「ファンの人の支持とかどうでもいい」ネット上の批判に屈した王者を先輩が鼓舞!試合で導き次期挑戦者に指名!

3日、東京・大田区総合体育館にて『STARDOM CRIMSON NIGHTMARE 2025』が開催。第6試合では星来芽依の持つハイスピード王座に葉月が挑戦した。
NEO女子プロレスから受け継がれる歴史深きベルトであるハイスピード王座。
伝統あるベルトだが、2025年から現王者の星来芽依の提案により新ルールで運用することに。以前は通常のプロレスルール(+場外カウント10カウント)で30分1本勝負での試合が行われていたが、【合計10分の中で3本勝負】【10分終了時に同点引き分けの場合は王座防衛】という変更が為された。
新たな時代を創ろうとしていた星来だったが、9月に7度目の防衛に成功した後には「この10分3本勝負に対して、結構批判が多かったんですよ。自分はハイスピードの歴史を変えるっていうのに必死になりすぎてちょっと焦りすぎたかな」と憂いを帯びた表情で語り、10月の防衛戦は15分1本勝負で月山和香と闘いコミカルな試合運びながらも10分25秒でチェックメイト。試合後に星来は「ここで憧れの葉月さんの壁を壊さないとハイスピードチャンピオンとしても上にいけない」と葉月を挑戦者に指名していた。

この日の試合も15分1本勝負に。序盤からハイスピードな攻防になるも葉月が圧倒。空中殺法、関節技、スピードと全てを上回る試合運びを見せる葉月だが、星来も顔面へのドロップキックで反撃する。急角度の投げ捨てジャーマンで動きを止めるとコーナーに登るが、葉月は平然と起き上がり雪崩式フランケンからダイビン・セントーンと連撃。反撃のチェックメイトも返された星来が担ぐも、葉月が急角度のフランケンで突き刺してフォールも2。
葉月のバイシクルキックをキャッチした星来がシットダウンパワーボムで叩きつけ、再度チェックメイトで逆転の3カウントを奪った。
号泣しながら星来は「葉月狩り成功したぞ。芽依このベルト持ってから、沢山いろんなこと挑戦してきたけど、結果失敗することが多くて、失敗してきたけど、今日、今ここから、またハイスピードの歴史を変えれるように努力します」とマイクを渡す。
葉月は苦笑しながら「芽依ちゃん、あなたは天才だよ。強いよ!だからもっと自分の意見を表に出して、ファンの人の支持とかどうでもいいよ。リング上で闘ってるの芽依ちゃんでしょ?あなたがチャンピオンなんだから、もっと自分の意志を大事に。自分の気持ちを大事に闘って、いっつもうちとの試合後泣いてるじゃん(苦笑)泣きたいのはうちだよ取れなかったんだから~」と慰める。
さらに「今日は芽依ちゃんが防衛したけどさ、うちはもっともっと芽依ちゃんと闘いたい。だからこのハイスピード、のベルトじゃなくて、この芽依ちゃんがとれなかったCMLLのベルトをかけてシングルマッチしようよ」とCMLL女子王座の次期挑戦者に指名する。
星来は泣きながらも握手でこれに応え、ハイスピードの次期挑戦者として現れた水森由菜にも握手で応えた。
















