ウナギ・サヤカがスターダムに里帰りも中野たむが「二度と戻ってくるな」と完全追放!ウナギは「私にしかできない事をもっと広い世界でやってやる」
3日、有明・東京ガーデンシアターにてスターダム『JR東海 推し旅 presents STARDOM NEW YEAR DREAM 2025』が開催。第9試合では『スーパーデリシャスシングルマッチ』中野たむvsウナギ・サヤカが行われた。
ウナギは2019年に東京女子プロレスでデビューし、2020年にスターダムに参戦。中野たむらとともに『COSMIC ANGELS(コズミックエンジェルズ)』を結成する。
苦楽をともにしていくが、段々とスターダムの参戦回数が減っていき突然『ギャン期』を宣言。様々な団体に参戦をはじめ、後々この時期にスターダムをクビになっていたことを明かす。
しかしこれでウナギは覚醒し、現在の女子プロレス界で一番発信力を持つレスラーに成長。自主興行で後楽園ホールを完売させる営業力も持つなど国内女子トップクラスのレスラーとなっている。
前日会見でウナギは「スターダムとコズミックエンジェルズに戻りたいと思っていました。でもそれは過去の話。どんどんボロが出て、どの団体でも見れるようになって、どこにいても手の届きそうになったスターダムになりました。中野たむはスターダムを守ってると勘違いしてるようですけど、お前の守るってなんだよ?ただそこにいるだけなんだよ。2年前私がクビになった時、お前はなんにも守ってくれなかったよな?」と辛辣な発言。
これにたむは「たむは守りたいものが本当に増えて強くなった。それには自信ある。守りたいものみんなと守ってきた。だから(12月の)両国国技館も今までで一番、満員札止め。ボロボロのスターダムをここまで立て直すことができたんだよ。あんたとは違う。守ってくれなかった?あんたいつまでそうなの?守ってもらって?自分は好き勝手して?みんなのこと傷つけて、スターダムみんなからNGくらって、会社のガンになってクビになった時からなんにも変わってない。あんたがどんな薄っぺらな2年間過ごしてきたのかってことしか伝わってこないね」とガチ発言で反論する。
愕然としながらウナギは「うすっぺらな2年・・・あんた正気か?この2年火祭りで男子とリーグ戦で戦い、大仁田厚と電流爆破して、色んなレジェンドに沢山支えられて、もう出てない団体ないんじゃないかってぐらい色んな団体出て、去年は2回後楽園で自主興行して、今年は後楽園で里村明衣子とワンマッチ、4月には自分の力で両国国技館自主興行。これがうすっぺらいか?あんたが欠場してプロレス辞めようか迷ってる間も給料もらってんだろ?私達フリーレスラーは怪我したら終わり。そんな日々とも毎日戦ってきたんだよ。その間、どのどんスターダムはつまんなくなってって、岡田、こんな奴にできるわけねーだろ!お前がロッシー小川がやってたこと以上のことできんのかよ?そして中野たむ、ずっと戦いたかった、ずっとキラキラしてた、負けてもずっと輝いてた、ずっと追いかけてきた。でもそれは昔の中野たむだ。今の中野たむは中野たむなんかじゃない。お前中野たむ辞めろ」と圧倒的説得力を持って衝撃要求。
たむは「わかった。負けたら中野たむ辞めるよ。そのかわり、ウナギ、あんた負けたら、もう二度とスターダムに関わるな。消えろ」と吐き捨て、ウナギも「臨むところだよ。1・3、明日、最後の中野たむ、お前を査定してやるよ」と、お互い人生を賭ける試合となった。
開幕から思いがこもったビンタの打ち合いになり、その後の蹴り合いではたむが競り勝つも、場外戦になるとウナギが花道ブレーンバスターで叩きつけ優勢に。座って見つめ合うと思いを言葉にしながらお互いの顔面を蹴り合い、ウナギが城門突破(=ブレードランナー)や大儀であった(=変形MADE IN JAPAN)で決めにかかれば、たむもバイオレットシューティング(=スライディングニー)を後頭部や側頭部に連続で叩き込みバイオレットスクリュードライバーで脳天を突き刺していく。
髪を掴み合ってのエルボーの打ち合いを経て、最後はたむがバックドロップからのタイガースープレックスホールドで3カウントを奪った。
たむはマイクを持つと「ウナギ、中野たむつよかったっしょ。なんでかわかる?守りたい物があるからだよ!あの時はウナギの事守れなくてごめんね。あなたは、ここでは生きられない。だって規格外すぎるもん。だから、もうスターダムには二度と戻ってくるな。でもね、もし、もし万が一この先ウナギが行き詰まったら、いつだってたむは駆けつけるから。そん時は、たむがウナギを、査定してあげる」と笑顔を見せる。
涙目になりながら見上げていたウナギは立ち上がると「中野たむはやっぱり中野たむだな。あたしは中野たむにはできない、ウナギ・サヤカにしかできない事をもっと広い世界でやってやるよ。中野たむの今日の査定結果は100点中2点だ。そんな硬いこと言わずにさ、またやろうね。っていうか、私、クビになってもまたここのリングにやってくるような女なんだから?お前に追放されたくらいで、もうここに立たないわけないだろ?」と詰め寄っていき、たむは抱きしめるがウナギはビンタで返し、たむも「バカ野郎」とビンタを叩き込んで笑顔で違う道へと歩みを進めた。
傾奇者の里帰りは一炊の夢となり、己の道を傾き通す。