【試合詳細】3・3 スターダム日本武道館大会 【ワンダー】ジュリアvs中野たむ 【ワールド】林下詩美vs上谷沙弥 【SWA】朱里vs小波 岩谷麻優vs世志琥 【ゴッデス】舞華&ひめかvs刀羅ナツコ&鹿島沙希 【ハイスピード】AZMvsなつぽい
『レック Presentsスターダム10周年記念 ひな祭り ALLSTAR DREAM CINDERELLA』
日程:2021年3月3日(水)
開始:17:00
会場:東京都・日本武道館
観衆:3,318人(満員/コロナ対策限定人数)
<STARDOM BUDOKAN Prologue Fight>
▼ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
【王者/Queens Quest】●AZM
7分41秒 クロスアーム・スープレックス・ホールド
【挑戦者/Donna Del Mondo】○なつぽい
※AZMが5度目の防衛に失敗。なつぽいが新王者となる
▼ゴッデス・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
【王者組/Donna Del Mondo/舞ひめ】○舞華/ひめか
7分15秒 みちのくドライバーII→片エビ固め
【挑戦者組/大江戸隊/豚もやし】刀羅ナツコ/●鹿島沙希
※王者組が初防衛に成功。
<STARDOM BUDOKAN Gold Fight>
▼スターダム・オールスター・ランブル 時間無制限
[COSMIC ANGELS]○ウナギ・サヤカ(フリー)、
35分1秒 オーバー・ザ・トップロープ
●愛川ゆず季(OG)
<退場順>
レディ・C→[大江戸隊]ルアカ→井上京子(ディアナ)→まなせゆうな(ガン☆プロ)→下田美馬(CMLL)→[大江戸隊]ビー・プレストリー→はるか悠梨(OG)→美邑弘海(OG)→さくらえみ(我闘雲舞)→脇澤美穂(OG)→松本浩代(フリー)→星月芽依(Marvelous)→門倉凛(Marvelous)→[STARS]飯田沙耶→長与千種(Marvelous)→菊タロー(フリー)→[STARS]ゴキゲンです☆→中西百重(OG)→美闘陽子(OG)→[STARS]スターライト・キッド→コグマ(OG)→[COSMIC ANGELS]白川未奈(フリー)→愛川ゆず季(OG)
▼10周年記念試合① シングルマッチ 30分1本勝負
[Queens Quest]●渡辺桃
10分21秒 ワンセコンドEX→片エビ固め
○高橋奈七永(SEAdLINNNG)
▼SWA世界選手権試合 30分1本勝負
【王者/Donna Del Mondo】○朱里
8分19秒 白虎
【挑戦者/大江戸隊】●小波
※朱里が4度目の防衛に成功
▼10周年記念試合② シングルマッチ 30分1本勝負
[STARS]○岩谷麻優
15分9秒 ムーンサルト・プレス→片エビ固め
●世志琥(SEAdLINNNG)
▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
【王者/Queens Quest】○林下詩美
15分46秒 ハイジャック・ボム→片エビ固め
【挑戦者/Queens Quest】●上谷沙弥
※詩美が3度目の防衛に成功。
▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合&敗者髪切りマッチ 時間無制限1本勝負
【王者/Donna Del Mondo】●ジュリア
18分57秒 トライライト・ドリーム
【挑戦者/COSMIC ANGELS】○中野たむ
※ジュリアが7度目の防衛に失敗。たむが新王者となる
ジュリアが髪切りマッチで敗れ王座陥落!詩美が赤いベルトを防衛しビーが挑戦名乗り!岩谷が世志琥と絆のシングル戦!朱里、舞ひめは王座防衛!なつぽいがハイスピード奪取!愛川ゆず季が1日限定復帰!
プロローグファイト第1試合
相羽あいなさんと富田麻帆さんがレヴュースタァライトの衣装を身にまといリングアナとして登場。
試合が始まると両者中央に走り込み、バックの取り合いからハイスピードな攻防。お互いの技を避け合い丸め込み合戦からドロップキックの相打ちを見せ一度距離を取る。
なつぽいがガットショットからコーナーに振り、AZMがコーナーに駆け上がるがなつぽいはドロップキックで場外に落としコーナーへ登る。だがAZMがエプロンに飛び乗りトップロープをまたぐとハイキックで場外に落とし、コーナーから場外へダイビングフットスタンプ。
なつぽいをリングに投げ入れると、スワンダイブドロップキックを叩き込みフォールも2。
AZMは脇固めで捕らえるがなつぽいはロープに足を伸ばしブレイク。
エルボーの打ち合いからなつぽいがコーナーに振るが、AZMはコーナーに駆け上がりなつぽいを避けるとロープに飛ぶが、なつぽいは前蹴りで迎撃しロープに投げると、もたれかかるAZMの顔面にロープを貫いての低空ドロップキック。
なつぽいはコーナーに登り、ダイビングクロスボディアタックを投下するがAZMがこれを丸め込みフォールも2。
AZMは無道で捕らえるがなつぽいはロープに足を伸ばしブレイク。
AZMはコーナーに登り、ダイビングフットスタンプからフォールも2。
AZMはロープに飛んでラ・ミスティカ。逃れたなつぽいにバズソーキックからロープに飛んで改めてラ・ミスティカ。なつぽいはロープに足伸ばしブレイク。
AZMはコーナーに駆け上がりブーメランアタックも、なつぽいはドロップキックで迎撃し膝立ちでエルボー合戦。
なつぽいはエルボー連打もAZMはエルボーでふっ飛ばしロープに飛ぶが、なつぽいはトラ―スキックで迎撃しバックラッシュも2。
なつぽいはジャーマンスープレックスホールドも2。
なつぽいはコーナーに登り、側宙式のダイビングボディプレスからフォールも2。
なつぽいはジャーマンを狙うが、耐えたAZMにソバットからロープに飛ぶも、AZMはローリングクレイドルで捕らえるが2。
AZMはあずみ寿司も2。
なつぽいが3回転ラ・マヒストラルも2。
なつぽいはトラースキックからロコモーション・ジャーマンスープレックスホールドも2。
なつぽいはパッケージ・ジャーマンスープレックスホールドで叩きつけ3カウント。
<試合後コメント>
なつぽい
「ありがとうございました!奇跡は、実力が無い奴じゃなくて、自分を信じて、信じて、信じ抜く奴にだけ訪れるのが奇跡!私は、このリングで夢を見させてあげます。絶対にこのベルト守り続けて、もっともっと上に駆け上がってやる!なつぽいこと……なつぽいでした」
AZM
「……負けたよ。なつぽいから、負けました。言ったでしょ?やっぱりなつぽい、強いんですよ。やっぱりくすぶってる選手じゃない。それが改めてお客様にも分かったかなと思います。でも、私が巻いてハイスピード戦線、盛り上がりました。私色に染まってるハイスピード、なつぽいが獲ったらね、どう楽しませてくれるのかすごく楽しみですね。まあ、ハイスピード第1章は終わりましたが、これからの私の第2章を是非楽しみにしてて下さい」
プロローグファイト第2試合
大江戸隊が急襲し場外乱闘で試合開始。
舞華をロープに振ってナツコがガットショットから鹿島がフェイスバスター。さらにナツコがセントーンから鹿島がフットスタンプ。フォールも2。
鹿島はビッグブーツからナツコにタッチ。
ナツコは顔面ウォッシュからロープに飛ぶが、ひめかがエプロンから蹴りつけカットすると、舞華がケンカキックからひめかにタッチ。
ひめかはショルダータックル連発もナツコは受け切る。だがひめかはロープに飛んでショルダータックルで倒すと投げようとするが、鹿島がカットしコーナに振って串刺し攻撃を狙う。ひめかはこれを避けると二人まとめて串刺しボディスプラッシュから、二人まとめてアルゼンチン。これを離すとロープに飛んでナツコにジャンピングニー。フォールも2。
ひめかは舞華にタッチ。
舞華は一本背負いから腰投げ。さらに巴投げから大外刈りで叩きつけフォールも2。
舞華はストンピングからロープに振るが、鹿島がナツコの背中にタッチし、舞華が気づかずナツコをフォールするも、鹿島がコーナーから飛び込みフェイスバスター。
鹿島はコーナーに振って串刺しニーも、舞華が逆にコーナーに振るが鹿島はコーナーに駆け上がり走り込んできた舞華を丸め込むが2。鹿島はドロップキックからナツコにタッチ。
ナツコはカットに来たひめかにサミングから、コーナーに振ると鹿島がカニばさみで舞華にひめかを叩き込む。
ナツコは二人まとめてキャノンボールで潰し、舞華にバックフリップから鹿島にタッチ。
鹿島はダイビングフットスタンプからナツコにタッチ。
ナツコはダイビングボディプレスからフォールも2。
ナツコは昇天からフォールも2。
ナツコは担ぐがひめかが蹴りつけカット。
ひめかはラリアットもナツコは避けてバックをとると鹿島がトラースキック。ナツコは鹿島にタッチ。
鹿島は舞華のラリアットを避けてコルバタで投げ捨てるとロープに飛ぶが、ひめかが追走ニーから舞華とともにサンドイッチラリアット。鹿島が避けて誤爆させると舞華にスクールボーイも2。
鹿島はボディスラムで舞華を叩きつけコーナーに登るも、舞華がエルボーから正面に登り雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。
舞華が大外刈りからフォールもナツコがカット。
舞華とひめかが鹿島にサンドイッチラリアットからサンドイッチスライディングラリアット。フォールも2。
舞華は担ぐが鹿島が着地し起死回生もひめかがカット。
ひめかはナツコにガットショットからロープに振ると、舞華とともにダブルのチョークスラムで叩きつける。
舞華は鹿島に直伝・みちのくドライバーIIで叩きつけ3カウント。
<試合後コメント>
舞華&ひめか
ひめか「初防衛、ということで。まあこの日本武道館、女子プロレスで24年ぶり。そんな記念すべき日本武道館に、ゴッデスの王者として、舞ひめで立つことが出来て、とてもとても嬉しいです」
舞華「まあ、今日は大江戸隊と初防衛戦やったけど、まだまだ私たちには出してない2人の技があるんで。次は、次、防衛するときはその技をお出し出来たらなと思っております」
オープニング
解説にコーチのミラノコレクションA.T.が登場。モニターにはスターダムOGでWWE所属の紫雷イオ、宝城カイリ、新日本プロレスの棚橋弘至からお祝いメッセージが流された。
第1試合
60秒ごとに選手が入場しオーバー・ザ・トップロープありのロイヤルランブルへ。
第1入場者はスターライト・キッド、第2入場者は星月芽衣で試合開始。
ロックアップから一度離れ、再度ロックアップからリストの取り合い。キッドがアームホイップで投げ捨てロープに飛ぶが、芽衣がエルボーを避けてチョップも、避けたキッドがコーナーに振る。だがキッドは走り込み丸め込み合戦から芽衣のドロップキックを避けてキッドがドロップキックも、芽衣も避けてドロップキックを叩き込む。
第3入場者としてゴキゲンです☆が入場。
キッドと芽衣がエルボーの打ち合いをおこない、ゴキゲンは無視して四方にアピール。
ゴキゲンとキッドが芽衣をロープに振ってダブルのガットショットからそれぞれ脇固めで捕らえSTARSでポーズを極める。キッドがアームバーで捕らえ、これを離すとゴキゲンとともにストンピング。
第4入場者として中西百重が入場。
中西はコーナーに登るが、キッドとゴキゲンがロープを揺らしリングに落とすとストンピングからロープに振るが、中西はそれぞれにおてんばダッシュ。さらに芽衣とキッドのドロップキックを避けてゴキゲンをロープに振るが、ゴキゲンは中西を飛び越えて寝そべると中西とともにポーズを決める。中西とゴキゲンはキッドと芽衣をそれぞれアームホイップから、それぞれをキャメルクラッチで捕らえてポーズを決める。
第5入場者としてこぐまが入場。
こぐまが全員まとめてボディプレスも、芽衣には届かず。芽衣がゴキゲン、こぐまがキッドをコーナーに振り、中西だけロープワークもこぐまがショルダータックルで倒し芽衣とサンドイッチドロップキック。フォールも、キッドとゴキゲンがスクールボーイでカットも2。
第6入場者としてウナギ・サヤカが入場。
ウナギがキッドをコーナーに振りトレイン攻撃。キッドはウナギにビッグブーツを叩き込み迎撃する。
再度キッドにトレイン攻撃も、やはりウナギだけキッドは蹴りつけカット。ウナギを全員でキッドに振り、キッドが足を伸ばしてカットすると、全員でウナギにストンピング連打。
第7入場者として飯田沙耶が入場。
飯田は全員に次々チョップを打ち込んでいき、芽衣にストンピング連打。
第8入場者として白川未奈が入場。
白川はキッドにガットショットもキッドがロープに振るが白川はフライングクロスチョップで迎撃しロメロスペシャル。そこを中西がフォールも白川はこれを離して逃れる。
ウナギと白川は飯田とキッドをコーナに振り串刺し攻撃から中央に振って同士討ちさせる。さらに白川はロープに飛んで二人まとめてネックブリーカーで叩きつける。
飯田が白川をロープに振り、ウナギをチョップでなぎ倒し白川をショルダータックルで倒す。
第9入場者としてまなせゆうなが入場。
飯田はまなせにガットショットからキッドともにロープに振るが、まなせは側転からのダブルラリアットで迎撃。
第10入場者としてさくらえみが我闘雲舞の選手全員を引き連れて入場。
さくらは中西をヘアーホイップで投げ捨て、さくらえみ70kg。ロープに飛ぶが、中西はカサドーラからさくらとドロップキックの相打ち。
第11入場者としてレディ・Cが入場。
さくらがレディ・Cの横でセクシーポーズ。レディ・Cは首投げから首4の字で捕らえると、それぞれ選手が数珠繋ぎに。
第12入場者として井上京子が入場。
さくらがロープをあけて京子をリングに入れるが、全員で京子にガットショットから袋叩き。 コーナーに振ってトレイン攻撃も、中西にだけモンゴリアンチョップでやり返す。レディ・Cは京子をチョークスラムで投げ捨て全員でフォールも2。
京子はレディ・Cをラリアットでなぎ倒しフォールし3カウント。レディ・C失格。
第13入場者としてルアカが入場。
京子とルアカがショルダータックルのぶつかり合い。ルアカがロープに飛んでショルダータックルで倒し、サミングからロープに飛んでビッグブーツ。だが京子はラリアットでなぎ倒しフォールし3カウント。ルアカ失格。
第14入場者として門倉凛が入場。
京子は中西を雪崩式ブレーンバスターで叩きつけるが、京子をさくらがフォールし全員が上に乗りフォール。これで3カウント。京子失格。
第15入場者として松本浩代が入場。
松本はなかなかリングに入れてもらえず、その間に第16入場者として脇澤美穂が岩谷麻優とともにタワシを担いで入場。松本浩代も横に加わり一日限りのたわしーず再結成。
松本は巨大たわしを手にリングに上がると、次々たわしで殴りつけていく。岩谷が客席にたわしを投げていき、脇澤が中西にたわしゴムパッチンを狙うが、中西は口を離して脇澤が自爆。
第17入場者として下田美馬が入場。
中西が下田をロープに振るが、下田が中西にネックブリーカー。まなせが下田をロープに振るが、下田がショルダースルーで走り込んできたまなせを場外に落としOTR。まなせ失格。
第18入場者としてビー・プレストリーが入場。
松本が巨大たわし攻撃で暴れまわるなか、ビーがさくらと松本にランニングエルボー。
だがさくらがチョップを叩き込み、全員でストンピング。
第19入場者としてはるか悠梨が入場。
下田がビーにチョップ連打からロープに飛ぶが、ビーはVトリガーからトラースキックを叩き込みフォール。松本が上から一緒に潰し3カウント。下田失格。
コーナーに駆け上がったビーを松本が巨大たわしで殴りつけて場外に落とす。ビーがOTRで失格。
はるかがゴキゲンを丸め込むが、さくらがカットしはるかをコーナーに乗せると芽衣が走り込むが、はるかが芽衣にぶら下がり腕ひしぎ。さくらはそのままはるかを落とし、はるかはOTRで失格。
第20入場者として美邑弘海が入場。
脇澤が美邑にビッグブーツからアイアンクロー。美邑はこれを逃れるとシャイニング・ウィザードを狙うが、松本が巨大たわしをフルスイングして迎撃し、脇澤が美邑を逆さ押さえ込みで3カウント。美邑失格。
第21入場者として美闘陽子入場。
脇澤はさくらに雪崩式フランケンからキッドがフォールし、全員で覆いかぶさり3カウント。さくら失格。さらに脇澤もフォールされ3カウント。脇澤失格。さらに松本も丸め込まれ3カウント。松本失格。
第22入場者として愛川ゆず季入場。
飯田が芽衣をOTRさせ芽衣失格。さらに走り込んできた門倉もOTRさせ門倉失格。
第23入場者として長与千種入場。
長与と飯田が睨み合い、エルボーとチョップの打ち合い。
第24入場者としてなぜか菊タローが入場。
飯田が長与をコーナに振りマシンガンチョップから串刺し攻撃を狙うが、長与がラリアットで迎撃しようとするが飯田はダブルチョップでラリアットをなぎ払い走り込むが、長与が担いでデスバレーボム。フォールも2。
長与はロープに振ってニールキックを叩き込みフォールも2。
飯田はロープに飛ぶとランニングダブルチョップでなぎ倒しフォールも2。
長与は飯田に変形羽折り固め。これで飯田がギブアップし飯田失格。
なかなか長与に誰も攻めず、愛川がガウンを脱ぎ捨て長与の前に立つと愛川がローキック連打からミドルキック。さらにYKレッドも、長与はガードし足への正拳突き。
愛川は負けじとローキック連打からコーナーに振り、パイパイアタックから全選手で長与へトレイン攻撃。
愛川と美闘がダブルの正拳突きから同時ゆずぽんキック。さらに両脇から押さえ込みBY砲ポーズを極めると愛川が長与をフォールも2。全員で長与をフォールも2。
愛川はゆずぽんキックを狙い長与が構えるが、ウナギと白川が長与にダブルスクールボーイ。これで3カウントとなり長与失格。
菊タローがやっとリングに上がりセクハラ攻撃を狙うが、リング上の選手が逃げ回るもウナギが突き飛ばされ菊タローの前に。菊タローはボディブローから長い口上つきのブレーンバスターを狙うが、白川がタックルで背後からカットしウナギとともに走り込むが、菊タローは二人まとめて押し倒しゆっくりと腰をふるも、キッドがカットしケンカキック連発。受けきった菊タローがキッドをアイアンクローで動きを止めビンタ。
長与が菊タローに注意すると、菊タローは姿勢を正し謝罪。だがすぐさま長与のおっぱいを揉み、長与は苦笑しながらリングに戻ると、自ら菊タローの手を自分の胸にもっていき、固まった菊タローに強烈なビンタからリング上の全員でストンピングの雨あられ。
さらに中西がロープに飛ぶとモモラッチで菊タローを丸め込み3カウント。菊タロー失格。
ゴキゲンが中西にガットショットからコーナーに振るが、中西はコーナーを駆け上がりカウンターのスタンディング・ムーンサルト。そのままフォールし3カウント。ゴキゲンが失格。
キッドが中西をコーナーに振り、コーナーに駆け上がった中西を突き飛ばしてOTRを狙うが、中西はロープを掴み耐える。だがキッドはドロップキックで追撃し中西は場外に落下。中西はOTRで失格。
美闘がコグマに首投げからサッカーボールキック。さらにブレーンバスターを狙うが、こぐまがDDTで反撃。キッドがコグマの頭をはたきバックを取るが、コグマが取り返し、美闘がハイキックもコグマが避けてキッドにヒット。美闘はそのまま二段蹴り式のハイキックをコグマに叩き込み走り込むが、キッドがロープをたるませ美闘のビッグブーツをロープに引っ掛けると、コグマが突き飛ばし美闘は場外へ落下。美闘はOTRで失格。
コグマがキッドにジャーマンスープレックスホールドで3カウント。キッド失格。
ウナギがコグマを丸め込み3カウント。コグマ失格。
白川とウナギが愛川に走り込むが、愛川は同士討ちさせるとまとめてゆずポンスタナーからウナギにYKブルー。白川とエルボー合戦からビンタの打ち合い。白川がエルボー連打からロープに飛んでドロップキックも、避けた愛川がYKレッドからドラゴンスープレックスを狙うも、ウナギがカット。
ウナギのラリアットを避けた愛川がバックを取るが、今度は白川がカット。
白川が愛川のバックをとり、ウナギが走り込むが愛川が足を伸ばしてカットし白川にバックブロー。さらにYKブルーからドラゴンスープレックスホールドで3カウント。白川失格。
愛川はウナギにパイパイアタックを狙うが、ウナギが避けてエプロンに落とすも、愛川はエルボーを避けてYKイエローでウナギをエプロンに落とす。愛川はウナギにローキック連打からYKレッドも、ウナギはキャッチし足へのエルボーから踵落とし。
ロープを掴む愛川の腕にウナギが踵落としを叩き込み愛川が場外に落下。愛川ゆず季失格。
これでウナギが勝利となった。
試合後、白川、愛川、ウナギのグラドル出身者3人で腕を上げ抱き合いウナギの勝利を称えた。
<試合後コメント>
長与千種
「まさかゆず季と一緒に試合するとは思わなかった!(笑)これはあり得ない!あり得ない!あり得ない!あと、Donna Del Mondo?デリシャスの子たち?たくましくていいと思う。いい。いい。いい。いい!」
ウナギ・サヤカ
「ありがとうございました!ホントに、レジェンドがたくさん出るランブルで勝ち残れて本ッ当に嬉しいです!スターダム10周年ということで、私はまだスターダムに上がらせてもらって4ヶ月なんですけども、これから11年以降のスターダムを作っていけるように、しっかり頑張っていきたいと思います!皆さん是非是非、応援よろしくお願いします!」
――レジェンドたちと戦う場面もありましたが、いかがでしたか
「いやぁ、なんかホントに夢みたいですね!今日はこんな名だたる人たちがたくさん集まるようなこのリングを用意してくれたたくさんの大人たちに感謝します!そしてレジェンドの方たちがいなくてもたくさんの人たちを集められるように、私たちももっと頑張っていきたいと思います!」
――七番勝負の成果は出た試合でしたか?
「いやぁ~(笑)でも、でも!七番勝負が終わりまして、とても、なんだろう……スッキリしておりまして。とにかく今日は楽しもうと思ったので、すごく楽しめました!ハイ!白川未奈も復帰したので、これからはCOSMIC ANGELSで頑張って行きたいと思います!」
愛川ゆず季
「8年ぶり近くのリングだったんですけど、正直に言うと、思ったより楽しかったです!なんかもう81日間、主婦としてこの日のリングのために、1日限りのために、一生懸命トレーニングしてきたんですけれども、やっぱり現役のときと一番違うのは結婚をして、子どもを産んでっていうことだと思うんですけど、あのときとは練習1つにしろ、たくさんの方々の協力が無いと出来ませんでした。家族はもちろん、旦那さんのお母さんだったり、保育園の先生だったり、たくさんの人に協力をしていただいて、今日この日を迎えることが出来たので、なんだろうな、当時より感謝の気持ちがメチャクチャ大きくなりましたし、この10周年で、武道館で、なにより小川さんが笑顔になってくれたら私はそれで満足です!ありがとうございました。ただ、最後に、絶対に勝ってやると思って、臨んだんですけれども……そうですね、今日は帰ってウナギでも食べようかなって思います、ハイ(笑)悔しいです!」
――ゆずポンキックの手応えはいかがでしたか
「そうですね、もう無我夢中でやってたので、ちょっと客観的にはまだ見れてないんですけれども、自分的には良いゆずポンキックが出来たんじゃないかなと思ってます!」
――長与千種選手との対戦はいかがでしたか
「なんか、そうですね、まさか対面出来るチャンスが訪れると思わなかったので、もうここぞとばかりに自分から行ったんですけれども、なんかゾクソクしました!」
――日本武道館のリングはいかがでしたか
「一度DDTさん(※2012年の武道館ピーターパン)で出させていただいたことはあるんですけれども……そうですね、こんな華やかな舞台に立たせていただいて、このリングが決まる前までは、なんにも……産休育休でSNSの更新すら止まってたぐらいだったんですよ、忙しすぎて。なんですけれども、息子が保育園決まって、お仕事をさせていただいてっていう、その喜びがすごくホントに感謝の気持ちとともにあって、ただの主婦がこんな武道館という舞台に立てたっていうのは、私が2年半頑張ってプロレスラーとして闘ってきたからこそのご褒美だったんじゃないかなと思ってます」
――日本武道館で聴いた『爆乳戦隊パイレンジャー』はいかがでし……
「(食い気味に)最高でした!ハイ!なんだろうな、すっごく思い出がある曲ですし、子どもを産んで母になってもパイレンジャー!最高じゃないですか、大好きです!聴いてくださった方も、当時をちょっとでも思い出してくれてたら嬉しいなと思います」
第2試合
ゆっくりと中央に歩き睨み合うと、ビンタの打ち合いから髪を掴みあい奈七永がコーナーに押し込む。これを離すとエルボー連打からビンタ。さらにボディブローからエルボーも、避けた桃がハイキック。桃はエルボー連打も奈七永がバックを取り投げ捨てジャーマン。ロープにもたれかかる桃にエルボー連打から、首投げで倒しサッカーボールキック。立ち上がった桃がガットショットから首投げで倒しサッカーボールキック。
さらにPKを狙うが、奈七永はキャッチしドラゴンスクリューから足を踏みつけていく。
奈七永は走り込み串刺しラリアットからコーナーに振り再度串刺し攻撃を狙うが、桃はドロップキックで迎撃し串刺しドロップキック。さらに串刺し低空ドロップキック連発からサッカーボールキック連発。
桃は膝立ちの奈七永にミドルキック連発も、奈七永がキャッチするとビンタ。奈七永はヘッドバッド連発でロープに押し込み、倒れた桃の髪を掴んでエプロンで立ち上がらせると、ヘッドバッド連発からショートレンジラリアットでなぎ倒す。
ぐったりとした桃の顔面を蹴りつけた奈七永は、エルボーから髪を掴んで立ち上がらせエルボーとラリアットを交互に連打。さらに変形ネックブリーカーからフォールも2。
奈七永は走り込むが、桃がハイキックで迎撃しエルボー連打。エルボーの打ち合いから桃がエルボー連打。さらにケンカキックから蒼魔刀を叩き込みフォールも2。
桃はコーナーに登りジャンピング蒼魔刀からフォールも2。
桃はチキンウィングフェイスロックで捕らえるが、奈七永はロープに足を伸ばしブレイク。
桃はBドライバーで突き刺すが、すぐに立ち上がった奈七永が掟破りのBドライバーで突き刺しフォールも2。
奈七永が走り込むが桃がラリアットをハイキックで迎撃。しかし奈七永は延髄斬りを叩き込みコーナーにのぼると冷蔵庫爆弾。桃が避けて自爆させると後頭部への蒼魔刀からコーナーに登りダイビング蒼魔刀。フォールも2。
桃はコーナーにのぼるが奈七永が正面にのぼると雪崩式ブレーンバスター。奈七永は冷蔵庫爆弾を投下しフォールも2。
奈七永は担ぐが着地した桃がピーチサンライズも2。
桃はバックを取るが、逃れた奈七永がエルボーからバックエルボー。ガードした桃がハイキックからロープに飛ぶが、奈七永はラリアットで迎撃しフォールも2。
奈七永はファルコンアローからフォールも2。
奈七永はワンセコンドEXで叩きつけてフォール。これで3カウント。
<試合後コメント>
高橋奈七永
「スターダム10周年、私なりに盛大にお祝いさせていただきました。渡辺桃を目覚めさせること、それが私の課題?だったと思うんですけど、前回SEAdLINNNGでタッグで当たったときよりも数倍良かったですね。出し惜しみすんなって、渡辺桃!1回1回、その瞬間その瞬間で終わるかもしれないんだ、私たちの命は。だからやってんだよ、プロレスを!もっともっと生きたくて、輝きたくてやってんだろ!プロレスを!だったら、その瞬間瞬間を無駄にせずに、100%、200%、1000%!パッションを出し続けないとダメでしょ、プロレスラーなんだから。そう思いますよ。今日はいい蹴りももらったし、私的には、満足よ。満足だけど、せっかく売りにきたケンカ、これで終わっちゃうのか、どうなるのか分かんないけど、この結果に納得いかない奴はいるのかな?いないのかな?『私は関係ない』と思うのかな?プロレスラーとして、次、向かってきてくれる奴がいることを願います。次、世志琥、出てくるからいいバトンを渡せたと思うので、岩谷から絶対勝ってほしい。そう思います。『スターダムこんなもんか』って。こんなもんかって!こんなもんかってことですよ!6年間。6年間経ちました、辞めてから。その間、渡辺桃も頑張って来たんだろうと思う。でも、私も頑張って来た。私も生きて来た。その結果だと思います」
――奈七永選手としては、誰かまた新しく向かって来る選手がいてほしい?
「いてほしいよねぇ。なんで?負けたのにさ。スターダムの結構上の方じゃないの?もう渡辺桃も廃れた?下から数えた方が早いの?もし誰も来ないんだったら、そういうことだよね。でも武道館でこうやってシングルマッチ組まれて、そしてこの試合を他の選手たちがどう思ってるのか知りたいよね。私はいつでもウェルカムですよ。この体が動く限りは」
第3試合
組み合うとグラウンドの攻防から腕ひしぎの取り合い。朱里が潰してフォールも、1で返した小波が腕ひしぎ。朱里はロープに足を伸ばしブレイク。
小波がスライディングレッグラリアート。場外に落下した朱里へナツコが攻撃しようとするが小波が止める。
リングに戻り、小波がストンピングから腕への低空ドロップキック。さらに腕ひしぎからトライアングルアンサーを狙うが、朱里は回転して逃れるとアキレス腱固めからアンクルホールド。小波が足を取り返してアンクルホールドから、足を取ろうとした朱里を潰してフォールも2。
朱里のラリアットを小波が巻き込んでクリストから羽折り固め。朱里はロープに足を伸ばしブレイク。
小波はコンビネーションキックからロープに走ろうとするが、朱里がバックを取り投げ捨てジャーマン。朱里は走り込むが、小波はノーザンライトスープレックスで迎撃しスリーパー。そのまま投げ捨てスープレックスからフォールも2。
小波はバズソーキックも、朱里はキャッチし担ぐと山折り。だが小波もすぐに立ち上がりケンカキック。両者ダウン。
エルボーの打ち合いからローキックの打ち合い。朱里はローキック連打で倒し、ランニングニーからフォールも2。
朱里はフロントネックからロープに乗せてDDT。フォールも2。
朱里はボディスラムを狙うが、小波は着地し飛びつき腕ひしぎ。朱里は切り返してマフラーホールドで捕らえるが、小波はロープを掴みブレイク。
朱里は担ぐと流炎で叩きつけフォールも、小波が切り返して羽折り固めからグラウンド卍固め。朱里はロープに足を伸ばしブレイク。
朱里はハイキックから走り込むが、小波は飛びついて三角締め。朱里は切り返してマフラーホールドから首も同時に極めていく最後の四神技・白虎を解禁。これで小波はギブアップ。
<試合後コメント>
朱里
「SWA防衛しました。小波、リングで向かい合って、もぉのすごい成長を感じて、すごく嬉しくなりました。もっともっと、試合をしたい。小波となら、もっともっと色々出来るなって。いつかスターダムでまたこうやって、一緒になることが出来たので、私としては闘うだけでなく、一緒に組んだり、前みたいに。そういう日が来たらものすごく嬉しいなって思ってます。このSWAのベルト、コロナで外人選手となかなか出来ないですけど、コロナ明けたら色んな強い外国人選手とやって、このベルトの価値を高めていきます。そして、もちろん赤いベルトも私は狙ってます!この腰に!私が!必ず巻きます。注目しててください」
――今日のフィニッシュは残る最後の四神技でしょうか
「今日出したのは、最後の技。“白虎”です。これで揃いました。今、関節ではフィニッシュを取れるので、他のも高めていくためにもっともっと技を磨いていきたいと思います」
第4試合
岩谷は握手を求めるが、世志琥は中指を立てる。
手4つから世志琥がロープに押し込みクリーンブレイク。岩谷がガットショットからアームホイップを狙うが、世志琥が耐えてアームホイップからショルダータックルで倒しフォールも2。
世志琥はヘアーホイップから顔面ウォッシュ。フォールも2。
世志琥はフェイスロックで絞り上げるが岩谷はロープに足を伸ばしブレイク。
世志琥は背中にダブルニードロップからサッカーボールキック。再度サッカーボールキック連発で倒し、のたうつ岩谷の背中に乗って潰していく。フォールも2。
世志琥は世志琥ブラも岩谷はロープに突っ込みブレイク。
世志琥は顔面にストンピング連打から、髪を掴んで引き起こすも、岩谷がロープに振ってラリアットも避けるとコルバタで投げ捨て低空ドロップキックで場外に叩き落とす。岩谷はそこへトペ・スイシーダを発射。
リングに戻り、岩谷はコーナーに登るとミサイルキック。フォールも2。
岩谷はドラゴンスープレックスを狙うが、耐えた世志琥が担ぐも、着地した岩谷がソバットからロープに飛ぶが、世志琥は風車式バックブリーカーで迎撃。
世志琥は逆エビ固めで捕らえるが岩谷はロープを掴みブレイク。
世志琥はセカンドロープからのダイビングセントーンを投下し、再度セカンドロープからのダイビングセントーンからフォールも2。
世志琥は担ぐが岩谷はリバースフランケンで丸め込むが2。
岩谷はドドンパからフォールも2。
岩谷はドラゴンスープレックスを狙うが世志琥はロープを掴み耐える。岩谷は強引に投げようとするが、暴れた世志琥がバックエルボーで逃れてショートレンジラリアット。避けた岩谷が投げ捨てジャーマン、すぐに立ち上がって走り込んだ世志琥を避けてバックを取るとドラゴンスープレックスホールドも2。
岩谷はコーナーに登りムーンサルトを投下するが、世志琥は剣山で迎撃。
エルボーの打ち合いから岩谷がエルボー連打。世志琥がエルボーも、岩谷は強烈なエルボーで倒す。しかし立ち上がった世志琥がヘッドバッドからショートレンジラリアットでなぎ倒し、引き起こすと再度ショートレンジラリアットでなぎ倒しフォールも1。
世志琥は担ぐとアティテュード・アジャストメントで叩きつけてフォールも2。
世志琥はダイビングセントーンを投下しフォールも2。
世志琥はカミゴェも、避けた岩谷がスクールボーイも2。
岩谷はトラースキックからバズソーキック。さらにトラースキックで倒しフォールも世志琥はロープを掴む。
岩谷は二段式のドラゴンスープレックスホールドも2。
岩谷はムーンサルトを投下しフォール。これで3カウント。
岩谷「世志琥、世志琥、SEAdLINNNGの世志琥!6年ぶりに、試合してくれて、ありがとう。6年前と、何も変わってないって言おうと思ったけど、めちゃくちゃ、やっぱり強かった!世志琥、何回も心折れそうになったけど、自分は、スターダムのリングで10年間やってきた。世志琥、世志琥ちゃんもSEAdLINNNGのリングでずっと引っ張ってきた。今までは、別々の道だったかも知れないけど、これから、違う、一緒の未来っていうのを、自分は味わってみたいなって思いました。本日は、この、日本武道館という舞台で、世志琥ちゃんと、世志琥選手と闘えて良かったです。ありがとうございました」
世志琥「がんちゃん、がんちゃんじゃない、岩谷。おめー、強くなってんじゃねーかよ。マジで悔しいけど、これが、おまえがアイコンて呼ばれる、その理由が今日、この武道館で、岩谷とシングルやって、わかった気がしました。でも、同期、うちの同期は、スターダムにお前しかいないんだよ。うちが生まれたこのスターダムにお前しかいないんだよ。だから、うちは、これからも、お前とのその未来を、この先もずっと、繋げていきたい。今日は、負けたけど、このままで終わると思うなよ。そこんとこ世露志苦」
二人は握手し涙を流しながら抱き合い、そのまま岩谷が押し倒すが、世志琥が上を取り直し抱き合うと、岩谷が世志琥の手を上げた。
<試合後コメント>
世志琥
「ありがとうございました。スターダム10周年、この日本武道館で試合する。その中で自分が岩谷とシングルを出来たのもホントに……なんて言うんですかね、奇跡、奇跡だと思うし、なんだろう。岩谷にも、自分はここを辞めてからホントに一切試合とかも見てなかったし、あんなに強くなっているとは正直思ってもなくて、ビックリしたんですけど、やっぱりお互い別々の道を今まで、この6年ぐらい歩んできて、やってきたことも、お互い違うと思うし、でも自分はその中でも自分なりにやっぱり色んなところで色んな経験積んでやって来たという自信があったので、今日もホントに負けるつもりも一切無かったんですけど、でも、なんだろうな……今日はホントに正直ホントに負けて悔しいけど、なんかその、勝ち負けじゃない部分っていうのも自分の中にはあって、それが結構デカくて。岩谷から試合後にああいうマイクを言ってくれて、自分も今日岩谷と試合して、すごい思ったし、ホントに辞めなくてよかったなって改めて思ったし、自分には最高の同期がまだまだ日本に、そしてスターダムにいるんだなって、改めて今日思い知らされました。今日の収穫は自分のこの10年間の中で、スゴい大きいものだったと思います。だからこそ、ここで終わらせたくないし、ここから繋がるものをね、作っていけばもっともっと明るい女子プロレスを見せられると思うので、ハイ。今日は岩谷とシングルマッチ出来て、嬉しかったけど、このままで済むと思うなよ。そこんとこ、夜露死苦!」
第5試合
ロックアップからリストの取り合い。詩美がヘッドロックで絞り上げてロープに飛ぶが、上谷は避けると側転からバク転も、詩美は着地を狙いドロップキック。
詩美はボディスラム連発からフォールも1。
詩美は背中にエルボーからロープに飛び、背中にドロップキックから背中にダブルニードロップ。フォールも2。
詩美はキャメルクラッチで絞り上げるが上谷はロープを掴みブレイク。
詩美はストンピングからボディスラムで叩きつけフォールも1。
詩美はストンピングも、上谷は膝立ちでエルボー。エルボーの打ち合いから詩美がロープに飛ぶが、上谷はドロップキックで迎撃しようとするもスカした詩美がケンカキックからストンピング。ロープに飛ぶが、上谷はドロップキックで迎撃。
詩美はエルボーからロープに飛ぶが、上谷はフランケンで場外に投げ捨てるとトペ・コンヒーロ。
リングに戻り、上谷はミサイルキックからフォールも2。
エルボーの打ち合いから上谷がエルボー連打。詩美が強烈なエルボーでふっ飛ばし、ロープに飛ぶが上谷は追走ドロップキックから低空ドロップキック。フォールも2。
上谷はフィッシャーマンを狙うが、詩美がアルゼンチンで担ぐ。これを丸め込んだ上谷だったが切り返した詩美がスライディングニー。
詩美は担ごうとするが、上谷はカナディアンデストロイヤーで突き刺す。
上谷はボディスラムからコーナーに登るが、詩美は立ち上がりエルボー連打でエプロンに落とすも、上谷はスワンダイブ式のフランケンで丸め込むが2。
上谷はフィッシャーマンを狙うが、詩美は切り返してエルボーも、上谷はこれを巻き込んでフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
上谷は担ごうとするが、詩美は投げ捨てジャーマン。
詩美はアルゼンチンも、着地した上谷がロープに飛んでニールキック。上谷はスタークラッシャーで突き刺しフォールも2。
上谷はボディスラムからフェニックス・スプラッシュも、詩美は避けて自爆させる。
詩美はスリーパーも、上谷はそのままコーナーに下がり潰して走り込むが、詩美は担ぐとエアレイドクラッシュで叩きつける。両者ダウン。
詩美は胴締めスリーパーで絞り上げるが上谷はロープに足を伸ばしブレイク。
詩美はトーチャーラックボムからフォールも2。
詩美はスプラッシュマウンテンを狙うが、上谷はフランケンで丸め込むが2。
詩美はショートレンジラリアットから再度走り込みラリアット。続けてスプラッシュマウンテンで叩きつけるとフォールし3カウント。
詩美「上谷、すごい楽しかった。ありがとう。上谷とは、スターダム、黄金世代同士、これからも切磋琢磨していきたい。みなさん、お楽しみに。そして、今日防衛成功して、次の防衛戦は、4月4日、横浜武道館でやりたいです」
(ビーがリングへ)
ビー「ハイ詩美。コングラッチュレーション、上谷の次はビー。そのベルトの挑戦者にふさわしいのは私じゃない?詩美、強いけど、ちょっとしょっぱい。でも、ワタナベモモイチバンショッパイ!モモ!またね、少しの間の王者を楽しんで」
詩美「おいビー・プレストリー、お前が何言ってんのか全くわからない。けど、この赤いベルト、挑戦したいそれだけはわかったよ。横浜武道館、ベルト賭けてビー・プレストリー、お前と勝負してやるよ。皆さん11年目も12年目も私が作っていくスターダム新時代楽しみにしてください。ありがとうございました!」
<試合後コメント>
林下詩美
「上谷沙弥からこの赤いベルト、最高峰のベルト、防衛しました。私と上谷が創る新時代のスターダムの試合を皆さん、楽しんでいただけましたか?もちろん最後、ベルトを持って輝いていたのはこのスターダムの、新時代のリーダー、林下詩美です。これからも11年、12年、15年、20年、スターダムの歴史は続きます。私がスターダムをどんどん輝かせていくので、楽しみにしていてください」
――上谷選手とタイトルマッチを行ってみていかがでしたか
「うん、上谷沙弥、ホントに口だけは達者な選手だなと思ってたけど、今日試合をして、すごく私を研究してきたのかなって感じでしたよね。何回も……私は気を抜いてたわけじゃないけど、ここぞというところで上谷に一杯食わされるところでしたけど、まあもちろん勝ったのは私なわけで。今日は対戦相手でしたけど、これからも隣に立って、上谷沙弥という未来のスターダム、スターダムの未来の希望の選手を育てていきたいなと思いました」
――そう言う意味では、武道館で上谷選手と対戦したことは良かった?
「はい。やってみて、武道館という大きな舞台で、このスターダム最高峰のベルトをかけて、私よりもキャリアの浅い上谷沙弥という選手と闘いが出来たというのはスターダム10周年大会、すごく大きい出来事だったなと思います。上谷とこの舞台、この状況、このときに、この場所で防衛戦が出来て、すごく楽しかったです」
――上谷選手も大きなプレッシャーとともに臨んだと思いますが、チャレンジャーとして不足はなかったですか
「もちろん。上谷、スターダム最高峰のベルトをかけて闘うにふさわしい逸材だと思います……間違えた、逸材は私だった。スターダムのこのベルトをかけて戦うに相応しい、未来のスターダムだと思います」
――日本武道館での赤いベルト防衛を果たし、これからますます勢いを増していくと思います
「そうですね。この武道館大会で上谷沙弥に勝利して、林下詩美の勢い、存在はますます大きくなりました。これからもスターダムのトップを走り続けたいと思います」
第6試合
お互い攻めあぐねるが、たむがヘッドロックで捕らえるもジュリアが抜けると強烈なビンタ。さらにたむのビンタを避けて強烈なビンタから、走り込んで来たたむを避けてバックを取るとバックの取り合いからたむがヘッドロック。そのままグラウンドになりジュリアがヘッドシザースも、たむは抜けて距離を取る。
たむはスタナーを狙うが、耐えたジュリアがスリーパー。そのまま首投げからサッカーボールキック。続けてPKも避けたジュリアがスクールボーイから低空ドロップキック。避けたたむがスリーパーで絞り上げていくが、ジュリアがそのままバックドロップを狙うもたむは空中で切り返しボディプレス。フォールも1。
エルボーの打ち合いからたむがエルボー連打。さらにローリングエルボーを叩き込むとジュリアはたまらず場外へおりる。
リングに戻り、たむがエルボーからロープに振ろうとするが、ジュリアは担いでグロリアスバスターを狙うも、着地したたむがバックを取るが、耐えたジュリアにハイキック。避けたジュリアが投げようとするが、耐えたたむが走り込んでラリアット、ジュリアは避けてバックを取ると投げ捨てジャーマン。
エプロンに転がったたむをジュリアは踏みつけ、そのままエプロンに降りると後頭部にストンピング連発。
たむは立ち上がるとエルボーも、ジュリアはビンタからバックドロップを狙うが、たむはロープに足を絡めて耐えるとジュリアは背中にエルボーから二段蹴り。ジュリアはエプロンへのネックブリーカードロップを叩き込み、場外に落下したたむを鉄柵を使ったキャメルクラッチ。これを離すとジュリアはたむを鉄柵に叩き込み、ビッグブーツから再度鉄柵に叩き込む。
ジュリアは机をセットし、たむを乗せると机上パイルドライバー。
リングに戻り、ジュリアは低空ドロップキックからフォールも2。
ジュリアはコーナーに登るが、たむは正面に駆け上がりエルボーの打ち合い。ジュリアはビンタ連発からフロントネックで捕らえ宙吊りに。これを離すとリングに落下したたむへミサイルキックも、避けたたむがバイオレット・シューティング。キャッチしたジュリアが担ぐが、たむは強引にリバースDDT。両者ダウン。
カウント9でジュリアがレフェリーを突き飛ばし、大の字に倒れたままのたむにマウントを取り左右のビンタ。たむも下からビンタで返すと、ジュリアは髪を掴んで振りかぶってエルボー。ロープに飛ぶがたむは胴回し回転蹴りで迎撃し、場外に転がり落ちたジュリアへコーナーからのプランチャを投下。
リングに戻り、たむはタイガースープレックスホールドも2。
たむはハイブリッジ・タイガースープレックスを狙うが、ジュリアはロープに足をかけて耐えると、たむは担いで掟破りのグロリアスバスター。フォールも2。
たむは髪を掴んで引き起こし、腕を掴んでのケンカキック連発。さらにバズソーキックも、避けたジュリアがバックドロップ。
ジュリアはたむのエルボーを叩き落とし、ヘッドバッドからグロリアスドライバー。フォールも2。
膝立ちでビンタの打ち合いから、振りかぶってのビンタの打ち合い。たむが左右のビンタ連発も、ジュリアはこれを後ろ手に組んで耐える。ジュリアも左右のビンタを連発から髪を掴んで強烈なビンタ。
ビンタの相打ちから両者中央に走り込むとたむが回し蹴り。再度走り込んで来たジュリアに回し蹴りから、雄叫びを上げて走り込んで来たジュリアのエルボーを巻き込んでSSD。フォールも2。
たむはトワイライト・ドリームで3カウント。
たむ「ジュリア、ジュリア、私は、やっと、あんたに勝てた。これ以上いらない。十分、だから、髪なんか切らなくていい」
ジュリア「・・・私は今日、全てをかけてお前と闘ったつもりだよ?私は、髪の毛も、ベルトも!人生も賭けてあんたと闘って、あんたが勝ったんだよ!違うか?」
たむ「違わない。私も、あんたが全部かけてくれたから私も全部かけて闘った」
ジュリア「あぁ。じゃあ、恥かかせんなよ」
(ジュリアが椅子に座り、美容師がリングに上がるがジュリアはたむにバリカンを渡す。たむはためらいながらもジュリアの頭に震えながらバリカンをいれようとするが、なかなかいれられない)
ジュリア「(自分の涙をこらえて苦笑しながらたむに)なんでお前が泣いてんだよ?(たむを下がらせて美容師に)かっこよくやって?」
(ジュリアがバリカンで半分坊主に)
たむ「ずるいよ、オシャレじゃん」
ジュリア「お前もやれば?」
たむ「私が勝ったんで。ほんとさ」
ジュリア「お前がやったら宇宙一不細工になっちゃうもんな」
たむ「ほんとそういうとこムカつくよね。でもさ、こんな事ホントは絶対言いたくないんだけど、私は、ジュリア、あんたがいたから強くなれた。ありがとう」
ジュリア「うるせぇ!その白いベルトの価値は、私があげてやりたかったけど、お前ならやれんじゃねーの」
たむ「私は、この白いベルトの聖なる王者として、記録にも記憶にも名前を刻んでく。このベルトの価値、あげとくからさ、あんた早く髪伸ばして、逆襲しに来いよ。みなさん、今日は、スターダム10周年記念大会にご来場いただき本当にありがとうございました。これからスターダムは11周年目に突入します。私たちスターダムを、女子プロレスを、信じてついてきてください。今を信じて、明日に輝け、ウィーアー、スターダム!ありがとうございました!」
<試合後コメント>
<試合後コメント>
ジュリア&ロッシー小川
ジュリア「中野たむと、同じこの時代にプロレスラーとして、同じ時代に出会えたことが、最ッ高に今気分がいい。……負けるつもり無かったから、何を喋ればいいかわからないんだけど、今こっちは鼓膜が破れて、奥歯が欠けて、アゴがズレて、目がぐるぐるしてて、負けたけどアイツはあたしのやりたいこと、やりたかったことをやれると思うから、頑張ればいいんじゃない?髪はまた生えてくるし、ベルトは、また奪いに行けばいいだけ。以上!」
――今まで戦ってきた中野たむ選手と違いは感じましたか
ジュリア「……かわんねーよ。中野たむは中野たむだよ」
――ベルトが移動したことで2人の立場が入れ替わる形となった
ジュリア「まあ、自分が上から見下ろすよりも、自分が上を見上げて行きたいところに走ってったほうが、生きがいになるんじゃないの?」
――今までたむ選手に「地獄から這い上がってこい」と行ってきました。今度はジュリア選手が地獄から這い上がる番になりました
ジュリア「あたしは別に。こっから這い上がっていくけど。生き様を見せればいいんじゃないかな?生き様を見せるのがプロレスラーでしょ?」
――今週末にまた後楽園ホール大会がありますが、それまでに丸坊主になってくる?
ジュリア「……ロッシーは?ロッシー!」
(※ロッシー小川EPを呼び出し、コメント会場で合流)
ジュリア「まあそうなんじゃない?後楽園までに丸坊主にしなきゃいけないの?」
ロッシー「ホントは今日やったほうがいいんだけどねぇ。いきなりここ(コメントスペース)来ちゃったからね。また今度3月7日に後楽園あるんで、そこで」
ジュリア「そこでやんの?!」
ロッシー「いやっ、いやいや、3月7日に後楽園大会ありますから、そこでジュリアの坊主姿見たい人は是非お越しください。そこで披露しますんで。今日はこうしていきなりバックステージに来てしまったんで。そういうことです」
中野たむ
――試合を終えた今のお気持ちは
「私の顔は今、宇宙一カワイイのか、ブスなのか、ちょっと不安だなって気持ちです。ブスですか?顔面が熱くて、痛くて……。この世にはどうにもならないことがあって、どんなに頑張っても報われないことがあって、どんなに努力しても勝てないやつがいて、すごい行きづらい世の中だなって思うことがあるじゃないですか。でも私はその世界をちょっとだけ変えたくて、その少しの奇跡を起こせるのがプロレスなんだなって思ってます。それを教えてくれたのも、私がこのワンダー・オブ・スターダムのチャンピオンになれた、ここまで強くなれたのも、ジュリアのおかげ……だって言いたくないけど、今日は、ありがとうって言いたいです。それから、聖なる白いベルトのチャンピオンとして、記録にも記憶にも中野たむっていう選手の名前を刻んでいきます。どうか皆さん、信じて付いてきてください。ありがとうございました」
――今まではジュリア選手の背中を追いかけてきたが、今日の勝利で立場が逆になりました
「だってあたしがチャンピオンだもん!でも、明日にでもすぐまたやり合いたい」
――次に戦うときにもなにかをかけて戦うこともあるかもしれません
「髪の毛をかけろって?お金とか……?面白そうじゃん(笑)」
――たむ選手がいくら持っているかにもよりますが……
「えっ……?いやいやいや、私……持ってますよぉ?(笑)ウソウソ(笑)」
――日本武道館大会のメインで勝利を飾ったことについて
「武道館っていうのは、私がアイドル時代に絶対無理だって諦めて夢の1つで、そこに立てるってこと自体実感がなかったんですけど、夢を取り戻すのはいつからだって遅くないんだなって思いました!です!」