【試合結果】6・12 全日本プロレス後楽園ホール大会 【三冠ヘビー級】宮原健斗vsディラン・ジェイムス 【アジアタッグ】秋山準&永田裕志vs野村直矢&青柳優馬
『2018 ダイナマイトシリーズ 【開幕戦】』
日程:2018年6月12日(火)
開始:18:30
会場:後楽園ホール
観衆:1053人
▼シングルマッチ 20分1本勝負
○佐藤恵一(フリー)
7分6秒 翔破
●藤原ライオン(フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
渕正信/○西村修(フリー)
10分34秒 裏足4の字固め
大森隆男/●丸山敦
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合前哨戦 タッグマッチ30分1本勝負
青木篤志/●石切(ランズエンド)
9分20秒 ラ・マヒストラル
○ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)/中島洋平
▼タッグマッチ30分1本勝負
ゼウス/●ブラック・タイガーVII
10分9秒 CBJ
TAJIRI(フリー)/○ヨシタツ(フリー)
▼世界タッグ選手権試合前哨戦 6人タッグマッチ30分1本勝負
○ジェイク・リー/崔領二(ランズエンド)/岩本煌史
16分56秒 バックドロップ→片エビ固め
諏訪魔/石川修司(フリー)/●佐藤光留(パンクラスMISSION)
▼アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組】秋山準/○永田裕志(新日本)
21分34秒 バックドロップホールド
【挑戦者組】●野村直矢/青柳優馬
※第104代王者組が2度目の防衛に成功
▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○宮原健斗
23分8秒 シャットダウン・スープレックスホールド
【挑戦者】●ディラン・ジェイムス(フリー)
※第60代王者が2度目の防衛に成功
秋山&永田が若手タッグを撃破しアジアタッグV2!ディランの挑戦を退けた宮原へゼウスが三冠挑戦を表明!世界タッグ前哨戦をジェイクが勝利!世界ジュニア前哨戦は中島が存在感を示せず
第1試合
ライオンはロックアップに付き合わず、リストの取り合いから佐藤がロープを掴みブレイク。
ライオンのアームホイップを佐藤が腕を固めて耐えるが、ライオンはこれを抜けるとヘッドロック。佐藤はヘッドシザースで切り替えして絞るがライオンは回転して逃れると腕極めヘッドロック。佐藤はそのまま回転しフォールも、1でライオンが離し両者距離を取る。
ロックアップからライオンがロープに押し込みミドルキック。佐藤は突き飛ばしてエルボーを打ち込み、ライオンのミドルと打ち合いへ。佐藤がボディブローからエルボーを打ち込み、さらにトラースキックからコーナーに振って串刺しバックエルボー2連発。続けてスライディングキックを叩き込んでフォールも2。
佐藤は串刺し攻撃を狙うが、ショルダースルーでエプロンに落とすもビンタの相打ち。佐藤はスワンダイブを狙うが、ライオンはビンタでエプロンに撃ち落としぶら下がり腕ひしぎ。これを離すとロープを使ったアームブリーカー連発からロープをはさんでのキムラロック。
ライオンはコーナーにもたれかかる佐藤に串刺しニーからブレーンバスター。続けてサッカーボールキックからフォールも2。
ライオンはボディスラムからストンピング。さらにV1アームロックでとらえるが佐藤はロープへ足を伸ばしブレイク。
ライオンはロープに飛ぶが、佐藤はゼロ戦キックで迎撃しミサイルキック。フォールも2。
佐藤が投げようとしたところをライオンが脇固め。佐藤はロープへ。
ライオンは担ぐが着地した佐藤がトラースキックからストゥーカスプラッシュ。フォールも2。
佐藤はブレーンバスターからフォールも2。
佐藤は翔破で叩きつけ3カウント。
<試合後コメント>
佐藤恵一
「喋り出しが見つからないです。この一週間、色んなことがありました。ただ、今日で一区切りさせていただきたい。確かに僕は過去に全日本プロレスを不義理な形で辞めたという事実は消えません。過去にも色々コメントしたことはあるんですけどまさしくそれで。そのときにはお客様に大変ご迷惑をおかけしました。それは素直に申し訳ない気持ちで一杯です。ただ岩本選手に新しいユニットに誘っていただいたのはなにかのきっかけです。ユニットの中だけじゃなくて全日本プロレスという団体から推されたなにかのきっかけだと思います。このきっかけを必ず活かしたいと思います」
第2試合
ロックアップから丸山がロープに押し込むが渕がすぐに逃れる。再度ロックアップから渕がヘッドロックで捕らえショルダータックルで倒す。
渕はロープに振ってビッグブーツも、回転して逃れた丸山がドロップキック。丸山はストンピングからヘッドロックで捕らえナックル。丸山は大森にタッチ。
大森はヘッドロックからナックル。大森は丸山にタッチ。
丸山はストンピングから足を持って急所攻撃。さらにヘッドロックからナックル。丸山は大森にタッチ。渕も回転して西村にタッチ。
西村がロープに押し込むがクリーンブレイク。
ロックアップから西村がヘッドロックで捕らえるが大森はヘッドシザースで切り返すも、西村は倒立で逃れエルボースマッシュ。エルボースマッシュの打ち合いから西村がロープに振って、十字にロープワークからコブラツイスト。大森はアームホイップで投げ捨てると丸山にタッチ。
丸山はストンピングからロープに振るが、西村はパントキックからエルボースマッシュ3連発。西村は渕にタッチ。
渕は足を刈って倒し急所攻撃を狙うが、レフェリーが見ており躊躇する。渕はヘッドロックからナックル。再度ヘッドロックからナックル。
渕はビッグブーツからボディスラム。再度ボディスラムからカットに来た大森にもサミングからボディスラム。渕は丸山に再度ボディスラムから西村にタッチ。
西村はエルボーでコーナーに押し込み足と交互にエルボー。さらにダブルアームスープレックスで叩きつけてフォールも2。
西村はボディスラムからダイビングダブルニードロップ。避けた丸山がローキック連発から、延髄斬りを避けて足4の字。これは渕が顔面を踏みつけカットしようとするが、助けに来た大森をサミングから場外に投げ捨て、丸山をひっくり返す。これで丸山はギブアップ。
第3試合
中島が青木に殴りかかり試合開始。青木はエルボーから首投げで倒し顔面にニードロップ。
エルボー合戦から青木がビッグブーツ。中島はエルボー連打でコーナーに押し込むが、青木が逆に振って走り込むも、中島は足を伸ばしてカットしロープに飛んでコルバタで投げ捨てる。さらにトラースキックからフォールも2。中島はウルティモにタッチ。
青木はウルティモを自軍コーナーに押し込み石切にタッチ。
ウルティモがヘッドロックからショルダータックル。受けきった石切が走り込むが、ウルティモはバックエルボーで迎撃しフォールも1。
ウルティモはコーナーに叩きつけてダブルチョップ連発。さらに逆コーナーに振って走り込むが、避けた石切がアームホイップからドロップキックで場外に叩き出しトペを狙うも、ロープの反動をつけて中央に戻る。ウルティモが走り込んでニールキックから中島にタッチ。
ウルティモとダブルチョップから中島がフォールも2。中島はストンピング連打からエルボー合戦。中島がソバットからコーナーに振って走り込むが、石切が足を伸ばしてカットしミサイルキック。石切は青木にタッチ。
青木のナックルと中島のエルボーの打ち合い。青木はヘッドバッドから走り込むが中島はミドルキックで迎撃し、コーナーに振って串刺しドロップキック。さらにダイビングフットスタンプからフォールも2。
中島はハイキックもガードした青木がショートレンジラリアットからバックドロップ。さらにパイルドライバーで突き刺しフォールもウルティモがカット。
青木は顔面を蹴りつけると、中島はエルボー連打。青木はビッグブーツからミドルキックをキャッチするが、中島は延髄斬りからウルティモにタッチ。青木も石切にタッチ。
ウルティモはコンビネーションキックからロープに振ってドロップキック。
ウルティモは再度ドロップキックも、避けた石切がミドルキック。キャッチしたウルティモがドラゴンスクリューからジャベで捕らえるが、これは青木がカット。
ウルティモはドラゴンスクリューからジャベを狙うが石切が首固めも2。石切が走り込むも、ウルティモがラ・マヒストラルを狙うが青木がカット。
石切がエルボー連打もウルティモがカニバサミからラ・マヒストラルで3カウント。
<試合後コメント>
青木篤志
――中島選手の爪痕を残そうという気持ちは伝わったかと思うのですが?
「だからなんだって話だよ。挑戦者なんだろう、もう。挑戦者になったら強くなるのか?そんなわけないだろう、バカ野郎!ふざけやがって。積み重ねたものが違うんだよ。ベルトへの意気込みも絶対俺の方が上だ。ふざけんな、あいつ。たいして強くもないし、練習もしないくせによ!つっかかってくるだけなら誰だってできるよ。岡田だって大丈夫だよ。そうだろう?あいつチャレンジャーなんだろう。ベルトに挑戦する。言っただけ?そんなもんいらねぇよ。しっかりした実力を持ってこいよ。そこだよ、俺とあいつの差は。選手権だぞ。ベルトがかかってるんだぞ。一所懸命やりますなんて、そんなのいらないんだよ、今更。あいつは何もわかっていない。叩き潰してやる」
中島洋平
「なにがあっても俺は諦めねぇ!俺は諦めねぇ!青木篤志を、倒す!」
第4試合
先発はブラックVIIとヨシタツ。コール合戦からロックアップ。ヨシタツがヘッドロックからショルダータックルで倒し、さらに走り込むもブラックVIIが足を蹴ってこけさせるとラ・マヒストラルを狙うが、ヨシタツはこれを抜ける。
ヨシタツはドラゴンスクリューも、ブラックVIIは急所攻撃からシャイニングウィザード。ガードしたヨシタツがTAJIRIにタッチ。ブラックVIIもゼウスにタッチ。
ロックアップからゼウスが投げ飛ばし、再度ロックアップもやはり投げ飛ばす。TAJIRIはフロントネックもゼウスは担ぐが、着地したTAJIRIがショルダータックル。受けきったゼウスは走り込むがTAJIRIはカニバサミで倒しヨシタツにタッチ。
ヨシタツはストンピング連打からコーナーに押し込んでTAJIRIにタッチ。
TAJIRIとヨシタツは交互にエルボーも、ゼウスは次々逆水平チョップでなぎ倒す。 TAJIRIとヨシタツは両側から脇固めを狙うが、弾き飛ばしたゼウスが次々ショルダータックルでなぎ倒し、ブラックVIIにタッチ。
ブラックVIIはストンピング連打から顔面を踏みつけると、リストを捻ってゼウスにタッチ。
ゼウスはその腕へハンマーブローから背中にエルボー。ゼウスはブラックVIIにタッチ。
ブラックVIIストンピング連打から首投げで倒し側頭部にバズソーキック。フォールも2。ブラックVIIはゼウスにタッチ。
ゼウスはロープに振るも、TAJIRIは飛び越えて丸め込もうとするが、ゼウスはぶっこ抜いてロープに投げ飛ばし。再度ロープに振るがTAJIRIはハンドスプリングエルボーからヨシタツにタッチ。
ヨシタツはビッグブーツ連発からスワンダイブミサイルキック。ゼウスはコーナーに振ってラリアットも、避けたヨシタツがスイングDDT。フォールも2。
ゼウスのチョップにヨシタツはビッグブーツ。さらにコンプリートショットを狙うが、ゼウスは力任せに投げ飛ばし、ロープに飛ぶとジャンピングラリアット。ぐったりするヨシタツに串刺しラリアットからベアハッグスープレックス。フォールも2。
ゼウスはチョークスラムを狙うがTAJIRIがカット。ゼウスはTAJIRIを場外に投げ飛ばすとブラックVIIにタッチ。
ヨシタツをコーナーに振るとブラックVIIが串刺しラリアットからゼウスがチョークスラム。ブラックVIIがシャイニングウィザードからフォールもTAJIRIがカット。
ゼウスはTAJIRIをリフトアップスラムからヨシタツにもチョップからリフトアップスラム。
TAJIRIとヨシタツはゼウスにダブル攻撃を狙うが、これを弾いたゼウスがダブルラリアット。ブラックVIIがヨシタツに走り込むも、ヨシタツはニールキックで迎撃しフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
ヨシタツはコードブレイカーからフォールし3カウント。
<試合後コメント>
ヨシタツ
「アジアヘビーに向けて幸先のいい一勝!でもな、帯広で俺がやるのは今日のCBJじゃねぇぞ。お前、自分で獲られる技、分かってるだろ?帯広、ぜってぇに、ぜってぇにお前にリベンジしてやる!12年越しだ!」
第5試合
先発はジェイクと諏訪魔。諏訪魔がロープに押し込みクリーンブレイク。再度ロックアップから諏訪魔がロープに押し込むも、体勢を変えたジェイクがクリーンブレイク。
諏訪魔がガットショットからヘッドロック。ショルダータックルも受けきったジェイクがショルダータックル。ショルダータックルの相打ちからジェイクがビッグブーツを叩き込みショルダータックルで倒す。両者タッチ。
崔がタックルも石川が切って胴締めスリーパー。体勢を変えてマウントも、崔が腕を取ろうとするが石川は潰してフォールも2。
石川はヘッドロックも崔が足を刈って倒しヒールホールド。石川はロープへ。両者タッチ。
光留がローキックで牽制し、左右のミドル連発から左右の膝蹴り。岩本はなんとか逃れると、コーナーに押し込みエルボー連打。さらにコーナーに振って串刺しバックエルボーからランニングエルボー。岩本はストンピングからエルボー。ロープに振ってニーアッパーも、光留はキャッチしドラゴンスクリュー。光留は諏訪魔にタッチ。
諏訪魔はナックルから蹴り上げ、岩本はエルボーを打ち込んでいくが諏訪魔はダブルチョプでなぎ倒す。さらにジャンピングカラテキックから石川にタッチ。
石川は場外に投げ捨て乱闘へ。リングに戻ると石川は光留にタッチ。
光留はミドルキックで蹴り倒しフォールも2。光留はミドルキックから諏訪魔にタッチ。
諏訪魔はストンピングからガットショット。ロープに振ってラリアットでなぎ倒しフォールも2。
諏訪魔はバックドロップからフォールも2。諏訪魔は急角度の逆エビ固め。これはジェイクがカット。
諏訪魔はダブルチョップ連発からロープに振ろうとするが岩本は孤高の芸術で倒し崔にタッチ。
崔はビッグブーツからエルボー。コーナーに振って串刺しバックエルボーから投げようとするが、耐えた諏訪魔とエルボー合戦。
諏訪魔はダブルチョップからラリアットも、避けた崔がブレーンバスター。フォールも2。
崔はビッグブーツも避けた諏訪魔がジャンピングショルダーアタック。諏訪魔は石川にタッチ。
石川はビンタも、崔がロープに振るが石川はショルダータックル。さらにコーナーに振って串刺しラリアットからダイビングフットスタンプ。フォールも2。
石川は投げようとするが、崔はリバースしラリアットも避けるとSTO。崔はジェイクにタッチ。
ジェイクは串刺しビッグブーツから俵投げ。フォールも2。
石川をコーナーに振ってトレイン攻撃からジェイクがレッグラリアート。フォールも2。
ジェイクはバックドロップを狙うが、耐えた石川とエルボー合戦。ジェイクはロープに飛ぶが石川が追走ニー。だが崔と岩本がカットに来るも、石川はダブルラリアットでなぎ倒し光留にタッチ。
光留はミドルキック連発も、ジェイクがコーナーに振って走り込むが避けた光留が延髄斬り。さらに水車落としで叩きつけフォールも2。光留は腕ひしぎもジェイクはロープへ。
光留は左右のミドルキックから走り込むが、ジェイクはビッグブーツで迎撃しバックドロップを狙うも諏訪魔がカット。
ジェイクは諏訪魔を蹴りぬくと光留が走り込むが、岩本が孤高の芸術でカットしようとするも光留はバックドロップで迎撃。諏訪魔と石川がジェイクに交互にダブルチョップから交互に串刺しラリアット連発。さらに諏訪魔がフロントスープレックスで叩きつけ石川がランニングニー。そこへ光留が延髄斬りを叩き込みフォールも崔がカット。
光留は首投げからPKも、キャッチしたジェイクが足へのエルボーからチョップ。続けて左右のミドルから膝蹴りで倒しサッカーボールキック。フォールも2で腕を上げると、バックドロップで叩きつけて3カウント。
<試合後コメント>
岩本煌史&ジェイク・リー&崔領二
ジェイク「初陣は、勝利!」
岩本「佐藤恵一も勝ったしね。あとメインでディランが獲れば文句なしでしょ。暴走大巨人、ヤバいですけど、崔さんとジェイク選手がいたから勝てた。オレ一人だけだったらとうてい無理だ。崔さんは次は防衛戦あるし、ジェイク選手は宮原健斗とシングルマッチ決まったし、俺も世界ジュニア狙っていくし、ジュニアタッグリーグも佐藤選手には悪いけどケジメとしてTAJIRI選手と出させてもらうし、出るからには結果出すよ」
崔「このユニット結成するってなって、正直俺は何も聞いてなかったけど、馴れ合いじゃなくて意見をぶつけ合えるって意味ですごく仲いいし、惠一も色々いわれてるかも知れないけど、俺の意見で、一番年上として一つだけ代表して一つ言うと、ファンの人の声はありがたい。関係者もご意見番さんの意見もありがたいときもある。でも、アンタたちの意見をいい意味で裏切ってるでしょう?ファン、関係者、スタッフ、ご意見番、全部無視でいいと思う。聞く必要まったくない!ちっちゃぁ~い人間が一人うだうだ言ってるけどそれはヤジと一緒やから。一切無視でいい!全く無視でいい!ここから世界一獲ったらなにも言われへんから、たとえ間違っていると言われたとしてもそれがまた教科書に載るから。惠一も煌史もジェイクもディランも俺も、今まで教わってきたもの、もしかしたら今日から時代が代わって通用しないかもしれん。だから今には今の風が吹くから。今自分たちが思う正しい道行けばそれでいいと思う。ファン、関係者、スタッフ、上司、ご意見番、全員の意見、無視!一切無視!!全部無視。全部無視。ハイ!」
諏訪魔&石川修司
諏訪魔「あんなベルトを見せつけられたらむかついてくるよな!俺らに巻かさせろっていうんだよ。腹立ってきたな!イライラが止まらないんだよ!」
石川「今日は負けたけど、俺らの連携、見てたでしょう?圧倒的な力を」
諏訪魔「境川だよ、境川!」
石川「あの連携の名前は境川だから」
諏訪魔「町田と藤沢をつなぐのは境川なんだよ。わかる?激流のような。危ないよ、本当に」
石川「激流の境川に飲み込まれたらもう立ってられないから。ジェイクも立ってられなかったでしょう?ボロボロにされて。立ったまま半分泣いてましたよ。
まぁね、ユニット作って調子に乗ってるかもしれないけど、下半期は俺たち暴走大巨人の時代だから」
諏訪魔「このイライラを全部ぶつけてやる」
石川「もう下半期は暴れますよ」
諏訪魔「やってやる!」
第6試合
先発は永田と野村。野村がリストを取って小手返しも永田は下から蹴り上げ距離を取る。
リストの取り合いからエルボー合戦。永田がローキック連発も野村がロープに振りラリアット。避けた永田が低空ドロップキックからロープに飛ぶが、野村はエルボーで迎撃しボディスラム。さらにストンピング連打からエルボー連打。永田は「来いテメーオラ!」と叫び受けきっていくが、そのまま前のめりに倒れる。永田は回転し秋山にタッチ。野村も青柳にタッチ。
ロックアップから秋山がロープに押し込むも、体勢を変えた青柳がクリーンブレイク。ロックアップから秋山がヘッドロック。さらにショルダータックルで倒し、青柳のドロップキックを避けてエルボードロップも、避けた青柳がドロップキックで場外に叩き出しプランチャ。そのまま場外乱闘へ。
リングに戻り、青柳がストンピング連打からコーナーに叩きつけて野村にタッチ。
ダブルのバックエルボーから野村がフォールも1。野村がストンピング連打からフォールも1。野村は青柳にタッチ。
青柳がエルボー連打から串刺しニー。キャッチした秋山が正面に投げ捨てラリアットから場外に投げ捨てる。永田が鉄柵に叩きつけ、ビッグブーツからリングに投げ入れると秋山がパイルドライバー。フォールも2。秋山は永田にタッチ。
永田が蹴りつけエルボーから膝蹴り連発でコーナーに押し込む。だが青柳もエルボーからエルボースマッシュで押し込むが、永田はエルボーでふっ飛ばし顔面を踏みつける。永田は髪を掴んで引き起こすと、後頭部にエルボーから場外に投げ捨て、秋山が鉄柵に往復して叩きつけ、エプロンにうつ伏せに寝かせると後頭部にニードロップ。リングに投げ入れると秋山がフォールも2。秋山は永田にタッチ。
永田はストンピングからビッグブーツ。さらにミドルキックも、青柳はエルボー連打。永田はエルボーからミドルキックを打ち込んでいき、青柳はキャッチするとエルボー。だが永田もエルボーから膝蹴り連発。ロープに押し込んでエルボーから走り込むが、青柳はドロップキックで迎撃し、野村にタッチしようとするが永田は野村にビッグブーツを叩き込んでカット。
永田はコーナーに振って走り込むが、足を伸ばしてカットした青柳がミサイルキックから野村にタッチ。
野村はエルボー連打も、永田はコーナーに振ると野村はビッグブーツを受けきりショルダータックルで倒す。野村は串刺しエルボーからノーザンライトスープレックスホールドも2。
野村はミサイルキックからフォールも2。
野村はジャーマンを狙うが、耐えた永田にエルボー連打からスピアー。これを膝蹴りで永田が迎撃し秋山にタッチ。
秋山はコーナーに振って串刺しニーからランニングニー。フォールも2。
エルボー合戦から秋山のラリアットを避けた野村がランニングエルボーで倒し青柳にタッチ。
青柳はランニングエルボーを三方から叩き込んで倒すと、ブーメランアタックからダイビングクロスボディアタック。フォールも2。
青柳はジャーマンを狙うが、耐えた秋山がロープに飛ぶも青柳は追走ジャンピングニー。
青柳と野村はダブルのブレーンバスターから野村がダイビング・ボディプレス。さらに青柳がダイビングエルボードロップを投下しフォールも永田がカット。
青柳は背中に串刺しニーからジャーマンスープレックスホールドも2。
青柳はフィッシャーマンを狙うが、耐えた秋山にエルボーから走り込むも秋山はジャンピングニーで迎撃。
永田はタイナーから秋山がランニングニー。フォールも野村がカット。
秋山は膝蹴り連発からランニングニー。フォールも2。
秋山はエクスプロイダーからフォールも2。秋山は再度エクスプロイダーを狙うが、カットに来た野村にビッグブーツからロープに飛ぶが野村が追走ジャンピングエルボーからスピアー。青柳は野村にタッチ。秋山も永田にタッチ。
エルボー合戦から永田がエルボー連打。さらに膝蹴りからミドルキック連発。永田はコーナーに振って串刺しビッグブーツからエクスプロイダーを狙うが、耐えた野村がバックエルボー。だが永田がエルボーからビッグブーツ。着地した野村がエルボーからビッグブーツを避けてスピアー。フォールも2。
野村は山折りからフォールも2。野村はストンピングから再度担ぐが、着地した永田が脇固めから白目式腕固め。野村はロープへ足を伸ばす。
永田はショルダーアームブリーカーからコーナに振ってタイナー。さらに垂直落下式ブレーンバスターからフォールも青柳がカット。
永田はバックドロップを狙うが、野村が耐えると青柳がミサイルキックでカット。そこを野村がスピアーから丸め込むが2。野村はスピアーも永田は膝蹴りで迎撃しバックドロップ。フォールも2。
永田はバックドロップホールドで3カウント。
<試合後コメント>
秋山準&永田裕志
――2月の横浜大会で出来なかった二人との試合を王者として迎え撃っていかがですか
秋山「(永田を指して)いや、元気でしたよ。俺も元気出さないと。負けてらんないし。お互い試合終わっても息上がってない。あいつら大丈夫なのか?しっかりしろよお前」
永田「やっと全日本プロレスの若い原動力である若い力と触れ合うことが出来たなと、改めて思いましたね」
秋山「あれが原動力なんて恥ずかしいよ。全然だよ。青柳は復帰間もないけど、でもやるってんだったらちゃんと整えてこいよ。48、49のオッサンにこんだけやられて悔しくないのか?かかってこいよ、ガンガンよ」
永田「……一足早く大台に行きましたけど(笑)」
秋山「あっ、行きました?(笑)」
永田「50歳!全日本プロレスの若い力に触れることが出来たっていうのが一つの喜びではあるけど、やってみて……うーん、もういっちょ!感じきれてないのか、彼らが出しきれてないのか、元々力がなかったのかはわからない。だから彼ら以外にも若い選手はいるだろうから、その選手たちにも来てほしいし、彼らがもし『もういっちょ』と言うなら力をつけてもう一回でも何回でも来ればいい。他の若い力に触れてみたいって気持ちもありますし」
――試合後、秋山選手が野村選手&青柳選手になにかを言っていたようでしたが、あれは何を言っていたのでしょうか
秋山「『お前らこれだけなの?』って。ガンガン来いよ。俺らが終わったあと息上がってハァハァ言ってるくらいになんで出来ないのか……。我々が普通に喋れてるなんておかしい。もっと俺らを追い込んで息くらい上がらせてくれよ。アイツらが息上がってるじゃないか。なんで我々が上がってないんだ。おかしいじゃないか」
永田「それは言えますね。僕自身は彼らに負けないトレーニングをしているんで。試合に関しても、自分たちの狭い視野じゃなくて業界全体を見渡して色々アンテナ張ってますよ。彼らは、トレーニングもそうだし、体調もそうだし、もっと広い視野で物事を見ないと。ぶっちゃけ、このタイトルマッチを迎える前に彼らの挑戦する意気込みっていうのが……これは俺が新日本の人間だからってのはあるかも知れないけど、響いてこなかったね、正直。楽しみにしてた分、アンテナ張ってたんですけどね。ちょっと、届くには届いたけど、弱いなって。だったら他のやつとやるよ。『ふざけんなこのクソジジイ!』って永田裕志や秋山準に向かってくる若い選手がいるならそいつらとやりたいね。もしかしたらもう彼らとやることは無いかも知れない。もう一回やってもいいとは思いますけどね?今のままだったらやっても意味がない」
秋山「……良くも悪くも全日本ですよね、昔の。俺は違うからね?俺は違うから。(永田に)言われたとおりですよ。アイツらなんも言わねぇの。もっと発言していけよって。なんもしねーなーって。俺、社長だからさ。恥ずかしい話をずっとされてんの。だから試合後ああやって言ったんですよ」
永田「まっ!安泰でしょう!我々のベルトは!」
――ファンの声援もまるでホームのようでした
永田「そりゃそうだ。だって若い力よりも、我々のエネルギーにファンの人達が惹かれたってことでしょう」
秋山「それもどうだって話だよ……」
永田「全日本プロレスが今、躍進してるっていうのは若い選手たちの力だなって思っていたんだけど、ちょっと残念ながらガッカリだったな。今日触れられたけど。もっとヘロヘロになって『なんとか勝ったけど彼らは強かった!』って称える言葉を、大人になった永田裕志としては言ってみたかったけど、言わせてくれなかったなぁ。残念ながら。せっかく丸くなったのに」
――試合後は静かに終わりました
永田「あれはなんかちょっと邪魔が入った。選手権の最初から最後で僕らが投げた言葉を彼らがどう感じるか。もう悔しくて敵わないと思ったらもう来なきゃいいし。しばらくこのベルトは、僕らが持ってなきゃいけないですね。あと10年、20年はやれる体調をキープしてますから」
野村直矢&青柳優馬
野村「見ての通り。今日やって、差を感じました。でも俺たちしつこいぞ。永田裕志、俺たちしつこいぞ。何度でも何度でも挑戦してやる」
青柳「間違いなく今日は僕が足を引っ張ってしまいましたよ。ダメだった。(負傷した)足はもうバッチリ。コンディションもバッチリ。でも向こうの方が体力も技術もすべて、何もかも上だった。それを思い知った。2月4日、やる予定だったけど、すでにわかりきった結果だったかもしれない。でもやっぱり僕らでタイトルマッチやって、肌を合わせて痛感しました。まだまだ全然足りない。
でも、あのチャンピオンに挑むことによってドンドンドンドン成長できる。負けても得るものが多いと思っています。だからまた挑戦させてください。あの二人が、いやあの二人から取らないとベルトを取る意味がない。それだけの価値がある」
野村「もう一回もう一回!」
青柳「もう一回やらせてください!」
第7試合
ディランがロープに押し込むが、お互い体勢を変えていき、ディランのチョップを宮原が避けて距離を取る。
ディランがロープに押し込み手4つで潰すが、宮原はガットショットからロープに振ってビッグブーツも、受けきったディランがショルダータックルで倒しエルボードロップ。宮原はこれを避けて場外へ。そのまま場外乱闘となり、リングに戻るとディランはストンピング連打。
ディランは引き起こして垂直落下式ブレーンバスターからフォールも2。
ディランは強烈なチョップを打ち込み、座り込む宮原が立ち上がるまで待つと、場外に投げ捨て場外ボディスラム。
リングに宮原が戻ると、ディランはコーナーに叩きつけていく。ディランはロープに振ってラリアットも、避けた宮原が低空ドロップキックから顔面に低空ドロップキック。
さらに串刺しニーから再度走り込むが、ディランはビッグブーツで迎撃しショルダータックルで吹っ飛ばす。エプロンに出た宮原をディランが追うと、宮原はエルボー連打。ディランはチョップでふっ飛ばし走り込むが、宮原はビッグブーツで迎撃。ディランは場外から担ぐが、着地した宮原はヘッドバッド。ディランはチョークスラムでエプロンに叩きつけリングへ戻る。
ディランは串刺しラリアットからフォールも2。
ディランは担ぐが宮原はフランケンで投げ捨てジャンピングニー。ガードしたディランが投げようとするが逆に宮原がブレーンバスターで叩きつけ両者ダウン。
宮原はエルボー連打。ディランはチョップ一発でふっ飛ばし、負けじと宮原はエルボー連打。だがディランの強烈なチョップに蹈鞴を踏むが、宮原はエルボー連打。ディランの3度めのチョップに宮原は膝を付き、ディランが引き起こすと宮原はヘッドバッド連発からランニングエルボー2連発。3発目をディランがエルボーで迎撃し、宮原は前のめりに倒れる。
ディランはラリアットも、避けた宮原がジャーマンからブラックアウト。フォールも2。
宮原はシャットダウンスープレックスを狙うが、バックエルボーで逃れたディランがラリアット。避けた宮原に逆の腕でショートレンジラリアット。フォールも2。
ディランは串刺しラリアットからロープに飛んでラリアット。フォールも2。
ディランはチョークスラムを狙うが、着地した宮原がバックを取りジャーマンスープレックスホールドも2。
宮原はブラックアウトも、ディランはチョークスラムの体勢。避けた宮原が走り込むもラリアットから、逆の腕でもラリアットを叩き込みフォールも2。
ディランはハイアングルパワーボムで叩きつけてフォールも2。
ディランは再度ハイアングルパワーボムを狙うが、宮原は丸め込むが2。宮原は走り込むがディランはラリアットで迎撃。ディランは走り込むが宮原は飛び膝蹴りから再度飛び膝蹴り。続けてブラックアウトからフォールも2。
宮原はシャットダウンスープレックスホールドで3カウント。
エンディング
勝利した宮原のもとへゼウスがリングへ現れる。
ゼウス「一番、いい場面に申し訳ない。一言だけ言いに来た。その三冠ベルト、俺に挑戦させてくれや。ええ返事待ってるで」
ゼウスはマイクを投げ捨てリングをあとにする。
宮原は再度腕を上げるよう京平レフェリーに指示し、腕を上げるとリングをあとにしようとするが、観客の「健斗」コールでリングに戻る。
宮原「V2!達成したぞー!今日は!最後までご声援をありがとうございました!次は、どうやら、ゼウスっぽいな。望むところだ。いつやるかは!ホームページを確認してくれ。V2を達成した、俺は今日言いたいことがある。今のプロレス界、さらに、面白くできる存在は、どう考えたって俺だろう。みんな、プロレスファンの皆さん、もっと俺に期待してくれ。期待されればされるほど!俺は、輝くから。俺に任せておけ。そこで!後楽園ホールの皆さんに聞きたい!これから!さらに!プロレス界を盛り上げる男は!誰だと思いますか!誰だと思いますか!正直な声を聞かせてくれ!満場一致で!宮原健斗でーす!以上です…後楽園ホールの皆さんに聞きたい!全日本プロレス最高ですか!聞こえないなぁ。全日本プロレスは最高ですか!OKラスト!全日本プロレス最高ですか!!後楽園ホール、最高!」
<試合後コメント>
宮原健斗
「オッケイ!V2!V2達成!どんな相手だろうが、どんな状況だろうが、どんな場所だろうが、ベストを尽くす!それが俺のやり方だ!そして、それが俺の思い描くチャンピオンだ!今日も全力を出した結果、防衛して俺の腰にベルトがある。最高の気分だ!」
――ゼウス選手が挑戦表明をしてきました
「望むところだ、ですよ。いつやるんですか?いるやるんだ?いつだっていいよ。あっちのホームだっていい。俺は日本がホームだからどこだってホームだから。なんならあっちのホームでやったっていいんじゃないか?俺がこの全日本プロレスの歴史上、今までの全日本プロレスの歴史上で、俺がチャンピオンの時代に歴史上最も最高に盛り上げる!俺は今日、そのつもりでリングに立って。そして防衛して、ファンの皆様に言いたかった。俺の王者時代に全日本プロレス史上一番盛り上げるから。リング上で言ったとおりだ。プロレスファンよ、そしてプロレスを知らない人たち!宮原健斗にもっと期待してくれ!俺は持ってる男だから」
ディラン・ジェイムス
「ケント!リマッチさせてくれ。力の差はわずかだっただろう?いま控室にいる中でも俺ほど力のあるやつはいないはずだ?シー・ユー・アゲイン!」
ゼウス
「ただそれだけや。三冠ベルト、次はこの俺に挑戦させてくれ。以上」