350kgのタイヤを上げるNOAHの稲村愛輝が待望の復帰も白星ならず!

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 10日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『Go on to the DEMOLITION STAGE 2021』が開催され、稲村愛輝が復帰戦を行った。

 稲村は中学・高校で柔道と相撲に親しみ、大学時代には学生プロレスの名選手として名を馳せた後にNOAHに入団し2018年9月に正式デビュー。
 将来的にNOAHヘビー級のトップを狙える逸材として注目を集め、2019年5月には拳王が立ち上げた反体制ユニット・金剛へマサ北宮、小峠篤司とともに参加。学生プロレス時代のトレードマークでもあったモヒカン頭となり、猪突猛進なファイトで金剛の切り込み隊長として活躍していた。
 その後、稲村は昨年11月に金剛を円満離脱して正規軍入りすると清宮海斗と組んで兄弟団体であるDDTとの対抗戦を行ったり、GHCタッグ王座に挑戦するなどタッグ戦線の中心に躍り出るばかりか、ZERO1の伝統的なシングルリーグ戦である火祭りへ出場するなど他団体からも高く評価される選手へ。
 さらに稲村が350kgのタイヤ等を使って行う“ストロングマントレーニング”の動画はSNSを中心に大きな話題を呼び、その成果も目に見えて表れ国内屈指のヘビー級の肉体を作り上げつつある。

 しかし、稲村は今年7月に試合中の怪我(左腓骨骨折)で長期欠場に入ることとなり、火祭りも完走を目前にして途中離脱。臥薪嘗胆の思いで過ごしてきた稲村が約3ヶ月半の欠場を終え、金剛時代の先輩でもある征矢学を相手に復帰戦を行った。

 欠場前よりさらに身体の厚みを増した姿で現れた稲村はリングインするなり気迫の雄叫び。
 試合はがっぷり4つで組み合っての力比べに始まり、リストの取り合い、ヘッドロックの奪い合い、ショルダータックルでのぶつかり合いと真っ向からの肉弾戦を展開。稲村は征矢の逆水平チョップ連打を耐えきって胸板へのエルボー連打で反撃。ボディスラムやボディプレスを見せさらにフロントスープレックスを狙うが征矢は征矢がその圧倒的な腕力で振り払いショルダースルー。
 征矢のスピアーを正面からガッチリ受け止めるという意地を見せる稲村だったが、征矢は下から引っこ抜いてのブレーンバスターというさらなる怪力で上を行き、スピアーからのジャンピングDDTで3カウント。
 まるで新人に稽古をつけるかのような試合となり、息も絶え絶えの様子の稲村はそのままノーコメントで会場をあとにした。

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