25年ぶりの快挙を達成したティタンがマスター・ワトとBEST OF THE SUPER Jr.優勝決定戦で激突へ!

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 26日、東京都・国立代々木競技場第二体育館にて、新日本プロレス『BEST OF THE SUPER Jr.30』が開催され、マスター・ワト、ティタンがBEST OF THE SUPER Jr.の決勝戦進出を決めた。

 『BEST OF THE SUPER Jr.』はジュニアヘビー級の最強選手を決めるためのシングルリーグ戦。
 今年はA,Bの2ブロックに分かれて総勢20選手が参戦。今月12日の後楽園ホール大会より開幕し、28日の大田区総合体育館大会で優勝決定戦が行われる。

 この日は、準決勝戦が2試合実施。
 Aブロック1位のマイク・ベイリーとBブロック2位のマスター・ワト、Bブロック1位のエル・デスペラードとAブロック2位のティタンが対戦した。

 ワトとベイリーのカンフーレスラー同士の対決とも呼べる一戦は、鋭い蹴撃の応酬に始まりワトがプランチャで先制。ベイリーもマシンガンキックや三角跳びプランチャでやり返し、ワトの腕に狙いを定めて集中攻撃を展開。
 左腕をかばうワトに対し、ベイリーは多彩なダブルニードロップで攻め込んでいくが、ワトも残る右腕での打撃やノータッチ・トペ・コンヒーロで反撃。さらにスワンダイブ式エルボースマッシュを発射も、ベイリーがキャッチして腕十字に捕らえる離れ業を見せてさらに腕を攻める。
 さらに腕十字を狙うベイリーに対してワトは丸め込みで粘りながらベンダバールに捕らえていき、ベイリーのスピンキックをかわしてレシエントメンテ。エプロン上での蹴り合いを制したベイリーがアルティマ・ウェポンを叩き込むが、ワトは根性のキックアウトを見せ、フラミンゴドライバーをかわしてTTD。なおも粘るベイリーに旋風脚からの通天閣ジャーマンを決めたワトが優勝決定戦進出を決めた。

 デスペラードとティタンのメキシコルーツを持つマスクマン対決では、軽やかなグラウンドレスリングで互いの力を測り合う静の展開で始まるも、ティタンが拝み渡りから飛びつくティヘラから場外戦に持ち込み、会場二階から一階へダイブするプランチャを見せるなど動の展開へと一気にシフト。
 ティタンはテクニカルなジャベからドラゴンスクリューからの足4の字固めなど古典的な足攻めまで見せて圧倒していくが、デスペラードもスピアーで迎撃してバックドロップ、ブレーンバスターからのストレッチマフラーと一歩も引かず。ティタンはノータッチ・トペ・コンヒーロ、コーナートップから場外へのダイビングフットスタンプを見せるが、これを回避したデスペラードがヌメロ・ドスからギターラ・デ・アンヘル。
 デスペラードはピンチェ・ロコを狙うが、ティタンがソバットで抜けてショルダータックルで場外へと叩き出す。デスペラードは左足首を押さえながらのたうち回る大ダメージを負いながらもスパインバスターからヌメロ・ドスを決めるが、ティタンがカナディアンデストロイヤーで切り返し、スイングDDTからダイビングフットスタンプ。最後はジャベ・インモルタル(※鎌固め)でタップを奪った。
 CMLLのルチャドールがBOSJ優勝決定戦進出を決めたのは、1998年のBOSJ5でドクトル・ワグナー・ジュニア以来2人目。ワグナーも優勝は逃したため、ティタンが歴史を塗り替える可能性が浮上した。


 満身創痍のティタンの元へ、ワトが登場。
 ティタンは「ゲンキデスカ、ワトさん。オアイデキテウレシイデス」と日本語で挨拶しつつも天を指さしてBOSJ優勝を宣言。これを受けたワトは不敵な笑みを浮かべて指を天に突き上げ返して見せ、無言のまま去っていった。

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