「マリーゴールドに来ていい思いを1つもしていない」WWE行きが噂されるジュリアが“タイムリミット”を匂わせ対戦を希望する選手たちへ警告!

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 21日、愛知県・名古屋国際会議場イベントホールにて『Marigold Summer Gold Shine 2024』が開催。WWE行きが噂されるジュリアが“タイムリミット”を匂わせた。

 マリーゴールドはロッシー小川が代表取締役となって5月20日に旗揚げされた新団体。
 スターダムを退団したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手に加え、元全日本女子プロレスで元スターダムの高橋奈七永、元アイスリボンで“偽中野たむ”としてプチブレイクした石川奈青が所属に。
 さらに、アクトレスガールズの風香プロデューサーが青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香と一線級の6選手を引き連れて入団。生え抜き第1号として南小桃がデビューした他、元センダイガールズの瀬戸レア(丸森レア)、府川唯未の娘で元WAVEの田中きずなが入団。大向美智子の娘である心希(しんの)を始めとして多数の練習生を抱える一大勢力となりつつある。
 7月13日に旗揚げ2ヶ月弱で行なわれた両国国技館大会も成功を収めており、ますます勢いに乗っている団体だ。

 ジュリアはマリーゴールドのエースとして期待されていたが、旗揚げ戦にて右手首を骨折し長期欠場へ。2ヶ月弱の欠場を経て両国大会で復帰し、Sareeeと初代マリーゴールド・ワールド王座を争うも敗北。名実ともにエースの座をSareeeに明け渡してしまった。

 ジュリアはスターダム退団後にロッシー小川とともにWWEを視察する姿がWWE公式で大々的に喧伝されるなど、マリーゴールド旗揚げ前から移籍の話が噂されている。事実としてWWEがマリーゴールドの両国大会にイヨ・スカイ(紫雷イオ)を出場させる異例の事態が起きるなど、両団体の距離は近い位置にあると言える。
 両国大会以降は各選手たちが一斉にジュリアとの“タイムリミット”について言及し始め、他団体の因縁ある選手も対戦希望の声を上げ始めるなど、女子プロレス界の話題はジュリアを中心に回っている。

 そんな中、この日のメインイベントではジュリア&桜井麻衣vs林下詩美&MIRAIのタッグマッチが実施。
 全員元スターダムの選手で構成される珍しいカードであり、ジュリアはスターダム時代に組み続けていた桜井とのタッグ【Oh! まい☆ジュリア】での出陣となった。


 試合が始まると、組み慣れているジュリア&桜井が序盤から躍動。桜井が相手2人をパリ風おパラダイスロックで固め、ジュリアとともに2人で踏みつけながら「この庶民が!」と一緒に叫んだり、「Oh! まい☆ジュリア!」とタッグ名を叫びながら腕を組んでダイビング・エルボードロップを発射する合体攻撃も久々に飛び出した。
 MIRAI、詩美ともにジュリアを強く意識して真っ向からの打撃戦を展開していく熱い試合となるが、最後を飾ったのは【ミライサク】としてタッグトーナメントに出場中の桜井とMIRAIの対面。
 桜井はMIRAIのミラマーレ・ショックをMPRで切り返すなど相手を知り尽くしているが故の切り返しを見せていくが、追撃を狙ったところをキャッチしたMIRAIがミラマーレ・ショック。さらにMIRAIが渾身のラリアットで叩き伏せて3カウントを奪った。

 試合後、マイクを取ったMIRAIが「ジュリアはやっぱりスゲーよ。ホントはもっと近くで闘っていたいよ。でも、時間は限られてるのかな?だからこういう1つ1つの試合をもっともっと大事に闘っていきたい。ジュリア、もっともっとやりてーよ!」と思いの丈をぶちまけると、ジュリアはMIRAIと額を突き合わせながら何かを語りかけ、人差し指を立てる。

 さらにジュリアの弟子的ポジションである桜井が「いつまでもこうやって一緒に闘えるかもわからない。貴女に教えてもらってきたこと、私はまだまだ返しきれてない。最後に……最後じゃないかもしれない、まだ。でも、今までで最高のシングルを貴女とやりたい」とシングル戦を熱望。

 これを受けたジュリアは「桜井が今持ってる悩みとか葛藤とか全部リングで見せてくれてたと思う。だからすごい成長で、今までずっと隣にいたときよりも急スピードで強くなったね。ビックリしてるよ。お前がもう一皮むけるには私にぶっ飛ばされることが必要だよな?私のお前への愛情、愛情を桜井麻衣に注入してやるよ」と快諾。
 加えて「マリーゴールドの諸君よ!ジュリアはここにいるぞ。いつでも待ってるからな。他にだ~れも言ってくる奴がいないんだったら、どっか行っちゃうから」と“タイムリミット”を匂わせながら警告を発した。

 さらにジュリアはバックステージでもフラストレーションを爆発。
 「マリーゴールドに来て私はいい思いを1つもしていないんですよね。このままだと『私は何でここに来たんだろう?』という気持ちでいっぱい。みんなさ、SNSで『ジュリアさんと闘いたいんですぅ~』……私が求めているのはそんなんじゃねーんだよ!リング上で『組むのも楽しいし闘うのも楽しい』?私、プロレスやってて『楽しい』って言葉、あんまり好きじゃないんだよね。苦しいの、痛いの、つらいの、それを乗り越えるのがプロレスでしょう?楽しんでプロレスやってる奴ら、お前ら、そんなんで上に行けると思うなよ!上に行きたいんだったら、ここにいるよ!いつまでいるか分かんねーよ?Twitterで『ジュリアさんと闘いたいです!』『組んでみたいです!』……あたしが求めてるのそんなんじゃねーからな?!」と、女子プロレス界全体へメッセージを贈った。

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