5・5鶴見での『ワイルド・セブン&保坂秀樹追悼試合』に大仁田厚が参戦し、『HERO』“最初で最後の電流爆破”敢行!

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 『障害があってもなくても楽しめるプロレス団体』を標榜するバリアフリープロレスHEROが5月5日、“爆破の聖地”神奈川・鶴見青果市場で『HERO44〜鶴見大爆破〜』を開催し、“最初で最後の電流爆破”を敢行する。

 今大会は同団体を創設したヤミキさん、同団体で多大なる功績を残したワイルド・セブンさん、保坂秀樹さんの追悼興行となる。メインイベントは大仁田厚が参戦する電流爆破デスマッチで、同団体では“最初で最後の電流爆破”となるだろう。

 大仁田は同団体のコンセプトに共鳴し、2016年11月5日、新木場1stRINGでの『ヤミキ追悼興行』に初参戦。昨年4月27日の新木場大会に8年ぶりの出場を果たした際に「HEROでの電流爆破開催」を熱望。HERO側は、その意向を汲み、『ワイルド・セブン&保坂秀樹追悼試合』での電流爆破敢行を決めた。日程の5月5日はセブンさんの命日で、FMWが川崎球場(現・富士通スタジアム川崎)でビッグマッチを開催してきた日だ。

 試合形式は「ノーロープ有刺鉄線電流爆破(一面)+電流爆破バット(3本)・火薬量3倍!8人タッグデスマッチ」。ロープを外して有刺鉄線を張り、その一面に爆弾を仕掛ける。さらに電流爆破バットを3本設置し、大仁田の提案により、火薬量は通常の3倍になる過激マッチだ。

 対戦カードは大仁田、雷神矢口、リッキー・フジ、工事現場の親父vsワイルド・ベアー、ワイルド・ZERO、ガッツ石島、大野“ワイルド”翔士。いうまでもなくセブンさん、保坂さんは大仁田の愛弟子で、矢口とリッキーはこの2人とともに戦ってきた。GPS・豊島修二会長の“化身”ともいわれる工事現場の親父は2人とは深い縁がある。対峙するベアーはセブンさんとは公私ともにベストパートナー、保坂さんはプロレスデビューに導いてくれた恩師。さらに、ベアーは大仁田の愛弟子であり、ZERO、大野とともにワイルド軍で一緒に戦ってきた間柄。またベアーとガッツは大仁田のかつてのライバル・ターザン後藤さんの愛弟子でもあり、“鬼神”の魂も持って、リングに上がることになる。この電流爆破に入る8選手は、2人の故人と縁があり、さまざまな人間模様が交錯する。

 大仁田軍は電流爆破の経験は豊富だが、ベアーは9年ぶりの爆破マッチとなる。ベアーは豊島会長とともに、毎年セブンさんの命日に墓参りを行ってきたが、今年は試合日であるため、さる4月27日にセブンさんの墓を訪ね、大会の成功と師・大仁田からの勝利を誓った。

 むろん勝負である以上、勝ち負けはつく。しかし、それ以上にメインのリングに上がる8選手それぞれが、セブンさん、保坂さんへの思いを持って電流爆破に入るはずで、そこにも注目したい一戦だ。


『HERO44〜鶴見大爆破〜』
日程:2025年5月5日(月・祝)
開始:13:00
会場:神奈川・鶴見青果市場


▼第5試合 ワイルド・セブン&保坂秀樹追悼試合~ノーロープ有刺鉄線電流爆破(一面)+電流爆破バット(3本)・火薬量3倍!8人タッグデスマッチ
大仁田厚(FMWE)/雷神矢口(フリー)/リッキー・フジ(2AW)/工事現場の親父(GPS)
vs
ワイルド・ベアー(HERO)/ワイルド・ZERO(フリー)/ガッツ石島(TTT)/大野“ワイルド”翔士(イーグル・プロレス)

<その他の対戦カード見どころ>


▼第1試合 シングルマッチ
神崎ユウキ(TTT)
vs
ボニータ(フリー)

 TTT期待の星で、すっかりHEROでもレギュラーになりつつある神崎ユウキがジェンダーレスレスラーのボニータと対戦。ボニータはイロモノだが、格闘技をベースにした実力者でもある。正統派で鳴る神崎が、何をしでかすか分からないボニータの奇行に気を取られていると思わぬピンチに陥りかねない。


▼第2試合 .ヤミキ追悼試合
雷電(A-TEAM)/後藤恵介(フリー)
vs
洞口義浩(フリー)/仲川翔大(フリー)

 かつてヤミキさんと闇鬼軍団を結成していた雷電が久々の参戦。常にHEROを支えてきた後藤恵介、洞口義浩、そして毎年追悼大会出場を志願している仲川翔大が集結。まさに「ヤミキ追悼試合」にふさわしい4選手の熱闘に期待大だ。


▼第3試合 タッグマッチ
加藤茂郎(フリー)/千葉智紹(フリー)
vs
ジャングル・バード(フリー)/海和択弥(HERO)

 昨年11・9高島平でのWBC(ワールド・バリアフリー・チャンピオンシップ)タッグ選手権で、王者組のワイルド・ベアー&ワイルド・ZEROに、元王者組でダークソウルの加藤茂郎、千葉智紹が挑戦。そのセコンドにはダークソウルメンバーのジャングル・バードが就いた。この試合に何も関係のない海和が乱入し、試合をぶち壊し無効試合に。バードは海和の面倒を見ると言い出し事態は混乱。王者組もGPS豊島会長も、ダークソウルとのリターンマッチを受諾したものの、2・23新木場での防衛戦で王者組が指名したのはバード&海和。バード組はタイトルマッチで敗れたが、それでもバードが海和をかばう状況に、加藤&千葉は直接対決を選択。複雑な心模様のなかでの試合で、ダークソウルメンバーの心はどう動くのか? 1日でも早くWBC王座への再挑戦を果たしたい加藤&千葉にとっては負けられない一戦となる。


▼第4試合 ミクスドタッグマッチ
藤田峰雄(藤田峰雄王国)/ブランキー真帆(フリー)
vs
谷口裕一(大日本プロレス)/志真うた(伊藤道場)

 HEROマットを混迷に陥れる峰雄は今大会はミクスドマッチで出陣。キックをベースとするブランキ―真帆をパートナーに、初参戦の谷口裕一、前回の参戦で株を上げた志真うたとのコンビと対戦。谷口はなんでもこなすマルチレスラーだが、今回も峰雄ワールドが展開されるのか、全く予想困難なマッチアップとなる。

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