“五十路王者”永田裕志が全日本プロレスの若手タッグを酷評!「残念ながらガッカリだった。健闘を称えたかった」
12日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2018 ダイナマイトシリーズ 【開幕戦】』が開催され、秋山準&永田裕志がアジアタッグ王座を防衛した。
この日は、秋山&永田のベテラン王者組に、野村直矢&青柳優馬の若手タッグが挑戦。
今年2月には、当時アジアタッグ王者であった野村&青柳に秋山&永田が挑戦する予定であったが、青柳の負傷欠場により、秋山準&永田裕志vs野村直矢&崔領二のアジアタッグ王座決定戦が行われ、秋山&永田が戴冠。今回は逆の立場での王座戦となった。
試合は、終始秋山&永田が試合を支配。野村と青柳は食い下がっていくものの、ベテラン勢の余裕を崩せぬまま終わり、秋山&永田が王座を防衛。
試合後、永田が「やっと全日本プロレスの若い原動力である若い力と触れ合うことが出来たなと、改めて思いましたね」とコメントすると、秋山は険しい顔で「あれが原動力なんて恥ずかしいよ。全然だよ。青柳は復帰間もないけど、でもやるってんだったらちゃんと整えてこいよ」と若手タッグを酷評。
さらに秋山は「『お前らこれだけなの?』って。ガンガン来いよ。俺らが終わったあと息上がってハァハァ言ってるくらいになんで出来ないのか……。我々が普通に喋れてるなんておかしい。もっと俺らを追い込んで息くらい上がらせてくれよ。アイツらが息上がってるじゃないか。なんで我々が上がってないんだ。おかしいじゃないか」とぼやきを抑えきれない様子。
永田も「全日本プロレスが今、躍進してるっていうのは若い選手たちの力だなって思っていたんだけど、ちょっと残念ながらガッカリだったな。もっとヘロヘロになって『なんとか勝ったけど彼らは強かった!』って称える言葉を、大人になった永田裕志としては言ってみたかったけど、言わせてくれなかったなぁ、残念ながら。せっかく丸くなったのに。まっ!安泰でしょう!我々のベルトは!しばらくこのベルトは、僕らが持ってなきゃいけないですね。あと10年、20年はやれる体調をキープしてますから」と厳しい言葉を残しつつ、五十路を迎えてもプロレスシーンの最前線を走るベテランの余裕を見せた。
野村&青柳は「もう一回やらせてほしい」とコメントを残しているが、永田は「もう彼らとやることはないかも知れないね」ともコメントしている。
アラフィフ王者の牙城を若い力で崩していけるのか、全日本プロレスの今後に注目が集まる。