“Hカップグラドルレスラー”白川未奈が“Gカップグラドルレスラー”ウナギ・サヤカに勝利し32日間限定王座戴冠!

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 4日、神奈川県・横浜武道館にてスターダム『YOKOHAMA DREAM CINDERELLA 2021 in Summer』が開催され、白川未奈が悲願のフューチャー・オブ・スターダム王座戴冠を果たした。

 フューチャー・オブ・スターダム王座は20歳以下、またはキャリア3年未満の選手にのみ挑戦権が与えられるシングル王座であり、現在赤いベルト(ワールド・オブ・スターダム王座)を持つ林下詩美も巻いていたスターダムの登竜門的な王座。
 昨年12月に生え抜きの飯田沙耶が悲願の初戴冠を果たし、その武骨なファイトスタイルで3度の防衛を重ねてきたが、今年5月に飯田の負傷による長期欠場に伴って王座を返上。空位となった同王座を巡って全7選手による新王者決定トーナメントが開催され、ウナギ・サヤカ、白川未奈が決勝戦に駒を進めた。

 フューチャー王座を争うこととなった2人は、ともにCOSMIC ANGELSのメンバー。
 COSMIC ANGELSは、“宇宙一かわいいアイドルレスラー”中野たむが“Hカップグラドルレスラー”白川未奈と、“Gカップグラドルレスラー”ウナギ・サヤカとともに結成した3人のユニットであり、昨年12月にアーティスト・オブ・スターダム王座(※6人タッグ王座)を獲得してから防衛を重ね続け、今年5月には最多防衛記録を塗り替えるなど破竹の勢いを誇っている。
 白川は昨年10月から、ウナギは昨年11月からスターダムに参戦したニューカマーであり、“スターダムの未来”の名を冠するベルトをこの2名が争うことは新時代の到来を予感させる。今年4月1日付でスターダムへ正式入団したウナギが所属後初の栄冠を手にするのか、デビュー団体であるベストボディ・ジャパンプロレスでシングル王座であるBBW女子王座の戴冠歴もある白川がキャリアで勝るのかに注目が集まっていた。


 試合が始まると、東京女子プロレス時代から合わせて付き合いの長い2人は互いがともに歩んできた歴史を確かめ合うかのようなじっくりとしたグラウンド戦からエルボー合戦展開。
 白川がメキシコ修行で身につけたキレに定評のあるロープワークで翻弄しながらのティヘラを狙っていくと、ウナギは普段は見せないバタフライロックやキャメルクラッチなどのサブミッションで対抗。白川もロメロ・スペシャルで対抗しグラウンドの流れになるかと思いきや、ウナギは即座にカウンターのフェイスクラッシャーから拙者、蒲焼き者で候。(※ギロチンドロップ)を連打してからの、これより我は修羅に入る!(※フロッグスプラッシュ)を見舞うなど照準を絞らせない変幻自在の攻撃を展開。
 ウナギはミラノコレクションA.T.から直伝された大技・大儀であった(※変形MADE IN JAPAN)での決着を狙うが、振り払った白川が裏拳をクリーンヒット。さらに空中胴絞め落とし、グリーンキラーと得意技を決めていき、最後は必殺のインプラントDDTで突き刺して3カウントを奪った。

 悲願のフューチャー王座戴冠を果たした白川だが、2018年8月5日デビューの白川が同王座の保持を許されるのは32日間。
 白川が「保持期限の32日間でやりたいことが3つあるんです。その1つは32日の間にたくさん防衛戦をやってこのベルトの価値を挙げることです!」と宣言すると、ウナギがその場で白川への挑戦を宣言。白川もこれを快諾したことで、2人の切磋琢磨はこれからも続いていくことととなった。

 バックステージに戻った白川は、自身が東京女子プロレスに参戦した当初はウナギがまだ練習生であり「『頑張ってるな』っていう風に見てるぐらいの後輩だった」と2人の歴史を振り返って涙。
 そして『ウナギ・カブキ7番勝負』の企画が催されたり、シンデレラ・トーナメントのベスト4にまで駒を進めていたウナギに対して気後れしていたという内心を吐露しつつ、「ウナギ相手に初防衛きっちりして、『まだまだ私は先行くよ』っていうのをきちんと次も勝って、その姿を見せたいなと思います」と笑顔を見せ、「ベルトを2本獲ったらやってみたかった」とはにかみながらポーズを決めて記念撮影を行った。

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