【試合詳細】11・4 みちのくプロレス神戸大会 のはしたろうvs鈴木みのる ザ・グレート・サスケ&ウルティモ・ドラゴン&スペル・デルフィンvsバラモンシュウ&GAINA&郡司歩 with バラモンケイ 新崎人生&スペル・シーサーvs日向寺塁&ラッセ

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『株式会社ワールド・ワンpresents みちのくプロレス神戸大会のはしたろう凱旋SP』
日程:2024年11月4日(月・祝)
開始:13:00
開場:兵庫・神戸サンボーホール 
観衆:780人

▼8人タッグマッチ 15分1本勝負
○エル·パンテーラJr./ヤッペーマン1号/ヤッペーマン2号/晴斗希
5分53秒 パンテーラスペシャル→片エビ固め
ディック東郷/卍丸/Ken45/●大瀬良泰貴

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○山谷林檎🍎
8分39秒 アップルクラッチ
●吉田憂次

▼タッグマッチ 30分1本勝負
新崎人生/○スペル・シーサー
9分49秒 SAITOスペシャル
日向寺塁/●ラッセ

▼6人タッグマッチ 45分1本勝負
バラモンシュウ/○GAINA/郡司歩 with バラモンケイ
19分53秒 3人おんぶプレス→体固め
●ザ・グレート・サスケ/ウルティモ・ドラゴン/スペル・デルフィン

▼シングルマッチ 60分1本勝負
○鈴木みのる
20分55秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め
●のはしたろう

地元凱旋を果たしたのはしが鈴木みのるに玉砕!100歳までの現役続行を語るみのるにのはしが追随宣言!宇宙大戦争をサスケが拒絶するも開戦不可避?!

第1試合


 オープニングマッチに相応しい賑々しい8人タッグマッチで開幕。
 あとから入場してきたディック東郷、卍丸、Ken45°、大瀬良が先制攻撃を仕掛け場外乱闘から試合開始。
 リング上では晴斗希がKen45°と大瀬良をハイスピードで次々蹴散らすが、こちらもリング下に落とされディック東郷が待ち受ける。リング上に戻された晴斗希がKen45°と改めて打ち合う。双方気合を込めて張っていくがKen45°がリード。青コーナーに捕まえた晴斗希に大瀬良がリバーススプラッシュ、東郷がシルバーブレットで追い打ち。東郷が晴斗希にナックルパンチの応酬。晴斗希の延髄は空振り。東郷がストンピングで、卍丸に交代。やられまくる晴斗希だったが卍丸へフライングニールキックを放って脱出に成功。パンテーラが東郷をショルダースルー。ケプラドーラ・コンヒーロでKen45°の背骨を叩き、大瀬良にキックのコンビネーションを見舞う。卍丸とKen45°をヤッペーマン1号2号がドロップキックの編隊飛行でリング下に落とし、間髪入れずにブランチャの編隊飛行。リング下右舷の東郷にはパンテーラがノータッチトぺ・コンヒーロ。左舷の大瀬良に晴斗希がダイブ。
 最後はパンテーラが大瀬良にトラースキックからのパンテーラ・エスペシアルで3カウント。
 ふく面ワールドリーグ戦覇者が神戸の観衆を魅了した。

第2試合


 東北タッグ初戴冠で勢いに乗る山谷が、昨年23年3月西日本豪雨災害復興支援チャリティマッチで対戦した際には5分53秒であえなく惨敗の吉田憂次と対戦。
 体格差歴然のふたりだがロックアップから吉田を圧してロープを背負わせたのは山谷。クリーンブレイク。しかし山谷を吉田ががっちりとヘッドロック。ショルダータックル一撃で倒すとそこからは吉田のペース。山谷の背中にストンピング、ボディスラムで叩きつけ片足で踏みつけフォール。山谷がカウント2で返すとサッカーボールキックで背中を蹴りつける。仰向けにセットした山谷の足へエルボードロップ。さらにエルボードロップ追加、ギロチンドロップと容赦のない足攻めに山谷が大苦戦も、なんとかロープに逃れミサイルキックで反撃。吉田のぶ厚い胸板にフォアアームを果敢に打ち込み前のめりに倒れかかった吉田の脳天へ低空ドロップキックをヒットさせフォールもカウント2。吉田がカウンターのパワースラムで山谷を投げ形勢を逆転。山谷を串刺しボディプレスで圧殺しフィニッシュを狙うがきょうこそ勝ちたい山谷が吉田の背中にドロップキックを突き刺す。そうはさせじと吉田が垂直落下式ブレーンバスターで山谷をマットに突き刺すが、山谷が渾身の力を絞りアップルクラッチで吉田を抑えて3カウント奪取。吉田から遂に初勝利を掴んだ。

第3試合


 デビュー30周年を迎えたスペル・シーサーとラッセから。リストの取り合いからシーサーがラッセをヘッドロックに捕らえてアームドラッグで投げる。向かい合い再度ラッセの腕を取ってチキンウイングアームロック。ラッセが辛くも逃れいったん離れて双方パートナーにタッチ。
 出会い頭に日向寺をがっちりとヘッドロックした人生に締め上げられつつも人生をじりじりとロープに押した日向寺。人生をロープに振るが逆に人生のショルダータックルに跳ね飛ばされる。倒れた日向寺をひらりと飛び越え起き上がってきた日向寺の手を携えて拝み渡り。驚異の体幹見せつけスルスルとロープを渡ってあっという間にコーナーを通過、日向寺にブレーンチョップを見舞っていく。
 シーサーがラッセをフライングメイヤーからスリーパーホールド。逃れたラッセに逆に圧され青コーナーに捕まる。日向寺がリング中央でドロップキックを見舞ってネックロックしながら再び青コーナーへ押し込める。ラッセがシーサーをボディスラムで叩きつけてからさっきのお返しとばかりにスリーパーで締め上げる。ロープエスケープしたシーサー、ラッセをヘッドシザーズで投げて人生にタッチ。猛牛の如くリングインした人生が怒涛の勢いでラッセ、日向寺をボディスラムで叩きつけコーナーポストへ駆けあがって日向寺へ念仏ダイビングショルダーアタックを敢行。そのまま念仏パワーボムを狙うが、堪えた日向寺がショルダースルー。人生の胸元へミサイルキックを叩き込んでフォールもカウント2で人生がキックアウト。日向寺の足を掴んだ人生が念仏捻りで日向寺を飛ばして極楽固めでフィニッシュかと思いきやすんでのところでラッセが飛びこんできてカット。再びラッセとシーサー。シーサーがエルボースマッシュ。抑え込みを逃れたシーサーにラッセが延髄斬り。日向寺とラッセがトレイン攻撃。ラッセがシーサーをみちのくドライバーⅡで突き刺しフォール。人生が加勢してシーサーがラッセにSAITOスペシャルでフィニッシュ。

シーサー「本当にありがとうございます。きのうはサスケさんとシングルマッチ、今日は新崎さんとタッグ。30年前にみちのくプロレスを夜逃げした自分には考えられないこのタッグマッチ、本当にありがとうございました。あのー、私は普段神戸市兵庫区雪御所町2-24にあるネイチャースタジオの2階でシーサータコスというお店をやってるんですけど、きょうは初めて試合会場に出店しました。他の選手たちもメキシコの味がすると大絶賛なので、みなさんも是非お試しください。ありがとうございます!」

第4試合


 シュウとサスケから。シュウがロー、ミドル、ハイキックとサスケにガンガン蹴りを入れ防戦一方のサスケ。ハイキックが後頭部に刺さりサスケがダウン。ふらつきながら立ったサスケをシュウがチョークスリーパーに捕らえる。次第にぐったりし動かなくなるサスケ。意識を取り戻し立ち上がったサスケにシュウのハイキックが炸裂し再びダウンするサスケ。立ち上がるやいなやシュウがソバット、再び寝技に誘い執拗にチョークスリーパーもサスケが力技で立ってクラッチを外す。すかさずシュウがショルダータックルで倒す。起き上がりこぼしですぐさま跳ね起きるサスケを蹴り倒すシュウ。
 デルフィンとGAINA。デルフィンがGAINAをショルダータックルで倒せずボディスラムで投げ切る。
 ウルティモと郡司。ウルティモが郡司に握手を求めるとシュウが「あいつ信じるな!」と郡司に注意喚起。いぶかりつつ手を差し出した郡司にウルティモがソバットからヘッドロック。逃れた郡司をショルダータックルで倒したウルティモだったが場外戦に転じると一気にバラモン兄弟、郡司のペースに。
 水攻めに遭うサスケ。郡司に鉄柱に飛ばされるウルティモ。闘いの場がリングに戻ってもデルフィン、サスケ、ウルティモまとめてバラモン兄弟のボーリングの餌食に。
 堪忍袋の緒が切れたウルティモがシュウをソバットで蹴散らしGAINAをショルダースルーで叩き落すが腰を痛めてうずくまる。
 その有様を見て笑いながら近づいてきた郡司をウルティモが捕まえコブラツイストで締め上げる。いったん外して今度は卍固め。だが郡司がギブアップする前にウルティモの腰がギブアップ。
 デルフィンにサスケが「アレをやりましょう!」と乗せるとデルフィンがコーナーポスト最上段に上がりサスケに郡司をセットするよう促す。距離感が全く掴めない上にボケまくるサスケにデルフィンが「お前が邪魔や」と静かに切れる。デルフィンが郡司にスイング式DDTを見舞いサスケとふたりががりで仲良くフォールも、シュウがカットに入ってくる。
 シュウとケイがサスケにサンドイッチハイキック。フォールを返したサスケの頭に交通標識を直撃させ今度こそとカバーするとウルティモが飛んできてカット。ウルティモをリング下に落とし、GAINAが郡司、シュウをおんぶしてサスケをおんぶプレスで圧殺して3カウント奪取、カオスな闘いにピリオドを打った。

 試合内容にも結果にも納得いかない様子のウルティモがマイクを取った。

ウルティモ「おい、ウルティモドラゴンだぞお前。レジェンドだぞ。空気読めよ、お前ら!もう二度と来ることないかもしれない。そんなことより、なんだお前ら・・・バラモン?シュウ?ケイ?お前ら、セーラーボーイズじゃないのか?おい!石森はどこいったんだ?」
シュウ「急にマイクを始めたウルティモドラゴンに俺は驚いている!」
ウルティモ「まあいいや。あとはお前が締めろ」

 ウルティモがリングを去ると、シュウの矛先はサスケに向かった。

シュウ「おいサスケ!お前だよ。そろそろ宇宙大戦争の季節が来たんじゃねえのかおい!」
サスケ「もう宇宙大戦争は終わったから」

 すると第1試合で会場を沸かせたエル・パンテーラJr.が突如リングイン。マイクを手に「コレは宇宙大戦争デスか?」と意味深長な言葉を投げかけて観客をどよめかせた。
 うろたえるサスケに対し、パンテーラは無垢に「これは、宇宙大戦争ですか?」と繰り返す。
 100万の味方を得たとばかりにシュウが「そうだ!第7回ふく面ワールドリーグ戦優勝者が言うなら間違いない!おいサスケ!お前がやらないと言っても、俺たちがお前を必ず宇宙大戦争に引きずり出してやるからな!」と言い捨て、サスケを残してリングを後にした。

第5試合


 パイプ椅子を担いでリングインしてきた鈴木とのはしがリング上で対峙し睨みあう。レフェリーが鈴木からパイプ椅子を奪い取って試合開始。
 鈴木が格闘技スタイルでローキックを放つとのはしはシングルレッグでテイクダウンを狙うが鈴木は倒れず。鈴木に圧されロープを背負うが体勢を入れ替え鈴木から離れる。相対するがまたも組まずのはしにローキックを浴びせる鈴木。すかさずバックを取ったのはしの腕を掴んで指折り攻撃。レフェリーが止めて向かい合う。のはしが鈴木にエルボーを打ち込むが鈴木は余裕の呈でびくともせず。ならばと石頭で頭突き。その頭に鈴木がエルボーを見舞う。鈴木をショルダータックルで倒したのはしだったが一瞬の油断が命取り。ぶら下がり式腕十字に捕まり、リング下へ落とされ場外戦へ突入するとまたたく間に会場全体が修羅場と化す。鈴木は観客席のパイプ椅子を手当たり次第掴んでのはしを殴打。パイプ椅子が散乱しもはや観客が誰も座っていない客席のエリアで鈴木とのはしがエルボーの打ち合いを展開。観客はそれを遠巻きに見ながらのはしに声援を送り続ける。鈴木はリング下から取り出したスパナでのはしの額をえぐっていくが、石頭ののはしには効かず。ならばと今度は頭に噛みつき攻撃。のはしの首にロープをぐるぐる巻きにして絞め上げる。レフェリーの注意を受けても舌を出し薄笑いを浮かべて、セコンドの若手や練習生たちにも殴る蹴るの暴行を加えていく。
 ようやくリング上での闘いが再開。のはしが鈴木をカニ鋏みで倒し背中にヘッドバット。起き上がった鈴木の背中にパンチを打ち込む。鬼の形相で堪える鈴木。仁王立ちした鈴木にのはしが延髄斬りをスマッシュヒットさせフォールもカウント2で返した鈴木が逆襲に転じる。のはしをコーナーに押し込み串刺しフロントハイキックで顔面を踏みつけたあとPK連打からフォールカウント2で返したのはしと鈴木が激しいチョップ合戦を展開。食い下がって張るのはしに鈴木が重いエルボー。のはしダウン。ふらつきながらなおも打ち込むのはし。背後にまわりスリーパーを仕掛けようとした鈴木をのはしがブレーンバスターで投げ低空ドロップキックを発射、間髪入れずバックドロップをたたみかけフォールも鈴木が返す。ならばとコーナーポストに上がりダイビングヘッドバットを見舞おうとするが鈴木がかわして自爆。鈴木がのはしにビッグブーツ。フィニッシュ狙う鈴木にのはしが食い下がり打ちかかるが、鈴木は微動だにせず手を後ろに組んで薄笑いを浮かべながら「もっと来い」と挑発。のはしも自らに気合を入れ直しエルボー連打。一瞬鈴木がぐらつく。が、のはしをスリーパーに捕らえたのちゴッチ式パイルドライバーでマットに突き刺して引導を渡した。

鈴木「(会場の観客に向かって)こいつを応援にきたこいつの同級生いるんだろ?手を挙げろ。片っ端からぶっとばしてやる。おい、お前の記念大会、もっと緩くて優しいのが良かったか?もっと簡単に勝てるやつが良かったか?」
のはし「鈴木さん、弱い奴じゃ意味ないです。強い奴と闘いたいです。だが次闘うときは絶対に怖いからって最後まで逃げない」
鈴木「おい、サスケとか人生みたいによ、ジジイたちと一緒にするんじゃねえ。てめえの目の前にいるのはいまやひとりで世界中駆けずりまわってる鈴木みのるだぞ。俺56だぞ。とりあえずあと44年はやるからよ。お前、そんな俺と闘えるのか?」

のはし「えー・・・年齢の話が出ましたけど。42歳のはしの後厄が終わると思ったら、とんでもない強敵が現れました。まだまだ青二才ということだと思います。もう11年前から年に一度神戸大会やっていますけど、鈴木さんの言葉に倣えばはあと44年はやりたいと思います。44年やるということはもちろん来年もやりますので、みちのくプロレス神戸大会来年も楽しみにしていてください!」

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