【試合詳細】4・16 ドラディション後楽園ホール大会 藤波辰爾&越中詩郎&高岩竜一vs長井満也&村上和成&魔界2号 大谷晋二郎&真霜拳號vs関本大介&KAZMA SAKAMOTO LEONAvs藤原ライオン
『DRADITION UPRISING 2021~MITSUYA NAGAI 30th ANNIVERSARY~』
日程:2021年4月16日(金)
開始:19:00
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:640人(満員)
▼スペシャルシングルマッチ 20分1本勝負
○魔界5号
7分25秒 キャプチュードバスター→片エビ固め
●新井健一郎(DRAGON GATE)
▼タッグマッチ 20分1本勝負
倉島信行/○TAMURA(HEAT-UP)
12分38秒 逆エビ固め
三州ツバ吉/●今井礼夢(HEAT-UP)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○LEONA
13分42秒 足4の字固め
●藤原ライオン(フリー)
▼スペシャルタッグマッチ 20分1本勝負
大谷晋二郎(ZERO1)/△真霜拳號(2AW)
20分0秒 時間切れ引き分け
関本大介(大日本)/△KAZMA SAKAMOTO(フリー)
▼長井満也デビュー30周年記念試合 6人タッグマッチ 60分1本勝負
藤波辰爾/越中詩郎(フリー)/●高岩竜一(フリー)
13分23秒 ハイパーニー空牙→片エビ固め
[魔界倶楽部]○長井満也/村上和成(フリー)/魔界2号
長井満也がデビュー30周年記念試合で魔界倶楽部を復活!"聾レスラー”今井礼夢が後楽園ホールデビュー!
第1試合
新井が握手を求め、5号が握ろうとするが新井はゆっくり下がり握手はせず。
ロックアップから5号がロープに押し込みクリーンブレイクに見せてエルボー。新井はこれを避けて場外へ逃れる。
新井がリングに戻ると5号は「クリーンファイトだオラ!」と握手を要求。握ろうとした新井へ膝蹴りからストマッククロー。さらにヘッドロックで捕らえてグラウンドに持ち込むが、新井はマスクを掴んで逃れる。
5号はボディスラムからチンロック。これを離すと場外に投げ捨て追いかけるが、新井はすぐにリングに戻り挑発する。
5号がリングに戻ると、新井はリストを取ってひねっていくが、5号は押し倒しショルダークロー。これを離すと場外に投げ捨てるが、5号が追いかけると新井はすぐにリングに戻る。
5号は頭頂部にエルボーも、新井がサミングからロープに飛ぶが5号はミドルキックで迎撃。
5号はスリーパーで捕らえ絞り上げるが、新井は首投げで逃れる。
5号は再度スリーパーで絞り上げるが、新井はチンクラッシャーで迎撃し、コーナーにもたれかかる5号にボディブロー連発。さらにコーナーに登りナックル連発から串刺し攻撃も、5号が避けて新井は鉄柱に急所を打ち付け自爆。
5号はバックドロップで叩きつけてフォールも2。
5号はロープに振ってショルダスルー。再度ロープに振っていくが、新井は前方回転エビ固めを狙うも5号は耐える。5号はフィストドロップも、新井は避けて自爆させるとランニングニーからケンカキック。再度ケンカキックも、5号はキャッチしキャプチュードバスターで投げ捨てフォールし3カウント。
第2試合
ツバ吉が倉島を急襲し試合開始。倉島がヘッドロックで捕らえグラウンドに持ち込むが、ツバ吉はヘッドシザースで切り返すも倉島はこれを抜けてフロントネックロックから投げようとする。耐えたツバ吉がバックを取るが、倉島は腰投げもツバ吉はヘッドシザース。倉島はアンクルを取って逃れると、背中にエルボーからバックドロップ。倉島はストンピング連打からエルボー。フロントネックに捕らえたままTAMURAにタッチ。
TAMURAはボディブローも、ツバ吉がボディブロー連打でコーナーに押し込み今井にタッチ。
今井は片足タックルも、バックの取り合いからTAMURAが一度距離を取る。
TAMURAがガットショットから背中を蹴りつけ、ロープに振ってアームホイップを狙うが、今井が逆にアームホイップで投げ捨て走り込む。だがTAMURAがスカすとロープに押し込み首投げからサッカーボールキック。フォールも2。
今井が走り込みフォールも、TAMURAが抜けると今井はロープに飛んで低空ドロップキック。今井はツバ吉にタッチ。
ツバ吉はコーナーでTAMURAの顔面を踏みつけ、これを離すとストンピング連打。TAMURAが立ち上がると、ツバ吉はローキック連打。TAMURAもお返しとばかりにローキックを連打し倒すと、フロントネックで捕らえていくがツバ吉はボディブロー連発でコーナーに押し込み今井にタッチ。
今井はガットショットからエルボー連打。TAMURAはボディブローを叩き込み、コーナーに押し込み倉島にタッチ。
倉島は握手を要求。今井はその手を握りクリーンに試合へ。
今井が片足タックルから投げ捨て、そのままフォールしようとするが、切り返した倉島がフォールも今井はすぐに抜けるが倉島が胴締めスリーパーから腕ひしぎへ。今井は回転して逃れようとするが、倉島が一度離して距離を取る。
今井はエルボーを打ち込むが、倉島は余裕の表情で受け切る。今井は二度三度とエルボーを打ち込み、倉島は受け切るとビンタ。今井は負けじとロープに飛んでランニングエルボー。さらにストンピングからツバ吉にタッチ。
ツバ吉はドロップキックから仰向けの倉島の背中を連続で蹴りつけていき、倉島は一度場外へ逃れる。
リングに戻ろうとした倉島へツバ吉が走り込み、ビンタを叩き込むが倉島はヘッドバッドから河津落とし。倉島はローキックで膝をつかせると顔面を膝で踏み潰してアームロック。ツバ吉はロープに足を伸ばしブレイク。
倉島はブレーンバスターからフォールも2。
倉島はTAMURAにタッチ。
ツバ吉はビンタから大外刈り。ツバ吉は今井にタッチ。
今井はガットショットからコーナーに振って串刺しバックエルボー。再度串刺しバックエルボーから投げようとするが、TAMURAが逆にブレーンバスター。フォールもツバ吉がカット。
TAMURAはPKも、避けた今井がスクールボーイも2。今井は首固めも2。今井はラリアットも、避けたTAMURAに逆さ押さえ込みも2。
今井はブレーンバスターからフォールも2。
今井はエルボー連打からロープに飛ぶが、TAMURAはアックスボンバーで迎撃しフォールも2。
TAMURAは逆エビ固めで捕らえ、これで今井はギブアップ。
<試合後コメント>
三州ツバ吉&今井礼夢
(※今井は手話にてコメント。通訳を介しての音声訳)
ツバ吉「今回初めてのタッグで不安な部分もあったんですけど、やってみたら言葉じゃなくて心でつながっていたので、また次回組めたら是非やりたいですね」
――今井選手、初の後楽園ホールでの試合はいかがでしたか
今井「初めての後楽園ホールで試合をして、お客さんの多さにすごく緊張してしまいました。リングに上って『こんな有名な会場で自分が試合ができるのか!』とすごく嬉しい気持ちになりました」
――今日は力を出し切れましたか
今井「全力では出来たと思います」
――観衆は大声援、大喝采を贈っていました
今井「お客さんが盛り上がるように気合の入った試合ができたと思います」
第3試合
ライオンは試合前にLEONAのニーパッドを盗んでおり、これを返すとLEONAがニーパッドをつけ直しているうちに自分のパンツに何かを仕込む。
ロックアップからLEONAがバックを取るが、ライオンがヘッドロックからグラウンドへ。LEONAはヘッドシザースで切り返すが、抜けたライオンが距離を取る。
ロックアップからライオンがヘッドロックで絞り上げる。LEONAは投げて逃れようとするが、ライオンは絞り上げて耐えるがLEONAはコーナーに押し込み逃れるとエルボー。避けたライオンがヘッドロックで捕らえ、これを離すと手を握ったままショルダータックル連発。さらに腕へのエルボーから、コーナーに振ろうとするが、逆にコーナーに振ったLEONAが追走し、膝裏へのエルボーで倒す。
LEONAは足へのストンピング連打からコーナーに叩きつけ、足をロープにかけると足へのドロップキック。さらに足へのヒップトスから逆エビ固めで捕らえるがライオンはロープを掴みブレイク。
ライオンは場外に逃れ、LEONAもこれを追い場外へ。LEONAはライオンをリングに投げ入れると、ロープに持たれかかるライオンに近づくが、ライオンはロープを使ったアームブリーカー連発からぶら下がり腕ひしぎ。
のたうちながらリングを転がるLEONAの腕を、ライオンはリングに叩きつけてから場外へ投げ捨てる。
ライオンは場外でLEONAの腕を鉄柱や鉄柵に叩きつけ、腰をエプロンに叩きつけるとリングに戻りフォールも2。
ライオンは腕攻めを続けるが、LEONAは左右のボディブローからアッパーカット。ロープに飛ぶが、ライオンはショルダータックルで迎撃しフォールも2。
ライオンは腕ひしぎで捕らえるが、LEONAはロープに足を伸ばしブレイク。
ライオンはラリアットも、避けたLEONAがバックを取る。バックエルボーで逃れようとしたライオンに強烈なチョップからダブルアームスープレックス。
LEONAはランニングエルボー連発から、ラリアットを避けてニークラッシャー。さらに足4の字もライオンはロープを掴みブレイク。
ライオンは場外に降りると、帽子をかぶって帰ろうとする。追いかけてきたLEONAにエルボーからリングに投げ入れ、リング下に潜り込み姿を隠す。
ライオン(?)はリング再度に姿を表すと、レフェリーが注意に降りたところをヘッドロック。だが本物のライオンが逆サイドからリングに上がり、LEONAの背後からランニングエルボーからフォールも2。
ライオンはブレーンバスターを狙うが、耐えたLEONAがバックを取る。ライオンがバックを取り返すとLEONAはロープを掴むが、ライオンは腕へのオーバーヘッドキックから投げようとするが、耐えたLEONAに脇固め。LEONAはロープに足を伸ばしブレイク。
ライオンはファイナルカットを狙うが、LEONAは丸め込むが2。
LEONAはラリアットを巻き込んで逆さ押さえ込みも2。
ライオンはミドルキック連打も、スカしたLEONAが投げようとするが、ロープを掴んで耐えたライオンがパンツに仕込んだ凶器を持ち出し凶器攻撃を狙うが、レフェリーがこれを注意。
ライオンは仕方なくミドルキックも、LEONAはキャッチしドラゴンスクリューから足4の字で捕らえこれでライオンはギブアップした。
<試合後コメント>
LEONA
――約1年半ぶりのドラディション、2021年最初の大会で勝利を掴みました
「シングルで中々厄介な相手、藤原ライオン。しかも彼、ああいった形でやるんだって自分も知らなかったし、そういったところを初戦で自分が持っているもので対応できた。でも、なんか自信になりましたね。ちょっと光が見えました。2018年から怪我をして1年半欠場して、そしてそのままコロナ禍になって。この前SNSにも書いたんですけど、もうずーっと土の中にいて光が見えなくて……。多分、すごい腐ってて。でもこうして試合ができて、テレビに出たりして、やっと、やっと、小さいけど光が見えたので。こっから、もう1回。もう1回行きます!ありがとうございました!」
第4試合
先発は大谷と関本。ロックアップから関本がロープに押し込みクリーンブレイク。
再度ロックアップからバックの取り合いとなり、リストの取り合いから大谷が足を刈って倒しアンクルホールド。関本はチョップでこれを逃れようとするが、大谷はそのまま逆エビ固めに移行し絞り上げる。関本はロープを掴みブレイク。
大谷は真霜にタッチ。
真霜と大谷は関本をロープに振ってダブルのショルダータックルから交互にストンピング。関本は真霜を自軍コーナに押し込みKAZMAにタッチ。
リストの取り合いからバックの取り合い。グラウンドの攻防から一度距離を取る。
KAZMAがガットショットからナックル連打。さらに首投げからスリーパーを狙うも、切り返した真霜が腕をとって下がり大谷にタッチ。
大谷は腕へのエルボーから顔面を踏みつけ、サミングからチョップ。チョップの打ち合いからエルボーの打ち合い。KAZMAがエルボースマッシュからコーナーに引きずり関本にタッチ。そのまま場外に投げ捨て場外戦へ。
リングに戻り、関本が大谷をコーナーに叩きつけKAZMAにタッチ。
KAZMAは足を連続で蹴りつけるが、大谷はボディへヘッドバッド。だがKAZMAは背中にエルボーから関本にタッチ。
関本はストンピング連打から首投げで倒しスリーパー。大谷はロープに足を伸ばしブレイク。
関本はKAZMAにタッチ。
大谷は膝立ちでチョップ連発も、KAZMAは膝蹴りでふっ飛ばし肩を踏みつける。KAZMAは関本にタッチ。
関本のエルボーに大谷はチョップで返し、エルボーとチョップの打ち合いへ。
打ち勝った関本が大谷の後頭部に膝を押し付けてロープに押し込み、これを離すとボディスラム。関本はKAZMAにタッチ。
KAZMAはエルボードロップ3連発からフォールも2。
KAZMAは関本にタッチ。
関本は大谷の背中にハンマーブローから逆エビ固め。大谷はロープを掴みブレイク。関本はKAZMAにタッチ。
KAZMAはチョップからコーナーに振って串刺し攻撃も、大谷は足を伸ばしてカットしランニングチョップから真霜にタッチしようとするが関本がカット。
KAZMAはエルボー連打からロープに飛ぶが、大谷はビッグブーツで迎撃し、水面蹴りで倒すと真霜にタッチ。
真霜は串刺しバックエルボーからソバットを打ち込みDDT。
真霜はロープに飛んでPKも、避けたKAZMAが走り込むが真霜は脇固め。これは関本がカット。
関本とKAZMAはロープに振るが、真霜は同士討ちさせると二人まとめて脇固め。KAZMAはロープを掴みブレイク。
真霜はストンピングからリストを取るが、KAZMAはエルボーで逃れてエルボー合戦。真霜は腕への膝蹴りからロープに飛ぶが、KAZMAはストップエンズイギリから関本にタッチ。
関本はロープに振って串刺しラリアット。KAZMAも串刺しボディスプラッシュから関本がボディスラムで叩きつけ、KAZMAが関本を真霜へブレーンバスターで叩きつける。関本がフォールも2。
関本はサソリ固めも真霜はロープを掴みブレイク。
エルボーの打ち合いから関本がヘッドバッドを打ち込みロープに飛ぶも、真霜が延髄斬りで迎撃し大谷にタッチ。
大谷は顔面ウォッシュ2連発。大谷は関本を立たせると、チョップからコーナーに振り串刺しビッグブーツ。
再度串刺し攻撃を狙うが、関本は足を伸ばしてカットしダイビングクロスボディアタックからフォールも2。
関本のチョップを前に出て受けきっていった大谷だったが、関本はダブルチョップでなぎ倒しブレーンバスター。
関本はアルゼンチンで担ぎ、カットに来た真霜にKAZMAがバタフライロック。大谷はなんとか逃れると、走り込んできた関本をラリアットで迎撃。大谷は真霜にタッチ。関本もKAZMAにタッチ。
KAZMAはランニングエルボーから投げようとするが、耐えた真霜がラリアットを避けてバックをとりバックドロップ。真霜はサッカーボールキックからフォールも、関本がぶっこ抜きジャーマンでカット。大谷が関本をジャ-マンで投げ捨てるが、KAZMAがトラースキックを大谷に叩き込み4者ダウン。
KAZMAが真霜にトランスレイブからフォールも2。ここで時間切れ引き分け。
<試合後コメント>
大谷晋二郎&真霜拳號
大谷「真霜選手、ありがとう!」
(※大谷が握手を求めた瞬間にコメントブースのポスターや垂れ幕が剥がれて2人の頭上に落ちてきてしまう)
真霜「んなんだよぉ~?!」
大谷「俺たちの熱でポスターも落ちてきてしまった!」
真霜「そうですねぇ!ほら、また剥がれてきた!」
(※残っていたポスター類がまとめて大谷の頭上に降ってくる)
大谷「ウワーッ!」
真霜「こんなねえ、養生テープじゃ無理なんですよ!」
(※真霜がポスター類をまとめて横にどかす)
大谷「チームとしては初めて組んだけど、いやぁ~!楽しかったねぇ!今日の試合時間は何分だった?!」
――20分フルタイムドローでした
大谷「20分!……2分に感じちゃったなぁ!2分かと思ったよ!」
真霜「そうですねぇ!す~ぐ終わっちゃいました!」
大谷「でも、真霜選手、楽しかったなぁ!組むもよし、闘うもよし!そういう関係でいましょう!エアで握手!エアで握手しましょう!」
真霜「ありがとうございました!」
(※ソーシャルディスタンスを意識したエア握手を交わす)
大谷「あと、長井選手!おめでとうございます!長井選手の30周年記念試合、最後勝って締めて下さい!僕もすぐに30周年行きますんで!ありがとうございました!」
第5試合
魔界倶楽部が急襲し試合開始。リングでは長井が藤波の赤いタオルでチョーク攻撃。レフェリーが注意すると、魔界倶楽部3人でストンピングから長井がボディスラム。再度3人でストンピングから3人で踏みつけポーズを決める。
2号が藤波の背中にエルボーから村上がナックル。さらに膝蹴りからビンタを叩き込み、チョーク攻撃から首投げで倒しサッカーボールキック。フォールも2。
村上は長井にタッチ。
長井は首投げからショルダークロー。肩へのエルボーから2号にタッチ。
2号はストンピングから村上の膝へ藤波の顔面を叩き込み村上にタッチ。
藤波はコーナーに村上を押し込み越中にタッチ。
越中はナックル連打も村上がエルボー連打。チョップの打ち合いから越中がロープに振ってヒップアタック。
越中は2号もロープに振ってヒップアタック。越中は2号にヒップバット連発から高岩の足に2号を叩き込み高岩にタッチ。
高岩と越中はダブルのショルダータックルから高岩は2号の顔面に膝を押し付け、コーナーに押し込むとマスクを剥がそうとする。耐えた2号にチョップからコーナーに振って串刺しラリアット。高岩は首投げからマスクを剥がそうとするが、レフェリーが注意すると背中にエルボー。コーナーに押し込みチョップ連発から越中の足に叩き込み越中にタッチ。
越中と高岩はダブルのブレーンバスターからフォールも2。
越中は藤波にタッチ。
藤波はチョップからコーナーに押し込みエルボー。顔面を踏みつけフロントネックも2号はそのままコーナーに押し込み村上にタッチ。
村上はナックルからボディに膝蹴り連発。藤波はショートレンジラリアットからコーナーに押し込むが、村上はフロントネックで捕らえるが藤波はロープを掴む。
藤波はビンタからコーナーに押しこみ、越中と高岩とともに太鼓の乱れ打ち。藤波は越中にタッチ。
越中はヒップバット連発から高岩にタッチ。
高岩はガットショットから越中もガットショット。高岩はエルボーを打ち込んでいき、耐えた村上が左ストレートを打ち込み2号にタッチ。
2号はストンピングも、立ち上がった高岩が逆水平チョップ連発からロープに飛ぶが、2号はスカして場外に落とすと長井が高岩を鉄柵に叩き込み村上が踏みつける。
リングに戻り、2号が高岩をコーナーに叩きつけ、ボディスラムからリバーススプラッシュ。2号は村上にタッチ。
村上は首投げからスリーパー。さらにナックルから長井にタッチ。
長井は頭頂部にエルボーから投げようとするが、耐えた高岩がブレーンバスターから藤波にタッチ。
長井はビッグブーツも藤波はキャッチしドラゴンスクリュー。カットに来た2号にコブラツイストから、村上が走り込むも2号を突き飛ばして同士討ちさせ、走り込んできた長井にスリーパーからドラゴンスリーパー。これは2号がカット。藤波は越中にタッチ。
越中はランニングヒップアタック2連発から河津落とし。さらにコーナーに登りダイビングヒップアタックから投げようとするが2号がカット。越中は高岩にタッチ。
高岩はラリアットからデスバレーボムで叩きつけフォールも2。
高岩はロープに飛ぶが、エプロンから村上が蹴りつけ、2号がマスクを脱ぎ捨てまわるばい(スリングブレイド)。長井がスリーパーからPKを叩き込みフォールも2。
長井が高岩を、村上が藤波を、2号が越中をコーナーで踏みつけ苦しめると、長井が高岩をコーナーに振り2号が串刺しニールキック。村上が串刺しエルボーから長井が串刺しバックエルボー。さらに長井が魔界ドライバーからフォールも2。
長井はコーナーに登りハイパーニー空牙。これでフォールし3カウントを奪った。
エンディング
藤波「こんなんじゃ終われないだろ。30年の前まずはお客さん、こんな状況の中おこしいただき本当にありがとうございました。この状況の中で30年応援していただきありがとうございました。お前お客さんに対してお礼言わないと。ま、最後少しでも気持ちが盛り上がったら、30年を祝ってあげてください」
続いて柴田勝頼からビデオメッセージが届き、山田邦子さんから花束贈呈。
長井「えーみなさん、本日はまだコロナが猛威を奮っている中後楽園ホールにこんな沢山のご来場まことにありがとうございます。私はあの、後楽園ホールで、記念試合をさせていただくような選手ではないのですが、藤波さんのご厚意で、今日一生記念に残る試合をさせていただきました。藤波さんありがとうございました。今日出場していただきました全選手、それからメッセージくれた柴田選手、魔界倶楽部をドラディションのリングでさせていただいた新日本プロレス様、感謝致します。どうもありがとうございました。本当にこのコロナの中、こんなに沢山の皆様に、後楽園ホールに来てくださると思っていませんでした。とても、感謝しています。今日ほんとは、花束贈呈をして頂く予定だったんですけどコロナの関係で、ちょっとご遠慮いただきました。竹村社長、ザ・リーブ佐藤社長、こんな私を応援してくださいましてまことにありがとうございます。あと、どれだけできるかわかりませんが、リングに上がり続ける限りビシビシ試合していきます!今後もよろしくお願いします。今日はありがとうございました!(家族から花束贈呈)まことにすいません。私のファミリーです。ほんとは駄目だと思うんですけど、家族全員で私リングの上で写真を撮るのがちょっと夢だったので、ちょっとだけ私の夢にお付き合いください。よろしくお願いします(家族と写真撮影)プロレスの世界で何も結果残せなくて、何も成し遂げられないまま30年やってきましたけど、皆さまの応援のおかげでここまでやってこれました。これからも長井満也、ドラディションをよろしくお願いします。本日はありがとうございました」
<試合後コメント>
長井満也
――30周年記念試合を終えられていかがですか
「いやー、もう、自分はデビューする前の新弟子のときに首の骨を怪我したので、ホントにデビューする時は30周年なんて夢にも考えてなかったし。本当にデビューした時は『記念に数試合だけでもやりたい』って気持ちだけだったので、こんなに長くできるなんて思ってませんでした」
――長井選手にとってこの30年は長く感じましたか
「いやぁ、あっという間でしたね。なんか『もっとこうすればよかった、ああすればよかった』ってことばっかりで。リングの上でも言ったんですけど、大きなベルトを巻いたわけではないし、なにか大きな記録を残せたわけでもないので。その中でこうやって30年もリングに上がれて、なおかつ今日はまだコロナが大変な中ですけど、今日こんだけのお客様が後楽園ホールに足を運んでもらえるとも思っていなかったので。リングに上がってお客様がいっぱいだったので、ホントにビックリしました」
――魔界倶楽部を復活されましたが、魔界倶楽部は長井選手のキャリアの中でも大きなウエイトを占めると思います
「いやぁ、そうですね。どちらかと言うとその前は、全日本で川田さんのパートナーを務めさせてもらって。それでどっちかっていうと 『長井頑張れ!』って応援してもらってたのが、逆にハゲだなんとかって文句言われるようになったので。それは大きかったですね。でもあの経験がやっぱり今の長井満也を作っているので、アレはホントに大きかったです」
――今日はコーナーで星野総裁が写真から見守っておられました
「いやぁ、そうですね。多分、ファンの方も喜んでいただいたと思いますけど、総裁が天国で一番喜んでくれてると思います。星野さんが……総裁がいらっしゃったときは、勝っても負けてもどんな試合をしても控室に帰ってきたら『お前ら良かった』って褒めてくれてたので。今日も褒めてくれるんじゃないかなって思います」
――今でも星野総裁のイズム、想いを受け継いで闘っていますか
「いやぁ、そうですね。星野さんの『ビシビシ行け!』っていうのはずーっと僕の中でもそうですけど、村上選手、筑前選手の中にも残ってるし。そのビッシビシ行くのが、新日本プロレスの柴田選手のあのスタイルにも出てたと思うので。今の若い方は星野総裁も魔界倶楽部も知らないと思うので、僕らがリングに上がり続けて魔界倶楽部っていうものを若い世代の人にも覚えてもらえたらいいなとは思います。 ……すみません、なんか自分から気の利いたことも言えなくて。30年、お世話になりました。これから……もうちょっと頑張ります(笑)また宜しくお願い致します(笑)……あんまらしくないコメントだったね。キャラじゃない(笑)」
藤波辰爾
――長井選手が30周年を迎えました
「30周年?だから言ったじゃん(笑)あの糞野郎、俺が30周年を祝ってる場合じゃないよ(笑)まだまだ!まぁとりあえず、1つの節目だからね、記念大会っつーのはね。こうやって彼自身もウチのドラディションで頑張ってくれてるし、そういう意味では、またこれが次への階段っていうかね、良い弾みになるんじゃないかな。でも、プロレスっていうのはいいね。リングにいるっていうのは、少し元気を取り戻させてくれるかなって。まあこれもお客さんあってのことなんだけども、お客さんにはすごい窮屈な思いをして見てもらうのが非常に心苦しいっていうのかな。我々だけはマスクを外してやってやってるけど、いつものようにね、マスクを外して感情剥き出しで応援してくれる日が1日でも早く来るようにね。リング上でも言ったけど、今日は後楽園に勇気を持って足を運んでくれた方々に本当に感謝ですね。我々はお客さんあってのプロレスラーですからね。観客いるとね、道場とは違うんですよね。満員の後楽園で。まあ、ドラディションは1年半ぶりの大会なので、リングも多分、久々に選手が暴れてくれて喜んでるよ。これからの本題は、5月9日からの50周年なので、僕の中で。それから来年の5月まで1年かけて僕の50周年をね、記念大会をね、僕1人でやるんじゃなくて、今までファンとかレスラーとか、色んな各地で自分が作った思い出を色んな形でお返しして行きたいなと。北は北海道から南は九州・沖縄まで。まあ、何試合になるかわかりませんけど、色んなプロレスっていうかね、その土地のお客さんがホントに喜んでもらえるような大会をやっていきたいなと思います」
――具体的に、50周年記念ツアーの中でやっていきたいことはありますか
「もちろん!本来ドラディションはね、誰かしらレジェンドや外人の選手を呼んだりするんだけど、無理なんで、今回この50周年を機に、そんときどんだけ緩和されるかわかんないけど、誰かしら日本人、外国人、そういう僕にまつわる選手を、ホントに会場が一時期のプロレスが盛んなときを一瞬でも思い起こさせるような大会をやりたいなと思ってます」
――藤波選手にまつわる人物と言えば、一番は今入院中のアントニオ猪木さんだと思います
「もちろんですよ!猪木さんとは電話じゃあね、ちょくちょく離して元気な声を聞きましたけど、やっぱり猪木さんあっての自分なんで、そういうことを含めてね、自分が1970年に入門したときからのね、色んな選手をって形をね……早くしないと!(笑)」
――その中には、復活させたい選手もいるのではないでしょうか
「いますよぉ~!いますよぉ~!(笑)それと引退した選手も、もう1回僕の大会には、多分みんなね、僕が現役でいる間は、いつ僕から声をかけられてもいいように、みんなそことなく絶対にね下準備はしてる。誰とは言わんけど。誰とは言わんけどね(笑)もうどっかではフィーバーしてるけどね(笑)絶対声をかけたらすぐに飛んでくるよ。それと最後大物をね、リングに上げるっていうのが課題ですから」
――長井選手は「大きなベルトを巻いたわけではないし、なにか大きな記録を残せたわけでもない」と謙遜されていましたが、藤波選手から見た長井選手の印象は
「僕は長井選手のすべてを知るわけではないんだけど、このドラディションのリングに上ってきてからの長井見てると、センスだとかいいもの持ってるし、それと同時に、僕らがリング上でやろうとしてることは彼自身もわかってるから、とにかくいろんな形で、来たお客様の全てに満足してもらおうって気持ちが彼からはにじみ出てるから。だから彼自身ももっと、35年、40年、少しでも長くリングに立ち続けて欲しいなって」