67歳の藤波辰爾がデビュー50周年大会を実施もグレート・ムタの毒霧で大ピンチ!

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 9日、東京都・後楽園ホールにてDRADITIONが『TATSUMI FUJINAMI 50th ANNIVERSARY THE NEVER GIVE UP TOUR PHASE-1 IN TOKYO』を開催し、藤波辰爾が東京でデビュー50周年記念試合を行った。

 藤波は1971年5月9日に日本プロレスでデビューし、新日本プロレスで活躍。現在は自身の団体であるドラディションを率いているが、1プレイヤーとしても衰えを見せることなく現在は定期参戦中のプロレスリングHEAT-UPにてHEAT-UPユニバーサル王座&PWL WORLD CHAMPION王座のシングル二冠王として君臨している。

 この日はメインイベントでは、藤波辰爾&天山広吉&小島聡vsグレート・ムタ&白使&KAZMA SAKAMOTOという豪華な6人タッグマッチが行われたが、ムタは序盤から藤波を襲撃し、顔面に毒霧を噴射した上でマイクケーブルで首を絞め上げるという暴挙に出る。
 藤波が序盤から戦線離脱するとテンコジが必死の連携で試合を立て直していくが、白使の先の読めないトリッキーな攻撃やKAZMAのラフファイトに苦戦。小島が捕まる展開となりムタのシャイニング・ウィザードまで被弾してしまう。
 絶体絶命のピンチの中、復活した藤波がムタとのドラゴンスクリュー合戦を展開し一気に逆転の狼煙を上げる。勝負を急ぐムタが小島を羽交い締めにするもKAZMAのラリアットがムタに誤爆。怒り狂ったムタがKAZMAの顔面に毒霧を噴射する。
 この仲間割れの隙を見逃さず、藤波がムタをドラゴン張り手で排除し、KAZMAにドラゴンスクリュー。お膳立てを受けた小島がラリアットでKAZMAを沈めた。


 全身が緑に染まった藤波は、マイクを取って「50周年がこういう形でマイク持つとは思ってもいませんでした。あぁチキショーコノヤロー。メインは(ムタが)自分のアピールだけして帰ったな」と苦笑。
 そして藤波は、「僕の思い出のある、北は北海道から南は九州・沖縄までツアーを続けてまいります。そしてファイナルの50周年記念ツアーには自分にまつわる選手と、ゲストを呼んでまた皆さんの前でお披露目させてもらえたらと思います。今日はこういう、ちょっとだらしのない格好にはなりましたが、次は気持ちよく(「1!2!3!ダー!」と)拳を突き上げられるようにね、頑張ります」と笑顔で大会を締めた。

 バックステージでは、天山が「毒霧食らってもね、藤波さんは全然、全然いい男やし、素晴らしい。全然なにもかわんないよ」と藤波を絶賛。
そして小島は「私が入門したとき、既に藤波さんは20周年迎えていました。そこから私と天山さんが30年を迎え、藤波さんが50周年という、ちょっともう、想像がつかないような数字になってるけど、現実にこうやって今藤波さんが居る。ホントにこれってスゴいことだと思う」としみじみ語った。

 毒霧を食らって大ダメージを受けた藤波は「もうちょっとみんな気を使って俺をもうちょっと立ててくれるかなと思ったらこのザマだから(笑)だからこの続きをね、やれってことだよ。きれいな形でね、雄叫びをね、『1!2!3!ダー!』を一緒にやりましょう!」と今後さらに続いていく50周年記念ツアーに向けて気合を見せた。

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