木村花とジュリアの”ハーフ美女対決”は壮絶殴り合いも最後はグータッチ!「前の団体で居場所がなかった自分と似てる」

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 24日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『STARDOM YEAREND CLIMAX 2019』が行われ、ジュリアと木村花が一騎打ちを行った。

 ジュリアは2017年にアイスリボンでデビュー。デビュー直後はキャバクラの同伴からアイスリボンを知ったという経緯とイタリアと日本のハーフである美貌で注目を集めたが、テキーラ沙弥とのタッグチーム『Burning Raw(バーニングロウ)』でタッグ王者に輝くと実力面でも女子プロレス界で注目を集める存在となっていった。
 そんな中、10月14日にTwitter上で突如アイスリボンからの退団を発表し、数時間後にはスターダム後楽園ホール大会のリングで入団を表明。これにアイスリボン側は異議を唱え、木谷高明オーナーも「昭和のやり方。時代は平成すら終わってるんですよ」とロッシー小川代表(当時)に苦言を呈する事態となった。
 両団体の協議を経て最終的にジュリアのスターダム入団は認められたが、その発表記者会見で木村花が「アンタのその行動で頑張ってる私達が批難を浴びてるの!私達は全然受け入れてませんから!」とジュリアを批判して乱闘騒ぎとなるなどの波乱も起きていた。
 今月8日に行われたスターダム初戦で葉月を相手にステルス・バイパーでレフリーストップ勝ちを収めたジュリアは花と路上までもつれ込む乱闘騒ぎを起こしており、両者の因縁の決着の行方には注目が集まっていた。

 試合はゴングと同時に両者が突っ込んで激しいエルボー合戦となり、場外戦となると観客席の東西南北すべてへなだれ込んでいく大暴れ。さらにリング上でバチバチと張り手やエルボーを打ち合い、さらには互いに得意とするビッグブートを顔面に叩き込み合う意地の張り合いへ。
 終盤には花がタイガーリリーやハイドレンジア、ジュリアもグロリアスバスターやステルス・バイパーなどの必殺技の応酬となるも、互いに決めきれずにいる間にフルタイムドローのゴングが鳴った。
 両者は髪や首をつかみ合いながら乱闘を続け、セコンド陣が総出で2人を引き剥がす。そして、ジュリアは右手を伸ばし、花はこれをはたいて拒否したものの花はジュリアとグータッチを交わした。
そしてジュリアは、この日の対戦カードに名前のなかったアンドラス宮城を伴ってリングを後にした。

 バックステージへ戻った花は「ジュリアに共感する部分があるっていうか、全てが理解できないわけじゃない。私だったら、ジュリアの気持ち、少しだけなら分かる。他の選手はわからないと思う。不特定多数の知らない人から暴言浴びたり、何も事実を知らない人から好き勝手言われたりするつらさとか、私自身元々所属はしてましたけど居場所がないって感じてて、居場所を求めてここに来たので、ちょっと前の自分と似てるなって。彼女も2社会人として不義理なことをして、これから茨の道になるって分かってた上での今回の行動だと思うんですよ。じゃあ、何が彼女をそんなふうにさせたのかが私は気になって。結構な賭けに出たじゃないですか。何が彼女をそうさせたのか」とジュリアに対して深い関心を寄せた。

 一方のジュリアも「ジュリアのことが好きで好きでたまらない木村花。最初噛み付いてきたときは、『なんだこいつ』って思って、私のことなんにも分かってない。コイツには絶対負けないと、仕返ししてやるって思ってたから。でも今日試合して、まあ『好きなんだな、ジュリアのこと』って。潰し合って潰し合って、なんか感じたものが。『もっとコイツと闘いたい』って。だから、今日で終わりじゃない。今日が始まり。2020年、木村花にジュリアをたっぷり味わわせてやりたい。お客さんにもジュリアを味わってほしいと思います。アリーデ・ヴェルチ!またな!」と花との今後に対して前向きな姿勢を見せた。

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