『餓狼伝説』のテリー・ボガードコスプレで棚橋弘至が登場!イケメン女性コスプレイヤーがロック・ハワードでセコンドへ

4月5日、両国国技館にて新日本プロレス『餓狼伝説 City of the Wolves presents SAKURA GENESIS 2025』が開催。第3試合では『棚橋弘至ファイナルロード~継(つなぐ)』と題された棚橋弘至vs海野翔太が行われた。
来年の1・4東京ドームで引退する棚橋弘至が引退ロードして各選手とシングルマッチを行っているが、棚橋が「どんな新日本プロレスの未来を描いているか、それを俺に見せてくれ」と海野を両国の相手に指名し握手を要求。海野は握手をせずにうつむきながらこの闘いを受けていた。
棚橋は『餓狼伝説』のテリー・ボガードコスプレで、ロック・ハワードのコスプレイヤー(桃戸ももさん)とともに入場。海野は普通に入場する。
試合が始まると一進一退の攻防となり、海野がドラゴンスクリューで流れを掴むとニークラッシャーやSTFで絞っていく。棚橋はエルボーを受けながら前に出ていく気迫を見せると、ドラゴンスクリューからツイスト・アンド・シャウト。さらにだるま式ジャーマンスープレックスホールドやスリングブレイドと攻め立て、ハイフライフローも投下する。だがこれを避けた海野がスライディングニーを突き刺し、Second Chapterで叩きつけ3カウントを奪った。

海野は「棚橋さん、俺の、選択肢は、たった一つだ。新日本プロレス、本体こそが、聖域だ!」と叫び、観客からは「ショータ」コールが起きる。
バックステージでも棚橋から「翔太、もっとストレートでいいと思うぞ。自分の気持ちを、自分のファンへの愛情を、新日本プロレスのファンの皆さんへの感謝をしっかり伝えればいいんだ。それだけだ。これからな、本当にレスラーとしても、人間としても、とっても大きいこと、いろんなこと、大変なこと、あると思う。でも、それをはね除けて、ファンの皆さんに夢を与えるのが、元気づけるのが、エネルギーを届けるのが、プロレスラーだから。それだけを忘れないで、それを(胸を叩いて)ここにしっかり持って、な、頼むぞ」とエールを受けてしっかりと握手。
海野は真っ直ぐな眼で「俺の覚悟はずっと前から決まってる。新日本プロレスの本隊こそが聖域だ。安心して棚橋さんが引退できるように、俺はこれからやっていく。本隊が新日本プロレスの中心になってプロレス界を盛り上げて、もっともっとプロレスのファンを作って、こんなに素晴らしいプロレスというスポーツを世界に届けて、新日本プロレスをもっともっと世界に導く。WWEとかAEWとか、関係ねえ。新日本プロレスこそが最高のブランドだよ。それが俺の描いてる未来だ」とアピールした。
だが、メインイベントでIWGP世界ヘビー級王座を防衛した後藤洋央紀が次期挑戦者に海野を指名すると状況が一変。会場から大ブーイングが起き「ゴリ押しやめろ!」「嫌だ!」といった声が飛ぶ。
海野はこれを聞いて一度はリングに上がるのを諦めたが、後藤が引き止めアメリカでの王座戦を決定。意図として「チャンピオンになってやらなければいけないその一つのこととして、若い世代の人間と当たる。それは若い世代の引き上げにもなるし、ここで若い世代の壁になってやることが、若い世代のためにもなるんじゃないでしょうか。それとアメリカという地。やっぱりそのメインで日本人を、日本人の闘い、ストロングスタイル、純新日本プロレスを見せたい。それだけです」と思いを語った。