THE HALFEEが夜の新宿で『星空のディスタンス』を生ライブもガッツ石島&ツトム・オースギ&バナナ千賀に敗れGWC6人タッグ王座から陥落!
13日、東京都・新宿FACEにて『TTT BIG MATCH 2021』が行われ、ガッツ石島&ツトム・オースギ&バナナ千賀がGWC認定6人タッグ王座の奪取に成功した。
GWC6人タッグ王座はかつてガッツ石島が率いた団体・ガッツワールドが管理していた6人タッグ王座。シングル・タッグのベルトに比べて6人タッグのベルトは絶対数が少ないことからインディープロレス界隈で3人以上が属するユニットの目標となることが多く、これまで数々の大物選手たちが戴冠・挑戦してきたベルトだ。
2018年にガッツワールドが解散してから同王座は一時封印されていたが、数少ない6人タッグの栄冠復活を望む声は多く、2019年に早くも復活。元ガッツワールド勢とガンバレ☆プロレス勢による新王者決定戦が行われ、ガン☆プロが勝利。以降はガン☆プロが管理する王座となっている。
TTT初のビッグマッチである新宿FACE大会を前に、ガッツは自身の同期でありリング内外で親交の深い“Speed of Sounds”ツトム・オースギ&バナナ千賀とともにGWC6人タッグ王座の奪還を宣言。王座復活以降2度の戴冠を果たしている“THE HALFEE” 勝崎周之助(勝村周一朗)&春見澤萌彦(春日萌花)&桜井鷲と激突した。
THE HALFEEは、THE ALFEEへの熱い愛を持ったタッグチームであり、入場時には恒例となっている生ライブで『星空のディスタンス』を熱演。この日応援にやって来たガン☆プロ代表の大家健がサポートメンバーとして文字通りの“太鼓持ち”となってTHE HALFEEを鼓舞する。
試合が始まると、元修斗世界フェザー級王者の勝崎が「早く終わらせて東京ドームでXやるぞ~!」とこの日の裏で行われていた『RIZIN.28』にて那須川天心のXとして登場する願望を叫び、各種キックや関節技で圧倒。春見澤も身軽さを生かしたフランケンシュタイナーやフットスタンプで蜂のように刺していき、桜井はその巨体を生かしたパワーファイトで猛攻。王者組が流石の連携を見せる。
しかし、ツトム&千賀も数々の修羅場を越えてきた歴戦のタッグチームであり、どちらかが劣勢となると2vs1の局面を作って息の合った連携で反撃。2人が作った隙を生かしたガッツが豪快なパワーファイトで逆転し、桜井のニーリフト連打を正面から受け止めた上でラリアットで叩き伏せ、ゴーストバスターで突き刺して3カウント。
ガッツが「石島家の家宝」と呼ぶGWCのベルトを取り戻して大喜びしていると、大家がリングに飛び込んできて挑戦表明。勢いで入ってきてしまったためパートナーが用意できておらずガッツは難色を示すが、大家が敬愛する大仁田厚のような勢いと情熱のマイクで畳み掛けるとガッツも根負けして承諾。次回7月10日の新木場1stRING大会で大家&X&Xが挑戦する見込みだ。