【試合詳細】6・22 末広通り商店会プロレス ガッツ石島&マスクドミステリー&神崎ユウキvs藤原秀旺&定アキラ&秀警察S.W.A.T ツトム・オースギ&バナナ千賀&見た目が邦彦vs星誕期&緑野アミサ&ビューティー吉田 佐野直&ビッグベアーvsKURO-OBI&塙純一 瀧澤晃頼vs橋之介
『初夏の商店会プロレス』
日程:2024年6月22日(土)
開始:10:30
会場:東京都・新宿三丁目プロレス広場
観衆:400人(超満員)
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○瀧澤晃頼
6分55秒 ホルヘクラッチ
●橋之介(フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
佐野直(フリー)/○ビッグベアー(フリー)
8分52秒 シャイニング・ウィザード→片エビ固め
KURO-OBI(トライフォース柔術アカデミー)/●塙純一(千葉Hプロダクション/ねわざワールドOD)
▼6人タッグマッチ 45分1本勝負
ツトム・オースギ(フリー)/バナナ千賀(フリー)/●見た目が邦彦(西口)
9分2秒 新百合ヶ丘夜明け前→体固め
○星誕期(DDT)/緑野アミサ(AlmaLibre)/ビューティー吉田
▼6人タッグマッチ 60分1本勝負
○ガッツ石島/マスクドミステリー/神崎ユウキ
12分42秒 ラリアット→体固め
藤原秀旺(アライヴアンドメジャーズ)/定アキラ(AlmaLibre)/秀警察S.W.A.T
初夏の商店会プロレスは炎天下の中で大盛況!秀警察がひき逃げ事件を黙認!アルティメット相撲バトルロイヤルで新宿三丁目が荒れる!
オープニング
石川会長&のげ&今回も遅刻せずにやって来ることが出来たミスター雁之助による軽快な前説が実施。
10:30にも関わらず強い日差しが照らす炎天下。ほぼ金属製のリングはとてつもない温度となっており、その熱さを確かめるべく一般人のダイスケさんがリングへ呼び込まれる。引退後も鍛え続けている肉体を見せたくて仕方がないダイスケさんがシャツを脱いで久々の後ろ受け身を取ると観衆は大歓声。受け身1つで客を沸かせる永遠エースぶりを見せる。
その後、オープニングアクトとしてジグザグジギーの2人がリングへ。
実は宮澤さんが大のプロレス好きであるという驚愕の周知の事実が明かされ、不調なピンマイクのセットアップ時間を軽快なトークでしっかりつなぐ確かな実力を見せる。
その後はネタを2本披露。朝から新宿の街でキングオブコントファイナリストのネタを無料で見られる贅沢極まりない空間が広がった。
第1試合
若い爽やかイケメンハイフライヤー同士のよるシングルマッチ。
ゴングが鳴ると、ロックアップからバックの取り合い、リストの取り合いが展開。ヘッドロックの攻防から瀧澤がショルダータックルも、橋之介がヒップトスからの側転ドロップキック、セントーン・アトミコと得意技で畳み掛ける。
橋之介はコーナーでの顔面踏みつけから串刺し低空ドロップキック。さらにフェイスロックで絞り上げるも瀧澤はロープに足をかけてブレイク。
エルボー合戦となり劣勢に追い込まれる瀧澤だったが、カウンターのフライング・クロスボディをクリーンヒットさせて流れを変える。
瀧澤はロープに振ってバックエルボー、ランニングエルボー、バイシクルキックと連撃。さらに腕を足で固めながらの変形逆エビ固め。さらにチルト3を狙うが、振り払った橋之介がカウンターのドロップキック。
橋之介はボディスラムからその場飛びムーンサルト・プレス。さらにライオンサルトを放つが、瀧澤が回避して自爆させRKOを狙う。これを振り払った橋之介がみちのくドライバーIIで突き刺し、コーナーに上ってスワントーンボムを投下するもカウント2。
橋之介はランニングニーを発射も、これをキャッチして振り払った瀧澤がホルヘクラッチでカウント3を奪った。
第2試合
石川会長の日頃のストレスと心の闇を感じさせるプロデュースマッチ。
塙&KURO-OBIが奇声を発しながら帯を振り回して入場すると、特殊な訓練を積んでいない人間なら一息吸っただけで卒倒する濃度のドインディー臭が満ちる。
さらにその道の二大巨頭である佐野&ビッグベアーが仲良く入場。もう、後戻りはできない。
4人がリングで揃うなり乱闘となり、群衆の中に混じって大暴れ。この様子をやたらとハイテンションな外国人観光客御一行が大喜びでムービーを撮影しており、海外SNSでこの試合がバズる可能性がわずかに生じる。
闘いの場がリングに戻ると、KURO-OBIと塙がビッグベアーを代わる代わる帯で引っ叩いたり首を絞めあげたりと無法な暴行。ビッグベアーがKURO-OBIにチンクラッシャーで一矢報いてタッチを求めていくが、塙が妨害したため失敗しKURO-OBIのスピニング・トゥーホールドに捕まったり塙の極小栓抜き攻撃を受けて再び窮地に。塙がロープに振るも、ビッグベアーが稲妻レッグラリアートを決めて佐野にタッチ。
佐野は塙にナックル連打から地獄突き。KURO-OBIにはナックル連打から張り手。さらに塙に「行くぞーッ!DDT!」とやさしいDDTから「行くぞーッ!パワーボムだァーッ!」と技を出そうとするが、ビッグベアーが「佐野さん!代わってくれ!やられっぱなしってわけにはいかねーよ!」と猛烈にタッチを要求。
いつも新木場1stRINGの一角を占拠しているファナティックなファンたちによる大・ビッグベアーコールが起きる中、ビッグベアーはダイビング・ショルダーにもダイビング・ラリアットにもダイビング・クロスボディにも見える技を繰り出してファンへ謎掛けを投じる。
ビッグベアーが「決めるぞォ~!」と雄たけびを上げる中、KURO-OBIが場外から拾ってきた三角コーンでビッグベアーを殴打。さらに佐野もぶん殴ってKO。
リング上が無法地帯となると、新木場系インディープロレス界のレインメーカーでありこの試合のプロデューサーである石川会長が「おいおいおい!俺のプロデュース試合なんだから反則なんかすんじゃないよ!許せないよお前らッ!」と勇敢にもリングに上ってくる。
末広通りの英雄である石川会長は2人の手によって袋叩きに。さらに2人は末広通りの至宝である石川会長の首を帯で縛り上げていき、末広通りの生き神である石川会長の息の根を止めようとする。
そんな中、石川会長のおかあさん(談:神崎)が薙刀を持ってリングに駆けつけ、KURO-OBI&塙をぶちのめして成敗。佐野が塙をアックスボンバーで叩き伏せ、さらにビッグベアーがシャイニング・ウィザードで追撃して3カウント。
狂信者たちが大・大・ビッグベアーコールを贈る中で試合はハッピーエンドを迎えた。
第3試合
なんだかとても相撲がしたくなる顔ぶれの6人タッグマッチ。
オースギ&千賀は入場時に昨年秋の商店会プロレスでリングに乱入してきた泥酔客の姿を探すが、待ち人は来ず。
千賀と誕期の対面でゴングが鳴ると、いきなりの相撲勝負。千賀がぶつかっていくが、とんでもない衝撃を受けて吹っ飛んでしまう。続いてオースギが立ち合っていくが、ぶつかった瞬間にふっ飛ばされてしまう。さらに見た目がが立ち合っていくが、送り出しで転ばされてしまう。
見た目が「ものいー(物言い)!ものいー!いきなりデカい人が来るのは反則です。女子供出てこい!これなら勝てますよ!」
ゲスい本性をあらわにした見た目がの物言いにより、千賀vs緑野の相撲勝負に。
立ち合っていくが緑野が押し倒しで快勝。緑野は続くオースギとの立ち合いも上手投げで快勝。さらに見た目がとも立ち合おうとするが、自慢のリュックから取り出したおにぎりを食べてパワーチャージ。見た目がとの立ち合いも上手投げで快勝。
見た目が「ものいー!ものいー!1勝でもしたいので、これからは相撲バトルロイヤルで勝負だ!1vs全員だぁ~。相撲に参加したい方いらっしゃいますか~?(※誕期の知り合いが誕期に呼び込まれてリングに上がろうとする)素人がリングに上がるんじゃねぇっ!(※せっかくの厚意に応えようとオースギ&千賀がさっきの人を呼び込もうとする)素人がリングに上がるんじゃねぇっ!神聖なリングだぁ。客が調子乗ってんじゃねーぞ。お前らタダでプロレス見に来やがって。調子に乗るなぁ。(※千賀に耳打ちされた後に)でも三丁目でご飯食べてかえってね。すもうでしょうぶだぁ~」
1vs1vs1vs1vs1vs1の相撲バトルロイヤルが行われるが、結局生き残ったのは誕期と見た目が。
見た目が「1vs1になっちゃったぁ。これはぶがわるーい。よし。さっきのよこせぇ~。(※緑野のおにぎりを持ってこさせる)よし。これをくえばかてるんでね。うぅっ。毒だぁ。毒がぁ、はいってそうだあ~」
見た目がが毒が入っていそうで入っていなかったおにぎりを食べて卒倒する中、誕期が勝ち名乗りを上げる。しかし、見た目がは死んでおらずオースギ&千賀が誕期の足にタックルを仕掛けて仰向けに倒す。
見た目が「はっはっはっはぁ~、かかったな。これはすもうじゃない。プロレスだぁ。俺の超必殺技の見た目がクラッチで3かうんととってやるぞぉ~。見た目がクラッチ、やりたい方いらっしゃいますか~?(※さっきの人が上がってこようとする)ちょーしにのるなあ!素人が上がってくるんじゃねえ!よーしいくぞぉ~見た目がクラッチだぁ~」
見た目がクラッチが決まるも、緑野がカット。誕期が見た目がの横にオースギ&千賀を並べ、3人にまとめて新百合ヶ丘夜明け前。さらにその上に吉田がボディプレス。さらにさらにその上に緑野がボディプレス。3人で3人を圧殺して3カウントを奪った。
第4試合
ゴキブリ商会が入場だけで観衆を沸かせ、ガッツ軍が上がってくるなり奇襲して場外乱闘となるなかでゴング。秀旺が自転車でガッツを轢殺しようとするが、ガッツがイスでぶん殴って迎撃。
リング上では定が神崎を急襲するが、神崎がドロップキックで迎撃しサンセットフリップ。さらにエルボー連打からロープに飛ぶが、秀旺が場外から足払い。定は秀旺にタッチ。
神崎は神崎に逆水平チョップを連打も、秀旺は「気持ちいいよ!」と一蹴し、強烈な逆水平チョップ一発で倒してからボディスラム。定にタッチ。
定は秀旺&秀警察とともに太鼓の乱れ打ちから滞空時間の長いブレーンバスター。さらにサーフボード・ストレッチで痛めつけ、秀旺にタッチ。
秀旺はストンピング連打からロープに振ってサイドバスター。秀警察にタッチ。
秀警察は敬礼からのナックル連打。さらに敬礼からのボディスラム、敬礼からのヘッドバッド、敬礼からの体固め連発。さらにブレーンバスターを狙うが、神崎がブレーンバスターで返してガッツにタッチ。
ガッツはゴキブリ商会の面々を次々とショルダータックルでなぎ倒し、ゴキブリ商会のトレイン攻撃をかわして秀旺&秀警察にダブルラリアット、定に強烈なラリアット。ミステリーにタッチ。
ミステリーは秀警察にダイビング・ラリアット。さらにサイド・スープレックスからニードロップ。チョークスラムを狙うが、背面着地した秀警察がバッククラッカー。秀警察は思い出し敬礼からのエルボードロップ。さらに敬礼しながらのスリーパーホールドも、振り払ったミステリーがパワースラム。神崎にタッチ。
神崎は秀警察に串刺しバックエルボー、串刺しジャンピングエルボーからダイビング・クロスボディ。さらにフィッシャーマン・バスターを狙うが、秀警察がクラッチを切って河津落とし。定にタッチ。
定は神崎へショットガン・ドロップキックから串刺しラリアット。続けて後頭部へのトラースキックを叩き込んでニーアッパーから伊良部パンチ。神崎はブサイク・ニーで一矢報いる。両者タッチ。
ガッツと秀旺の対面。真っ向からのラリアットのぶつかり合いが展開され、秀旺がフライング・ラリアットを叩き込んでこれを制し、秀警察にタッチ。
秀警察は敬礼からのヘッドバッドを連打していき、ロープに振ってスピアー。秀警察がクリアリングを行い、ガッツにゴキブリトレイン攻撃。定のトラースキックから秀旺のフライング・ニールキック、秀警察の敬礼式ダイビング・ヘッドバッドが炸裂。秀警察は敬礼からの脳天唐竹割りを連打していくが、ガッツがカウンターのラリアット。
ガッツの串刺しラリアットからミステリーがチョークスラム、すかさず神崎がフロッグ・スプラッシュを見舞い、ガッツがダメ押しのゴーストバスターを決めるも秀旺がカット。ミステリー&神崎がゴキブリを排除し、ガッツが秀警察をラリアットで叩き伏せて3カウントを奪った。
ゴキブリ商会は退場時に神崎を拉致。神崎が必死に逃走を図るが、秀旺が自転車で轢殺。なんとか生きながらえていた神崎がふらふらとリングに戻って勝ち名乗りを受けた。
最後はゴキブリ商会を除く選手・スタッフがリングに上って集合写真を撮影。今回も商店会プロレスは大団円の内に終わった。