天国のヤミキさん、ワイルド・セブンさんに届け! バリアフリープロレスHEROが5・27新木場で追悼大会を開催し、正規軍とワイルド軍が全面対抗戦

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 聴覚障害プロレスラーも所属するプロレス団体、バリアフリープロレスHERO(主催=NPO法人バリアフリー・エンターテイメント・サポート、協力=GPS)が5月27日、東京・新木場1stRINGで『HERO36~ヤミキ&ワイルド・セブン追悼大会』を開催する。

 同団体は新日本プロレスの黎明期に練習生として在籍しながらも、聾者であるためデビューできなかったヤミキさん(佐藤幹夫)が、長男の佐藤剛由代表とともに2010年2月20日に新木場で旗揚げし、ヤミキさんは新日本では叶わなかったレスラーデビューを果たした。

 その後、同団体は大会を重ねていったが、2016年春(命日は非公表)に創設者のヤミキさんが急逝し、一時は活動休止を余儀なくされた。だが、新たに設立されたGPS(豊島修二会長、佐藤社長)が運営協力する形で同年11月に再始動し、今年2月には旗揚げ13周年を迎えた。
 その間には悲しい出来事もあった。大仁田厚の愛弟子で、ワイルド軍の司令塔として活躍したHERO・GMのワイルド・セブンさんが2019年5月5日にがんのため亡くなる悲劇も起きた。そこで、同団体では2021年から、毎年5月にヤミキさんとセブンさんの追悼大会を開催してきた。

 ヤミキさんが亡くなって7年、セブンさんが亡くなって4年が経ったが、2人の雄姿は今なお、ファン、関係者の目に焼き付いていることだろう。今年も5月27日に行われる2人の追悼大会の見どころを解説した。

バリアフリープロレスHERO『HERO36~ヤミキ&ワイルド・セブン追悼大会』
日程:5月27日(土)
会場:東京・新木場1stRING
開始:18:45


▼第1試合 タッグマッチ20分1本勝負
[ダークソウル]加藤茂郎(フリー)&千葉智紹(フリー)
vs
ディアブロ(フリー)&根本薫(フリー)

 インディーマットで血で血を洗う抗争を続けているダークソウルとディアブロ軍の抗争がHEROマットに飛び火した。2・25新木場でのダークソウルの試合中にディアブロが乱入し、遺恨が深まったのだ。4・1新木場ではダークソウルVSディアブロ&根本の一戦が組まれていたが、根本の代わりに瓦井寿也が現れ大混乱。さらにディアブロ軍のレザーフェイスが乱入し、収拾つかない展開に発展。今回こそ根本は現れるのか? ただでは終わりそうのないドロドロの遺恨マッチになるのは必至だ。


▼第2試合 タッグマッチ20分1本勝負
真琴(フリー)&小橋マリカ(フリー)
vs
高瀬みゆき(フリー)&AKARI(PURE-J)

 大会に華を添える女子マッチは、レギュラーメンバーの真琴が、2度目の参戦となるギャルレスラー・小橋マリカと初タッグを結成。久しぶりの参戦となる高瀬みゆき、初参戦のAKARIと対戦する。キャリアでははるかに上回る真琴組に対し、高瀬組がどこまで食らいつくことができるか注目されるところ。


▼第3試合 タッグマッチ30分1本勝負
長井満也(ドラディション)&伊藤崇文(パンクラスism)
vs
藤田峰雄(藤田峰雄王国)&魔苦・怒鳴門(フリー)

 4・1新木場では長井、峰雄、怒鳴門が3WAYマッチで激突。毎度おなじみのお下劣マッチとなり、峰雄が長井のスリッパでの凶器攻撃を主張し、それをレフェリーが認めてしまい長井の反則負け。怒りの長井は「次は信用できるパートナーを連れてくる」と宣言していたが、呼んできたのは同じU系出身の伊藤崇文。一方、峰雄は怒鳴門と組むことになった。長井と伊藤のU系コンビを相手に、峰雄と怒鳴門のハレンチ殺法は通用するのか?


▼第4試合 WBCタッグ選手権60分1本勝負
【王者組】友龍&後藤恵介(フリー)
vs
【挑戦者組】洞口義浩(フリー)&大谷譲二(PPP)

 2・25新木場でWBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)タッグ王座に就いた、HEROのエースで“ミスター聾プロレス”と称される友龍と後藤恵介が2度目の防衛戦に臨む。挑戦の名乗りを挙げたのは洞口義浩、大谷譲二組。師匠のTAJIRI仕込みのオーソドックスなレスリングをベースとする洞口と、強烈なチョップを武器にメキメキと力を付けてきた大谷のコンビは急造チームとはいえ侮れない。王者組にとっては試練のV2戦になりそうだ。


▼第5試合 ヤミキ&ワイドル・セブン追悼試合60分1本勝負
【HERO正規軍】リッキー・フジ(2AW)&雷電(A-TEAM)&海和択弥&橋之介(フリー)
vs
【ワイルド軍】ワイルド・ベアー&ワイルドZERO&大野“ワイルド”翔士(EAGLE)&香取貴大(EAGLE)withワイルド・コモン

 メインイベントは「ヤミキ&ワイドル・セブン追悼試合」で、HERO正規軍とワイルド軍の対抗戦。正規軍からはリッキー・フジ、雷電、海和択弥、橋之介が出陣。ワイルド軍からはワイルド・ベアー、ワイルドZERO、大野“ワイルド”翔士、香取貴大が出場し、「with」で覆面マネジャーのワイルド・コモン(豊島会長)が付く。
 正規軍とワイルド軍は2015年から抗争を繰り広げ、生前のヤミキさん、セブンさんもそこに加わって戦ってきた。いったんはワイルド軍が「WILD HERO」として運営権を奪取したが、2016年11月に大仁田の助太刀を得た正規軍が運営権を奪還して、両軍は和解。1度は“HERO”の名のもとに、共闘していたが、ポリシーの違いから再び抗争に発展した。

 正規軍はリッキーという強力な援軍を得たが、ワイルド軍には選手として何度もリングに上がってきたコモンが付いており、場合によっては4対5のハンディ戦になる可能性もありそう。勝敗の予想は容易にできないが、両軍ともに天国のヤミキさん、セブンさんに届く激闘を期待したい。

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