【試合詳細】3・18 全日本プロレス後楽園ホール大会 宮原健斗&石川修司&青柳優馬&安齊勇馬vsCIMA&T-Hawk&エル・リンダマン&井土徹也 青柳亮生vs石田凱士 諏訪魔&斉藤ジュン&斉藤レイvs田村ハヤト&KAZMA SAKAMOTO&チェック島谷

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『#ajpwドリームパワーシリーズ2023』
日程:2023年3月18日(土)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:713人

▼10人タッグマッチ 30分1本勝負
大森隆男/ヨシタツ/ブラックめんそーれ/ライジングHAYATO/●井上凌
8分8秒 ロープ渡りシューティングスタープレス→片エビ固め
カズ・ハヤシ(GLEAT)/飯塚優(GLEAT)/○コマンデル/宮城倫子(GLEAT)/佐藤恵一(フリー)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○大森北斗
8分15秒 無想一閃→片エビ固め
●頓所隼(GLEAT)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[GUNGNIR OF ANARCHY]芦野祥太郎/●本田竜輝 
11分2秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
○伊藤貴則(GLEAT)/鬼塚一聖(GLEAT)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
野村直矢(キャプチャー)/佐藤光留(パンクラスMISSION)/●田村男児 
9分58秒 ドロップキック→エビ固め
田中稔(GLEAT)/○渡辺壮馬/池本誠知(STYLE)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[VOODOO-MURDERS]○諏訪魔/斉藤ジュン/斉藤レイ 
14分47秒 バックドロップ→体固め
[BULK ORCHESTRA]田村ハヤト(GLEAT)/KAZMA SAKAMOTO(GLEAT)/●チェック島谷(GLEAT)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
●青柳亮生
11分58秒 ハーフタイガー・スープレックス・ホールド
○石田凱士(フリー)

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗/石川修司/青柳優馬/○安齊勇馬
23分5秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
●CIMA(GLEAT)/T-Hawk(GLEAT)/エル・リンダマン(GLEAT)/井土徹也

全日本vsGLEATの全面対抗戦は4勝3敗でGLEATが勝ち越し!安齊がCIMAから大金星!VOODOOvsBULKの因縁はタッグ王座戦へ発展?!

第1試合


 カズと井上の対面でゴングが鳴ると、荒々しいロックアップからヘッドロック。カズがショルダータックルから逆水平チョップで攻め立てるが、井上もミドルキックの猛連打からドロップキックで反撃。痛み分けで両者タッチ。
 大森と佐藤の対面となると、佐藤が幾度もショルダータックルでぶつかっていくが、大森は倒れず逆にショルダータックル。大森がブレーンバスターを狙うが、佐藤が逆に投げ返し、両者タッチ。
 コマンデルとHAYATOの対面となると、目まぐるしいロープワークの応酬からHAYATOがカサドーラ式アームホイップ。追撃を狙うも、コマンデルがコーナーに飛び乗ってひらりとかわし、スーパーヒーロー着地。さらにハンドスプリング式で組み付いての人工衛星ヘッドシザース。さらにスワンダイブ式の攻撃を狙うが、HAYATOがドロップキックで場外に蹴落とし、トペを狙うフェイントからリング中央でポーズ。両者タッチ。
 飯塚とヨシタツの対面となると、ヨシタツが飯塚のドロップキックをすかして自爆させエルボーを連打。飯塚はこれをキャッチして飛びつき式腕十字を狙うが、ヨシタツが上から潰してエビ固め。飯塚がキックアウトすると、ヨシタツがボディスラムで叩きつけてめんそーれにタッチ。

 めんそーれとヨシタツがダブルのバックエルボーを見舞うが、飯塚はミドルキックの猛連打。めんそーれはハブクローで目潰ししてロープに飛ぶが、エプロンから宮城が蹴飛ばしてカット。そのままバラムチを持ち込んでめんそーれに殴りかかるが、これが飯塚に誤爆。これを勝機と見た全日本勢が5人がかりで飯塚にトレイン攻撃を見舞い、めんそーれがスネークスパイクを突き刺すも、宮城がバラムチ攻撃でカット。残る4人もバラムチで殴打して排除し、粘るヨシタツにはカズ&宮城がダブルのドロップキック。全員が場外になだれ込み、コマンデルがトップロープを一辺渡りきってから放つ変形スワントーンボム。

 さらにコーナートップからシューティングスタープレスを放つが、めんそーれがかわして丸め込みからトラースキック。さらにロープに飛ぶが、コマンデルがカウンターの風車式フェイスバスターからトップロープを渡りながらのシューティングスタープレスを投下して3カウントを奪った。

第2試合


 ロックアップで組み合い、北斗が押し込んで髪をつかむ挑発を行うと、頓所が怒りのエルボー連打。北斗も重いエルボー一発で頓所をふっ飛ばしてロープに飛ぶが、頓所がドロップキックで場外に蹴り出し、エプロンからの場外ミサイルキック。場外での殴り合いとなるが、北斗が場外DDTで突き刺して制し、リング上で顔面を踏みつけたりいたぶるようなスリーパーホールドで体力を削っていく。

 変則ロープワークからのドロップキックを放つ頓所に対し、北斗はローリングエルボーを叩き込むも、頓所がアイル・ビー・バックで帰還して飛びつき、スイングDDT。互いにコーナーに押し付け合いながらのエルボー合戦から頓所がミスティカ。さらにロープに飛ぶが北斗がカウンターのローリングエルボーをクリーンヒットさせ、RKO、ドラゴンスープレックス、無想一閃と畳み掛けて3カウントを奪った。

第3試合


 芦野、本田、伊藤とWRESTLE-1生まれの面々の再会マッチ。
 本田と伊藤がロックアップで押し合い、本田が離れ際に頭を撫でる挑発。エルボー合戦となるも、伊藤が首投げからのサッカーボールキックを連打。鬼塚にタッチ。
 鬼塚は強烈な縦チョップからショルダータックル合戦を挑むが、本田が倒して芦野にタッチ。
 芦野が出てくると鬼塚は雄叫びを上げながらのエルボー連打でコーナーに押し込み串刺しスピアー。さらに追撃を狙うも芦野がカウンターのラリアットで叩き伏せ、トップロープ越しに場外へと放り捨てる俵返。4人入り乱れて場外での乱打戦となる。芦野はスリーパーホールドで弱らせてからロープにふろうとするが、鬼塚が振り返し際に引き寄せて変形ロックボトム。伊藤にタッチ。
 伊藤は芦野と本田を1人で相手取り、芦野にはミドルキックからパワースラム、本田にはニールキック。芦野とのエルボー合戦を制した伊藤だったが、芦野は投げっぱなしジャーマンでやり返し本田にタッチ。

 本田は伊藤に串刺しラリアットからスパインバスター。コーナーに振ろうとするが逆に伊藤が振って串刺しニールキック。鬼塚と2人で本田をロープに振るが、本田が鬼塚にスピアー。さらに本田が伊藤にラリアットも、伊藤が倒れず耐える。ならばと本田は伊藤をスパインバスターの形で持ち上げて芦野に投げ渡し、芦野がそのままジャーマン・スープレックス。本田はラリアットからファイナルベントを狙うが、伊藤が背面着地してハーフネルソンスープレックス。すかさず鬼塚がスピアーで追撃し、伊藤がバックドロップ。芦野がカットするも、伊藤のミドルキック、鬼塚のミサイルキックで排除。

 伊藤は顔面への掌底連打から水面蹴り、サッカーボールキック、側頭部へのヒールキック、側頭部への後ろ回し蹴り、ジャーマン・スープレックス・ホールドと怒涛のラッシュをかけて3カウントを奪った。

第4試合


 光留と池本がすり足で距離を縮めながらローキックで牽制しあい、池本が連続でヒットさせていくと光留が低空タックルでグラウンドに引き込みアンクルロック。池本もアームロックで切り返そうとするが、決まり切る前に光留が振り払ってクリーンブレイク。両者タッチ。
 男児と稔の対面となると、リストの取り合いからバックの取り合い。クリーンブレイクから両者タッチ。
 再び光留と池本の対面となり、掌底の打ち合い、エルボーの打ち合いを展開。光留はクリーンヒットを受けつつ「全然痛くありません!」とサッカーボールキックから延髄斬り。池本は倒れず耐えてハイキックで反撃し、稔にタッチ。
 稔は光留に「全然痛くありません!」とサッカーボールキックからその場飛びムーンサルト。さらにコーナーに振って追撃を狙うが、光留がかわしてジャンピングハイキック。野村にタッチ。

 野村はショルダータックルからジャーマンを狙うが、稔が振り払ってヒザへの低空ドロップキック、足4の字固めと決めるが男児がカット。稔が引き起こしてハイキックも、野村が倒れず耐えてスピアーで反撃。両者タッチ。


 男児と壮馬の対面となると、壮馬がティヘラからセカンドロープ上を通り抜けるトペ・コンヒーロ。男児も食い下がってエルボー連打も、壮馬が「全然痛くありません!」とロープに飛ぶ。男児は攻撃をかわして走り、フライングショルダーからブレーンバスター。すかさず野村がスピアー、光留が延髄斬りで追撃し、男児のショルダータックル+光留の延髄斬りの合体攻撃。男児はバックフリップからデスバレーボムを狙うが、壮馬が背面着地。男児はロープに飛ぶが、壮馬が顔面をぶち抜く見事なカウンターのドロップキックを叩き込み、これで3カウントを奪った。

第5試合


 BULK ORCHESTRAの面々は各々手にカマボコを持って入場し、諏訪魔を挑発。対するVOODOO-MURDERSはリングインするなり奇襲し、激しい場外戦となる中でゴング。
 リング上ではレイがKAZMAに捕まり、ガチムチトレインを被弾。KAZMAが体固めに入るも、レイがその怪力でふっ飛ばす。
 これに興味を持った島谷がタッチを受けて体固めも、軽々と宙に浮くほどのキックアウトを受ける。レイは起き上がって身長差を見せつける威嚇をするも、島谷が天井を指差して気を引き、足を踏みつける。うずくまったレイより身長が高くなったことを誇示する挑発も、怒ったレイがボディスラムで叩きつけ、ジュンにタッチしつつ場外で島谷の顔面を踏みつける。
 ジュンは島谷にサッカーボールキックを見舞い諏訪魔にタッチ。
 諏訪魔はボディスラムから逆エビ固め。ジュンにタッチ。
 ジュンはラリアットから串刺しビッグブートを狙うが、島谷がスライディングでかわしてヒザへの低空ドロップキックを連打。田村にタッチ。
 田村は往復串刺しラリアットを見舞っていくが、ジュンはビッグブートで弾き返してエルボー合戦に持ち込む。ジュンがミドルキックからのスピアーで制すも、KAZMAがカット、レイが飛び込んできてKAZMAとチョップ合戦を展開も、KAZMAの「ちょっと待って!」からの延髄斬りを被弾。KAZMAはバズソーキックからロープに飛ぶが、レイがラリアットでなぎ倒す。
 ジュンと田村のラリアットのぶつかり合いが展開され、ビッグブートの連打で打ち勝ったジュンがブレーンバスターを狙うも、田村が逆にブレーンバスター。島谷にタッチ。
 島谷はダイビング・クロスボディを発射も、ジュンがキャッチして叩きつけ諏訪魔にタッチ。
 諏訪魔&ジュンが2人でロープにふろうとするが、島谷はすり抜けてジュンを踏み台に諏訪魔へステップDDTを狙う。しかし、諏訪魔はこれをガッチリ引き寄せそのままスロイダーで叩きつける怪力を見せる。すかさずKAZMA&田村が救援に入り、諏訪魔にガチムチバーガー。さらに田村のラリアット+KAZMAの延髄斬りの同時攻撃の援護が入り、島谷が得意のフィッシャーマン・バスターを狙うが、諏訪魔が逆に持ち上げてバックドロップ。

 諏訪魔はスリーパーホールドで絞め上げながらブンブン振り回していくが、田村がカットしてラリアット。すかさず島谷がジャックナイフ式エビ固めもカウントは2。島谷は飛びついて逆打ちを狙うが、諏訪魔が振り払ってそのままジャーマン・スープレックス。強引に引き起こしてバックドロップで叩きつけて3カウントを奪った。

KAZMA「オイ、諏訪魔ァ。VOODOO-MURDERSの諏訪魔か?専務の諏訪間幸平か?オイ。いいとこ取りして調子乗ってんじゃねーぞテメーコノヤロー。いいとこも悪いとこも、全部お客様に売って、情けないね。もうお前はいいよ。それより、SAITO BROTHERS?お前たち2人のほうがおもしれーんじゃねーかよ!オイ、名前はちゃんと覚えてねーけどな、SAITO BROTHERSはちゃんと覚えたぞコノヤロー。次、いつ会えるかわかんねーけどよ、次は最強タッグリーグ!でも……」
和田京平レフェリー「負けたらさっさと帰れコラ!」
KAZMA「オイ、京平!俺は負けてねーんだよ!負けたのは島谷だ!おい、最強タッグリーグ、俺たちはエントリーするぞ?お客さん!どうですか!(※大喝采)」
和田京平レフェリー「負けたら帰れコラッ!!」
KAZMA「はい、帰りまぁ~す♪」

第6試合


 試合開始早々に亮生が速攻を仕掛け場外飛びのフェイントで挑発にかかるが、石田がすぐにリングに飛び込んで反撃。エルボー合戦を余裕で制した石田がサッカーボールキックからキャメルクラッチを仕掛け、観衆へ亮生の苦悶顔の撮影を要求。さらにブレーンバスターを狙うが、亮生が着地してホップアップ式ドロップキックで反撃の狼煙。
 亮生は変幻自在のアームホイップで翻弄し、ドロップキックで場外に蹴り出して場外ムーンサルト。さらに旋風脚をヒットさせてコーナートップからのムーンサルトプレスを狙うが、石田がジャンピングハイキックで場外に叩き落とし、エプロンからの空対地サッカーボールキック。
 石田はミドルキック連打。亮生がキャッチするも、石田がその場で足払いをかけて倒しバズソーキック。さらに必殺のハーフタイガー・スープレックス・ホールドを狙うが、亮生が着地してトラースキックの猛連打から旋風脚を発射。これをかわした石田がジャーマン・スープレックスを狙うが、亮生が空中で身を翻して回転エビ固め。さらにラ・マヒストラルも、石田が上から潰してエビ固めで返し、エビ固めのシーソーゲーム。

 キックアウトした石田が延髄斬りからジャーマン・スープレックスを狙うも、亮生が一回転して着地し旋風脚。さらにロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド3連発からムーンサルトプレス。さらに必殺のファイヤーバードスプラッシュを発射するが、石田がかわして自爆させ、すかさずバズソーキックから垂直落下式ブレーンバスター。トドメのハーフタイガー・スープレックス・ホールドで3カウントを奪った。

<試合後コメント>

石田凱士
「オ~イ!見たかコラ!青柳亮生、お前が全日本に甘やかされて推されて?そんなん俺には関係無い。お前が全日本ジュニア背負わなアカンとか、この俺には全く関係無いんじゃコラ。オイ、見てみろ!俺はGLEATのG-REXチャンピオンだコラ。お前ごときに俺が負けるわけないやろ。青柳、俺はな、全日本のジュニアタッグリーグ、鈴木鼓太郎とエントリーしてんねやオイ。お前とはまだまだこの先色々やり合えそうやなオイ。これからの全日本マット、楽しみにしてんぞオイ」

第7試合


 宮原とCIMAの対面でゴングが鳴ると、会場全体から宮原コールが沸き起こり、CIMAがスネて帰ろうとする。場内からCIMAコールが起きると気を良くしたCIMAが笑顔で帰還。リストロックの応酬からクリーンブレイクし、両者タッチ。
 石川とリンダマンの対面となると、圧倒的な身長差に一瞬怯んだ様子を見せたリンダマンが怖気を振り払うかのようにショルダータックルの猛連打。石川はビクともせず、バテたリンダマンがバタリと倒れ込む。ならばとリンダマンはサミングからロープに飛ぶが、石川がキチンシンクで迎撃。ブレーンバスターを狙う石川に対し、リンダマンは背面着地してバックドロップを狙うが、石川の身体を浮かせたところで腰が痛んでバタリ。両者タッチ。
 安齊と井土の対面となり、エルボー合戦を展開。井土が有利に運ぶも、安齊がドロップキックでやり返して宮原にタッチ。

 宮原&安齊がダブルショルダータックル。井土がエルボーを連打していくが、宮原は場外に放り出してヘッドバッド連打。井土も負けじとサッカーボールキックでやり返すも、全日勢から袋叩きにあい大ダメージを受ける。
 再び安齊と井土の対面となり、安齊がコーナーへの串刺し攻撃を狙うが、井土がブートで止めて安齊へ串刺しサッカーボールキック。CIMAにタッチ。
 CIMAはT-Hawkとのダブルバックエルボーから安齊の耳を掴みながらの変形キャメルクラッチで拷問。さらにターキーを狙うが、決まり切る前に青柳がカットし、石川がリンダマンをブレーンバスターで排除。しかし、CIMA&T-Hawk&井土が3人がかりで石川をブレーンバスターで叩きつける。
 再び安齊と井土の対面となると、井土が両手を広げて好きに打ってくるよう挑発。安齊が気迫のエルボー連打を見せるが井土はドロップキックで黙らせ、リンダマンにタッチ。
 リンダマンも挑発しながらエルボーを連打してロープに飛ぶが、安齊がカウンターのフロントスープレックス。青柳にタッチ。

 青柳は変顔で挑発しながらビッグブートを見舞っていくが、リンダマンはこれをキャッチしてアキレス腱固めへ。互いに変顔を突き合わせて意地の張り合いを展開し、これを制した青柳がミサイルキックを狙うが、リンダマンが足払いをかけ、青柳の足をロープに引っ掛けた状態でのジャンピングネックブリーカー。T-Hawkにタッチ。
 T-Hawkはケルベロスを発射も、青柳がキャッチ。ならばとT-Hawkはニーアッパーを叩き込むが、自軍コーナーまで吹っ飛んだ青柳が宮原にタッチ。
 宮原は得意のドロップキックコンビネーションを決めるも、T-Hawkは逆水平チョップの猛連打で反撃。ロープに飛ぶも、宮原がブラックアウトで迎撃。T-Hawkも倒れず耐えて右ストレートを叩き込んで両者タッチ。
 CIMAと安齊の対面となると、CIMAが河津掛からローリングセントーン、側頭部への低空ドロップキックから串刺しダブルニーと連撃。宮原&青柳&石川が救援に入ってCIMAにトレイン攻撃を見舞い、安齊がダブルアーム・スープレックス。安齊がロープに飛ぶが、リンダマンがカニバサミで倒してロープにもたれかからせ、そこへCIMAがダイビングダブルニー。さらにT-Hawkのウラジゴクが決まるも、石川が飛び込んできてT-Hawk&井土をダブルラリアットで排除。続けてリンダマンが石川の巨体を見事なブレーンバスターで投げきり、場外の宮原らへトペ・コンヒーロ。

 CIMAは安齊にパーフェクトドライバーからメテオラを発射も、安齊が回避。着地したCIMAがロープに飛ぶが、安齊は驚異的な跳躍力を以て放つジャンピングニーで迎撃。さらにロープに飛んで2発目のジャンピングニーを叩き込み、ジャーマン・スープレックス・ホールドで3カウント。誰もが予想していなかった大金星に場内は割れんばかりの歓声に包まれた。

 試合後には全日本とGLEATの選手陣が続々とリングに上ってきてにらみ合い。T-Hawkがマイクを取る。

T-Hawk「オイ、オイコラ全日本プロレス!安齊、お前がCIMAに勝ったことは認めてやる。だけどなあ、蓋を開けてみれば4勝3敗で俺たちGLEATの完全勝利だぞオイ!オイコラ全日本プロレス、お前らはSNSからレクチャー、俺たちが教えてやるからよ。全体的に俺たちが組織力で上回ってるってことを今日証明したよな?後楽園ホール!(※大喝采が起きる)この反応が全てだ!ここでいつもなら、俺たちがやってる、『みんなでGLEATしようぜ!』と行きたいところだが、来月からチャンピオン・カーニバル、この後楽園ホールで始まるな。それにGLEATを代表してこの俺、T-Hawkがエントリーしてんだよオイ!そのときまで『みんなで一緒にGLEATしようぜ!』はとっておくからよ。今日は100歩譲って……(※詰め寄ってくる宮原に)宮原、お前は絶対喋るな。興行を、大会を、しっかり締めるまでがプロレスラーだ。あとはがんばれよ(※安齊にマイクを渡し、GLEAT勢がリングから去る)」

安齊「俺が!俺が勝ったぞーッ!」
宮原「俺にも喋らせろ!ウズウズウズウズしてんだ、安齊!今日はおめでとうございます!オイ!後楽園、全日本プロレスファンもGLEATのファンも、プロレス楽しかったか?楽しかったか?!オイ、私事で申し訳ないけどな、3日後、大田区総合体育館、プロレスリングNOAH、まだ3名を選抜していない!俺は優しいから、発表を待ってやるよ。返答を待ってるぞ、プロレスリングNOAH!」
青柳「後3日!3月21日、大田区大会で、このベルトを金剛の拳王、征矢学から守り抜いて、ノムヤギで日本一のタッグチーム目指します。応援よろしくお願いします」
石川「ああ、3日後の大田区大会、必ず俺が三冠ベルトを取り戻す。今度チャンピオンとして26日、新木場でお会いしましょう。最後、安齊よろしく」

安齊「3日後の大田区も、そしてその先もずっとずっと対抗戦は続くと思うけど、そのたびに全日本プロレスが勝って、『全日本が一番カッケー』『全日本が一番つえー』って証明していくから、それまでずっと全日本から、そして俺から目を離さないでください!今日はありがとうございました!」

<試合後コメント>

青柳優馬
「GLEAT、GLEAT、大分GLEATしたんじゃないか?オイ2度目はねーぞ、GLEAT。GLEAT出来ると思うなよ。その前にまずは3月21日、大田区で拳王&征矢からしっかりとこのベルト守って、ノムヤギで日本一のタッグチーム目指してやりますよ。拳王、征矢学、お前らにはその踏み台になってもらうからな、覚悟しとけ。そしてGLEAT、T-Hawk、俺も一応アンタと同じAブロック。一緒だからな。オイ、次は1vs1でやろうじゃないか。えぇ?」

石川修司
「はぁ、GLEAT。ちょっと3日後の大田区が頭の中99%占めてて。GLEAT、次があるか分からないけど、次あったらもっとボコボコにして。今日は3勝4敗?次は絶対勝ち越しか全勝。あるか分からないけど、あるなら絶対全勝したいと思います。で、3日後の大田区大会、永田裕志、俺はもうね、今コンディション絶好調だから、俺の攻撃で途中でギブアップしないように体を鍛えておけ。決戦は3日後だ。俺が全日本プロレスにベルトを取り戻すから。以上!」

宮原健斗
「ヨイショ~イ!スゲーな、安齊勇馬。なんだあの最後の技は。おぉ、大田区前に披露しちゃったねぇ!オイ、GLEAT!今日のとこは譲ってやったよ。ただなあ、GLEATからいい刺激をもらったよ。さあ!3日後!プロレスリングNOAH。まだ発表は無いね。もう俺は怒りを通り越えて優しさが充満してるよ。俺の寛大な心で!プロレスリングNOAHの発表を待ってるよ」

安齊勇馬
「やっぱり対抗戦、メチャクチャ燃えるな。メチャクチャ熱い。3日後の大田区も、そしてその先のチャンピオン・カーニバルも、ジャーマン・スープレックス、そしてジャンボ鶴田さんのジャンピングニーで俺が必ず勝ちます!今日はありがとうございました!」

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