【試合詳細】12・27 マリゴールド後楽園ホール大会 【1Dayタッグトーナメント決勝】松井珠紗&CHIAKIvs山岡聖怜&心希 岩谷麻優&南小桃vs野崎渚&瀬戸レア 石川奈青&ハミンングバードvs橘渚&山崎裕花

『MARIGOLD TRUE VICTORY 2025』
日程:2025年12月27日(土)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:768人
▼ツインスターカップ争奪ワンデイトーナメント 1回戦 10分1本勝負
[いぶし銀タッグ]石川奈青/○ハミングバード
6分39秒 ジャックナイフ式エビ固め
[新世代チーム]●橘渚/山﨑裕花
※石川&ハミンングバードが2回戦進出。
▼ツインスターカップ争奪ワンデイトーナメント 1回戦 10分1本勝負
[とどみく]青野未来/●メガトン
7分44秒 サソリ固め
山岡聖怜/○心希
※聖怜&心希が2回戦進出。
▼ツインスターカップ争奪ワンデイトーナメント 1回戦 10分1本勝負
[岩谷麻優親衛隊]岩谷麻優/△南小桃
10分0秒 時間切れ引き分け
[Darkness Revolution]野崎渚(フリー)/△瀬戸レア
※トーナメント規定により両組失格。
▼ツインスターカップ争奪ワンデイトーナメント 1回戦 10分1本勝負
[Selene Flora]△ビクトリア弓月/田中きずな
10分0秒 時間切れ引き分け
林下詩美/△越野SYOKO.
※トーナメント規定により両組失格。2回戦を不戦勝となった聖怜&心希の決勝戦進出が決定。
▼ツインスターカップ争奪ワンデイトーナメント 2回戦 15分1本勝負
[Darkness Revolution]松井珠紗/○CHIAKI
9分4秒 ダイビング・ギロチンドロップ→片エビ固め
[いぶし銀タッグ]●石川奈青/ハミンングバード
※松井&CHIAKIが決勝戦進出。
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○後藤智香
8分55秒 リングアウト
●山中絵里奈(BBJ)
▼ツインスターカップ争奪ワンデイトーナメント 決勝戦 時間無制限1本勝負
[Darkness Revolution]松井珠紗/●CHIAKI
11分31秒 ダイヤル固め
○山岡聖怜/心希
※聖怜&心希がツインスターカップ争奪ワンデイトーナメント優勝。
聖怜&心希の新人10代タッグが1DAYトーナメント優勝を果たし女子プロレスの未来を魅せる!弓月と越野の純白のベルト前哨戦は時間切れ引き分け!
ツインスターカップ争奪ワンデイトーナメント 入場式


ツインスターカップ争奪ワンデイトーナメントに出場する全9チームがリング上に勢揃い。選手を代表して岩谷麻優&南小桃の選手宣誓宣言。初っ端から噛み噛みで1度やり直すという2人らしいほんわかさが溢れるものとなり、張り詰めた空気を和らげた。
岩谷&小桃「宣誓!我々選手一同はマリーゴールド精神に則って正々堂々と闘うことを誓います!」
また、勇気みなみの左ヒザの負傷による欠場が改めてアナウンス。さらに桜井麻衣が昨夜から急性胃腸炎に罹ってしまったため欠場となることがアナウンス。それぞれパートナーが欠場となってトーナメントから外れた後藤と絵里奈がセミファイナルにてシングルマッチを行うことが発表された。
第1試合

ゴングを待たず裕花&渚がドロップキックで奇襲。バードをロープに振ってコンビネーション低空ドロップキック。渚のリバース・カンパーナから裕花の低空ドロップキックを見舞う合体攻撃。渚が裕花にタッチ。
裕花はバードにコーナーでマシンガン・チョップ。さらに低空ドロップキックで追撃し、ボディスラム。ここに石川が救援に駆けつけ、バードとともに2人でロープに振ってコンビネーション低空ドロップキック。バードが石川にタッチ。
石川は裕花にショルダータックルからボディスラム。さらに側転式ボディプレスで追撃するも、裕花が雄叫びを上げながらのエルボー連打からドロップキックで反撃。渚にタッチ。
渚は石川に打点の高いドロップキックをぶち込み、コーナーに振って串刺しバックエルボーから不知火式ダイヤモンドカッターを狙うが、石川が振り払って串刺しラリアットからショルダータックル。続けてダブルアーム・スープレックスで叩きつけ、追撃を狙ってロープに飛ぶが、裕花が飛び込んできてコードブレイカー。渚が不知火式ダイヤモンドカッターを決め、ブレーンバスターを狙うも石川がブレーンバスターで叩きつけてバードにタッチ。
バードは渚をロープに振って串刺しダブルニー。さらにハイキックを放つも、渚がしゃがんで回避。ここに飛び込んできた裕花の延髄切りから2人でダブルのブレーンバスターを狙うが、バードが着地。2人でロープに振って渚のカニバサミから裕花の619が決まり、2人でダブルの低空ドロップキック。さらにダブルのブレーンバスターから渚が三角飛びクロスボディを放つが、石川が飛び込んできてバードをかばう形で被弾。その隙にバードが渚にレッグロールクラッチもカウント2。

渚&裕花が2人でバードをロープに振るも、バードはロープに掴まってダブル攻撃を阻止。そこへ飛び込んできた石川が裕花にランニング・ネックブリーカー・ドロップを見舞う。なんとか逃れた渚がラリアットを狙ったところを石川がキャッチしてバックスライド。そこにバードがジャックナイフ式エビ固めをあわせる合体丸め込みで3カウントを奪った。
<試合後コメント>

橘渚&山崎裕花
渚「あぁ~!くっそぉ~!あの2人と闘うの……」
2人「「3回目!」」
渚「また負けた!」
裕花「でも連携とかタッグチーム力は自分たちの方が見せられたと思うんですよ!しかも最後2でしょアレ!」
渚「2でしょ!しかもアレなに?2人で?いやいやいや、アレは無いでしょ!」
裕花「またリベンジしたいッスね!」
渚「ああいうので取り返そう、勝ちを」
裕花「はい!頑張ります!」
第2試合

メガトンと聖怜の対面でゴング。聖怜がドロップキックで先制し、串刺しスピアーから串刺しバックエルボー、低空ドロップキックと連撃。心希にタッチ。
心希はメガトンにサッカーボールキックを連打。聖怜にタッチ。
聖怜はメガトンを引き起こすも、メガトンがエルボー連打。さらに「ガオーッ!」と吠えてから左右の袈裟斬りチョップから「ブッチャー!」と叫びながらの地獄突き。青野にタッチ。
青野は聖怜にドロップキック。追撃を狙うが、心希が救援に入って2人でコーナーに振ろうとする。青野はこれを振り払ってそれぞれに串刺しドロップキックを叩き込む。さらに聖怜に首投げからサッカーボールキック。聖怜が「もっと来いよ!」と挑発すると、青野がギアを上げてさらに連打。青野がダブルアーム・スープレックスを狙うが、聖怜が振り払ってブーメラン・アタック式ブライングショルダー。心希にタッチ。
心希は青野にドロップキック4連発から引き起こすも、青野がローキック。心希もミドルキックで打ち返し、互いにミドルキックを打ち合う意地の張り合いに。なんとか心希が競り勝つも、青野がレインメーカー式ハイキック。心希も耐えてホップアップ式ドロップキックからミドルキックを連打。ロープに飛ぶも、青野がツアー・オブ・ジ・アイランドで迎撃しバズソーキック。ここでメガトンが猛烈にタッチを要求。
代わるメガトンが心希にショルダータックルからランニング・高速メガトンプレス。さらに地獄突きからロープに飛ぶが、心希がモンゴリアン・チョップから裏投げを狙う。青野が救援に入るが、聖怜が飛び込んできて2人まとめてスピアーでなぎ倒し、メガトンにダブルのドロップキック。心希がサソリ固めを狙うが、青野がミドルキックでカット。青野が心希をダブルアーム・スープレックスで叩きつけ、メガトンがエルボードロップ。これは聖怜がギリギリでカット。


青野が心希をボディスラムで叩きつけ、青野がメガトンを肩車。そこからスーパー・メガトンプレスを狙うが、聖怜がカット。聖怜&心希が青野をロープに振り、心希のハイキックから聖怜のスパインバスター+心希のアッパー掌底の合体攻撃。心希はスピンキックからハイキックを見舞い、さらにサソリ固めで捕らえるとメガトンがギブアップ。
<試合後コメント>

青野未来&メガトン
青野「あぁ~……メガトン!今日2025ラストの後楽園。ラストの後楽園で1DAYタッグトーナメントだよ。まさかの……『メガトンとタッグ?!』って私思っちゃった」
メガトン「はい……」
青野「でもさぁ、メガトンすごく何十連敗もしてるし、その悔しさを晴らすならすごくいい機会だと思うし、タッグで私がその力になりたいって気持ちにもなったのに。だけど、タップしちゃったね。助けに行けなくて私もごめん。でも次、タッグトーナメントあるときは、違うパートナーと頑張って!私も頑張るから!ありがとう!」
メガトン「未来さん!未来さんの隣に立てるって機会はホント無いと思うんで、今日は本当に、メガトンはいつもと違うメガトンを出したんですけど、結局ギブアップして……。絶対追い越せないとは思うんですけど、絶対追いついて、またタッグお願いします!私も一緒に打撃の練習も行きます!お願いします!絶対来年!ガオーッ!頑張ります!」
青野「2026年もなんかいっぱいあると思うんで、よろしくお願いします」
メガトン「はい!未来さん!出稽古お願いします!」

山岡聖怜&心希
心希「後楽園ホール、今日はタッグのワンデートーナメント。1回戦、サソリ固めの女がメガトンから勝ちました!年末の新人王がある中でこのトーナメント、そして同期の聖怜とのタッグで、ちょっと複雑な気持ちは色々あるんですけど、でもメガトンも同期で新人王で当たるかもしれない。今日はいつもと違うメガトンが来てちょっとビックリ捺せられた部分もあって。でもその中で聖怜の助けがあったからこそ今日勝てたと思うし、この次の2回戦、もっともっと元気だして、絶対優勝したいと思います!」
聖怜「今日1回戦、心希のおかげで勝つことが出来て嬉しかったし、まだまだ油断できないし、2回戦も3回戦も4回戦も……何回戦あるか分かんないけど、絶対勝ってこのタッグで優勝して、未来を背負えるように。そして(新人王の)トーナメント、ここ(の2人)で当たれるようにしましょう」
第3試合

両軍が入場すると、野崎&レアがリング中央で挙手。野崎&レアが「宣誓!我々Darkness Revolutionはマリゴールド精神に則り正々堂々と闘うことを誓います!」と噛まずにハッキリ選手宣誓を行うことでオープニングで噛みまくった岩谷&小桃を挑発しつつ、笑顔で握手を求める。
岩谷&小桃がバツの悪そうな表情を浮かべながら握手に応じると、野崎&レアがガットショットで奇襲してゴングが鳴る。2人がかりで小桃にストンピングの雨あられを降らせてからコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、小桃が回避。そこへ岩谷が突っ込んできて串刺しバックエルボー。小桃も串刺しバックエルボーで続き、ダブルの低空ドロップキックで2人まとめて吹っ飛ばす。
岩谷とレアの対面となり、岩谷がドロップキックからソバット。ロープに飛ぶが、エプロンから野崎がミドルキックを見舞い、レアがランニング・ネックブリーカー・ドロップ。野崎にタッチ。

野崎がコーナーでのブレイジング・チョップを狙うが、小桃が救援に入ってダブルのブレーンバスターを狙う。野崎は2人まとめてブレイジング・チョップでふっ飛ばし、岩谷に「来いよ」と挑発。岩谷が突っ込んでいくと、野崎が避けてコーナーにもたれていた小桃に攻撃が誤爆。野崎はコーナーに2人を重ねてブレイジング・チョップ連打。岩谷がなんとか抜け出すも、野崎が真正面からブレイジング・チョップを見舞い、ロープ貫通ビッグブーツからおしゃれキック。野崎はローキックから右ストレート。さらにノアール・ランサーを狙うが、岩谷がバックを取ってジャーマン・スープレックス。さらに突っ込むも、野崎がカウンターのビッグブーツを見舞ってレアにタッチ。岩谷も小桃にタッチ。

2人が同時にドロップキックを放って空中で相打ちに。激しいエルボー合戦を制した小桃だったが、レアが髪の毛を掴んで引き倒し、顔面に低空ドロップキック。レアはキーロックから腕十字。小桃の腕が伸び切るも、小桃は悲鳴を上げつつもなんとかロープに足をかける。
レアは小桃の腕をロープに絡めたうえで顔面を蹴りつけ、顔面への串刺しドロップキック。レアがエルボー合戦を仕掛け、足を止めてのエルボー合戦に。レアがロープに飛ぶと小桃が「ナメんな!」とカウンターのドロップキックを叩き込み、DDTで突き刺すもカウントは2。小桃は痛められた腕をかばいつつオーバークロスDDTを狙うが、野崎が救援に入って2人でロープに振る。ここに岩谷が飛び込んできて小桃とドロップキックの編隊飛行。さらに2人で合体フェイスクラッシャーを決め、小桃が「終わり!」とフィッシャーマンズ・スクリュー。これは野崎がカット。
小桃はバックドロップを狙うが、レアが振り払ったところに野崎がビッグブーツ。さらにレアが小桃にカーフ・ブランディング。これは岩谷がカットするも、野崎が場外に排除。

小桃とレアが激しい丸め込みの応酬を展開し、エビ固めのシーソーゲームに。ラスト1分がコールされる中、レアが小桃の顔面をぶち抜くえげつないドロップキック。レアがレインメーカー式の攻撃を狙うが、岩谷が飛び込んできてトラースキック。小桃はコモクラッチも野崎がカット。岩谷が野崎にバズソーキックを見舞って排除する。
小桃はロープに飛ぶが、レアがバックを取ってレインメーカー式のレッグロックスープレックス・ホールド。
カウント2が叩かれたところでフルタイムドローを告げるゴングが鳴るも、この場面だけ明らかにレフェリーのカウントが遅かったため疑惑の判定決着となった。
<試合後コメント>

野崎渚&瀬戸レア
野崎「えっ、最後すごいなんか疑惑な感じがあったけど?これは3……」
レア「入ったと思います!」
野崎「入った?」
レア「はい!本当は勝ったはずでした」
野崎「でもさ、超ギリギリじゃん。ちょっとワンデーと言わず続きやりたいね。なんだっけあの……V……VCR?VTR?何だっけ?ビデオ判定(※VAR)!あれは獲ってたよ。もう時間切れだったのか?」
レア「自分がもっと早く決めてればよかった」
野崎「いやいやいや、私がもっと良いアシスト出来れば。悔しいね。決勝でDarkness Revolution対決、大田区の前にフライングサミットをね、やりたかったけど、残念。悔しい。ただ!岩谷麻優のかわいいかわいいしっぽをゲットしました~♪かわいいね、これね。新たなコレクションがね。桜井麻衣の、なんだっけ?」
レア「1000万」
野崎「1000万も無いけど……あっ、内緒ね。新たなコレクションが増えたんで、アタッシュケースに入れたいと思います」

岩谷麻優&南小桃
岩谷「タッグトーナメントぉ、タッグトーナメントぉ、いやぁ自分としてはね、ここ最近タッグトーナメントというものに縁がなくて、全然いいところまでも進めなくて。でも、今日は行けるかなあと思ったんですけど、まあダメでしたね」
小桃「あぁ~悔しいです。だけど頑張る」
岩谷「頑張るしか無いね」
小桃「まだまだ頑張らないと上は行けない!だから頑張ります!また麻優さんとも組んで、絶対私が勝利に導きます!」
岩谷「ありがとうございます。まあ今日のタッグもそうですし、隣で小桃から自分も学ぶことも多いし、たくさん学んでもらいたいなと思うんですけども、次はスーパーフライのベルトをかけて向き合うということでね、プロレスの厳しさを小桃に叩き込みたいと思います」
第4試合

越野と弓月の対面でゴング。ロックアップからリストの取り合い、目まぐるしいロープワークのドッグファイトからアームドラッグの応酬。越野が低空ドロップキックを見舞ってこのスピード戦を制する。ここに詩美が入ってきて2人でダブルのショルダータックル。越野がロープに飛ぶも、弓月がカウンターのドロップキックを見舞ってきずなにタッチ。

Selene Floraの連携ドロップキックからきずながロープに飛んで低空ドロップキック5連発。さらに脇固めで捕らえるも、越野はロープブレイク。きずながコーナーに振っていくが、越野がビッグブーツで止めてミサイルキック。詩美にタッチ。
詩美はきずなにロープへの串刺しラリアットから低空ドロップキック。さらに詩美がアルゼンチン・バックブリーカーを狙うが、きずなが暴れて脱出。ならばと詩美はコーナーに振ろうとするが、きずなが「ナメんな!」と張り飛ばしフィッシャーマンの体勢。詩美もこれを振り払って強烈なエルボーバッドを叩き込み、アルゼンチン・バックブリーカーからのバックフリップ。詩美がラリアットを放つも、きずなが腕を絡め取りつつのフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。これを返されると弓月にタッチを求めるが、詩美が妨害してジャーマンを狙う。きずなは振り払ってハイキックからランニングニーで追撃し、弓月にタッチ。

弓月は詩美にティヘラから低空ドロップキック。さらにダブルリスト・アームサルトを狙うが、詩美が着地。追撃を狙う弓月を下からすくい上げてコウモリ吊り落とし。詩美が串刺しバックエルボーから顔面への片足ドロップキック。越野にタッチ。
越野は弓月に串刺しバックエルボーからRKO。さらにブレーンバスターを狙うが、弓月がフロント・ネックロックで切り返す。きずながハイキックでアシストし、弓月がロープ貫通ドロップキック。さらに弓月がバックドロップを狙うも、越野が振り払ってロープに飛び、ビッグブーツ。越野はブレーンバスターで叩きつけ、コーナーに上がって必殺のダイビング・ボディプレスを発射。これをかわした弓月が顔面にトラースキックをぶち込み、きずなとともにダブルのフィッシャーマンズ・スープレックス。
ラスト1分がコールされる中、弓月がリストクラッチ式バックドロップを狙うが、詩美が飛び込んできてサイドバスターを見舞い、2人で弓月へサンドイッチ・ラリアット。越野がバックドロップからカバーもきずながカット。
ラスト30秒がコールされる中で越野がロープに飛ぶが、弓月がカウンターのジャンピングニーからバックドロップ2連撃。カバーに入る前にフルタイムドローを告げるゴングが鳴った。
<試合後コメント>

林下詩美&越野SYOKO.
越野「今日は私は詩美さんの足を引っ張らないようにって、自分が前哨戦で弓月さんから獲るんだって、そんな気持ちでいましたけど、結局足を引っ張ってしまう展開になってすみませんでした!でも、今日学んだことがいっぱいあります。1月3日、絶対獲って見せます!」
詩美「今日ワンデートーナメント、メッチャ勝ちたかったけど、10分で仕留めきれなくて。ドローは両者失格らしいです!失格になっちゃった!悔しい!個人的にはすごくタッグとかに興味持ってるんで今日は良い結果残したかったんですけど、ドローで失格。悔しいですけど、まあ今後に向けて頑張ります。私は明日(道頓堀プロレスの)奄美大島大会あります!今からでも飛行機間に合います!皆さんお待ちしてます!」

ビクトリア弓月&南小桃
きずな「今日はタッグトーナメント、自分は去年も弓月と出場させていただいて。多分今年も去年も出てたタッグは私たちだけだったんじゃないかなって思うんですけど、やっぱ今年1年で弓月がベルト獲ってる姿とかずっと見てきて、私は『弓月とベルトを巻きたい』という目標を言うことからも正直最近逃げてきたんだなというのをこのトーナメントが決まったときに思って。でも私が弓月とベルトを巻きたい気持ちはホントにずっと変わらないし、私は来年もこのトーナメントも弓月と出たいと思ってるし、これからも隣りにいたいから……隣りにいたいいたいって言うだけじゃなくて、変わる努力をちゃんとして、現状から逃げずにちゃんと上を目指していこうと思います」
弓月「きぃたんが今言ったように、去年から出てるのは自分たちだけ。まあこうやって今年は自分たち同世代・同期でタッグっていうのはマリゴールドで唯一無二だったんですけど、新たな新世代が出てきて、聖怜と心希っていう同世代タッグが出てきまして。でも、なんていうんだろ。やっぱり自分たちは先にマリゴールドでタッグとしてツインスターに挑戦したりもしてきたわけで、これからマリゴールドを担っていく存在っていうのはやっぱり私たちでもあると思ってるので。やっぱそこは今後しっかりそれを見せつけていけるように、またきぃたんとタッグを組んで、どんどんマリゴールドを活性化?なんて言うんだろ?活気づけていきたいなって思ってます、自分も。そしてこのユナイテッド・ナショナルのベルト、1・3、越野SYOKO.とやるわけなんですけど、なんていうのかな?なんかまだまだ物足りないっていうか。自分的には。もっともっとやり合いたいし。私はやっぱりこのベルトを獲ったときに、なんていうんだろ。今までの自分の現状を打破して、新たな自分っていうのを出して、ようやくこのベルトを手にしたと思ってます。だからこそ、もっともっと越野SYOKO.の殻を破ってこのベルトを獲りに来てほしいです。まだまだ今日も、もっともっと越野SYOKO.は燃える気がするし、もっとやっぱり熱い越野SYOKO.を私は見たいので。1・3、バチバチ激しい、白らしい闘いをしましょう
第5試合

松井と石川の対面でゴング。激しい視殺戦からロックアップからリストの取り合いからヘッドロックの応酬。石川がロープに振るも、松井はスライディングで場外へ逃れる。石川の背後からCHIAKIが急襲し場外戦となり、DRの2人が大暴れ。
松井が石川をリングに放り込んでロープに振るも、石川がカウンターのショルダータックル。ここにCHIAKIが入ってきて2人でロープに振るも、石川は「ナメんな!」とランニング・ネックブリーカー・ドロップで2人まとめてなぎ倒す。石川がジャーマンを狙うが、松井がカサドーラ・フットスタンプ。石川も負けじとクロスボディを見舞い、バードにタッチ。

バードは松井をコーナーに誘い込んでぶら下がり式首4の字固め。コーナートップに上がってダイビング・クロスボディを見舞ってロープに飛ぶが、エプロンからCHIAKIがロープを使ったスタナーで妨害。松井が串刺しスライディング・クロスボディを見舞い、CHIAKIにタッチ。
CHIAKIは顔面ウォッシュからブレーンバスターを狙うが、バードが人工衛星ヘッドシザース・ホイップで切り返して石川にタッチ。


石川はCHIAKIにショルダータックルから側転式ボディプレス。さらにロープに飛ぶが、松井が場外から足払いをかけ、CHIAKIがギロチンドロップ、松井がダイビング・フットスタンプと猛攻。さらにCHIAKIがアルゼンチン・バックブリーカーも、これはバードがカットし、クロスボディを発射。CHIAKIはバードをキャッチして石川に投げつけるパワーを見せ、松井がダイビング・フットスタンプを発射。石川がこれをかわし、コーナーに上がっていたCHIAKIに松井をぶつけて場外に落とす。バードが形が崩れながらも場外へブーメラン・アタック式プランチャを放ってCHIAKIへ追撃。石川が松井にジャーマン・スープレックスを見舞い、CHIAKIにリバースタイガー・ドライバー。さらにロープに飛ぶが、CHIAKIがカウンターのパワースラム。CHIAKIがアルゼンチン・バックブリーカーからムーン・ウルフを決めるも、カウントは2。
ならばとCHIAKIは石川をコーナー下にセットし、コーナートップからダイビング・ギロチンドロップ。これで3カウントを奪った。
<試合後コメント>

石川奈青&ハミンングバード
バード「我々1回戦で余裕で勝ち上がって、2回戦目、ダークネスと。あのベルトを持ってるダークネスと闘う!私はこれをタイトルマッチだと思ってやって。でも全然向こうのタッグワークの方が強いし、私メチャクチャ思い出して。CHIAKIに場外でやられたとき、新木場でCHIAKIにイスが入って流血してんだよ。このコスチュームも真っ赤になって、眉間を3針縫って。私アレ思い出した。私絶対許さない。これが1日限りのタッグトーナメント?いや、終わらせないよ!私は石川奈青とあのベルト、松井珠紗、CHIAKI組から絶対獲る!」
石川「今日はトーナメントで自分たちは2回戦目、向こうはシードということで負けてしまったんですけど、もっともっとタッグワーク、もっとね、やりたい連携とかもいっぱいまだまだあるんで。次ダークネスとやるときはタッグのベルトをかけてやりたいと思います。次は絶対自分たちが、勝とう!」
バード「勝とう!あぁ、クソッ!」
第6試合

ゴングが鳴ると互いにコールを煽り合い、互いにロックアップをすかしてセクシーポーズ。
改めて向き合って手4つでの腕力勝負。これは後藤が圧倒し、上から乗っかって絵里奈のブリッジを潰す。後藤がヘッドロックからショルダータックルを放つも、絵里奈は倒れず耐え、後藤のラリアットをブリッジでかわして丸め込みからプラチナムロック。さらに艶やかに踊ってからのエルボードロップで追撃。

絵里奈がボディスラムを狙うが、後藤が強引にぶっこ抜いてボディスラム。さらにジャイアント・スイングを狙うが、絵里奈が必死にロープを掴む。ならばと後藤はロープへの串刺しヒップアタック、エプロンからのヒップアタックと連撃。さらにリングに戻してスライディング・ヒップアタック。後藤はコーナーに振って行くが、絵里奈がかわして串刺しジャンピングニー。さらにサミングで怯ませてから顔面騎乗式ブロンコバスターで激しく腰を振る。さらにXとしてファクターからエターナル・デスに捕らえるが、後藤はなんとかロープへ。
後藤と絵里奈が足を止めてのエルボー合戦を展開。後藤が雄叫びを上げながらの連打からロープに飛ぶが、絵里奈が追走してドロップキックから前後開脚式ギロチンドロップ。さらにスタンド式シャイニング・ウィザードを狙うが、後藤がカウンターのラリアットから510-Nを狙う。これを背面着地した絵里奈がM.D.M.Aを狙うが、後藤がリバースしてブレーンバスター。
後藤は510-Nからロープに振ってラリアットを狙うが、絵里奈がかわしてスタンド式シャイニング・ウィザード。後藤が場外に逃れると、絵里奈はコーナートップからのプランチャを発射。これを回避して自爆させた後藤は、場外でのジャイアント・スイング。場外カウント17までぶん回してリングに戻り、絵里奈が戻れずカウント20。後藤がリングアウト勝ちを収めた。

後藤「ウィナー、後藤智香!ウィナー、後藤智香!誰がなんと言おうと最後このリングに上ったのは後藤智香!後楽園の場外は気持ちいい!林下詩美ィ!林下!詩美!出てこぉ~い!(※一向に出てくる気配がない)……林下詩美ぃ~~~!(※詩美が出てくる)来た!お願いします、上がってください。詩美さん、1月3日、大田区総合体育館。シングルマッチ。パワーファイト!詩美さん、ゴチカは今、賢く勝ちました。2026年のゴチカは賢く!勝ちにいきますので。(※自分の尻を叩いて)もちろん、負けないんで!よろしくお願いします!」
詩美は後藤の尻を触って仕上がりを確認した後に自身のお尻をアピールし、無言のまま退場していく。
後藤「OK!勝ったのはゴチカだぁ~~~!!」
<試合後コメント>


後藤智香
「はいッ!2025年最後の後楽園大会、タッグマッチ!惜しくも!惜しくも!悔しく!いやでも、勇気の分も背負ってゴチカは1人でこのタッグトーナメントに出ようと思ったんですけど、まあそんな都合よくも行かず。でも見ましたか?カメラマンいっぱいいる!見ましたか?!ゴチカ、賢く勝ちましたんで!1月3日、林下詩美!2026年のゴチカは賢く!勝ちに行くので!今のうちに油断して!詩美さんもお正月太りとやらしてればいい!ゴチカはパワーアップしてみせますので!(※自分の尻をペチンと叩いて)見ててくださいッ!」
山中絵里奈
「なんだ?後楽園ホール大会、ありがとうございました。おうおうおう、リングアウト負け?またゴチカのジャイアント・スイングで……私、こないだの大会でも回されちゃって。私もしかしたら三半規管弱いのかも知んない。あぁ~!悔しい!大田区、私出られないんで、ここでしっかり結果を残して最高の2025年の締めにしたかったんだけど、ゴチカは詩美さんとのシングル前に燃えてるんだろうなというのはすごく感じたわ。それはすごく楽しかったんだけど、悔しい!でも2026年はもっともっと頑張りますんで、来年も引き続きよろしくお願いします」
第7試合

ゴングを待たずに聖怜&心希が奇襲。松井へ心希、聖怜がそれぞれドロップキックを見舞い、ロープに振ってダブルドロップキック。松井が場外に逃れると聖怜がコーナーに上っていくが、CHIAKIが叩き落して松井とのダブルの低空ドロップキック。

松井は聖怜に逆エビ固め。松井は腰へヒザを押し付けながら急角度で絞り上げていくが、聖怜はなんとかロープを掴む。松井が引き起こすと、聖怜はエルボーで突っ張っていく。松井も両手を後ろに回して「来いよ!」と叫んで受け切り、真っ向から受けきってエルボー合戦へ。松井が優勢となるも、聖怜がスピアーを突き刺して心希にタッチ。
心希は松井にジャンピングニー2連撃から首相撲で捕らえつつの膝蹴り連打。さらに裏投げを狙うも、松井が耐えると心希が丸め込みのフェイントを入れて下から両足で顔面を蹴り上げ、ハイキックで追撃。ロープに飛ぼうとするも、松井が髪の毛を掴んで引き倒しネックツイスト。さらにハングマンDDTで突き刺し、セカンドからのダイビング・フットスタンプを発射。これをかわした心希がミドルキックを猛連打。松井は不敵に笑いながら「来いよ」と受け切りつつ、カウンターのブサイク・ニーを叩き込んでCHIAKIにタッチ。

CHIAKIは心希にスピアーからアイアンクロー。そのまま引き起こしてアルゼンチン・バックブリーカー。心希は着地してハイキックを放つが、CHIAKIが下からすくい上げてパワーボムからギロチンドロップ。

心希はグロッキー状態となり、自力で起き上がれない。CHIAKIは容赦ないストンピングで追撃も、心希がガバリと起き上がって「ナメんな!」とハイキックからボディスラム。さらにサソリ固めで捕らえ、天に拳を突き上げながら絶叫も、松井が顔面を蹴飛ばしてカット。松井&CHIAKIが2人で心希をロープに振るが、心希がダブルの攻撃をかわし、聖怜がエプロンからスワンダイブ式ミサイルキックを放って相手2人をぶっ飛ばす。心希はホップアップ式ドロップキックを見舞い、聖怜にタッチ。
聖怜はCHIAKIにドロップキックから串刺しスピアー。さらにスパインバスターで叩きつけ、全女式押さえ込みでスタミナを削る。聖怜がロープに飛ぶが、松井が場外から足払い。そのまま全員入り乱れた場外乱闘へと発展する。
CHIAKIが聖怜をリングに上げ、コーナーに叩きつけてからキャノンボール。さらに全力っで抵抗する聖怜をぶっこ抜いてのフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドからアルゼンチン・バックブリーカー、ムーン・ウルフと大技連発で猛攻。
松井&CHIAKIが聖怜&心希をロープに振るが、聖怜&心希がドロップキックの編隊飛行。場外に逃れた相手2人へ、聖怜がコーナートップからのプランチャを敢行。

聖怜のスパインバスターに心希がアッパー掌底を合わせる合体攻撃をCHIAKIに決め、聖怜がサイド・スープレックス。聖怜がロープに飛ぶが、CHIAKIがカウンターのパワースラム。そのままカバーに入るが、聖怜が下からひっくり返してダイヤル固め。全力で抵抗するCHIAKIを強引に押さえ込み続け、執念のカウント3を奪った。

優勝した聖怜&心希にはロッシー小川代表取締役社長から優勝トロフィーが贈呈。2人は嬉し泣きの涙を流しながらしっかりと抱き合った。
聖怜「若くて、今年デビューした私たちが優勝したぞ!ダークネスが持ってるツインスターのベルト、私たちで絶対に奪いに行こうね。そして、12月31日大晦日。私たち新人王戦があるんですけど、裕花、メガトン、心希、そして自分。この4人の中では絶対私が輝いて優勝して、今年2025年を笑顔で終わらせたいです」
心希「聖怜と2人で勝ったぞ~!自分は山口で学校行きながらプロレスデビューして、周りよりいろんなハンデがあってメチャクチャ悔しい思いをしたけど、今日、一番のタッグパートナーである聖怜とここで優勝できたこと、メッチャ嬉しいです!次は31日の新人王。同期4人でみんなで新人王争って、そのなかで私が2025年の新人王になります!」
聖怜「まあ聖怜が勝つんですけど。今日はこうして心希とタッグ組めて、本当に嬉しいし、ありがとうございました。今日はこの後楽園、今年最後の後楽園。私は違うんですけど、マリゴールド自体が今日で最後なので、出場した選手みんな上がってきてほしいです」
心希「みんな来てください!」
欠場中の選手たちも含めてほぼ全員がリングに集まり、心希が「2025年、後楽園ホール、ありがとうございました!シャイン・フォーエバー!マリーゴールド!」で大会を締めた。

<試合後コメント>

山岡聖怜&心希
聖怜「ありがとうございました!心希と今日優勝することが出来て本当に嬉しいです!ありがとうございます!最近は自分を探す度に出てたんですけど、こうやって賞を獲ることが出来て、そして心希とタッグ組んでこうやって獲れて本当に嬉しいし、心希とはこれからもずっとタッグを組むだろうし、ライバルでいるだろうし。だからこの2人で未来をもっと輝かせていかないといけないなって思います。そして31日、新宿FACEで新人王戦があるんですけど、メガトンも裕花も心希も、もっともっと燃え上がって最高な新人王戦にしたいです。そして私がそこで勝って、今年を終わらせたいです」
心希「ありがとうございました!東京、初めてタッグトーナメントに聖怜と出て、そして初出場で初優勝出来たことがメチャクチャ嬉しいです。練習生の頃から聖怜と『2人でタッグで結果残したいね』って約束して、2人ともプロレスラーになって、今日こうしてその夢に一歩近づけたのがすごい嬉しかったです。自分も新人王、聖怜は一番のパートナーだけど一番のライバルだから絶対負けたくないし、2025年デビューした4人、みんなスゲーなって年末の新人王で思わせたいと思います。そこで私は新人王になります!ありがとうございました!」
聖怜「私はこのまま立ち止まる気ないし、もっともっと前に進んでいくのでこれからも応援よろしくお願いします」
2人「ありがとうございました!」
















