「おいブシロード!俺達レスラーはカードゲームのカードじゃねーんだよ!」IWGPヘビー級王者が退団が続く新日本プロレスで想いを叫ぶ

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 11日、大阪府立体育会館にて新日本プロレス『ミクチャpresents THE NEW BEGINNING in OSAKA』が開催。メインイベントでは辻陽太の持つIWGPヘビー級王座にジェイク・リーが挑戦した。

 ジェイクはウエイトリフティング全日本選手権5位と192cmの長身に120kg(当時)という恵まれた体躯からヘビー級の未来を担う逸材として、2011年に大きな期待を背負いながら全日本プロレスでデビューしたものの約2ヶ月で引退。同年に総合格闘家に転身するも結果を残せず、2015年に全日本で再デビューすると宮原健斗らとNEXTREAMを結成し、2017年に野村直矢と世界タッグ王座を戴冠するが12日後に左膝前十字靭帯断裂、内側靭帯損傷、骨挫傷と診断され返上へ。
 2018年に復帰するもNEXTREAM脱退を宣言し、崔領二らとSweeperを結成すると岩本煌史とアジアタッグを戴冠するが2019年にSweeperを突如解散させ、岩本&野村とともに陣-JIN-を結成。JINで伸び悩むと2021年2月の試合中に岩本を裏切り、TAJIRIらとTOTAL ECLIPSEを結成しヒールターン。6月に三冠ヘビー級王者となるが12月に鼻骨骨折及び左眼窩内側壁骨折により欠場し三冠返上。
 復帰した2022年に三冠王者に返り咲くが、9月に突如TOTAL ECLIPSEを解散させると12月に「一度しかない人生だから挑戦したい」と全日本を突然退団し、2023年1月1日のNOAH日本武道館大会に姿を現す。これには全日本所属選手もファンも怒りをあらわに。

 NOAHではジャック・モリス&アンソニー・グリーンとともに“Good Looking Guys(GLG)”を結成し強い存在感を放つと、清宮海斗からGHCヘビー級王座を奪取。その後丸藤正道、中嶋勝彦、杉浦貴、潮崎豪と顔となる選手を倒し防衛を続けていたが、2024年6月に急遽GLG解散を宣言すると外道の呼びかけに応じてBULLET CLUB WAR DOGSへ加入。わずか1年半で突然NOAHに別れを告げ、7月から新日本の『G1 CLIMAX』へ参戦を果たしていた。
 この行動に拳王とモリスはブチ切れていたが、ジェイクは「感謝しろ。なぜなら私の名前で彼らが何かを発信するごとに注目を浴びるじゃないか。注目度を浴びてNOAHの中でも応援する方々が増えてるんじゃないのか?」と挑発。

 さらに9月3日に新日本プロレスへ正式入団すると「私が入団したいんじゃない。新日本プロレスが私を欲するか欲しないかだ。選手はあくまで商品だ。この団体は日本屈指の団体だ。骨を埋めたっていい。心の底からそう思う。私に心があればだがね!ハハハハハハ!お金儲けは嫌いですか?私は大好きだ!」と高笑い。わずか5戦後の9月11日の試合中、エプロンからYOSHI-HASHIを押さえていたところに走り込んだフィンレーと同士討ちし、場外にふっ飛ばされて着地したさいに右ヒザを負傷して長期欠場に。5戦中4戦はジェイク・リー&ゲイブ・キッドvs石井智宏&本間朋晃という同カードであり、9月14日からの北海道シリーズで地元凱旋も用意されこれからというタイミングでの戦線離脱となった。

 ユニットを結成させては解散し、全日本を裏切り、NOAHを裏切り、新日本を裏切り、あらゆる期待を裏切り続けて契約金をもらいながら長期欠場状態のジェイクはSNSの更新もストップし、動きのないまま1年半が経過。
 今年の1・4東京ドームでBULLET CLUB WAR DOGSを裏切りUNITED EMPIREのXとして突如現れたジェイク・リーは、辻陽太を背後から襲撃し王座挑戦が決定した。


 辻がIWGP世界ヘビーを分解したことで、約5年ぶりのIWGPヘビー級王座戦となったこの試合。
 おちゃらけた感じに辻の攻撃をスカしていくジェイクだったが、辻が容赦ないトペ・スイシーダを肩に叩き込む。いきなり大ダメージのジェイクだったが、腕がダメならとFBS。さらにアトミックドロップから尻を蹴り上げ、医療用手袋を着用して口に手を突っ込もうとするが辻はコンプリートショットで迎撃する。
 辻はボディプレス、逆エビ固め、ドロップキック、チョップ連発と基本的な技でダメージを与えていくが、ジェイクはDDTで動きをとめるとボディにヒザ連発。だが辻はヒザをエプロンに叩きつけてから場外へのドラゴンスクリューで投げ捨てる。
 リングに戻っても辻は再度ドラゴンスクリューから、許しを請うジェイクに串刺しニー。さらにエルボーの打ち合いから辻がボディにエルボーを叩き込みカーフストンプからマーロウクラッシュを狙うが、ジェイクは尻を叩いて動きを止めると雪崩式バックドロップで叩きつける。さらにFBSも、キャッチした辻はパワーボムからジーンブラスターを狙うが、ジェイクがカウンターのFBS。
 チョップの打ち合いからエルボー合戦となり、ジェイクがミドルキックで蹴り抜く。膝蹴りやフロントネックで絞り上げて動きを止め、D4Cで突き刺すも辻は肩を上げる。
 辻は延髄切りからゲレーロスペシャルで投げ捨て、ジーンブラスターを発射するがジェイクは膝蹴りで迎撃。だが辻はヘッドバッド2連発からショートレンジのジーンブラスターを突き刺し、さらにカーフストンプ連発も、ジェイクは不思議な踊りでリングを回る。辻はその動きをしばらく見つめ、飛びヒザからジーンブラスターを突き刺し3カウントを奪った。

 勝利した辻は「これであんたの嘘と真実の間にある事実は完成したのか?王のみぞ知るってとこかな?お前がこのあとどうなってくのか、楽しみに見守っててやるよ」と道化師に言葉をかける。
 そして「正直言うと、ここで言うべきことではないかもしれない。でも、俺はこの団体を守る責任がある。俺がチャンピオンだから。俺はここで覚悟を決める。おいブシロード!俺達レスラーはな!カードゲームのカードじゃねーんだよ!俺達はな!このリングで命をかけて闘ってるんだ!このベルトの重みがわかるか?このベルトはな、ここで闘う、全レスラーの覚悟と、命の代償なんだ。このリングは、俺達レスラーが自分の人生を表現する場所なんだ。俺は、この団体が好きだ。新日本が好きなんだ。ライオンマークを堂々と掲げていたいんだよ。俺は守る、このベルトも、このリングも、そしてこの新日本プロレスも。だから、だから、同じ方向を向いてくれ。この団体を、もっと強く、もっとデカくするために、一緒に、歩いてこうぜ。この先の未来は俺が作るんじゃない、俺たちで作るんだ、今日ここにいるみんな、そして新日本プロレスのレスラーのみんな、全員でこの新日本プロレスを作ってくんだ。覚悟は、いいか?」と思いを語り、最後はこの日で退団する高橋ヒロムをリングに呼び込み「この先何があろうと、俺はヒロムちゃんのこと心から応援してるぜ」とメッセージを送り、夢を叫んだヒロムをアンバウンドカンパニーで集合写真を撮って胴上げして送り出した。

 2・27ニュージャージー大会でAEWのアンドラデ・エル・イドロ(ラ・ソンブラ)と辻陽太のIWGP GLOBALヘビー級が決定。辻は外敵の迎撃にアメリカへと乗り込む。

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