確変右打ちで脳汁ドバドバ王座戴冠!博徒レスラー頂上対決は雀卓上の豆大福ティーパーティーで大団円!

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 21日、東京都・新木場1stRINGにて『TTT旗揚げ3周年記念興行』が開催され、瀧澤晃頼がTTT認定インディー統一無差別級王座を戴冠した。

 TTT(TOTAL TRIUMPH TEAM)とは、故・ターザン後藤さんに薫陶を受け、ミスター雁之助を師に持つ黎明期インディープロレスの後継者的存在であるガッツ石島が2020年1月に“インディープロレス統一”を掲げて旗揚げした団体であり、PWC、FMW、IWA JAPANなどの流れを汲むベテラン選手たちが数多く参戦中。90年代インディープロレスの“おもちゃ箱をひっくり返したようなプロレス”の魂を令和の世に伝え続けている団体だ。

 旗揚げ直後にコロナ禍を迎え、オマージュ元のFFFのごとく早々に“無かったこと”になることを危惧されていたTTTだが、同じくコロナ禍に苦しむ都内の商店会とタッグを組み、町興しのための『商店会プロレス』を各地で実施。草の根運動で堅実に足元を固めていったことで順調に客足を伸ばしていき、今回の3周年記念大会は満員御礼での開催となった。

 この日は、前王者であるTORUの電撃退団によって空位となっていたTTTの至宝・TTT認定インディー統一無差別級王座の新王者を決める1DAYトーナメントが実施。
 参加したのは、ガッツ石島、瀧澤晃頼、マスクドミステリー、木村太輔、バナナ千賀、藤原秀旺、黒田哲広、塚本拓海の8名。インディープロレス界屈指の実力派が集った。

 中でも注目されていたのは、TTTで一番の若手である瀧澤晃頼。
 瀧澤はTORUと“T-odds”としてタッグを組んでいた仲であり、プライベートでも競艇などの公営競技に興じつつ賭け事に関連した名前の必殺技開発に勤しむなど深い関係を築いていた。
 キャリアを通してシングル戦線では結果を残せていない瀧澤だが、「TORUが去ったTTTを自分が支える」と奮起。序盤から一気に攻めて来る相手にはトコトン弱いスロースターターな気質を見せていた瀧澤であったが、この日は試合開始直後から気迫あふれるアグレッシブなファイトを見せ、ガッツ、ミステリーといった105kg以上のヘビー級選手たちから“巨人殺し”の十字架固めで金星を挙げて決勝戦へと進出。

 決勝戦の相手は、試合中に雀卓をリングに立ててセコンドたちと鷲巣麻雀を始めるなどの奇行が目立つバラード歌手レスラーの藤原秀旺。
 秀旺はかつて瀧澤に歪んだ愛情を抱き、試合後の瀧澤を簀巻きにしてハイエースで拉致して雪降る公園へと連れ出し「お前はもっと体重を増やせ」と延々とまんじゅうを食わせたという過去があり、瀧澤とはある意味で因縁ある存在だ。


 試合は、瀧澤が序盤から攻め込んでいくものの、インディー統一無差別級王座の初代王者であった秀旺が地力で勝り、ラフファイトで作った隙に2m近い長身から繰り出すジャンピング・ブレーンバスター、ジャンピング・バックドロップと連撃。
 そのまま試合を決めてしまうのかと思われたが、秀旺は秀旺はリング中央に雀卓を立て、やかん&湯呑を持ち込んでほうじ茶で一服。そのまま雀卓とティーセットを片付けて何事もなかったかのように試合を再開する。

 秀旺は必殺技の100%メロ~ンジュース(※高角度パワーボム)を炸裂させるが、瀧澤は意地のキックアウト。もう一発を狙う秀旺に対し、瀧澤は十字架固めで切り返して正気を作り、最後は新技・右打ち(※ハンマーロック式急角度DDT)で3カウント。

 試合後、秀旺はレフェリーの制止を無視して瀧澤に暴行を働きつつ、再びリング中央に雀卓を立て、2個の豆大福が乗った皿を置いて退場。

 呆気にとられる瀧澤であったが、初防衛戦の相手に新人の頃から憧れていたというツトム・オースギを指名。
 リングに呼び出されたオースギであったが、おそらくプロレス史上初の異様な光景に困惑し、笑顔の瀧澤に「良かったら食べてください」と勧められるままに豆大福を口に運びつつ挑戦者指名も受け入れることに。
 真面目過ぎることが成長の枷になっていると言われていた瀧澤であったが、秀旺の独特な世界観に触れたことでベテランのオースギをも飲み込む胆力が身についたようだ。

 大金星の三連チャンをモノにして王座戴冠を果たした瀧澤は、「これからの団体のことを思うとなにがなんでも僕が獲らないといけないと思ったんで。もう、なんですかね。気合とか勢いとかじゃなくて、いっぱい頑張ってベルト獲りました!今日たまたまこのトーナメントがあった中で、たまたま僕のコンディションと気合が他の人よりも高かっただけだと思うので、また同じトーナメントがあったら結果はわからないと思います。これからエースと周りに認めてもらえるように、勝って実力をつけていきたいと思います」と笑顔で団体を背負う覚悟を語る一皮むけた様子を見せた。

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