「この入場をWWEでもやったらウケたのに」新崎人生と初遭遇の黒潮TOKYOジャパンがまさかの弟子入り志願!
5日、東京都・後楽園ホールにて『DRADITION 2024 DRAGON EMPIRE PHASE-1』が開催。初タッグ結成の新崎人生と黒潮TOKYOジャパンが観衆を爆笑の渦に包んだ。
この日の第3試合では、新崎人生&黒潮TOKYOジャパンvs吉田綾斗&MAZADAのタッグマッチが実施。人生&黒潮という異色の初タッグがどのようなものになるのかに注目が集まっていた。
お遍路姿の人生がゆっくりと入場し、最後に拝むまでの所作で会場の空気を支配。
その後にパートナーの黒潮が入場してくると、その空気を一気に破壊。『HELLO』に合わせて自由奔放に会場を駆け回っていき、曲が終わると満足して退場していってしまう。げんなりした様子の人生が花道の奥から黒潮を引っ張り出して来てようやく試合へ。
人生は、「ウェヘヘェ~イ♪」と笑顔でポーズを決めながら楽しそうに闘う黒潮を微笑みとともに見守っていたが、黒潮が「人生さん!拝み渡り、一緒にいいですか!」と拝み渡りの競演を提案すると一瞬真顔に。
げんなりした様子の人生だったが、MAZADAの腕を取ってスルスルとロープの上を歩いていく。一方の黒潮は、なかなかロープに上がれずモタモタ。後ろから歩いてきた人生に追いつかれそうになってしまう。その隙に抜け出してきたMAZADAがロープに体当たりしたため、黒潮は落下してロープに股間を痛打。口の端から泡を吹きながら半死半生状態に。
大ダメージを負った黒潮が集中砲火を受けて大ピンチを迎えるが、吉田&MAZADAを張り手の連打で蹴散して救出。さらに人生がMAZADAをチョークスラムで叩きつけ、黒潮がイケメンサルトを投下して3カウントを奪った。
試合後、大はしゃぎの黒潮に対し、人生も「いや、すごい面白かったね。映像でも見たこと無かったんで、初めて。入場をこういう形でやってるとは……全く知らなかった……。これ、WWEでもやってたの?」と興味津々。
黒潮が「いや、WWEは尺の問題上、僕の入場時間は30秒でした!」と苦笑いで答えると、人生は「これやったらウケたのになあ~。いやあ、非常に面白かったですよ」と元WWFの視点からも黒潮を高く評価した。
その後、真剣な表情になった黒潮は「僕ね、みちのくプロレスを見て育ったんで。新日本でもなく全日本でもなく、僕はみちのくプロレスで育ったんで。そのときはスペル・デルフィンの時代だったんですけど。だから、今日人生さんと絡んだことがプロレス14年やってて初めてで。ちょっと実感湧いてなかったんだけど、人生さんが入場する背中を見てたときに『おぉっ!新崎人生だっ!』ってなってました」と思いを語り始める。
さらに「もし俺が今よりももっと弱くなったときに、プロレスラーとして落ち込んだときに、団体も違うし今日初めて会ったけど、新崎人生さんの弟子になりたいなって心から思いました!山に連れてってほしいです!」とまさかの弟子入り志願。
一見失礼な物言いに対しても人生は笑顔で「じゃあそれまで俺も現役で頑張っておくよ(笑)」と快諾し、握手を交わした。