17歳のJKレスラーが団体新記録を再更新!羽南が月山和香を制してフューチャー王座V7!
9日、東京都・立川ステージガーデンにて『STARDOM MidSummer Champions 2022〜真夏の王者たち〜』が開催され、羽南が月山和香を制してフューチャー・オブ・スターダム王座の7度目の防衛に成功。防衛記録をさらに更新した。
フューチャー・オブ・スターダム王座は20歳以下、またはキャリア3年未満の選手にのみ挑戦権が与えられるシングル王座であり、スターダムの登竜門的な王座。
同王座は17歳の“格闘JKファイター”羽南が王座を保持しており、今年6月にはかつて林下詩美が打ち立てた最多防衛記録を更新する7度目の防衛に成功。将来のエースの座を期待されるまさに“フューチャー・オブ・スターダム”と呼べる存在となった。
そんな羽南は門戸を開いて幅広く挑戦者を募っており、スターダムで未だ未勝利の月山が挑戦名乗りを上げても即承諾。さらに、今大会にてノンタイトル戦で発表されていた羽南と月山のシングルマッチをフューチャー王座戦に変更するという王者側からの大盤振る舞いで両者の若手頂上決戦が決定した。
気迫に満ち満ちた月山は、試合開始直後から羽南を執拗なヘッドロックで絞め上げ、胴絞めスリーパーホールドや極楽ドン(※極楽固め+ネックブリーカー)と頭部へのダメージを集中。コーナー上からのダイビング極楽ドンなど大技も飛び出し、カウント2.9まで追い込んだ月山のリストクラッチ式ノーザンライト・スープレックス・ホールドには会場から大きな歓声が上がる。
しかし、羽南は月山の猛攻を耐え抜き、デッドリードライブで流れを変えてフェイマサーから必殺のバックドロップ・ホールドを狙うが、月山もオースイ・スープレックスで切り返して最後まで勝利を諦めない。なんとかこれを返した羽南が起き上がり際のジャンピングニーからフェイマサー、バックドロップ・ホールドと連撃して3カウントを奪った。
フューチャー王座の最多防衛記録をさらに更新した羽南は「8回目の防衛、成功しました!月山和香のすごく熱い想いが伝わってきて、私も戦っていて楽しかったですし、気持ちが本当に強く伝わってきて嬉しかったです。またお互い成長したところでシングルやり合いたいです!もっともっとやり合いたいです!今日はありがとうございました!」と笑顔。
月山も「今、(羽南の)コメント、聞いてましたけど、私も、プロレス……大好きです!ありがとうございました!」と目に涙をためながら思いを叫んだ。