「もう引退しろ!」「あと10年やんだよ!」デビュー45周年を迎えた越中詩郎が大暴れ!平成維震軍の若手にヒップアタック伝承
5日、東京都・後楽園ホールにて『DRADITION 2024 DRAGON EMPIRE PHASE-1』が開催。デビュー45周年を迎えた越中詩郎が大暴れを見せた。
越中は、1979年3月5日に全日本プロレスでデビューし、その後新日本プロレスに移籍して結成した“平成維震軍”で暴れ回りブレイク。その後はWJプロレスにも参加し、フリーとなってからは小さなインディー団体を含む数多の団体に参戦し、65歳を迎えた今もその活躍の幅を広げ続けている。
この日のセミファイナルでは、長井満也&青柳優馬&斉藤ジュンvs越中詩郎&AKIRA&真霜拳號の6人タッグマッチが実施。
この日は越中のデビュー45周年記念日。越中は、平成維震軍の盟友として長年連れ添ってきたAKIRAと、越中の40周年記念大会で平成維震軍に加入した真霜をパートナーに出陣した。
試合前に長井が「45周年なんだからもう引退しろ!」と挑発するも、越中は「あと10年やんだよ!」と一歩も引かず。
試合が始まると、長井は越中に見せつけるかのようにヒップアタックを放って挑発。怒り狂った越中は長井を観客席に叩き込んだりエプロンからのミサイルヒップを見舞ったりと大ハッスル。
そんな越中を見て面白がった青柳がこれ見よがしにヒップアタックを放つばかりか“お尻ペンペン”をして見せると、越中がブチ切れて青柳の顔面にヒップアタック。さらに真霜にもヒップアタックを出させて伝統芸能の継承を行った。
しかし、最後は長井がホームリングで発奮。AKIRAのムササビプレスを耐えた上でキャプチュード・バスターで叩きつけ、最後はストレッチプラムで絞り上げてギブアップを奪った。
試合後、平成維震軍の面々は勝手に勝ち名乗りを上げ、長井とバチバチの睨み合いを展開。
さらに、青柳が越中に対してポーズを真似るなどの執拗な挑発を行ったため、越中が張り手を見舞ってお仕置きした。
試合後、45周年を迎えたことについて問われた越中は「区切りは区切りなんだけど、俺にとってはまだ通過点と言うか。でもまあ振り返るとね、いい先輩たち、強豪とかいっぱいいて、その中で育ててもらったなって感じかな。まあでも、あっという間ですよ。デビュー戦したのを昨日のように覚えてますよ」と淡々と語る。
さらに「今日はアイツらにヒップアタックをやられたんで、今度は倍返しでやり返したいと思います」とリベンジに燃えつつ、「オファーがあれば、呼んでくれれば、一生懸命練習して頑張りたいなと思います」と今後の選手活動にも積極性を見せた。