「全部オミクロン株に翻弄されて」大晦日RIZINでホベルト・サトシ・ソウザと矢地祐介が数奇な運命でライト級タイトルマッチへ!

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 9日、RIZINが12月31日に開催するさいたまスーパーアリーナ大会『Yogibo presents RIZIN.33』に関する記者会見を実施し、ホベルト・サトシ・ソウザと矢地祐介がRIZINライト級タイトルマッチを行うことが発表された。

 矢地は2016年末のRIZIN参戦から5連勝を重ねてRIZINの顔の1人となったが、その後はスランプに見舞われ3連敗。その後も連敗を重ねて進退が危ぶまれた時期もあったが、現在はRIZINで2連勝中であり“ブランニュー・ヤッチくん”としてパワーアップした姿を見せつけている。
 今回の大晦日大会でも当然矢地は出場するものと目されていたが、そのカードはまさかのホベルト・サトシ・ソウザとのRIZINライト級タイトルマッチ。矢地が昨年8月に1R 1分52秒でTKO負けを喫したサトシとの約1年5ヶ月ぶりの再戦となった。


 先月30日に行われた記者会見では、カードは未定ながら大晦日にサトシの試合が行われることが発表され、会見に出席したサトシは「ほんとにうれしい。ワタシ、3年くらい日本にいるけど、初めて大晦日にやるから。ほんとにうれしい。誰でも来るから、絶対にがんばります。絶対にRIZINのベルト、日本にそのまま」と満面の笑みで意気込みを語っていた。

 この日の会見では矢地のみ出席し、矢地は「ホント賛否両論あると思うし、色々皆さん思う所あると思うんですけど、今この世界の情勢だったりとか、外国人が来れないとか、そういう中で決まったと思ってて。自分としても正直ラッキーだと思ってます。去年サトシ選手と1回やってて、まあボコられて、あっという間にやられてるんですけど、2連勝という結果を迎えられて去年とは全く別人になっているので、そういった意味で僕自身すごくサトシ選手と戦うのが楽しみだし、期待しててください。大晦日らしく派手な試合をするつもりですし、去年あんなとこにいた僕が今年チャンピオンと闘って、勝ってベルト巻く姿っていうのはすごく良いものだと思うので、皆さん、矢地祐介に夢を託して楽しみにしていてください」と笑顔でコメント。

 会見後の囲み取材に応じた榊原信行CEOによれば、「本来であればサトシのタイトルマッチの相手はジョニー・ケースで決まってましたし、ジョニー・ケースなきあと誰で、それをタイトル戦で行くのかどうかを最終調整して矢地選手になった。今回の大晦日の1つのテーマとしてもいいかなと思ってたのは、リベンジマッチ5番勝負みたいのを大晦日で見やすいように横串に刺そうと思ってて。そのリベンジの中で唯一サトシがMMAで負けてるジョニー・ケースを呼び、ルイス・グスタボと矢地がやり、みたいな」とそれぞれ海外からの招聘選手と対戦する予定で進めていたものの、オミクロン株の感染拡大による入国規制で叶わなくなったという内情を明かす。
 さらに、本来であれば29日に村田諒太vsゲンナジー・ゴロフキンの王座統一戦、30日にBELLATOR日本大会、31日にRIZINとさいたまスーパーアリーナで格闘技三連戦のフルコースが行われる予定であったが、これも叶わなくなった経緯を語り「全部オミクロン株に翻弄されて」とぼやいた。

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