「怪我してられない!1日2試合、この1年間で私がどんだけやってきた?」舞華が過酷なトーナメントを制して両国国技館大会で赤いベルトへ挑戦決定!

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 28日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『STARDOM in KORAKUEN 2023 Nov.』が開催。舞華が12月29日の両国国技館大会でワールド・オブ・スターダム王座戦に臨むことが決まった。

 スターダムの至宝たる赤いベルト(※ワールド・オブ・スターダム王座)は中野たむが保持していたが、たむは左ヒザの負傷から長期欠場へ。
 シングルリーグ戦である『5★STAR GP』を制して赤いベルトへの挑戦権を掴み取った鈴季すずとの対戦が実現せぬまま月日が経ち、年内復帰が絶望的であるということで今月20日にたむが赤いベルトを返上。

 12月29日の両国国技館大会での新王者決定戦開催が決まり、すずにはG1 CLIMAXよろしく同大会での赤いベルトへの挑戦権利証が授与。12月2日の名古屋大会では葉月と権利証をかけての一騎打ちが決まった。
 そして、今大会では両国で赤いベルト戦を行うもう1人の選手を決めるべく舞華、壮麗亜美、白川未奈、渡辺桃の4選手によるワンデートーナメントが行なわれた。

 1回戦として行なわれた白川vs桃の試合は、開始直後こそ白川が優勢に進めるものの大江戸隊のセコンド陣が総出で介入し白川を袋叩きに。白川も根性で粘りを見せ雪崩式インプラントDDTやグラマラス・コレクションMINAといった大技を繰り出すものの、刀羅ナツコが飛び込んできてデスバレーボム。たっぷりとアシストをもらった桃がロコモーション式ピーチサンライズで試合を決めた。

 続けて行なわれた舞華vs壮麗の1回戦は、壮麗がリングイン前に観衆へアピール中の舞華を背後から奇襲しなりふり構わぬ勝利を目指す。舞華も真っ向からのパワーファイトで対抗して中盤は終始ラリアットの正面衝突。互角の展開が続くが、バックを取った舞華がレインメーカーからローリング・ラリアット。壮麗もブルーサンダーを繰り出すなど粘りを見せるが、舞華が顔面に右ストレートからラリアット。最後はみちのくドライバーIIで突き刺して決勝戦への切符を掴む。


 メインイベントでは、桃vs舞華のトーナメント決勝戦が実施。
 試合は序盤から舞華が場外戦を仕掛けていくも、こうしたラフファイトは大江戸隊のほうが一枚上手。桃が余裕を持って圧倒し、闘いの場がリングに戻っても桃はいたぶるかのように強烈な蹴り技を連打。
 さらに大江戸隊のセコンド陣が介入を試みるが、舞華はこれを先読みして誤爆させることで逆転の糸口を掴む。打撃戦を優勢に進める舞華だったが、桃がハイキックで流れを変えてBドライバーからテキーラ・サンライズ。さらに追撃を狙うが、舞華はカウンターの変形スクラップバスターで迎撃。ピーチ・サンライズを狙う桃だったが、舞華が振り払って顔面への右ストレートから炎華落とし。最後はみちのくドライバーIIで突き刺して3カウントを奪った。

 見事両国メインイベンターの座を掴んだ舞華はすずをリング上に呼び出す。
 舞華とすずは、スターダムの序列を変えるべく“新世代軍”として呉越同舟でともに闘いながらも高め合うライバル同士。そんなすずに対し、舞華は「12月2日、葉月にぜってーまけんなよ!テメーをぶっ潰すのはこの私だ!」とエール。
 そして、「見ての通り、一番今勢いに乗ってるこの私が怪我をすることなく、そして誰よりもストロングだってことを証明したいと思います!とりあえずまだまだ両国までたくさん試合あるけど、みんな必ず私が両国国技館で赤いベルトを巻く姿を見に来てください!」と思いを叫ぶと、観衆は大歓声で後押しした。


 バックステージに戻った舞華は、「赤いベルトへの道のりが険しくて険しくてしょうがない。でもね、怪我してられない!どんだけ赤いベルト、私が欲しがってるかみんな分かる?何年も何年も赤いベルトを巻けず、ライバルたちに負け、トーナメントも優勝できず。そんな悔しい思いをして心も折れたよ。それでも、諦めずにこうやってしがみついてる。そして今、両国国技館の切符を手にすることが出来た。1日2試合?この1年間で私がどんだけやってきた?それでもこの恵まれた身体を使って、恵まれた心で必ず両国国技館で赤いベルトを巻いてやるよ。鈴季すず、5★STARの借りはそこで返してやるよ」と目に涙を溜めながら熱い想いを吐露した。

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