【会見全文】Sareeeの裏投げで負傷した奈七永がタイトルマッチ出場断念!純白の衣装に身を包んだ翔月が二冠獲りでロッシーの“最推し”の座も狙う!詩美&皇希の浮気カップルがチグハグイチャイチャ

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 7日、東京都・ABEMA TOWERにてマリーゴールドが記者会見を実施。14日の後楽園ホール大会で行われるタイトルマッチの調印式が行われた。

 大平ひかるリングアナによってツインスター選手権試合、ユナイテッド・ナショナル選手権試合、マリーゴールド・ワールド選手権試合のカード発表が行われた後に選手たちが登場。


▼ツインスター選手権試合 30分1本勝負
【王者組/ミライサク】MIRAI/桜井麻衣
vs
【挑戦者組】林下詩美/天麗皇希
※初代王者組は4度目の防衛戦。

 4選手およびロッシー小川が調印書にサイン。その後は大平リングアナより王者組からのコメントが求められるが、それを遮って皇希が口を開く。

皇希「いや、こっちから喋らせてもらいます。マリーゴールドの背番号9番、天麗皇希です。正直、私はもうミライサクとやるの飽きてるんですよ。それと同じくらい見てくれてるファンの人たちも、ミライサクがベルト巻いてるのいい加減飽きてるんじゃないかなと思ってるんですね。なので私と詩美さんでツインスターのベルトを獲って、マリーゴールドの歴史を更新します。皆さんお楽しみに」

詩美「マリーゴールドのクールにロイヤル、そして美しい。林下詩美です。自分はずっとタッグ戦線を見てきて『タッグいいなぁ、羨ましいなぁ』って思ってきたんで、今回皇希と私の、この華しかないタッグがベルトを獲ってマリーゴールドのタッグ戦線をさらに輝かしいものにしていきたいと思っています。皆さん、ベルト姿、お楽しみに」


MIRAI「マリーゴールド、ミライサクのMIRAIです!このツインスターのベルト、今回で4回目の防衛戦となります。相手は林下詩美と皇希。『ミライサクと闘うのもう飽きてる』とか言ってましたけど、林下詩美と組んで『もう1回挑戦させてください』って来たのはそっちなのに……本当に自分勝手なんだねぇ、皇希は。まあいいや。相手には林下詩美がいます。今の林下詩美にMIRAIはすごく興味がある。タイトルマッチが出来ることをすごくワクワクしています。それは桜井麻衣もしっかり分かってくれています。でも今回はタッグのベルトのタイトルマッチなので、しっかりタッグの闘いというのを頭に置いて。ただ……『タッグとはなんぞや』っていうのを1番考えなきゃいけないのは、林下詩美の隣りにいる皇希、貴女なんじゃないですかね?」

皇希「ハァ~?いや、全然なんにも見てないんですね、私のこと」
MIRAI「じゃあ、じゃあじゃあじゃあじゃあ、お互いの好きなもの知ってる?じゃあ皇希、林下詩美の好きなもの、言ってみてよ」
皇希「もちろん知ってますよ。やっぱりクールにロイヤルなんで、ブラックコーヒーとか激辛とか、そういうカッコいいものが好きなんだと思います」
MIRAI「どーなの?」
詩美「私はもちろん、コーヒーには砂糖3つ」
皇希「ッ?!」
詩美「辛いものはキムチがギリギリ」
皇希「ッッ?!?!」
詩美「まだちょっと皇希はカッコいい私が好きだから、ちょっとそういう考えになっちゃうかもしれないけど、まだこれからだから。全然大丈夫。全然、これから好きになるし。コーヒー、ブラックで飲めるようになりたいし。全然大丈夫です」
皇希「…………」
MIRAI「じゃあ逆に、皇希の好きなもの知ってますか?」


詩美「もちろんもちろん。私たち、こないだの北海道遠征、2人ですごい良い時間過ごしてきたから。そのとき皇希、ジンギスカンすごい美味しそうに食べてた。皇希はジンギスカンが大好きです」
皇希「ッ?!」
詩美「なあ?」
皇希「……はい!」
詩美「ほら。一番肉の中でジンギスカンが好きだよな?」
皇希「…………はい!」
詩美「ほらァ!」
MIRAI「言わせてるっぽいよね?」
詩美「全然。じゃあそんなん言うんだったら、そちらのタッグはどうなんですか?桜井はお前ちゃんとMIRAIの好きなもの知ってるのか!どうなんだ!」
桜井「MIRAIの好きなものは餃子ですよ。ねえ?」
MIRAI「餃子好き!」
詩美「餃子好きなんだ?!……じゃあMIRAIは桜井のことちゃんと分かってるのか?桜井は何が好きなんだ?」
MIRAI「桜井麻衣は、韓国も好きだし、お風呂も好きだし、そして今一番キてるのは……ちいかわです!」
桜井「すごい!メッチャ知ってるじゃん!(笑)」
詩美「知ってるんかい!タッグ、お前らちゃんと好きなもの知ってるのか!でもお前らみたいにお互いの好きなもの知ってても、不仲なんじゃないかって言われるタッグもいるんだから。私たちは好きなものを知り合ってなくてもやっていけるしなあ?」
皇希「はい」
詩美「そこじゃねえから大事なのはッ!」
桜井「……はい。マリーゴールド、ミライサクの桜井麻衣です。まあ、色んな質問が今ありましたけど、ミライサクは実は1度きりのタッグだったんです、私たち。でも私たちずっと『また組みたい』っていう想いをそれぞれ持っていて、再結成することになって今があるんですよね。私はこのベルトをMIRAIと獲りたいって思ってたし、MIRAI以外考えられないって思ってミライサクでタッグ……うん。すごいMIRAIのことは信頼しています。だからこそ、この2人、思い入れもまだ何も無いし、浮気者と浮気相手。仮にこの2人がタッグのチャンピオンになったとして、タッグの良さをなにか伝えられるんでしょうか?でも私たちと考え方が全く違うんで、ここで話してても分かり合えるはずもないんで。11月14日、後楽園で決着つけましょう。貴女たち2人を解体に追い込んであげるよ」

▼ユナイテッド・ナショナル選手権試合 30分1本勝負
【王者】青野未来
vs
【挑戦者】翔月なつみ
※初代王者は3度目の防衛戦。

 青野はユナイテッド・ナショナルのベルトを、翔月はスーパーフライ級のベルトを持って登場。両選手およびロッシー小川が調印書にサインを行う。
 まずは青野がマイクを取り、喉のダメージから声を出しづらそうにしながらコメント。


青野「初代ユナイテッド・ナショナルチャンピオン、青野未来です。すみません、ちょっと声が出づらくて。簡潔に話したいと思います。まず今回、翔月なつみ、タイトル、2大タイトルでもいいって言ってきたんですけど、私は真紅のベルトで二冠になるつもりなので、そのベルトは大丈夫です。そしてこの純白のベルト、ユナイテッド・ナショナル王座、翔月なつみ選手もチャンピオンですが、私はこのベルトを獲るまでの道のり、そして獲ってからもこのベルトにかける思い、そしてここまで闘ってきた道のりも、なにもかも翔月なつみに負けるものは1つもないと思っています。なので、しっかり防衛して、私はワールド王座、真紅のベルトを狙いに行きます」

翔月「初代スーパーフライ級チャンピオンの翔月なつみです。未来ちゃん、声大丈夫ですか?なんか声が森進一みたいですねえ?(※言い返そうとする青野を制して)無理して話さなくていいですよ。自分は会見の相手が居なかったときも1人で成り立たせてきたんで。静かにしててください。スーパーフライっていうのは、私これ獲ったときからずっと言ってるんですけど、スーパーフライ、そしてこのユナイテッド、そしてワンダー……あっ、ワールド。そしてツインスター。4つのベルトを獲れるのはこの翔月なつみしかいない。そう言ってきました。スーパーフライは55kg以下の選手が毎回このタイトルの前に体重を計測して、そしてクリアしたときだけタイトル戦。王者はクリア出来なかったら即タイトル剥奪。そういう厳しいルールでやって来てます。だから、青野未来がなんかさっき『さっき自分のほうがすごく積み重ねてきたものがある』みたいなことを言ってましたけど、自分のほうが厳しいルールの中で3度防衛してきてるので。そういう意味では、55kg以下の選手がパワー、スピード、テクニック、すべてを競える素晴らしいベルトだと思っています。だから私はこのベルトに誇りを持っているし、白に挑戦する権利は誰よりもあると思っております。……ところで小川さん?Xのアイコン、私に負けた鳥さん(※ハミングバード)ですね、まだ。もういいんじゃないですか?私でも。なんだったらこの二冠しちゃったらもう私を推すしかないと思うんですよ。会社としても翔月なつみを推すしかない。そう思うんですけど、いかがですか?」
ロッシー「……二冠獲ったらそうしましょう」
翔月「二冠獲ったらそうしましょう?今言いましたよね?!言いました!初めてこの!この場で初めて公言しました!今『二冠を獲ったら私を推す』とハッキリ言いました!これはもう負けられない闘いですね!」
青野「ちょっといいですか?」
翔月「なんですか?声大丈夫ですか?」
青野「大丈夫です。その、アイコンにしてほしくてこのベルト狙ってるんですか?」
翔月「そんなわけないじゃないですか(笑)」
青野「そうとしか思えないんですよ。こないだも言ってたし。アイコンになりたくてみたいな、そんな気持ちでこのベルト、獲れるわけないし、私そんな人に渡したくない。そして、(その服装は)なんですか。ジャージ?全然気合入って無いじゃないですか」

翔月「ジャージです、確かに。ただ、翔月なつみが何も準備してないわけ無いでしょ!」


 翔月がジャージを脱ぎ捨てると、純白のコスチューム姿が現れる。

翔月「青野未来!お前が純白純白うるせーから、全身白で来てやったよ。これで私はいつでも白が似合う女。そして白にふさわしい女ということが今証明されましたね。あのね、青野未来。お前はいつだって任されて、与えられてきたことをすべて完璧に成し遂げてきたかもしれない。だけど私は与えられたもの以上のことをいつもいつも常に目指してます。お前よりこの白いベルトを輝かせる自信があります。だから11月14日、私が二冠になって、タッグ、また赤いベルト。全部四冠達成したいと思います」


 続いて、マリーゴールド・ワールド選手権試合を行う予定のSareeeと高橋奈七永が登場。
 奈七永は今月2日の札幌大会にて首を負傷しておりコルセットを装着。調印式が行われるかと思いきや、その前に奈七永が口を開く

奈七永「……すみません、先に。ご覧いただければ分かるかもしれないのですが、先日11月2日、札幌大会でSareeeの裏投げを食らったときに強い痛みを感じまして、精密検査の結果、脊柱起立筋損傷……筋肉の損傷ということで医師からしばらく安静を要請されました。なので、すごく……すごく悔しいんですが14日は欠場させていただきたいです。今までたくさん無理をしてきたんですけども、今ここで休む勇気も必要だという姿も見せたいと思いました。でも、せっかく掴んだチャンス、逃したくないです。Sareee、小川さん、この試合、このタイトルマッチ、延期にしてもらえないでしょうか」
ロッシー「Sareeeのほうはそれでどう?」
Sareee「はい。大丈夫です」
ロッシー「そしたらですね、追ってまた決め……」

 ここで突如青野未来が乱入。

青野「奈七永さん出来ないんだったら、私に挑戦させてください。私、その真紅のベルト欲しいんで。私が14日、そのベルトに挑戦させてください」

 苛立った様子の翔月なつみが青野を追って乱入。

翔月「おいおいおい!ふざけんじゃないぞ。今さっき調印式したばっかだろオイ」
青野「大丈夫です。1試合でも2試合でもやるんで、私」
翔月「それだったらよ!私が二冠になってからSareee、お前とさせろよ」
青野「はあ?なんでそうなるの?」
翔月「お前が言ってることと一緒だろーがよ」
青野「私のベルト……」

奈七永「うるさいッッ!!黙れ!」
翔月「黙れませんよ!14日、どーすんですかこれ!」
奈七永「あたしに挑戦権があんだから黙れよッ!」
翔月「今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょう?!」

Sareee「……ホントさぁ、お前ら馬鹿なの?今さ、さっき調印したんじゃないの?お前らさあ、自分の試合に責任持てよ。だからダメなんだよテメーら」
翔月「責任持ってっから言ってんだろーが!2試合でも3試合でもやってやるって今言っただろーがよ!」
Sareee「どけよ。邪魔なんだよ」
奈七永「ちょ、待て!気持ちはわかったから!待て。ここは、ここは、ここは引いてくれ。引いてくれ。頼む」

 奈七永の表情を見た青野と翔月はまだなにか言いたげな様子も、大人しく下がっていく。

奈七永「熱い気持ちがあるのはすごく良いと思うんですけど、小川さん、12月13日、新宿FACEでこの試合やらせてください!」
ロッシー「えっと、年内のスケジュールを見ると、次の後楽園っていうのは12月26日なんで、ちょっと大田区体育館と間際なんでそこは避けたいとこなんで。そうすると、都内の開催は12月13日の新宿FACEしか無いんで。じゃあ、そこでとりあえず、このタイトルマッチをやるってことにします。大丈夫ですか?」
Sareee「はい。まあ今回、11月14日はタイトルマッチが流れてしまいましたが、私はタイトルマッチというものは本当に万全な者同士がやるものだと思ってます。本当に今回は残念ですけど、高橋奈七永と私はマリーゴールドの真紅のベルトをかけて闘うことに意味があると思っているので。とにかく限定出場とか言って、1日2試合とかホント無理しないでください。貴女と本物の闘い、私はやりたいと思ってるんで。12月13日、私はアンタを軽く超えてやるよ」
奈七永「いや、軽くなんていかないから。オイ、“本物”っていうのはな、心もそうだけど技術ももっと磨いてこい」
Sareee「いや、自分に自信持ってるんで。技術無いとか言ってんのかもしれないけど、見せつけてやるよ、だったら。試合で!しっかりコンディション整えて来いよ?」

<会見終了後囲み取材>


ロッシー小川
――後楽園のメインイベントの真紅のベルト戦が流れてしまった
「もう、今日の今日の話なんで。まだ代案も決まっていません。ただ、Sareeeは出場しますんで、これから誰かが名乗りを上げてくれれば。タイトルマッチは延期になったんで、シングルマッチを組みたいなと」

――では、メインは純白のベルト戦になる?
「ん~、ちょっと状況を見て。どうなるか」

――こうした想定外のことが起きてしまうのもプロレスの興行
「まあ、団体っていうのはそのときにどう対応してどう乗り切るかが1つの。まあ、宿命なんで。団体やってる限り。怪我ってのはつきものだし。ただ他の2試合はタイトルマッチは出来そうなので。とりあえずSareeeの相手をね。今日の会場でも誰か名乗りを上げてくれれば考えて、やりたいと思います」

――トーナメントが開催されるという噂があるが本当か
「トーナメントはやらないですよ?無いです無いです」

――12月13日の真紅のベルト戦で勝った選手が1月3日の大田区大会で詩美選手を相手に防衛戦を行うことになるか
「そうなりますね。12月26日はちょっと間際過ぎちゃうんで。いろんな準備ができないんで、そこを終えて大田区に向かいたいって気持ちです」

――大田区は全てのタイトルマッチを行うことになりそうか
「ん~、ちょっとまだ調整中ですね。まあ、調整中ですけど、赤白はやりたいなとは思うけど。マリーゴールド的にはビッグマッチなんで、なんとか形を付けたいなと。勢いをつけて。来年はスーパールーキーと言われる山岡聖怜のデビューもありますから。そういうのを含めて、突っ走っていきたいなと。12月に山岡聖怜の公開練習はやりたいな」

――オーディション、トライアウトは公開で行う?
「実は土曜日にやるんですよ、オーディションとプロテストとトライアウトと正直そんなに集まってないんですよ。だから事後報告って形になります。トライアウトは1人出たいって人がいるんで。あとはそこでプロテストやって年内にデビュー出来る選手がいるかもしれないし。それはもう後日発表しますよ」

――トライアウトに出たいという選手は、既存のデビュー済みの選手が入団希望をしているよいうこと?
「その1人は、まだウチに出たことない選手。このご時世なんで、参戦希望っていうのは他にもあります」

――トライアウトは参戦選手ではなく、入団希望選手を募るものだと
「そういうことです。参戦希望はまあ、色んなこのゴタゴタの中でありますよ。よそのね?(笑)そういう声もあります」

――マリーゴールドとしてはこれからも選手を増やしていきたい?
「マリーゴールドは、今度デビューする選手を含めて約20名なんですよ。30名くらいは持っていきたいなと。そうするともっと集められるかなと。やっぱり怪我人とかが複数人出ると、だいぶ動きが制限されちゃうんで。今実際、奈七永と後藤智香が休んでるということなんで。だから中々プロレス団体って全員揃わないんですよね。常に誰かが怪我したりとか、でも正月からは万全に揃えたいなと。また何人か年内にデビューする可能性があります」

――9日のオーディションやプロテスト等の結果次第で変わってくると
「そうですねぇ」

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