プロレス界に柔術ブームを巻き起こした男・KURO-OBIが4度目の王座防衛戦を前にプロレスと柔術の親和性を熱弁

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 1月9日、後楽園ホールにてTTTプロレスリング最大のビッグマッチである後楽園ホール大会『TTT旗揚げ6周年記念大会~インディー統一の祭典~』が開催される。今大会でインディー統一6人タッグ王座の防衛戦に臨むKURO-OBIに話を聞いた。

 KURO-OBIは柔術の名門・トライフォース柔術アカデミーで指導者を務めており、その名の通り柔術界ではレアな黒帯取得者。ウエスタンミシガン大学運動科学部卒業、世界最高水準であるNATA(全米アスレティックトレーナーズ協会)公認アスレティックトレーナー資格取得などの輝かしい経歴を持つスーパーエリートだ。
 2021年8月に佐藤光留主宰のハードヒット系列の大会でプロレスラーとしてデビューして格闘技色の強い試合への出場を続けていたが、純プロレスへの意欲が高まったKURO-OBIは2024年8月にTTTへ電撃入団。プロレス歴は浅いものの、確かな実力者としてメキメキと頭角を現しているオールドルーキーだ。

 KURO-OBIの台頭によって、インディープロレス界では空前の柔術ブームが到来。柔術マッチを前面に出した団体が誕生したり、柔術を習い始めるプロレスラーが年々増加したりという現状はKURO-OBIの影響力無しには起こらなかったムーブメントだ。


 TTTマットでは、KURO-OBIに感化されたバナナ千賀&塚本拓海も黒帯を持っているということで3人で【黒帯軍団】を結成。同ユニットと抗争していたツトム・オースギ&大家健&トランザム☆ヒロシも闘いの末に和解して加入。大家以外は全員なんらかの黒帯を持つという強者揃いのユニットへと成長した。

 KURO-OBI&千賀&塚本は、2025年11月の新大久保大会にてインディー統一6人タッグ王座を戴冠。黒帯軍団は柔術のようで柔術でない柔術かもしれないものを駆使してリング内外と観衆の心を支配。これまで3度の防衛に成功してきた。

 今大会で黒帯軍団に挑戦するのは、佐野直&ATM&阿部史典というただならぬ空気の中に金の匂いがブレンドされた胡乱な3人。カードを見ただけで一般的な見慣れたプロレスが行われないことは明白であり、どのような試合になるのか現状では誰も予想ができない。
 そんな中、KURO-OBIは決戦前に柔術とプロレスの親和性について熱く語った。


――試合の話の前に、KURO-OBIの台頭によってインディープロレス界では空前の柔術ブームが到来していることについてどう思っているか
「私がプロレス界に入ることで、柔術を主体にして興行が増えたと思います。佐藤光留さんが主宰してる『PRO WRESTLING JIU-JITSU』であったり、最近では米山香織さんが主宰してる『ゴキゲンプロレス』でも『ゴキゲン柔術』という興行が今年(2025年)だけでも3回くらいありまして。私も上がるリングがそれによって増えております」

――TTTでも黒帯軍団が勢力を拡大しているが、最近柔術を始めるプロレスラーが増えている。柔術ブームが到来したことでプロレス界の風景は少し変わったと思うか
「皆さん柔術に興味を持っていただいて、現に今年の下半期にTTTに参戦した松澤さんも柔術のプラレ……プライベートレッスンをやってほしいという依頼が来たりしていますので、徐々に柔術に対する興味がプロレス界でも広がっていると思います」

――やはり、プロレスラーとして強くなりたければ柔術をやったほうが良いのか
「そうですね、グラウンドテクニックはプロレスは柔術もあまり変わらないし、最終的に一本を取れるサブミッションも結構あるので、フィニッシュホールドとしても役に立つと思います」

――後楽園での試合の話になるが、黒帯軍団は千賀選手がその場のノリで結成したユニットだが、初挑戦で王座戴冠を果たす結果を残した。改めて黒帯軍団の千賀選手、塚本選手についての印象は
「バナナ千賀選手に関しては去年から何度も、今年に入ってからも通算で何回も試合してます。キャリアも全然違いますし、一緒にやってて導いてくれる先輩だと思っているので頼りにしております。塚本選手に関しても、今年シングルマッチをして噛み合った試合をしたんですけど、この3人でやることによって相乗効果が出ていると思います」


――対戦相手である佐野選手、ATM選手、阿部選手の印象は
「佐野選手に関しては、私は佐藤光留選手のもとでデビューしたんですけど、その後中々……インディーって最初は試合をする機会が中々無いんですよ。そのときに『どうにか試合をするチャンスは無いか』と佐野選手に相談したことがあって。何度か東京ZOOっていう会場でシングルマッチをしたりタッグマッチをしたり、試合をする機会を作っていただいたので、尊敬しております。ここ後楽園ホールでタイトルマッチが出来ることに感激しております。阿部選手に関しては、私がプロレス界に入る前に私が通ってるトライフォースに出稽古に来たことがあって。その当時から一応取っ組み合っていましたし、プロレス界に入ってからも何度か試合をしているので、後楽園ホールで出来ることはすごく楽しみです。ATM選手に関しては……情報が全く無いのでちょっとコメントは控えさせていただきます(笑)」

――今回の王座戦を含め、柔術の強さをプロレスでも魅せていきたいという気持ちはああるか
「もちろん!柔術をプロレス界で広めていきたいですし、それを使ってファンも増やしていきたいと思っております」

――最後に、ファンに向けてメッセージ、意気込みを
「……あっ!今ちょっとこれからプラレが入っておりますので、それを言う前に失礼致します。すみません」


『TTT旗揚げ6周年記念大会~インディー統一の祭典~』
日程:2026年1月9日(金)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール

▼「後楽園闘会始」 15分1本勝負
ダイスケ
vs
橋之介

▼「松澤軍vs大家軍~仁義なき戦い~」 30分1本勝負
[松澤軍]新納刃(MAKAI)/ツトム・オースギ(フリー)/政岡純(フリー)/竹田光珠(666)/松澤さん(フリー)

[大家軍]大家健(ガン☆プロ)/一般人・澤宗紀(フリー)/塙純一(ねわざワールド)/後藤恵介(フリー)/ビッグベアー(HERO)

▼「愛人進vsガンバレ☆プロレス」 30分1本勝負
[愛人進]進祐哉(フリー)/中野貴人(BASARA)/神野聖人(BASARA)
vs
渡瀬瑞基(ガン☆プロ)/中村宗達(ガン☆プロ)/川上翔大(ガン☆プロ)

▼「CRYSISvsワールド女子プロレス・ディアナ」 30分1本勝負
[CRYSIS]ジャガー横田(ディアナ)/藪下めぐみ(フリー)
vs
羽多乃ナナミ(ディアナ)/香藤満月(ディアナ)

▼「究極の見世物 THE FINAL LEGEND 4vs4イリミネーションマッチ」 時間無制限
藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)/瀧澤晃頼/松﨑和彦(アライヴアンドメジャーズ)/ミスタータガミ(アライヴアンドメジャーズ)
vs
末吉利啓(アライヴアンドメジャーズ)/木村太輔(アライヴアンドメジャーズ)/磐城利樹(アライヴアンドメジャーズ)/服部健太(アライヴアンドメジャーズ)

▼「TTT認定インディー統一6人タッグ選手権試合」 60分1本勝負
【王者組/黒帯軍団】バナナ千賀(フリー)/塚本拓海(BASARA)/KURO-OBI
vs
【挑戦者組】佐野直(フリー)/ATM(フリー)/阿部史典(BASARA)
※第15代王者組は4度目の防衛戦。

▼「TTT認定インディー統一タッグ選手権試合」 60分1本勝負
【王者組/新生ゴキブリ商会/吉田綾斗DK】吉田綾斗(2AW)/藤田ミノル(フリー)
vs
【挑戦者組】マスクドミステリー/定アキラ(AlmaLibre)
※第15代王者組は2度目の防衛戦。

▼メインイベント「TTT認定インディー統一無差別級選手権試合」(60分1本勝負)
【王者】ガッツ石島
vs
【挑戦者】神崎ユウキ
※第14代王者は2度目の防衛戦。

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