん☆」

<試合後コメント>

松井珠紗&山田奈保&CatMASK calico
珠紗「2月1日に朝陽が亡くなってから、今回のこの興行のポスターっていうのが笑顔の朝陽がいるっていう、言ってないけど朝陽追悼興行になるのかなと思いつつ、でも、いつまでも朝陽を引きずって、朝陽に頼ってはやっていけないと思うので、ここらで一区切りで、また、てっぺんとして、新しいステージを進んでいきたいと思います」
奈保「いや勝てましたねまずは。勝てました!イェイ!ほんとに色んな思いを背負って、てっぺんの、3人になっちゃいましたけど心の中はもうずっと4人でやってるので、なんか今日最後お客さんの拍手もらう時に、なんかすごいお客さん皆も朝陽の事好きだったんだなと思うし、もうなんかそれを感じれたのがもうほんと何よりです。もう皆の心のなかにずっと朝陽が生き続けてくれるので、私達はその朝陽に負けぬよう、心意気はもうずっと真っすぐでてっぺん目指して頑張っていきたいと思いますんで、てっぺんは永遠でございますんでね、ね?ちょっと星作れないんだけど、てっぺん☆ってね。どうぞ応援のほどよろしくお願いします」
珠紗「てっぺんはてっぺんらしく、これからも、てっぺんを目指します!いくぞ!」
珠紗&奈保&calico「てっぺん!」

第5試合


 両者しっかり握手を交わしてからゴング。
 ゴングと同時にかなみっくがドロップキックを発射も、青野がかわしてミドルキック。かなみっくはエルボー連打も、青野が強烈なエルボー一発で吹っ飛ばす。さらにロープに飛んでラリアットを発射も、かなみっくがかわしてカニバサミ。倒れた青野に倒立プレスからの低空ドロップキック。さらにセカンドコーナーからのローリング・セントーンからボディスラムを狙うが、耐えた青野がボディスラムから逆エビ固め。
青野がラリアットを狙うが、キャッチしたかなみっくがクロスアームSTO。さらにマウントエルボーを連打していくが、青野がひっくり返してマウントチョップ。
 青野はじっくりとしたヘッドロックでいたぶっていくが、なんとか振り払ったかなみっくが串刺しドロップキック。もう一発を狙ったところで青野が追走串刺しドロップキック。さらに青野がサッカーボールキックから39ロック。
 なんとかブレイクしたかなみっくはふらふらとエルボーを打ち込んでいく。青野がミドルキックを連打していくが、かなみっくがキャッチしてドラゴンスクリュー。さらにローリングレッグブリーカーから全体重をかけながらのクロスレッグロック。抜け出したかなみっくがロープに飛ぶも、青野がキャッチしてその場式のスイングパワースラム。

 青野が串刺しラリアットからダブルアーム・スープレックスで叩きつけると、かなみっくはダウン。その間に青野はコーナーに上って待ち、ふらふらと起き上がったかなみっくへミサイルキック。
 カウント1で返したかなみっくに対し、青野はバックドロップからラリアットを発射。かなみっくはかわしてバックを取り、投げっぱなしジャーマンからドロップキック。かなみっくはコーナーに上がり、トップからスワントーンボム。さらに不知火からmic mic knife(※二段式ジャックナイフ)もカウントは2。

 ならばとかなみっくはmic le pont!(※ジャーマン・スープレックス・ホールド)で叩きつけるもカウント2.9。
 かなみっくがロープに振って自身も走るが、青野も攻撃をかわしてロープに飛んでいき カウンターのラリアット。さらにバズソーキックを叩き込むもカウント2。
 青野はロープに振って全体重をかけながらのラリアットで叩き伏せてカウント3を奪った。

<試合後コメント>

青野未来&かなみっく
未来「少し前からこの後楽園に向けて、絵里奈さんがまず私と後楽園で試合がしたいと言ってくれて、それでなるちゃんとかなみっくも声を上げてくれて。まあ、そこから、私が見ていた感じだったら順当に行けば絵里奈さんとシングルするのかなと思ってたんですけど、その、まさかを起こしてかなみっくが連勝し続け、ほんとにすごく成長を感じていたので、私も今日が楽しみだったし、試合してみて少し前の頼りなくてどうしても応援したくなっちゃうかなみっくじゃなくて、今日もたくさん応援はもちろんされてたんですけど、それはきっとかなみっくのちゃんと勝ちたいって気持ちとか、力強さを私はしっかりこの試合で感じる事ができたので、もっともっと多分すごい選手になると思うし、このままかなみっくらしく、私はかなみっくの道を、アクトレスガールズの未来と言ってるので、アクトレスガールズの未来になってほしいなと思います」
かなみっく「ありがとうございました。連戦を振り返って見てて、アクトレスガールズネッツで見てて、あの、いつかお客さんや上の先輩方と闘えるようになりたいとコメントしていたのを思い出して、それが、まさかこんなに早く来ると思ってなくて。未来さんを、目の当たりにして、これが、エースだっていうのが、闘ってみて身にしみたというか、はい、隣で闘っていただくことはあったと思うんですけど、その時には感じなかった未来さんの強さを全身で感じる事ができて、私も未来さんとやらせていただくってなったことで、未来にしてた目標がはっきりしたって言うか、私も未来さんを目指して頑張って、これからもいきたいって思いました。今回未来さんとシングルやらせていただいて、これが最後にしたくない、また成長した私と、またいつか、やっていただきたいです」
未来「またやりましょう」
かなみっく「ありがとうございました。よろしくお願いします」

第6試合


 4人それぞれ握手を交わしてからゴング。
 入江と皇希の対面でゴング。ロックアップで押し込んだ入江がロープに走るも、皇希は攻撃を側転でかわしてビッグブート。2発目を発射も、かわした入江がスクールボーイ。両者クリーンブレイクからタッチへ。
 後藤が出てくると、未依&入江が合体フェイスクラッシャー。エルボー合戦となり、体格に勝る後藤が優勢に。ならばと未依はコーナーに振ってモンキーフリップを狙うが、キャッチした後藤が「させるかァーーッ!!」とジャイアント・スイングで未依を10回転ぶん回して皇希にタッチ。
 皇希は未依に貫通ビッグブートから皇希170cmプレス。さらに串刺しラリアットから串刺しビッグブートを狙うが、入江がカットし未依がモンキーフリップ。

 タッチを受けた入江がお主の耳にドロップキックからクロスアームスリーパーも後藤がカット。入江は後藤と皇希をコーナーに重ねて串刺しドロップキック。さらに2人まとめてランニング・ネックブリーカー・ドロップで倒してから皇希の顔面にビッグブート。入江が北海どーんを狙うが、皇希が振り払ってスパインバスター。皇希&後藤が入江にリフトアップ式フェイスバスターを身網、皇希がショートレンジ式レインメーカーを連打。未依がくまちゃんを投げつけてカット。
 皇希が入江にカナディアン・バックブリーカーを狙うが、入江が着地してロープにプッシュ。未依がエプロンからハイキックを叩き込み、入江が河津掛け。未依にタッチ。

 未依が皇希をくまちゃんで滅多打ちにし、カットに来た後藤も捕らえて2人へまとめてクロスボディを見舞ってなぎ倒す。未依が手に持ったくまちゃんの内臓が飛び出るほどの威力でぶん殴ってぶっ倒し、ロープに飛ぶも皇希がパワースラムで迎撃。皇希がコーナーに上ってアメジスト・バタフライを狙うも、入江が下から追いすがって雪崩式スタナー、2人でロープに振ろうとするも、皇希が振り払ってダブルラリアット。さらに左右の小脇に抱えて2人まとめてバックドロップ。後藤にタッチ。
 後藤は未依を引き起こして510-Nを狙うが、未依が振り払って側頭部にスピンキック。後藤も倒れず耐えてGCSで叩きつけるも、入江がカット。後藤が入江にアトミックドロップを見舞い、皇希が飛び込んできてラリアット、アメジスト・バタフライを見舞って排除。


 後藤が未依を皇希に向けてハンマースローするも、未依がジャンプして皇希にドロップキック。慌てて後藤がラリアットを発射も、未依がかわして皇希に誤爆させる。
 未依が後藤にダイビング・クロスボディ、セカンドからのダイビングフットスタンプ、くまちゃんボム(※フルネルソンバスター)と連撃。さらに入江とともに左右からリストロックで捕らえ、未依のかかと落としから入江のビッグブート。続けて入江のランニング・ネックブリーカー・ドロップから未依のくまちゃんフォールが決まるもカウント2。
 未依がくまちゃんちょこころねを狙うが、後藤が振り払ってスクールボーイで切り返し、未依が起き上がったところに後藤がラリアットを叩き込んで3カウントを奪った

後藤「ツインタワーが勝ったぞ~!未依さん、彩乃さん、戦っていただきありがとうございます。未依さんと彩乃さんは旧体制からのすごく憧れの2人で、キラキラと輝いているタッグだと勝手に私は思っていました。そして、朝陽さん、珠紗さん、この2人もまた素敵なタッグです。けど、これからのアクトレスガールズは、私たちツインタワーがタッグで闘っていきたいと思……」
入江「待って!シンプルに悔しい!もう1回!もう1回やってくれないかな?!」

(※惡斗がリング上がってくる)

惡斗「はいはいはい、ちょっとお邪魔しま~す。いいねいいね。新しいライバル関係が始まったように見えるけど……彩乃、今夜限りだって言って、今回やって、もう1回は先輩としてちょっとダメじゃないかなあ?まあまあ、まあまあまあ、でもな、そんなお前にチャンスをやろう。お客さん、盛り上がってるのはベルト戦だけじゃないだろ?今年もタッグトーナメントを始めたいと思います!タッグトーナメントがあれば当たる可能性もある。だから出場選手は、ここ(皇希&後藤、入江&未依)決定でしょ?あと、タッグと聞いてパッと出てくるのは、真夏の汐風(夏葵&汐月)とか?蛇道衆のMARU&岩井。あと、てっぺん☆、松井&奈保。あとぉ~……エトセトラ!エトセトラででっかい奴が出ればいいと思って。そんなこんなでお客さん、やってもいいかな?!OKOK、じゃあ代表、タッグベルト、作っといてください!以上ォッ!」

皇希「タッグトーナメント、いいんじゃないですか?今の私には智香っていう最高のパートナーがいると思ってるので、絶対私たちのこの腰にベルトを巻きたいと思います。皆さん楽しみに見ていてください!ありがとうございました!

<試合後コメント>

未依&入江彩乃
彩乃「未依さんと智香が言って上がって、組むってなった時になんだろう?私の中で未依さんってアクトレスガールズに残ったメンバーの中でもなんですかね?一番私がエモい人なんですよ色んな意味で。すごい大好きすぎるがゆえに、あぁ・・・チョンチョンみたいになってた時期もあったりするぐらい、私はすごく未依さんの事が大好きで、でも未依さんとする試合っていうのがすごくハッピーでキラキラしてるのはもちろん旧体制の頃から知っていて、でやっぱり今回試合をやるってなった時に、私はしばらくハッピーキラキラからは離れてはいたので、一回久しぶりにこのキラキラハッピーっていうのをもう一回思い出すっていうか体幹するっていうのがまた一個自分がステップアップするのに必要な事かなって思ったので、今回はちょっと、ピンクキラキラハッピーだったピンキー入江みたいなやつで(笑)」
未依「ピンキー(笑)」
彩乃「ピンキー入江で出てみようかなと思ってやらせてもらったんですけど、やっぱり、いやー、今回試合には負けちゃってシンプルに悔しいんですけど、やっぱり好きな人と組んで楽しいハッピーな試合ができるっていうのは、普段の自分の試合とは別の幸せっていうものがやっぱあるなと思ったんで、タッグトーナメントは、頑張りたいと思います」
未依「なんですかね、後楽園が試合が決まる中で誰とともに立つかってなった時に、皇希とか智香から指名していただいて、私の中でタッグといったら新生になった段階でさくらが一番近い存在でタッグを組んでいるんですけど、その次に誰かっていったらてっぺんの、アップデートと同盟組んでるてっぺんの珠紗か、彩乃かなと思ってて。やっぱりその珠紗には大切な仲間が、私よりも近くにいる人がいるから、やっぱりその次っていったら彩乃しかいなくて。でやっぱりその私練習生時代から、ずっと隣で一緒にやってきたので、デビューする時もどっちかがセコンドに居てっていう長い歴史と、やっぱり関係性があるから、そこの部分で絶対に負けないという自信は正直ありました。でも、私、新生になってからわりとメンバーの中で身長が高い方なんですけど私よりさらに高い智香と皇希で、やっぱりその2人はロイヤルのタッグとして組んでて、ここ最近ずっとタッグで戦ってきて、今回の敗因の一つとしては、やっぱりこう、彩乃と隣に立ってタッグを組めてない期間がやっぱり長くって、その間に智香と皇希が組んで経験を積んでる中で、私達はそこのブランクがあったなと正直思った。個々の力ではもしかしたらあるかもしれないけど、やっぱタッグなので、タッグとしての戦い方があると思うので、タッグトーナメントが決まったからにはそこに向けてまた2人のタッグとしての戦い方と力をあげていきたいなと思うのと、最後智香にフォール乗られた時、まだ動けたの全然!まだ闘えたんだけど、マジで重くて!マジででかくて、それもすごいびっくりしたし、やっぱ自分より大きい人が、ちっちゃい子が多いので自分より、いやそこは身体の体格差っていうのはすごいちょっとナメてたなと思いました。なので、もう次の勝ちへのやることっていったら見えてるので、もうあと一緒にキラキラハッピーになって、勝ったらもっとキラキラハッピーだから!」
彩乃「そうですよね!」
未依「なので、ちょっと、タッグトーナメント頑張りたいと思います」

第7試合


 両手でしっかり握手を交わしてからゴング。
 手4つからグラウンドでの首の取り合いとなり、茉莉がアームドラッグから腕固めを狙うも決まり切る前に澄川がブレイク。
 茉莉は澄川をロープにくくってミドルキック。追撃をかわした澄川が同じ技でやり返し、エプロンから顔面を蹴り上げたうえでロープを絡めながらのコブラツイスト。さらに澄川がローキックで足を潰そうとすると、茉莉も同じローキックで打ち返して我慢比べへ。茉莉はサッカーボールキックからローキック、ヒザへのニードロップからダブルレッグロック。澄川はなんとかロープブレイク。

 茉莉はローキックを放っていくが、キャッチした澄川が残る足を払ってからローキックで倒す。澄川がニーリフト連打からコーナーに詰めていくが、茉莉はコーナー上からの延髄切りからレッグラリアート。茉莉はバックフリップを狙うが、上から腕を取った澄川が脇固め。茉莉は足をロープにかけてブレイク。
 澄川はロープに飛んでいくが、キャッチした茉莉が旋回式サイドバスターで叩きつけ、バックフリップで追撃。茉莉がバズソーキックを発射も、かわした澄川が側頭部へのソバット。さらにスライディングキックで場外に蹴落とし、エプロンから飛び込む空対地ジャンピングニー。引き起こしていくも茉莉がすくい上げて場外ボディスラムでやり返し、エプロンからの空対地レッグラリアート。2人はエプロン上でエルボー合戦を展開。打ち勝った茉莉が奈落式フロントフリップで投げ落とし、大ダメージを負った澄川は起き上がれずあわやカウントアウト負け。
 ギリギリで戻ってきた澄川に対し、茉莉はガットショット&ミドルキックの連打からロープに飛ぶが、澄川は倒れず耐えて気迫のエルボー連打。茉莉も足を止めてエルボー連打を連打していき、「来いよ!」と両手を広げる。目が据わった澄川が強烈なビンタを顔面に叩き込み、茉莉のビンタをかわして飛びつき、卍固め。茉莉はロープを掴んでブレイクも、澄川はロープ際でのダブルニードロップ。ハイキックを発射も、茉莉が交わしてハイキックからフロントフリップ。
 茉莉は熨斗紙で叩きつけ、コーナーに上って鼯鼠の術(※フロッグスプラッシュ)を狙うが、澄川が剣山で迎撃し、串刺しランニングダブルニーからフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。澄川がコーナーに上ってダイビング・ダブルニードロップを発射も、かわした茉莉が振り向きざまのレッグラリアート。両者大の字になり、ダブルダウン。


 両者ふらふらと起き上がり、膝立ちになりながらのエルボー合戦を展開。そのままヒートアップして足を止めての撃ち合いとなり、茉莉がハイキックから変形シュバイン。茉莉はコーナーに上っていくが、澄川が下から担いでパワーボム。さらに延髄切りからハイキックを見舞い、必殺のダイビング・ダブルニードロップを突き刺して3カウントを奪った。

澄川「AWGシングル王座、獲ったぞ!ありがとうございます!本当に、本当に、応援してくださる皆さん1人1人の力がなかったら巻けないベルトです。本当にありがとうございます!ベルトを巻いたので1つだけ伝えさせてください。私は、この“澄川菜摘”という個人でスポットが当たるまで10年以上かかったと思ってます。私はお休み期間も長かったけど、でも、こうやって諦めずにやり続けたことで皆さんと一緒にベルトを巻くことが出来ました。皆さんの生きてる環境、過ごしてる環境は分からないですけど、生きてたらつらいこととか、理不尽なこととか本当にたくさんあると思います。それでも、本当に誠実に生きて努力してる人は、必ず誰かが見てくれていると思うので諦めずに自分と闘っていってください。今日は仲間のみんなにも伝えたくて、今日はこの場を借りて伝えさせていただきました。本当にありがとうございます!そして!ベルトを巻いたら皆さん気になってるのは、防衛戦ですよね?私を昔から応援してくださってる人には、ちょっと思い当たる節があるのかなと思うんですけど、私はやり合いたい相手がいます」

(※澄川がリング下にいた惡斗を見つめると、その隣りにいた後藤が自分だという確信を持ってリングに飛び込んでくる)

後藤「(※号泣しながら)菜摘さんがッ……!ベルトを……ッ!菜摘さんがベルトを獲ったら一番に挑戦したいと思っていました!同じ気持ちでいてくれてありがとうございます!」
澄川「……いや、いや、あの、うん、名乗り出てくれてありがとう。まあせっかく、名乗りを上げてくれたから全然やるんですけど、あの、一発目こんな楽勝な相手でいいんですか?大丈夫?」
後藤「ポイントマッチですよねっ?!菜摘さんが思うより、智香は簡単じゃないかも知れませんよ?」
澄川「自信があるってことですね。まあいいでしょう。日程が取れたらいつでもやりましょう」
後藤「お願いします!」

澄川「そんなことより!ごめんね。そんなことより、さっき裏で聞いてたんですけど、次はようやくベルトを創ってタッグトーナメントするって聞いたんですけど、前回のタッグ(トーナメント)のチャンピオンなんですけど?(笑)名前出てないし……えっ、今チャンピオンになったところなのに、タッグさせてもらえないんですか?未来ちゃんの名前もなかったけど大丈夫?初代チャンピオンだけど。未来さんも呼ばれてないので……ということは、もう私と組むしか無いですよね?」

(※惡斗が慌ててリングに上がってくる)

惡斗「いや、いやいやいや!待て待て待て待て!超勝ちに来るなあ~?!エトセトラの中に入れてたつもりだけど、そこ?!ああ、そう、お前らがそんな感じなら、私もガチでいかせてもらう。ユニットとか関係ないからさ。……なあ、茉莉?今はちょっとベルト戦終わったあとで色々考えられない部分があるかも知れないけど、あたしと頂上目指そうよ。私とタッグチャンピオン目指そうぜッ!」

(※茉莉が右手を差し出すと、惡斗がガッチリ握り返す)

惡斗「そんなこんなで7チーム。7チームでいいの?ほか大丈夫ね?この7チームでタッグトーナメントを……」

(※轟が朝子を引きずりながらリングに上がってくる)

轟「ちょっと待てよ!なんでうちらがいないことになってんだよ!オイ!うちらが台風の目になってやるよ」

惡斗「分かった。分かった。OK。なんかすごいやりたいやつがいっぱいいるからさ、とりあえず降りてくれ。とりあえず、青野、あとの収拾は任せた。以上ッ!」

青野「ちょっと惡斗さん?!……まあいいんじゃないですか?ねえ?とりあえず、7チームは決定ということで。それ以外はトーナメント本戦出場をかけてのトーナメントをやるってことでどうしょう?やりたいひと!」

(※リングサイドにいた若手ほぼ全員が手を挙げる)

青野「いいねいいねいいね。いっぱいいるね。いいね。盛り上がるね!じゃあ早速、次の3月29日から本戦出場をかけてトーナメントしたらいかがでしょうか!若手がいっぱいいるし、うずうずしてる人がいっぱいいるから、ここで誰が輝くか、みんなにチャンスがあるから。これからもっともっとアクトレスガールズは活性化していくので 3月29日からもよろしくお願いします!」
澄川「じゃあみんなリングに上って!若手がいっぱいいるねえ。うれしいねえ。皆さん一緒に是非掛け声をお願いします。いいですか?せーの!強く、優しく、あなたに一生懸命!アクトレスガールズ!」

<試合後コメント>

茉莉
「はぁ~・・・」

――ベルトを失う結果になってしまいました
「正直、勝てる可能性としては私のほうが高かった試合なので、その点ではより悔しい気持ちはあります。一昨年のタッグリーグの決勝の菜摘さんに、菜摘さんと杏ちゃんに、岩井杏加に決勝で負けてるので、今回こそはリベンジしたかったんですけど、ダメでした・・・変な言い方なんですけど、終わって、悔しい気持ちがあって良かったなと思ってます。ちょっとこれからは、打倒澄川菜摘でいきたいと思います」

――タッグトーナメントで意外なパートナーが決まりました
「そうですね、たまたま3月の頭に連続で惡斗さんと組ませていただく機会があったんですけど、なんでしょう?気に入っていただいたんでしょうか?(苦笑)ついに、ちゃんと握手しました!惡斗さんと。なんか無理やりこうじゃなくてちゃんと握手しました。はい、なので、ベルト奪取、菜摘ちゃん未来ちゃんペアがすでに強すぎるので、そこのペア聞いてガチに獲りに行くということだったので、ちょっとシングルのベルトはなくなってしまったんですけども、またポイントマッチは普段の積み重ねがないと持てないベルトなので、今後も気抜かないで、どの試合も私は全部勝っていきたいと思います。決勝で澄川菜摘から勝って、ベルト巻きます!期待しててください」

澄川菜摘
――ベルト戴冠おめでとうございます
「ありがとうございます」

――試合振り返っていかがですか?
「初代のチャンピオンの未来ちゃんの時は、巻いてる間に挑戦すらもできなくて、やっぱりその自分にこんだけ人数がいるのでスポットライトが浴びる期間っていうのがやっぱりなかなかなくて、まあいつ挑戦できるんだろう?次、これをもし落としたら次いつだろうとかも、やっぱり考えるようになって、いつ、しっかりと自分のスタイルが、こう納得行く試合ができなくなるかって不安がやっぱりずっとあって、やっぱりやるごとに感覚が戻って来るけどなかなか自分の思う通りの動きができなくなってくることが最近増えて・・・一回一回ラストチャンスだと思って私は試合に挑んで来てて。ポイントマッチっていうところもあって正直自分では、自分が努力すれば獲れるっていうベルトでもないので、皆さんにこう応援してもらえるような試合にしていかなきゃいけないし、っていうところで、ちょっと色んな事を悩んで、こうやってベルトを獲ることができたから、これからも皆に認めてもらえるようなチャンピオンになっていきたいなと、そういう試合をしたいなと思います」

――プロレスラー時代からようやく掴んだ栄冠だと思いますがいかがですか?
「本当にあのマイクでも話したんですけど、自分にスポットライトが当たるということがもう10年以上かかってなしとげたことだと思っていて、スターダムの時もタッグのベルトを獲ることができたけど、それも自分の力ではなかったし、そこから防衛ということもできなくて、すごく心残りがずっとある現役時代で。ここで、プロレス業界とは違うかもしれないけど私はこのベルトっていうのはすごく重い想いがあると思ってるから、こうやって自分の力で、皆の力で獲ることができて本当に、なんかやっと、やっと、一人前になったみたいな気持ちになりました」

――TheRoyalから大きな声援がありましたが聞こえてましたか?
「もちろん聞こえてましたし、応援に来てくれたお客さんの声も聞こえてましたし、また茉莉さんの方についてるセコンドの皆の顔とかも見えてますし、そこも含めて私はその引き込みたい。試合の内容に引き込みたいと思ってるので、そこが本当に真剣に心からこう応援してくれてたりとか、引き込まれてる顔って、私は見てわかるので、そうなってなかったら今日の試合は失敗したなといつも思ってるから、こう身内から感動できるような試合をこれからもしていきたいと思います」

――元々防衛戦の相手として考えていた相手というのは
「ちょっと言っていいかわからないですけどやっぱりその、元々のスターダム時代から見てくれてる方は、やっぱり惡斗との1戦を望んでいるのかなと思いますし、私自身スターダムの時は惡斗に勝つことが一度も多分できてないので、なので、やっぱり一度シングルで勝ちたいという相手が惡斗だなと思います」

――次の防衛戦の相手は後藤智香になりそうですが
(後ろで聞いていた智香が乱入)
智香「よろしくお願いします!」
菜摘「なんか来ましたね(苦笑)呼んでないですけど来ましたね」
智香「目がバチバチに合ってたので!」
菜摘「いやあって、まああってはいたんだけど、なんか後ろに惡斗がいて、前に智香がいて、見てないんですけど智香がなんかやって来たって感じで、まあでも、ロイヤルのメンバーはいずれ当たらなきゃいけないと思ってますし、越えて欲しい壁だと思うので、全員一通り?私はロイヤルだけじゃなく、ほんとに下の今デビューしたヒナタも含めて全員とやれるぐらいバチバチにやりたいと思ってますし、最終的にはやっぱり青野未来には勝ちたいですし。一周したいですね」
智香「いいえ、ポイントマッチなので、私の最高の強さを」
菜摘「うんそうなの~」
智香「お見せしたいと思います」
菜摘「ほんとに強いんですよサイコロだけ(笑)なのでその他の技術とかね、全部その他で上回っていきたいなと思います」
智香「私も、そこにとどまれるように練習させていただきます」
菜摘「技術頑張ってください」
智香「戻します!お邪魔しました!」
菜摘「はい(苦笑)」
(智香は控室へ)

――若手にベルト挑戦してきてほしいとかベルト活性化をちょっと達成した
菜摘「今日のタッグの勢いとか見ると、やはりその皆試合に出たいとか、活躍したいというのがすごくあるんだろうなというのは感じたので、もっと一人ひとりにスポットが当たってもいいと思うし、なかなかそういう機会がないからこそ、その与えられた機会にどれだけ取り組めるかを私も見たいと思ってるので、今目立ってるメンバー以外も全員日の目が当たるような場所にしたいと思います。それで私も光らせるような試合をできたらなと思ってます。でも最後は潰します」

皇希&後藤智香
智香「ずっとあのここ最近対戦させていただきたいって言っていた相手と闘えて、皇希さんもマイクで言っていたんですけどアクトレスの象徴のお二人だとほんとに思っているので、勝つことができて嬉しいです!」
皇希「よかったね」
智香「ありがとうございます」
皇希「やっぱりマイクでも言わせてもらったんですけど、私はすごい、日に日にというか回を追うごとにやっぱり逞しくなってるなとすごい感じていて、なんですかね?それでもまだまだ、まだまだなところはあると思うんですけど、まあお互いにね?あると思うんですけど、今回惡斗さんからの提案でタッグトーナメントやりましょうという風に言っていただいたので、まあ次こそは。前回あの、初戦敗退してるんですよ(苦笑)」
智香「相手誰でした?」
皇希「なるとタッグだったんですけど初戦敗退だったので、それもすごい悔しかったのでまたやりたいなって気持ちはすごいあったんですけど、また新たにタッグパートナーとしてね」
智香「そもそも初めて、まだデビューしたてだったので」
皇希「そうだね」
智香「タッグトーナメント出てなくて、楽しみです」
皇希「2人の力を合わせてまた上まで登っていけたらいいなってね」
智香「そしてツインタワーで、そしたら、ロイヤルに、ベルト」
智香&皇希「3つ!」
皇希「欲しいね」
智香「頑張ります」
皇希「頑張ります。ありがとうございました」

――皇希さんは新しいコスチュームで髪も長く
皇希「コスチューム新しくなりました(笑)せっかくならと思って思い切ってイメチェンしました」

――しばらくは長い髪で
皇希「そうですね、一ヶ月ぐらいはもうこのまま長くしておこうかなと思います」

(※コメント終了後、2人のタッグ名がまだ無いことに言及。様々な協議の末に【ロイヤルツインタワー】に決定)

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