「指の1本でも詰めんかい」プロレス団体の地上げを狙う組長がダフ屋行為を咎める舎弟のミスで王座戴冠を逃し激怒のエンコ詰め要求!

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 14日、東京都・新木場1stRINGにてTTTプロレスリング『CREATION 8』が開催。【酒井組】酒井博生&大家健がTTT認定インディー統一タッグ王座戴冠を逃した。

 TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)とは、故・ターザン後藤さんに薫陶を受け、ミスター雁之助を師に持つ黎明期インディープロレスの後継者的存在であるガッツ石島が2020年1月に“インディープロレス統一”を掲げて旗揚げした団体。
 90年代インディーの空気を色濃く残したディープなメンバーが参戦している他、都内の商店会と協力してプロレスでの町おこしに協力。老若男女にプロレスの楽しさを伝える草の根運動を展開している。

 ベテラン勢による牧歌的なプロレスが展開されることも多い平和なTTTだったが、そのバックにある豊富な資金に目をつけた悪の軍団【渡鳥連合】が襲来。勝手に“チケット販売権”なる事実上の興行権を主張し始め、会場前で堂々とダフ屋行為を行ったり、わざわざ岩手県花巻市から輸送してきたゴミを不法投棄したりと数々の嫌がらせを続けてきた。
 しかし、十数億に及ぶとも言われるTTTの石川会長の個人資産に目をつけたのは渡鳥連合だけではない。今年8月からは明らかにカタギでは無い見た目の酒井博生組長が率いる【酒井組】がTTTの地上げに乗り出し、金に物を言わせて興行権を取得してダフ屋界に参入したことから渡鳥連合とのシマを巡った抗争が勃発。

 酒井組長は出所不明の闇の資金でバラモンシュウ&バラモンケイ、大家健、伊東優作といった様々なジャンルの狂人たちを鉄砲玉として差し向け、本格的にTTTを乗っ取るべく始動。
この日は【渡鳥連合】の藤原秀旺&塚本拓海が持つインディー統一タッグ王座に酒井&大家が挑戦することになった。


 いつものように大会開始前にダフ屋行為に勤しむ酒井組長だったが、熱い正義の心を持った大家は「なんだお前ダフ屋行為って!なにやってんだよお前!なぁ?!なんで悪いことすんだ?!」と組長に盾突き、酒井組は試合前から険悪な空気に。

 試合は予想通り荒れた展開となり場外での殴り合いが中心となるも、闘いの場がリングに戻ると秀旺の悪知恵が一つ上を行く。
秀旺は大家の攻撃を酒井に幾度も誤爆させて仲違いさせ、ついにブチ切れた酒井と大家が殴り合いを始めたところで塚本が酒井に大内刈り。倒れた酒井を秀旺がカバーして3カウント。渡鳥連合が王座防衛に成功した。

 試合後も大家の怒りは収まらず、「テメー絶対こうしぇうぇっ……更生させてやるかりゃにゃっお前!お前は悪いことしてんだテメー絶対更生!お前悪いことしてんだからな!お前が悪いことしてるってことは決して消せないんだからなお前コノヤローお前!絶対更生させてやるからな!バカヤローお前!不良が!不良が!48歳の不良!バカヤロー!不良!更生しろよ不良ッ!」とがなり立てて荒々しく退場。
 これを受けた酒井は「落とし前は付けてもらうからな。指の一本でも詰めてもらおうか」とニヒルに笑い、夜の東京湾へと“仕事”に向かった。

 なお、大会後には11・4新木場で酒井vs大家のシングルマッチが決定された。

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