自ら捨てた仲間に罵倒され悲しみの涙!なつぽいが中野たむとの愛憎の果てにCOSMIC ANGELSへ電撃加入!
9日、東京都・立川ステージガーデンにて『STARDOM MidSummer Champions 2022~真夏の王者たち~』が開催され、なつぽいがDonna Del Mondoを離脱し中野たむ率いるCOSMIC ANGELSへ電撃加入を果たした。
たむとなつぽい(当時:万喜なつみ)は互いにアクトレスガールズとしてBeginningに所属していた過去があり、当時は仲睦まじい様子を見せていたものの、たむが2017年にBeginningを退団した際にはなつぽいがたむを厳しく批判。その後はなつぽいも違う道のりを経てスターダムにたどり着き、たむとは女同士の愛憎むき出しのドロドロとした昼ドラを展開しながら白いベルト(※ワンダー・オブ・スターダム王座)をかけて闘うなど良きライバルとして切磋琢磨してきた。
その後、たむは自身のユニット“COSMIC ANGELS”の後進の育成に力を入れるようになり、たむにその自覚はなかったものの、その姿がなつぽいの目にはたむが一線を引いたように映った様子。これが気に入らずなつぽいが突っかかったことで2人の昼ドラシーズン2が開幕。
6月26日の名古屋大会では令和の世で金網を用いたケージマッチが実現し、死闘の末にたむが勝利。その2日後となる28日の後楽園ホールでも2人は通常ルールで対戦し、なつぽいが必殺技の乱れ打ちの猛攻で勝利。1勝1敗の状態で、完全決着戦と銘打たれたこの日のユニット対抗戦を迎えた。
たむのコズエンと、なつぽいのDDMの全面対抗戦は、中野たむ&白川未奈&ウナギ・サヤカ&SAKI&清水ひかりvsジュリア&舞華&ひめか&なつぽい&桜井まいの10人タッグイリミネーションマッチで実施。
一進一退の攻防の末、最後に残ったのはジュリア、なつぽい、たむの3選手。数的有利を持つDDMのジュリア&なつぽいは2人でたむをエプロンまで追い詰めて挟み撃ちの構図に持ち込む。
なつぽいのトラースキックをたむがしゃがんでかわし、ジュリアに誤爆しそうになるもセーフ。しかし、なつぽいは今度は明確な意志を持ってジュリアにトラースキックを叩き込む。たむも困惑する中、なつぽいはジュリアを捕まえながら「たむ!来い!」と攻撃を指示。たむがジュリアに放ったトラースキックに合わせてなつぽいがジュリアをエプロンジャーマン・スープレックス・ホールドで叩きつけ、2人同時にオーバー・ザ・トップロープ。結果的にたむが1人勝ち残った。
会場が騒然となる中、マイクを取ったなつぽいは「たむちゃん、私はやりたいことが出来た。たむちゃんの隣で、それを叶えたい。私は、DDMのマスコットでも、ペットでもない!もっと上に行く。上に行くために、DDM、ジュリアちゃんの対角に立つ覚悟。COSMIC ANGELSで、スターダムに革命を起こす!これが!私の覚悟だよ」と決意表明。
そして、感極まって涙しながら「まいちゃん、テクラ、舞華ちゃん、ひめか、ジュリアちゃん、ばいぽい……」とDDMの面々に別れを告げる。
しかし、舞華は「なんでお前が悲しそうな顔するわけ?お前、やってることと言ってること、矛盾してるんじゃない?なつぽいは、最後までいい子ちゃんで終わりたかったんだね?」と至極まっとうな怒りを爆発させ、ひめかは「最近自分勝手な行動とか、自己中な発言とかあったけど……ここまでだったとはね。見損なった。本当に変わっちゃったのね。私の大切な仲間を裏切ったこと、絶対に許さないから」と静かにブチ切れ。
自ら捨てた仲間に強い言葉を浴びせかけられたなつぽいが泣き崩れると、たむが優しく抱きしめ、「なっちゃん、ありがとう。コズエン選んだこと、絶対後悔させない。一緒に、革命、起こそう?」と正式にメンバーとして承認。
これによってCOSMIC ANGELS&COLOR’Sの連合軍は9人を擁するスターダム最大派閥となり、革命成就も現実的な話になりそうだ。
DDMがバックステージに戻ると、舞華、ひめかは再び怒りを顕にしたが、テクラは「シンジラレナイ……。テクぽいは、良かったと思ってました……」とさめざめと泣き、コズエンからDDMに移籍してきた桜井は「フッ、自分からあんなとこ選んで行く人なんて珍しいですね。絶対、選択ミスですよ」と冷笑。
直接的な批判を避けていたジュリアは「私は今いるメンバーを宝だと、今までも思ってきたし、抜けてく人は抜けてくし、それでいいし。でもここにいるDDMの仲間を私は大切にして誇りに思ってるから。なつぽい、まあ、あんなところ行っちまったけどせいぜい頑張ってくれよ」となつぽいにエールを贈ったものの、「でもね、いい子ちゃんいい子ちゃん。舞華も言ったように、最後までかわいくいたいなつぽいには、ちょっとガッカリした。なんも変わってないね」と諦め口調で語った。