9年ぶりに声優・相羽あいながプロレスラー復帰!「アクトレスガールズで出会えてよかった」

5月31日、大田区総合体育館でなつぽい&安納サオリデビュー10周年記念大会『なつ&さおりー 来たよ。来たね。10周年。~うちらの足跡~』が開催。第1試合で声優の相羽あいなこと“大阪発!目的地不明!暴走機関車!”播磨佑紀(はりまゆうき)がプロレスラーとして1日限定復帰を行った。
播磨はスターダムの練習生を経て、2015年に『Beginning』でプロレスデビュー。女優を行いながらプロレスの試合を行う“アクトレスガールズ”として活動し、2016年にブシロードグループの声優プロダクション『響』へ所属。声優として『けものフレンズ』『BanG Dream!』『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』などへ出演し、レヴュースタァライトの会見では同期として闘っていた女子プロレスラーの万喜なつみ(現:なつぽい)に全力エルボーを叩き込み話題となった。格闘技団体『KNOCK OUT』や『スターダム』のオフィシャルサポーターも務めた経験があり、スターダムのオーナー会社にあたる株式会社ブシロードとの繋がりがとても深い。
今回Beginning旗揚げメンバーであるなつぽいと安納サオリのデビュー10周年記念興行ということで、第1試合で『Beginningタッグマッチ~うちらは初期メン~』が行われることに。旗揚げ戦メインイベントでもタッグを組んだ尾崎妹加と播磨佑紀のタッグチームTurtleZが復活し、まなせゆうな&今年10月に引退する本間多恵と対戦。スペシャルレフェリーを昨年7月に東京女子プロレスで引退した角田奈穂が務める事となった。

試合は播磨とまなせでスタート。播磨がエルボー連打もまなせがパワーで圧倒し、多恵が播磨を倒すと角田を巻き込んでタッグユニット『以下省略。』ポーズをきめる。
妹加がまなせとのラリアットのぶつかりあいを見せ、さらに多恵をアルゼンチン・バックブリーカー。播磨がまなせをクリストで捕らえる連携を見せ、さらに妹加のフラップジャック+播磨のフェイスクラッシャーのTurtleZ連携攻撃が決まる。
しかし播磨が延髄斬りからラリアットを狙ったところを、かわした多恵が新世界(=変形スクールボーイ)で丸め込んで3カウントを奪った。

9年ぶりの試合を終えた播磨は「やっぱりプロレスは好きだったんですけども、ブランクは感じないようにってやってきたけどね。やっぱみんな強い。強いけど、全力で立ち向かえたことも、それをしっかりと受け止めて、もうほんとに痛そうにしてたし」と語るが、頬にドロップキックを打ち込まれたまなせと後頭部に延髄斬りをくらった多恵が「いてーよ!」「誰に教わったんだよあれ!痛いわ!」とガチツッコミ。
苦笑しながら播磨は「アクトレスガールズで出会えてよかった、初期メンでよかったなって思いました。ほんとにいっぱい思い出した。色々(苦笑)みんなに出会ってなかったら、アクトレスガールズに入ってなかったら、今こうしてライブをして、みんなとこういう場に来れたっていうこともまずなかったから。もう全部が宝物だし、今回やるにあたってアルバムを漁ってみたんですよ(苦笑)そしたらほんとにみんなバカみたいなことしてて、いい大人がね、ちょっと幼かったけど、いうても大人だったのに、すごいアホなことばっかりしてて、ほんとに世には出せない画像がいっぱいあって(苦笑)動画もあって(苦笑)それぐらいアホなことしてた。そんなメンバーとこうして10年経っても、こうやって仲良いのでもあり、リングで思いっきりこうぶつかり合えるっていうことが、ほんとにみんなができることじゃないから、かけがえのないことだなって、大切にしたいなって思いました」とコメント。
勝利した本間は「私は個人的に今年の10月に引退を決めていまして、そのタイミングでこんな素敵なカードが組めたのはすごく嬉しいので、今日見てた方々はもうラッキーだし、でもきっとプロレスはずっと続いていくので、また新たなエモい出会いは必ずリングであると思いますので、私も最後の最後までそのエモい出会いをなんか期待したいし、見てる人たちにも新たな感動なストーリーが始まっていくっていう風に思って、ずっと見続けてくれたら嬉しいなと思います」と挨拶した。
最後にまなせの音頭で小指を立てると「強く!優しく!あなたに一生懸命!アクトレス~ガールズ~」の合唱でアクトレスガールズ1期生の同窓会マッチは終了した。

なおエンディングでは相羽あいなとしてステージに現れ、試合のダメージを感じさせないパフォーマンスで『Beauty or Beast』『S.T.D.M.』を熱唱。プロ声優として活躍するようになった播磨をプロレスファンに見せつけた。