夢闘派プロレスが12・1に聖地・BumB東京スポーツ文化館へ凱旋!新井健一郎vs佐藤泰の覇王争奪戦や定アキラvs磯英弥の世代闘争など勝負論あるカードがズラリ
“プロレスとは闘いであり、その闘いこそが極上のエンターテイメントである”をモットーにプロレス道を探求する夢闘派プロレス。今回の会場は“夢闘派の聖地”と呼ばれるBumB東京スポーツ文化館!
オリンピック会場に指定されその準備期間、さらにはコロナ禍により長くプロレス興行の使用を禁止されていた同会場だが、状況も落着き幾度かの話し合いを経てようやくプロレス興行の再開にGoサインが出た。
その一発目として夢闘派プロレスを含む3団体が再開記念のシェア興行を開催することとなった。
それに伴い夢闘派プロレスは今大会の編成を2部制にし、コンセプトもそれぞれ別に設定した。
<第一部>
▼BumB東京スポーツ文化館プロレス興行再開記念試合 30分1本勝負
星誕期/加藤茂郎/マイティ祐希
vs
クラッシャー高橋/スーパークラフターU/ノブ・カセダ
オープニングマッチは“BumB東京スポーツ文化館プロレス興行再開記念試合”として組まれた6人タッグマッチ。
当初は「たまにはお祭り騒ぎみたいなカードを組みたい」という事で、スーパーヘビー級の選手を揃え、更には同日同場所でシェア興行を行う2団体から次世代のエース候補を招聘、まさにこの日限りのプレミアムマッチとなった。
当然スーパーヘビー級同士の激突や、このメンツの中で異彩を放つ加藤茂郎とクラッシャー高橋のアメリカン対決等、見どころ満載ではあるが、何と言っても最大の注目はシークレットベースから参戦するノブ・カセダ、クレイジーユニオンから参戦するマイティ祐希の動向だろう。
カセダはまだキャリアは浅いながらも、その巨体からのぶちかましはかなりの脅威。反対側には星誕期がおり、そのぶちかましがどこまで通用するのかが見ものだ。
マイティ祐希はヨーロッパの武者修行を経て帰国。性格もかなり攻撃的に変貌しており、かつての面影は一切ない。
これまでの打たれ強さに加え、ラフファイトを織り交ぜた闘いぶりで今やクレイジーユニオンの中心人物と化している。
更にはその動向が全く読めないスーパークラフターUの存在も含め、どこを視点にしても見どころ満載というマッチメークとなっている。
▼スペシャルマッチ 10分1本勝負
レオ・クリスチアーニ
vs
デイモス
海外から日本に武者修行中の2人によるシングルマッチ。
レオ・クリスチアーニの出身はスペイン、デイモスの出身ははイタリアと国は異なるが拠点とするテリトリーは同じらしく、組んだり闘ったりとそれぞれの手の内はわかっている様子。
今回、山田太郎のブッキングによりシングルマッチが組まれたが、正直実力は未知数、どんな闘い方をするのかもわからない。
ただし、先日山田太郎がコメントで「二人の闘いにも注目してください」と発言しており、俄然注目度と期待値が急上昇。
海外のインディープロレスが直輸入という観点からも貴重なカードと言えよう。
<第二部>
▼シングルマッチ 20分1本勝負
大野翔士
vs
でかい一物
前回大会で衝撃の夢闘派デビューを果たしたでかい一物。その闘いぶりでファンの心を鷲摑みにしたものの、党の本人は“全く自分のイメージ通りに動けなかった。もう一度チャンスが欲しい”と反省しきり。そしてこの闘いを真剣な眼差しで見ていたのが大野翔士。
一物の闘いぶりを見た大野は「彼が夢闘派に上がり続けるのなら、僕との対決は避けて通れませんよ」と一言。
かつては同じ釜の飯を食べてた二人だが、大野はプロの道を目指し、一物はアマの道にこだわった。
そして、時が流れ、一物が憧れる“夢闘派のリング”で二人は対峙する事となる。
それぞれがこだわり抜いた生き様をぶつけ合う、まさにプライドを賭けた一戦と言えよう。
▼シングルマッチ 20分1本勝負
山田太郎
vs
大和ヒロシ
前回の初対決から6年越しの試合であり、まさに職人対決と言ってもいいシングルマッチ。
大和は観客のニーズを即座に判断し、硬軟自在の試合をこなす、まさにオールマイティといえるテクニシャン。
そんな彼に夢闘派代表の吉野は“バリバリのメジャーリーガーで世界ジュニアチャンピオンの大和ヒロシでお願いします”とリクエスト。
対する山田は夢闘派における4強の一角で、“夢闘派スタイル”と呼ばれるグラウンド主体の試合形式では圧倒的な強さを誇る猛者。
さらに相手のファイトスタイルに合わせて闘う事もできる、まさに変幻自在という言葉がぴったり当てはまる存在。
大和はコメントで山田の事を「実力はあるのに、チャンスまでたどりつけない勿体ない存在」とし、自らの引き出しの多さを引き合いに出したうえで秒殺を宣言。
対する山田は大和に対し「夢闘派の山田太郎は強いという事を証明する」と勝利宣言。
バリバリのメジャーリーガー、怖い大和ヒロシが勝つか?
夢闘派の強い山田太郎が勝つか?
ひとつだけ言えることは極上の闘いになることだけは間違いない。
▼シングルマッチ 20分1本勝負
定アキラ
vs
磯英弥
久々に夢闘派4強の一角である磯英弥が参戦。その相手となるのは夢闘派の次世代を担うひとりでもある定アキラだ。
磯の最大の特徴は打たれ強さと人並外れたスタミナにある。かつて盟友のひとりであった渡辺宏志は磯の事を「彼のディフェンスは言い換えれば一つの攻撃でもある」と指摘しており、攻撃を仕掛けてもそれが効果があるのかが非常にわかりづらく、相手が攻め疲れたところを一気に仕留める磯の闘い方はまさに相手にとっては脅威だ。
対する定はインディーにおける若手有望株のひとりで、次世代のプロレスを牽引するであろう存在だ。
従来のクラシカルなファイトスタイルに現在のプロレススタイルを織り交ぜた独自のスタイルは、かつて90年代のプロレスに熱狂した世代にも伝わる、まさに稀有な存在ともいえる。
定はコメントで磯の事を「彼の強さはパッと見では誰もわからない。でもあの強さは半端ではない」とコメントしており、この段階ですでに警戒態勢。
この試合はかつて1980~1990年代にかけて行われたクラシカルな闘いが再現されるような闘いになると予想される。
決して派手ではないが、片時も目を離すことができない、そんな試合になるだろう。
▼覇王争奪戦 30分1本勝負
【第二代覇王】新井健一郎
vs
【挑戦者】佐藤泰
今、夢闘派で提供できる最高峰の闘いともいえるのがこのマッチメークだ。
覇王という肩書を持つ新井健一郎は今や夢闘派の顔であり、象徴ともいえる存在。それに対する佐藤は夢闘派に参戦以来、一貫として“夢闘派のエース”を名乗り、数々の名勝負を夢闘派のリングで繰り広げてきた。
新井健一郎が夢闘派に初参戦した時、その相手を務めたのが佐藤。その時は丸め込みながらも新井が勝ったが薄氷を踏むような勝ち方で、あれをもって決着がついたとは当人を含め誰も思っていないだろう。
夢闘派の象徴が勝つのか
夢闘派のエースが勝つのか
そしてその勝者には“夢闘派最強の象徴”でもある覇王の称号が与えられる。
2024年の最後を飾るのに相応しい大一番を是非その目で見届けてほしい。
『2024.12.1夢闘派プロレスBumB大会』
日程:2024年12月1日(日)
開始:18:15
会場:東京都・BumB東京スポーツ文化館 マルチスタジオA