「俺は俺のプロレスで勝ちます」王者・船木誠勝を望月成晃が撃破し6年越しの約束成就へ!
- 2022-1-28
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- プロレスリングNOAH
27日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『HIGHER GROUND 2022』が開催され、望月成晃がGHCナショナル王者の船木誠勝から勝利して王座挑戦を表明した。
NOAHでの船木は、武藤敬司や丸藤正道らが属するユニット“M‘s alliance”の一員として存在感を放ってきたが、今月22日の大阪大会で拳王を3分58秒で破る快勝でGHCナショナル王座を奪取。
試合後のマイクでは「拳王選手には去年から試合して、勝っても負けてもいつも刺激をもらってきました。自分から1つ提案があります。拳王選手、俺と組みましょう。今日から俺も金剛に入ります。次は赤いコスチュームで闘います。武藤さんも分かってくれます」と衝撃の金剛入りを宣言し、NOAHに嵐を巻き起こしていた。
この日のセミファイナルでは、“金剛vsM‘s alliance”の対抗戦として、拳王&船木誠勝&征矢学vs丸藤正道&田中将斗&望月成晃の6人タッグマッチが実施。
先発を勝って出た船木は、丸藤、田中、望月と3人を順繰りに相手し約6分間孤軍奮闘。その後は拳王&征矢が軽快にタッチを回して田中&望月に的確なダメージを与えて追い込んでいくが、力を溜めていた丸藤が2人を相手取って一気に形成を互角にまで引き戻す。
最後は船木と望月の対面に。船木が拳王とのコンビネーションキックを決めるなどで優勢を掴み、浴びせ蹴りをクリーンヒット。さらにサッカーボールキックを狙ってロープへ飛ぶが、望月がカウンターの真・最強ハイキックを叩き込み、立て続けにドラゴン・スープレックス・ホールドで叩きつけてカウント3を奪った。
試合後、マイクを取った望月は「船木さん、浴びせ蹴りから記憶がないんですけどどうやら俺が勝ったようですねえ!俺は前の前のこのベルトのチャンピオンです。今日船木さんから勝った俺がこのベルトに挑戦していいですか?受けてくれますか?!」と挑戦表明。
これを受けた船木は「やりましょう。その代わり、倍返し」と即答し、望月としっかりと握手を交わした。
望月は昨年11月にナショナル王者を保持していた際、挑戦者の拳王を退けるために船木からストレート掌底を伝授されるなどチームメイトとして絆を育んできた間柄。
結果的に望月のナショナル王座は拳王に渡り、その拳王から王座を奪取した船木に望月が挑戦するという奇妙な因果が巡ることになった。
バックステージに戻った望月は、「まあ、正直取った俺がビックリはしているけど、もしかしたらああいうプロレス技っていうのが船木さんには一番有効かなと思うんで。勢いで挑戦表明しましたけど、実は俺は6年前のDRAGON GATEの神戸ワールド大会で船木さんと『シングルマッチやりましょう』と言って、そこから6年経ったんで。その約束を果たす時が来たんで。いろいろ船木さんには敵わない面はたくさんありますけど、俺は俺のプロレスで勝ちます」と力強くコメント。
一方の船木は、「負けたんで拳王選手、よろしくお願いします」とだけ言い残してコメントブースを後にした。
大会終了後には、2月10日の後楽園ホール大会で船木vs望月のナショナル王座戦が行われることが正式決定。国内トップレベルのバチバチファイトが見られることは間違いなさそうだ。