【試合詳細】6・22 Bloodsport両国国技館大会 ジョシュ・バーネットvsジョン・モクスリー 鈴木秀樹vsエリック・ハマー 鈴木みのるvsティモシー・サッチャー 桜庭和志vsサンティーノ・マレラ クイントン”ランペイジ”ジャクソンvs関根“シュレック”秀樹 船木誠勝vsデイビーボーイ・スミスJr.
- 2024-6-23
- 試合
- Bloodsport
『ブラッドスポーツ 武士道』
日程:2024年6月22日(土)
開始:15:00
会場:東京・両国国技館
観衆:未発表
▼オープニングマッチ 15分1R:延長5分
●飯塚優(GLEAT)
4分15秒 アキレス腱固め
○阿部史典(格闘探偵団)
▼トーナメント一回戦 第1試合 10分1R:延長5分
●佐藤光留(パンクラスMISSION)
5分15秒 STF
○鈴木秀樹(フリー)
※鈴木が決勝戦進出。
▼トーナメント一回戦 第2試合 10分1R:延長5分
●野村卓矢(大日本)
3分2秒 パワーボム→KO
○エリック・ハマー(フリー)
※エリックが決勝戦進出。
▼女子ワンマッチ 15分1R:延長5分
○小波(STARDOM)
5分54秒 アキレス腱固め
●福田茉耶(GLEAT)
▼ワンマッチ 15分1R:延長5分
○船木誠勝(フリー)
7分29秒 ヒールホールド
●デイビーボーイ・スミスJr.(MLW)
▼ワンマッチ 15分1R:延長5分
○クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン(フリー)
4分29秒 ストンピング連打→TKO
●関根“シュレック”秀樹(ボンサイ柔術)
▼ワンマッチ 15分1R:延長5分
○桜庭和志(フリー)
10分47秒 ダブルリストロック
●サンティーノ・マレラ(BATTLE ARTS ACADEMY)
▼ワンマッチ 15分1R:延長5分
○鈴木みのる(パンクラスMISSION)
11分17秒 ゴッチ式パイルドライバー→TKO
●ティモシー・サッチャー(フリー)
▼トーナメント決勝戦 20分1R:延長5分
○鈴木秀樹(フリー)
8分14秒 変形アンクルホールド
●エリック・ハマー(フリー)
※鈴木がトーナメント優勝。
▼メインイベント 20分1R:延長5分
△ジョシュ・バーネット
20分0秒 時間切れ引き分け
△ジョン・モクスリー(AEW)
<延長戦>
●ジョシュ・バーネット
1分56秒 マウントエルボー→TKO
○ジョン・モクスリー(AEW)
日本初のBloodsportでジョシュとモクスリーが壮絶“血闘”!鈴木みのるが「これが現代のプロレスだ!」と咆哮し飯伏幸太に対戦要求?!鈴木秀樹がトーナメント制覇!
オープニング
和太鼓の演奏で大会がスタート。
PRIDE武士道や巌流島を彷彿とさせるオープニングVTRや演出から、レニー・ハートさんのコールで選手入場式が行われた。
第1試合
飯塚がローで牽制しタックルを仕掛けるが、動じない阿部が巻き投げてグラウンドに。飯塚が腕を取ろうとするも阿部がヒールホールドで切り返す。すぐに抜けた飯塚が距離を取る。
飯塚が左右の掌底のコンビネーションから組み付くが、阿部が髪を掴んでナックル連打。一度離れた飯塚がミドルも、阿部がキャッチすると飯塚はエルボー連打。阿部はドラゴンスクリューからガードポジションになり、下から殴っていった飯塚を見て、パスしてバックを取る。
飯塚が抜けてバックを取り返すが、阿部が足を取って回転しサイドポジションから腕を取る。逃れようとした飯塚をヘッドシザースで捕らえるが、飯塚は回転して逃れると腕を取ろうとするが、阿部はすぐに回転して抜けるとジャーマンで叩きつけスリーパー。逃れた飯塚がバックをとって卍固めを狙うが、阿部が前に倒れて潰すとアンクルホールドを狙う。足をかけて逃れた飯塚が小手投げからヘッドロックで捕らえ掌底連打。さらに腕を取ろうとするが、阿部が一本背負いからナックルを落とし、引き起こそうとするが飯塚が首相撲から膝連打。さらにソバットからバックエルボーを叩き込みハイキックも、阿部がフラフラしながらヘッドバッド。飯塚はタックルからテイクダウンを奪いマウントナックル連打も、阿部が一瞬の隙をつきアキレス腱固め。飯塚はこれでギブアップした。
<試合後コメント>
阿部史典
「アメリカのフィラデルフィアでは1回出たことがあったんですけど、こういう記念すべき日本で初めてのBloodsportをジョシュに第1試合を任せてもらえるってことは光栄なことなんで。自分らがやってきたもの、引き継ぐもの、そういうものを改めて身体に刻んで、貪欲に学んで、まだまだ格闘探偵していきたいなと思うのと。あと飯塚っていう昔から一緒にスパーリングしてきた人と両国国技館でやれたっていうのは1つ僕が歩んできた未知が間違ってなかったっていうのが1つ知れて、とても幸せな空間でした。ありがとうございました!」
第2試合
じっくりと距離を見合い、光留がリングを回ってジャブやローで牽制。
秀樹が片足タックルでテイクダウンを奪い、バックを取るが光留は下からキムラロック。秀樹は抜けてバックを取り返すと亀になった光留にグラウンドコブラ。
光留は抜けるとアームロックを狙うが、とらせない秀樹がスタンドに戻す。
両者膝立ちで距離を詰め、光留が水面蹴りから飛び込むも秀樹が受け止めアームロックを狙う。だが光留が胴締めフロントネックで捕らえるが、回転して抜けた秀樹がSTFで捕らえると光留がこれでギブアップした。
<試合後コメント>
鈴木秀樹
「(質問が)無ければ次があるんで戻りたいです。あれば短めにどうぞ」
――試合を振り返って
「昨日、実家プロレスという佐藤光留がやった試合を見て……僕は負けました。だから今日は絶対勝とうと思って。だからこれで1勝1敗。このあとLINE、Xで3試合目です!3本勝負!」
第3試合
エリックがジャブで牽制するが野村もローを合わせていく。野村のローとエリックの掌底が同時にヒットし、野村が動じずロー連打。エリックが前に出てフラップジャックのように担ぐと力任せに投げ捨てフィストドロップ。避けた野村が顔面にサッカーボールキック連打も、エリックが転がって距離を取る。
野村が掌底からローのコンビネーション。足を引きずり始めたエリックに容赦ないローを打ち込み続けるが、エリックが左右の掌底から首相撲で捕らえ膝連打。そのまま突き飛ばして押し倒すとマウントナックル連打も、そのまま転がって両者場外に落下する。
野村がサッカーボールキック連打からランニングミドルを叩き込みリングへ。エリックもカウント5でリングへ。
野村がローからタックル。倒れないエリックをジャーマンで投げ捨て、アキレス腱固めで捕らえる。そのままお互い掌底の打ち合いになるが、回転して場外に落下。
カウント6でエリックがリングに、7で野村もリングへ。
野村がロー連打からボディに膝蹴り。エリックも膝蹴りを打ち込んでいき、野村のローをキャッチしてショートレンジラリアットからパワーボム。すぐにレフェリーが試合を止めて野村のKO負けとなった。
<試合後コメント>
エリック・ハワード
「2回目の蹴りでヒザが外れた。座ってないといけないからこれで失礼する」
第4試合
田村潔司と田中稔をセコンドに福田がリングイン。小波のセコンドには鈴木みのると佐藤光留がつく。
小波がタックルを仕掛けるが福田はこれを切って距離をとる。福田が前に出てミドルキック連打。小波もローで返し、ローの打ち合いから小波がタックルでテイクダウンを奪い、ガードポジションになるが一度離れてスタンドに戻す。
ローの打ち合いから小波がタックルも、福田が逃れようとするとスリーパー。回転して正面となった福田を小波が払い腰から腕を取るが、福田がクラッチを切らずにガードポジションになるとボディにパウンド。すぐに小波が腕ひしぎを狙うが、抜けた福田にアキレス腱固め。福田は回転して場外に落下。しかし小波は離さずに逆片エビ固めで絞り上げる。カウント5で小波がリングへ。福田は8でリングへ。
小波がロー連打も、キャッチした福田がミドルキック。小波は掌底からミドルキック。福田のミドルをキャッチするが、そのまま回転した福田が腕ひしぎ。小波が上から潰していくが、福田は三角絞めで捕らえるも、すぐに抜けた小波がバックを取るとジャーマンから走りこみ顔面にサッカーボールキック。
福田もすぐに立ち上がってミドルキックを打ち込むが、小波は左右の掌底からエルボー連打。絶叫した福田がミドルキックから延髄切り。さらにランニングニーを打ち込み、四つん這いになった小波の顔面を蹴り上げる。
福田はミドルキックも、キャッチした福田がアンクルホールド。回転して逃れた福田に飛びつき膝十字。暴れる福田に小波はジャーマンを狙うが、福田が後ろ回し蹴りからブラジリアンキック。さらにバズソーキックも、キャッチした福田がアンクルホールドも、回転して逃れた福田が顔面にミドルキックからバズソーキック。避けた小波がジャーマンからアキレス腱固めで捕らえ、これで福田がギブアップ。
<試合後コメント>
小波
「Bloodsport、初参戦、初勝利!ありがとうございました!今日はスターダムが代々木でビッグマッチだったんですけど、無理を言ってBloodsportに参戦させてもらった理由は、私のファイトスタイルとして昭和の血なまぐさい感じのプロレスが大好きなので、今日こっちに参戦させてもらいました。あのね、今の流行りのプロレスは派手で華やかかも知れないけど、私はもっともっとこういう血なまぐさい昭和のスタイルをこれからも殺さずに突き詰めていきたいと思います。そして、鈴木みのる、佐藤光留がセコンドに付いてくれたのがメッチャ心強かった!これからはあの2人に練習教えてもらいたいなと思います。ありがとうございました!」
第5試合
お互いローで牽制し、船木の掌底をスミスがガード。なかなか踏み込めずにいたが、船木のミドルをキャッチしたスミスがそのまま潰してガードポジション。船木が下からコツコツ掌底を打ち込んでいくが、スミスはリストを掴んでとめるとぶっこ抜こうとするが、船木は抜けて距離を取る。
スミスが距離を詰めて膝も、船木がすぐに距離をとってロー。スミスが走り込んで組み付くと、足をかけて倒し袈裟固めで捕らえる。船木が足をかけようとするが、スミスはサイドポジションで潰してボディにエルボーから、マウントポジションになり、腕を取ってからサイドポジションに戻りアームロックを狙う。耐えた船木を見てスミスはヘッドシザースで絞り上げ、サイドポジションに戻ると側頭部にエルボー連打。回転して逃れようとした船木を逃さずに潰し、ボディに膝を打ち込みスタンドに戻る。
船木がローからミドル連打。すぐにスミスがエルボーからバックドロップで叩きつけ、サソリ固めを狙うが船木が足を取って回転してトーホールド。これでスミスがギブアップした。
<試合後コメント>
船木誠勝
――試合を振り返って
「重いですね。35kgくらい差があるんで。上になられると防ぐのが精一杯ですね。ローキックが効いてたんでそこを狙おうと思ったんですけど、途中でグラウンドで結構時間取られたんで。でも最後はちゃんと、投げられましたけど、一瞬の返しですね。サソリ固めを周って足首を獲るっていうのは。昔から考えてました。あんまサソリ使う人いないですからね。長州さんが辞めちゃったんで。でもこうやってたまに出るときがあるんで。そういうときにちゃんとこうやってやること考えてました。やっぱりロープがないんで。自分いつもフットワーク使うんですけど、あんまりフットワーク使ってたらスト~ンと落ちちゃったらどうしようかなって気になったんで。なんとなく周りも暗いんで、暗いところが近くなったらもうあんまり後ろに行っちゃダメなんだなと思ってやってましたんで、真ん中真ん中を取ってやっていこうと思ったんですけど、蹴り合いとかやってる内に距離があったので。やっぱりロープはあったほうがいいです。それか平面で。落ちない平面のほうがいいと思いました。それ以外は一緒ですね。エスケープ無しで3カウント無し。ギブアップ・ノックアウト。シンプルでいいと思います」
――またBloodsportに出たいと思ったか
「いやぁ~……ちょっとリングが段あるのがちょっとイヤですね。違う競技になっちゃうんで。自分はロープあったほうがいいな。自分はロープあったほうがいいなと再確認しました。でも声かけられたらやります」
デイビーボーイ・スミスJr.
――試合の感想は
「試合は最初は作戦通り行っていたが、かなり興奮した。今日はアマチュアレスリングの靴を履いてきたので船木さんに足を取るチャンスを与えてしまった。自分もサソリ固めを狙いに行ったが、それが相手にフィニッシュのチャンスを与えてしまった。今日は怪我が無かったので良かったし、日本のレジェンド選手と闘えたことは本当に良かった。ヒクソン・グレイシーの呼吸法をずっと練習していて、それが試合中の自分のペースをコントロールしてくれたと思う。あまり力だけを使うのではなく、上に乗って船木さんをコントロールしているときも、彼が動くのを狙って一気に狙う、釣りのようなイメージでコントロールしていた。225が彼のマックスだが、170くらいまでにすると非常に良いコントロールが出来る。体の中の波動を操る呼吸法をヒクソン・グレイシーから学んだ。自分の呼吸を深くすることは人生を深くすることでもある」
――その呼吸法はヒクソン・グレイシーから直接学んだもの?
「夢の中にヒクソンが出てきて僕に呼吸法を教えてくれたんだ。ただ、技術までは教えてくれていないから、もしかしたらこの先夢の中で教えてくれる日が来るかも知れないな。船木選手は年齢という数字は人を左右しないということを体現している。年令を重ねるということは決して嫌なことではなく、自分を高めていくことでもあると感じた」
特別功労賞授与式
藤原喜明のプロレス界への貢献をたたえ、ブラッドスポーツより特別功労賞の授与式が行われた。
飯伏幸太と前田日明がプレゼンターとなり、記念品と花束贈呈へ。
藤原「今日はたくさんのご来場まことにありがとうございます。主催者に成り代わりまして熱く御礼申し上げます。ありがとうございます。今日あんまり、あんまりよくわからなくて、今日来てくれって言われただけなのでビックリしました。まあ年寄りの心臓には悪いなと。でもこういう素晴らしい賞ですか、いただきまして、このまま心臓が止まっても俺は幸せもんだなと思います。これからもブラッドスポーツよろしくお願いします。ありがとうございました」
第6試合
ジャクソンがジャブで牽制し、左右のフックを打ち込んでいくが関根はガード。関根はベイダーハンマーもジャクソンはガードして、ワンツーストレートも関根もガード。
関根がローで攻めていくが、ジャクソンはボディにワンツーを散らしていく。
ジャクソンのワンツーに関根が左右のロシアンフックを打ち込むが、ジャクソンがボディブローを打ち込むと関根が距離を詰めて組み付く。だがジャクソンがそのまま捕らえて膝を打ち込んでいくが、関根がバックドロップで叩きつけ腕十字を狙う。
クラッチを切って伸ばすが、ジャクソンが回転してガードポジションからのマウントを連打し、一度離れてスタンドに戻るように指示。関根が猪木アリ状態で挑発すると、ジャクソンがボディへ踏みつけから突っ込むが、関根が回転して上をとると腕ひしぎを狙う。クラッチを切らないジャクソンを見てボディシザースから腕ひしぎを狙うが、ジャクソンはそのままぶっこ抜こうとするが関根はクラッチを切って三角絞めへ。
ジャクソンは再度ぶっこ抜こうとするが、関根は腕を伸ばすのを諦めない。
ジャクソンはボディにパウンドを落として逃れてフロントネックから頭頂部に膝を打ち込んでいき、回転して逃れた関根がフロントネックで捕らえていくもジャクソンはボディスラムからパウンド連打。さらに踏みつけ連打からパウンド連打。ガード一辺倒になる関根を見てレフェリーが試合を止めた。
ジャクソン「ジャパンゲンキゲスカ!久しぶりにこうして日本に戻ってこれて嬉しいです。素敵な大会を企画してくれたジュシュに感謝しています。また日本に戻ってきて試合したいです。応援よろしく」
<試合後コメント>
クイントン”ランペイジ”ジャクソン
(※着用しているランペイジvs刃牙のTシャツをアピールし、「ランペイジハ、ホントニバカ!」と満面の笑みで刃牙愛を語ってからコメント開始)
――試合を振り返って
「シュレックは自分が思っていたよりも強くてデカくて重かった。ブラジリアン柔術のテクニックも素晴らしかった、相手をナメていた部分がある。でもまたプロレスをやってみたい。違う日本人と対戦したいという気持ちも生まれた」
――シュレック選手をボディスラムで投げたときの気分は
「最初に自分が投げられたので、絶対にやり返したいと思って投げた。とても気持ちが良かったよ(笑)」
――ストンピングでのフィニッシュとなった
「パンチが全然効かなかったので、これは踏みつけるしか無いと思って、思い切り踏み抜いたよ」
――Bloodsportは気に入ったか
「本当にこの大会は気に入った。ロープも無く、今までやってきた試合と全然違うのがいいね。日本のファン層は世界一だと思っているので、また日本で大会をやるときには僕を呼んで欲しい。Bloodsportを気に入った人たち、スポンサーのみんな、力を貸してくれ。そしてもっとBloodsportを日本で開催してくれ!そうすれば僕も日本でいっぱい試合ができるから(笑)」
――リング上で勝ち名乗りを上げるのは相当久しぶりだと思うが、気分はどうか
「前回の敗戦は本当に恥ずかしいものだった。あのときは試合の数ヶ月前に処方された薬が身体に合わなくて長い間不調だったから良いパフォーマンスが出せなくて残念に思っている。ここまで快復するのに長くかかった。まだ100%快復したとは言えないが、あと半年、1年もしたら100%に戻れると思う。体重も減ってきていてコントロール出来ているし、100%のパフォーマンスを皆に見せることを楽しみにしている」
第7試合
マレラのセコンドには石川雄規がつき試合開始。
マレラが手首をとって首を掴むと一本背負いで投げ捨てサイドポジションへ。すぐに抜けた桜庭だったが、マレラはすぐに飛び込んで上を取り返すと腕を取ろうとするが、桜庭は足を絡めるがマレラは急いで逃れ距離を取る。
マレラがリストをとると足を刈って谷落でグラウンドへ。スリーパーで絞るが、桜庭は場外に降りて抜けるとすぐにリングに戻りバックを取る。
マレラはそのまま担ぐと前に落として腕ひしぎを狙うが、桜庭は回転して逃れるがマレラは上のポジションを崩さない。桜庭は足を取るもマレラは足を抜いて一度立ち上がり、飛び込んでサイドポジションに戻るとニンジャチョーク。桜庭はなんとか抜けて腕に絡みつこうとするが、マレラはアキレス腱固め。桜庭も膝十字で返そうとするが、マレラが絞り上げるとそのまま回転して場外に落下。
一度絞ってからカウント8でマレラがリングへ。桜庭もすぐにリングへ。
桜庭のタックルをキャッチしたマレラが大外刈りで倒し、肩固めで捕らえる。桜庭は足を取って逃れ、アンクルホールドを狙うがマレラは回転して逃れると桜庭が顔面に膝からバックを取ってモンゴリアンチョップからスリーパー。マレラはそのまま背負い投げ、タックルも桜庭はこれを切って距離をとる。
桜庭がコブラのポーズを取りながらローキック。マレラはコブラの手を取ってから組み付いて片足タックルでテイクダウンを奪い、 スリーパーで絞り上げるも、桜庭は腕を取って回転して逃れる。
桜庭はロー連打もマレラは距離を詰めて払い腰からダースチョーク。すぐに腕ひしぎを狙うが、耐えた桜庭に三角絞め。抜けた桜庭がアキレス腱固めも、マレラが抜けると桜庭がすぐにキムラロックで捕らえマレラがギブアップ。
桜庭「どうも桜庭です。パワーすごかったですね。今日はありがとうございました。まだ何試合かあるのでお楽しみください。ありがとうございました」
<試合後コメント>
桜庭和志
――試合を振り返って
「柔道経験もあって、お客さんとか外からは分からないけど、細かい……手首を押さえたりとか、袈裟(固め)入るときの体重の乗せ方だったりとかが、結構いかちぃ。重かった。なにげに上手かったです。中々上になれなくて。体重かけるのが上手いから体力も消耗させられたね」
――投げられたときのダメージは大きかった?
「いや、投げのダメージはないですよ?頭の中で投げられてからの次の展開を考えてから投げられてるから。でも投げてからの押さえ込みが上手いから、展開が作れなかったというか。脇上げるのも上手いですし。完全な技術の面。見てる人にはわからないですよ」
――相手が足を極めているときに「そうじゃない」とダメ出しする藤原組長を思わせるシーンがあった
「いやいやいや、あれはパワーがあるんで。パワーアキレスって感じだったんで。少し角度をずらすと外れるんで。転がると痛いところにスコっとはまっちゃうみたいな?それがありますね」
――コブラのポーズを取るシーンもあった
「そういうキャラをやってるっていうんで(笑)僕は今日コブラ出てきたらマムシ行こうかなって。全然来ないんで。一応、マムシはやろうと思って……」
――Bloodsportのルールはどうだったか
「ロープの有無で変わってきますね」
――またやってみたいという気はあるか
「ありますね。QUINTETとかだともうちょっと広いんですよ。あのリングより2周りくらい大きいのかな?やっぱリングって小さいんだなって思いますね」
――桜庭選手のファンもまだまだ満足していないのでは?
「やられてたから?(笑)いやぁ、袈裟とか結構効きますよ。あんなん、格闘技知らない人が受けたら即タップしますよ。結構苦しいですよ」
第8試合
みのるはローで牽制するが前に出たサッチャーが手をとってからバックを取るも、回転して逃れたみのるが距離を取る。
手4つの体勢からみのるが引き込もうとするが、サッチャーがスタンドのままトーホールドからアキレス腱固めを狙う。みのるが足を取って倒すがサッチャーはすぐに距離を取る。
サッチャーがコーナーに押し込みキムラロックも、みのるは鉄柱を掴んで耐える。そのまま回転して腕を取ろうとするが、サッチャーは場外に降りて逃れると脇固めの体勢になるが、稔はボディブローから膝蹴り。さらにエルボーからイスを持って詰め寄ると、サッチャーも急いでイスを持って睨み合う。カウント8でイスを投げ捨て両者リングへ。
みのるはガットショットから一本足頭突き。さらにヘッドバッドもサッチャーはエルボースマッシュで返していく。みのるのエルボーとサッチャーのエルボースマッシュの打ち合いから、サッチャーが片足タックルで倒しトーホールド。アキレス腱固めにスイッチするとみのるもヒールホールドで取り返す。サッチャーは場外に降りて逃れると、場外でエルボーの打ち合いへ。みのるは本部席に叩き込み、カウント9でサッチャーはリングへ。
サッチャーのエルボーにみのるは左右のボディブローからエルボー。ボディに膝からフロントネックで捕らえ、ゴッチ式パイルドライバーを狙うがサッチャーは逃れると弓矢固め。
指を捻って逃れたみのるが鉄柱を使ったリストロック。レフェリーが注意して離すと、サッチャーはフロントネックで捕らえるが、みのるが逆に投げようとするもサッチャーは脇固め。耐える鈴木の足を取って変形グラウンドコブラからキムラロックで捕らえるも、耐えた鈴木に腕ひしぎからキーロック。
鈴木は腕を抜くとバックを取ってサミング。サッチャーはアキレス腱固めで取り返し、逆片エビ固めで捕らえるが切り返したみのるがマウントからヘッドロックで捕らえ拳をグリグリと顔面に押し付けていく。そのままサミングもレフェリーが注意。
サッチャーはエルボースマッシュを打ち込むが、みのるが「こんなもんか!」と挑発しながら受けていく。
エルボーの打ち合いから、ふらついたサッチャーが足をすべらせて場外に落下。リングに戻ってエルボーの打ち合いからサッチャーがエルボースマッシュ連発も、みのるが逆さ押さえ込みからゴッチ式パイルドライバーで突き刺し、これでレフェリーが試合を止めた。
みのるは解説席にいた飯伏幸太を挑発して去っていった。
<試合後コメント>
鈴木みのる
「Bloodsport―武士道―……まあ、名前なんかなんでもいいんだよ。別に何スポーツだろうが何道(どう)だろうが俺には関係ないんだよ。そこに俺が上がる舞台があって、闘う相手がいたら、それは俺にとってすべてがプロレスだからな。格闘技が好きで見に来たやつもいる。プロレスが好きで見に来たやつもいる。今のプロレスが好きなやつも見に来てる。昔のプロレスが好きで見に来たやつもいる。そして、昔プロレスやってたやつらも今日いたろ?1列目に。そうだ。俺はお前らがなんと言おうと胸を張って言ってやる。これが現代のプロレスだ!おめーらがどんな能書きたれようとよ、俺はこの腕一本で世界中周ってんだよ!これはな、変えようのない事実だ。アイツが、コイツが、ドイツが、あの内容が……そんなことはどうでもいいんだよ。世界中の人間が鈴木みのるのプロレスを欲しがって待ってる。だから俺はそれを届けに行く。そして、そのために生きてる。そのうちの1つが今日ここ、両国。Bloodsport―武士道―。リングが変われば?場所が変われば?何言ってんだよ!どこでやろうと俺は俺だ。東京ドームのリングでやろうと、マジソン・スクエア・ガーデンであろうと、ここであろうと、公園であろうと、原っぱであろうと、都電の中であろうと!俺にとってそこすべてが戦場だよ。そこで行われることすべてがプロレスだ。お前らくだらねーこと言ってねーでよ、お前らカメラ向けてねーでよ、もっと、もっと!プロレスを楽しめ!なあ?少年の頃に夢中になってテレビにかじりついて、雑誌にかじりついてこうやって見てた、あのプロレスが今眼の前にあんだよ!なあ?『あそこがいい』『ここが悪い』『アイツはダメだ』『コイツはいいなあ』……あーでもないこーでもない頭の中でプロレスやるな!お前らの眼の前で起きてることがプロレスなんだよ!なあ?……また来るよ。じゃあな♪」
第9試合
組み合うもすぐに離れ、エリックがフロントネックで捕らえるとバックを取る。エルボーを落とすが、秀樹は回転して切り返すとバックを取り、お互い回転して切り返しあうと距離を取る。
エリックがタックルで足を取るが、秀樹は腕を取って頭頂部にエルボー。抜けたエリックだったが、秀樹はスライディングキックを足に叩き込むが、エリックは膝からバックを取ってグラウンドに。頭頂部に掌底連打も、秀樹は脇固めからヘッドシザースで捕らえボディに掌底。回転して抜けたエリックが袈裟固めで捕らえるも、すぐに抜けた秀樹が上を取る。抜けたエリックが首相撲から左右の膝連打も、秀樹はパンケーキから上を取るが、エリックはすぐにバックを取って投げようとする。耐えた秀樹のボディに膝連打から側頭部に掌底。抜けた秀樹が足を取ってバックを取ると、ボディに膝から足に組み付いていくがエリックはエルボー連打から足を取ろうとするがエリックは場外に逃れてエスケープ。
リングに戻り、エリックのエルボーも秀樹は片足タックル。これを切ったエリックが膝を連打し、スリーパーで捕らえると鈴木は下から蹴り上げて距離を取る。
秀樹はタックルもエリックはこれを潰して投げようとするが、耐えた秀樹の顔面に膝を打ち込んでバックを取るとジャーマン。
秀樹はすぐに片足タックルも、エリックは再度ぶっこ抜こうとするが秀樹は耐える。
エリックは掌底連打からヘッドロックも、抜けた秀樹の顔面に膝からパワーボムの体勢。秀樹はナックル連打で潰すと、ボディを蹴り上げてからヒールホールドで絞り上げてエリックがギブアップ。
<試合後コメント>
鈴木秀樹
「明らかに人減ってんじゃねーか!なんで1回戦んときより人いねーんだよ!(※トロフィーで東スポ記者を指して質問を要求)」
――優勝おめでとうございます
「(記者室で)テレビ見てんじゃねーぞ。中で取材しろ中で」
――優勝おめでとうございます
「嘘つけ!思ってないだろ!」
――優勝の感想は
「……真面目に?真面目にですか?」
――真面目に
「うれしい。初めて対戦したから。IGFからずっと、僕がデビューしてから16年かな。一緒だったけど、IGFんときから6年間一緒だったけど、多分1回も対戦無かったはずなんで。初めて見たね。大きくて本当に強くて速くてスゴかったけど、経験を積んだ分だけ、リングに上ったときに『うわぁ大きいなあ』ってそういう気持ちはなかったですね。自然体で勝負できた。でも力はスゴかった。どうせ書かないでしょ?」
――書きます
「なんだ?誰の悪口言えばいいんだ?諏訪魔?」
――では諏訪魔さんで
「諏訪魔はぶっ潰す(※XXスタイルな「俺だけ見てろ」ポーズをしながら)」
第10試合
組み合うとバックの取り合いから一度離れ、モクスリーがローもジョシュがスリーパーで捕らえるが、モクスリーはすぐに潰してバックを取る。ジョシュは足を取って倒し、サイドポジションからアームロックを狙う。クラッチを切らないモクスリーを見てマウントポジションも、モクスリーは下から腕を取ってキーロックからバックを取っていく。ジョシュはアームロックを狙うが、モクスリーは抜けるとフロントネックからアームロック。ジョシュは回転して抜けると足を取るが、モクスリーは上半身を起こして距離を詰めてそのまま立ち上がり、顔面を踏みつけて逃れる。
距離を詰めたモクスリーをジョシュがハーフハッチで投げ捨てキムラロックを狙うが、耐えたモクスリーにフロントネック。耐えたモクスリーに胴締めスリーパーも、逃れようとしたモクスリーにグラウンドコブラ。抜けたモクスリーが上を取り肩固めで絞り上げ、回転したジョシュの腕を足で挟んでエルボーを打ち込んでいくが、ジョシュが抜けると袈裟固めからエルボー連打。さらにアームロックを狙うが、抜けたモクスリーが三角絞めを狙う。ジュシュはそのまま担いでバスターから場外に蹴り落とし、場外でサイドスープレックス。カウント9でモクスリーはリングへ戻るが、すぐに場外に転がり落ちる。
ジョシュが場外に降りるが、モクスリーがすぐにリングに上がり場外へダイビングクロスボディ。
ジョシュはブレーンバスターでリングに投げ入れ、ケンカキックからアームロックを狙う。モクスリーは鉄柱を掴んで耐えると、鉄柱を蹴って逃れ、そのまま場外に降りるとジョシュの足を鉄柱に叩きつける。
リングに戻り、お互いローからモクスリーがキャッチして足を刈って倒しトーホールド。
ジョシュがバックからスリーパーで絞り上げて逃れると、これを離して垂直落下式ブレーンバスター。
ジョシュはヒールホールドも、モクスリーは下から足を蹴りつけていき、膝をついたジョシュに三角絞め。
ジョシュは頭を抜いてヒールホールドからジャイアントスイングで鉄柱に叩きつける。場外に落下したモクスリーだが、流血しながらカウント9でリングへ。
ジョシュは額にナックル連打からエルボー。さらにヘッドバッド連発からエルボー。スリーパーで絞り上げるが、切り返したモクスリーがキムラロックから腕ひしぎ。回転して逃れたジョシュが足を潰していくが、モクスリーがオモプラッタからバックを取ってエルボー連打からスリーパー。ジョシュは脇固めで切り返し、腕を取ったままギロチンチョーク。そのまま立ち上がると担ぎ上げるが、モクスリーがナックル連打。ジョシュは構わずパワーボムで叩きつけ、お互い立ち上がるも時間切れに。
5分の延長戦がすぐに始まると、モクスリーが走り込んで飛び膝蹴りからジャーマン。さらに顔面を蹴り上げていくが、ジョシュがタックルでテイクダウンを奪うとモクスリーは三角絞めから頭頂部にエルボー連打。ジョシュは強引に抜けてアンクルホールドを狙うが、モクスリーが下から蹴り上げて逃れる。
ジョシュがタックルを狙うが、これにモクスリーが膝を合わせて引き起こすと、エルボーからDDT。
モクスリーはデスライダーを狙うが、ジョシュが担ぐもモクスリーはエルボーで逃れタイガードライバー。さらに顔面に踏みつけからエルボー連打。これでレフェリーが試合を止めた。
ジョシュは握手してモクスリーの腕を上げ健闘を称える。
モクスリー「今日はブラッドスポーツを見に来てくれてありがとう。ブラッドスポーツは本物だ。ここまで作り上げてくれたみんな本当にありがとう。感謝している。東京でこうした試合ができて最高だ。ブラッドスポーツは世界一だ。今日みんなが目撃したものは世界一のものだ。ブラッドスポーツはもっともピュアで嘘のないものだ。またこうして東京で試合がしたい。今日はみんなありがとう。みんなまたブラッドスポーツをここでみたいか?またこうして最高のものをここで見せたいから応援してくれ」
<試合後コメント>
ジョン・モクスリー
「今日はもう言葉はいらない。エゴ、お金、いい車、ベルト、俺はすべてを持っている。俺はお金も持っているし、すべてを手に入れた。相手を選ぶこともできるし、もっとも世界でお金を持っているレスラーだと思っている。ただ人生は一度きりだ。キャリアも一度きり。なによりも大切なのはチャンスを掴むことだ。朝起きて鏡を見て自分の顔を見た時に、自分が全てを出し尽くせているかが一番大事だ。毎朝自分にそう言って問いかけている。自分をどれだけ危険な場に置けるかで本物の自分を引き出すことができる。それができるのは世界で俺だけだ。前回ジョシュに負けてからは本当に悔しくて寝れなかった。それは負けたのが悔しいのではなく、僅差で負けたことが悔しかった。今回は自分が世界一だという事を証明できた。IWGP世界ヘビー級王者が世界一だと証明できて満足している。最高の恐怖を感じたからこそ最高の自分を引き出せたと思っている。今日この試合を見て楽しんでくれたみんなはそれを世界に伝えてほしい。そしてブラッドスポーツをまたやりたいと思っている。ジョシュ、この大会に呼んでくれて本当にありがとう」
ジョシュ・バーネット
「見ての通り相手は熱い血が流れている男だ。IWGP王者の強さ、ハートを見せてくれた。今日の結果は仕方ない、けど諦めない。勝利を手に入れるまで何度も何度もチャレンジする。今日の結果で一勝一敗になった。そんなに気にしない。俺ほどベルトに近づける男はいないからだ。何度でもチャレンジする。まだ発表はされていないが日本でもう一試合する予定がある。心も体も準備万端、相手に死を目の前まで見せてやる。歴史、人、環境、色々あるけれども常に戦争は起こっている。戦いだ。俺の眼の前に現れた敵は全て土に埋めてやる。大事なのは終わり方だ。ウォーマスターは絶対に相手に勝利し最後は土に埋めてやる」
――大会全体はどうでしたか?
「すごくよかったけれどももっとよくできると信じている。ただいつも私の感想は同じです。毎回毎回上を目指して常にいいものを作り上げていく姿勢は変わらない。最高のものを目指して毎回毎回試合をしたいと思っている。我々はいつも大きな岩を抱えて山を登っているようなものだ。どこでその岩が落ちるかわからない。でも何度落としてもその岩を持って山を登っていきたいと思っている。岩が上から落ちるということは神様からの罰だと思っているけれども、それでも何度も何度も登ろうと思っている」
――モクスリーとの3試合目はいつになると思う?
「もしかしたらIWGPかもしれないしAEWかもしれないし、うちの裏庭かもしれないし、町中かもしれない。場所は関係ない。3度ではなく5回でも10回でも何度でもやるよ」
――次回日本大会の予定は?
「年に1回は特別なプロモーションとして開催したいという思いはある。これはブラッドスポーツはUWFとは全然違うもので、他のプロモーションと全然違うものです。今日作り上げたものを次の時代に持っていかなければいけない。それぞれの時代にいいものはあるけれども、いい影響を受けて次の時代をどんどんどんどん作っていかないといけないと思っているので、良いものをどんどん作り上げていきたいと思っている。今日は前田さんや藤原さんなど素晴らしい方々がリングサイドで見てくれていました。そういった方々の褒める言葉は別に欲しいと思っていません。厳しい評価が欲しい。そういった厳しい評価は大歓迎です。なぜならばそういった厳しい言葉がよりよいものを作り上げてくれるからです。ブラッドスポーツを真似して誰かがやろうとするかもしれない。でも自分が関わって居ない場では同じようなものは絶対に作れないと思っている。これは本当に自分だけが作り上げられる世界観。例えば自分がランペイジに電話をして試合でないかってできる人は他に居ない。負けるかもしれない相手にもう一度チャレンジしてくれと、IWGP王者に電話できる人もいない。でも俺のためだったら皆んな来てくれると信じています。今日来てくれた記者の皆さんも全く同じですよね?全員で作り上げるものが本物のプロレスだと思っている。こうやって皆んなで一つ一つ作り上げていくものをまたやりたいと思っています」
――最後に日本語でコメントを
「キョウハホントニボコボコシアイ。デモ、ウレシイ。イツデモドコデモ、ヤッテヤル」