朝倉未来の復帰戦で仕掛けられた謎の引き込みは何だったのか?本人が語った自信と現実
29日、国立代々木競技場・第一体育館にて『FEDELTA presents RIZIN LANDMARK 5 in YOYOGI』が開催。第9試合では牛久絢太郎vs.朝倉未来が行われた。
第2代RIZINフェザー級王者の牛久と、MMAでは1年4ヶ月ぶりの復帰となる朝倉未来の対戦。この勝者がクレベル・コイケの持つフェザー級王座への挑戦に王手をかけることは間違いない。
試合は未来が前に出て打撃戦を狙うが、牛久は飛びついて引き込みグラウンドに。お互い打撃を避け合い、牛久が飛びつきグラウンドになる場面が繰り返される。3R終盤にお互い距離を詰めて殴り合いに応じていくが、牛久がテイクダウンを奪ってグラウンドに引き込む。これを見て判定3-0で未来の勝利となった。
未来は「格闘家の、朝倉未来のファンの皆さん、おまたせしました。ただいま。この1年何ヶ月、試合しない間色々言われましたけど、男はね、やる時、やればいいでしょ。また今年中に会いましょう。ありがとうございました」と会場でファンにメッセージ。
バックステージでは牛久の謎の引き込みに関して「よくわかんないですね。三角狙ってたんすかね?あれはクレベルだから出来たことで。僕もそこまで寝技弱いわけじゃないんで。アレはナンセンスだったなと思いました。(クレベルは)掴む力がすごいんですよね。ある程度テイクダウンを気にせず行ったんですけど、攻撃のタイミングでやっぱりテイクダウン入ってくるし、ガードも高くて、詰めてくるんで。倒すの難しかったですね。詐欺ですよ。『来いよ』って言ったらタックル来て。詐欺師ですよ、彼は」と評価する。
牛久は「ケージ中央で引き込んだときに三角に対処しようとすごい身体の力を使ってるのがわかったんで、3R目に自分が勝負を仕掛けに行って、3R目だったら足を止めて撃ち合いに行ってもいいよってプランでした。練習でも三角で決めることが多かったんでそこに自信持ってて。練習仲間の柔術の黒帯の人が三角を教えてくれて、そこに対して練習でもすごく決められたので、試合でも絶対決められると思って。金網と普段の壁と、違うところがあって。色々経験できましたね」と反省点を語りつつ、三角絞めを狙っていたと説明した。
6月にはクレベル・コイケvs鈴木千裕の王座戦があり、その勝者と未来が戦うことが濃厚。だがブレイキングダウンのビッグマッチも5月に控えており、未来がそちらに参戦するかによって諸々の状況は変わりそうだ。