“カリスマ”佐々木大輔が師・ディック東郷組に勝利し一騎打ちを熱望!「20周年の前にきっとシングルマッチが組まれて、俺はあんたを超える!」

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 DDTプロレスの悪のユニット・ダムネーションT.Aの“カリスマ”佐々木大輔が11月6日、東京・新宿FACEで自身のプロデュース興行「CHARISMANIA」を開催し、超満員札止めの観衆(500人=主催者発表)を動員した。メインイベントのタッグマッチで佐々木は師匠のディック東郷組から勝利を挙げ、師との一騎打ちを希望した。

 佐々木は東郷が主宰したプロレススクールSUPER CREWに1期生として入校し、2005年10月22日にデビュー。翌年にはメキシコ修行に旅立ち、ルチャリブレを学び、帰国後の2008年よりDDTに参戦。2011年、2012年には新日本プロレスの「BEST OF THE SUPER Jr.」に2年連続出場。2016年4月にKO-D無差別級王座初戴冠を果たし、以後、同ベルトを通算3度腰に巻いた。DDTには欠かせないトップヒールで、先にデビュー20年目に突入したばかり。

 今大会で佐々木は宮本裕向とのコンビで、東郷、そして縁が深い藤田ミノル組と対戦。この日ばかりは、お互いの力を確かめ合うかのように、得意の反則攻撃をほぼ封印し、東郷、藤田とオーソドックスなレスリングで渡り合った。佐々木と東郷はパンチの打ち合いから、東郷がクロス・フェースロックを決めれば、佐々木は同じ技で返す。東郷がミスティカ式クロス・フェースロックを繰り出すも、佐々木はエスケープ。20分過ぎ、藤田が佐々木にSAYONARA、東郷はペディグリーを見舞う。東郷と藤田が佐々木にダブル・インパクトを繰り出すも、宮本がカット。藤田のダイビング・ボディプレスを剣山で阻止した佐々木は佐々木式ウラカンラナ、トラースキックを叩き込み、東郷をペディグリーで排除。最後は佐々木が藤田からミスティカ式クロス・フェースロックでギブアップを奪った。佐々木組にはラウドロックバンド「HEAD PHONES PRESIDENT」のANZAさん、NARUMIさんより勝利者賞が贈られた。

 試合後、佐々木は「この4人のなかでは私が一番の小僧だ。どうして、この3人かって。宮本さんは俺の永遠の憧れ。藤田さんも永遠の憧れ。そして師匠はいつまでも俺の永遠の憧れです。来年で20年、師匠のことはまだまだ超えてない。20年の前にきっとシングルマッチが組まれて、俺はあんたを超える!」と東郷との一騎打ちを熱望。東郷は「今のおまえと俺じゃ体力差がある。俺はヤマいってる(ケガしてる)からな。あと5年、体づくりさせてくれ。60になったらやろう。あと5年待ってくれ」と返した。

 東郷、藤田が退場すると、佐々木は「俺だって、来年で20周年。もうすぐ(来年11月で)40だ。だけど年取って弱くなったとか、そんなこと言うんじゃねぇ。きっと60だってピンピンしてる。俺はいつだって師匠を超える。老いてる暇はねぇ」と締めくくった。

 バックステージで佐々木は「ひと言、すごい。最近ベテランだと思ってる俺がグリーンボーイのように転がされてしまった。俺たちも年取ったとか、老いて弱ったとか言っちゃダメ。来年、20周年で40歳。死ぬまで仕掛けていく。『CHARISMANIA』、まだ1回目。2000回までやる。宮本裕向がいれば誰も怖くない」とプロデュース興行の継続を宣言した。

 東郷は「アイツは俺を超えたいと言った。望むところだ。ただ今すぐやるつもりはねぇ。あと5年寝かせてくれ。俺は今上り坂なんだよ。5年待ってくれよ。おまえ、簡単に俺を超えられないぞ。60、還暦でどうだ!?」と話した。

 セミファイナルではダムネーションT.AのKANONが元KO-D無差別級王者の入江茂弘と一騎打ち。KANONはスーパーヘビー級の入江と真っ向勝負で挑むも、ビーストボンバーで惜敗。第3試合ではイルシオンが、第4試合ではMJポーが白星を挙げ、ダムネーションT.Aのメンバーが躍動した大会となった。

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