6人の人気女子レスラーがびしょ濡れ大暴れ!台風一過の野外遊園地会場で虫取り網や水風船飛び交う愉快な夏休みへ

2日、東京ドームシティ・アトラクションズ・バイキングゾーン芝生広場で、ウナギ・サヤカ7番勝負『殿はご乱心~ウナギの夏休み~』ウナギ・サヤカvs神姫楽ミサvsまなせゆうなvs網倉理奈vs花園桃花vsシン・広田さくらが開催された。
ウナギは2019年1月に東京女子プロレスでデビューし、2020年11月からスターダムに参戦。後に所属となるも“ギャン期”に突入してスターダムから飛び出し、現在は世界を股にかけた“査定”の旅を行っている。
数多の女子団体で引っ張りだこである他、全日本プロレスで諏訪魔と壮大な痴話喧嘩を繰り広げたり、大仁田厚と電流爆破戦を行ったり、ZERO1の火祭り参戦を果たしたりと男子プロレス界でも大暴れ。
その勇名は海外にも轟き、アメリカの女子団体『KITSUNE』では初代王座を戴冠。JTO GIRLS王座、アイアンマン王座も併せてシングル三冠王として君臨した時期もあり、昨年9月にはCMLL日本女子王座も戴冠。
その勢いのまま昨年1月には後楽園ホールで自主興行を開催しチケット完売。今年2月16日には女子プロレス史上初の聖地・後楽園ホールにおけるワンマッチ興行で里村明衣子とのシングルマッチを行い超満員札止めにし、4月には両国国技館大会を成功に収めた・・・かにみえた。
蓋を開けてみると、両国国技館大会で1600万円の借金を負い、同大会で発表された『ウナギ・サヤカ7番勝負』の新宿FACE5大会は会場が押さえられていないトラブルに。さらに一発目のこの日は、台風直撃が予想されるなど次々と試練が待ち受けていた。
だがウナギは全てを乗り越え、この日は台風一過の快晴に。
株式会社東京ドームの全面協力で野外広場に立てられたリングは、周りから無料で見られる事もあり初めてプロレスを見る老若男女に見守られる中でイベントはスタートした。

まずは先日の参議院議員選挙で日本維新の会から出馬して落選したシン・広田さくらが音頭を取る形で、お客さんを巻き込んでラジオ体操からスタート。あちこちから「宗教みたい」「暑いのに寒い」「子供も見てるのに大丈夫か」と声が飛び、プロレスの根幹を揺るがす空気感で試合が始まると、ロープもマットも真っ黒なせいで触ると火傷するほどの灼熱状態であることに気付いた選手たちが悲鳴を上げながら闘いを続ける。

リングを飛び出すと場外に用意されていた様々な水遊び道具を使い、観客にも水をかけながら大暴れ。観客に虫の帽子を被せて「夏休みだから虫取りするぞ!」と頭から虫取り網を被せて巻き込み、花園が氷水の入ったバケツをぶちまけると暑い中見守る観客が感謝。
GカップのまなせとEカップのウナギによる数年ぶりの格差社会(=胸で相手の顔をサンドイッチプレス)も花園に炸裂し、広田が観客に手を振りながら選挙を彷彿とさせるロープ渡りで会場を沸かせる。
ハチャメチャなリング上で広田が次々ボ・ラギノール(=カンチョー攻撃)を突き刺して倒し、自分の尻にも虫取り網を突き刺し自ケツ。全員ダウンで試合が終わるかに見えたが、まずいと思ったかウナギが広田と花園にコードブレイカー、網倉にだがそれがいい!(=Xファクター)からギロチンドロップ、まなせにRKOと怒涛の攻めを見せるも、客席にアピールしているウナギに全員で水風船を叩き込んでフォール。これで3カウントが叩かれ、ウナギ・サヤカ以外の5人が勝利となった。

試合を終えたウナギは参加した選手たちに「いや、やっぱお前らはプロレス界のど底辺だし、選挙に出ても落ちるし、お前らが一番最高だよ!」と感謝を伝え、「夏休みはこれからまだまだ続く!ギャン!」と叫び大きな拍手の中でイベントを終えた。
昼はこの1試合だったが、このあと18時半よりウナギ・サヤカvs鈴木みのる、アジャコング&水波綾vs桃野美桜&梅咲遥、関本大介&阿部史典vs山下りな&立花誠吾、[ぱぱぱ令和パーティー]花穂ノ利&YuuRI&神姫楽ミサvs[ZAMAS軍団]藤田ツバキ&最上アナベル&植木ベロニカwith阿部ダリア&山下カサブランカ&立花マーガレットの4試合『夏のウナギ~赤の大合戦~』が開催予定。
ウナギの夏休みはまだまだ始まったばかりだ。