全日本 4・9後楽園大会 ドリーJr&大森&井上&多聞vsグレートカブキ&西村&渕&吉江 宮原vs真霜
『2016 チャンピオン・カーニバル 【開幕戦】 』
日程:2016年4月9日(土)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1299人・満員
▼2016 チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦 30分1本勝負
○青木篤志【1勝=2点】
8分38秒 変形ヒザ固め
●ジェイク・リー【1敗=0点】
▼2016 チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦 30分1本勝負
○野村直矢【1勝=2点】
9分54秒 横入り式エビ固め
●ボディガー(フリー)【1敗=0点】
▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
○佐藤光留(パンクラスMission)/川村亮(パンクラスism)/力(フリー)
13分43秒 ランニングローキック→片エビ固め
中島洋平/●SUSHI/青柳優馬
▼井上雅央&西村修デビュー25周年記念試合 30分1本勝負
ドリー・ファンク・Jr./大森隆男/○井上雅央(フリー)/本田多聞(フリー)
12分38秒 首固め
●渕正信/ザ・グレート・カブキ(フリー)/西村修(フリー)/吉江豊(フリー)
▼2016 チャンピオン・カーニバル Bブロック公式戦 30分1本勝負
●ゼウス【1敗=0点】
17分50秒 那智の滝→エビ固め
○崔 領ニ(ZERO1)【1勝=2点】
▼2016 チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦 30分1本勝負
●秋山準【1敗=0点】
7分52秒 TKO
○スーパー・タイガー(リアルジャパン)【1勝=2点】
▼2016 チャンピオン・カーニバル Aブロック公式戦 30分1本勝負
△宮原健斗【1分=1点】
30分時間切れ引き分け
△真霜拳號(K-DOJO)【1分=1点】
西村修&井上雅央25周年記念試合でドリー・ファンクJrとグレートカブキが邂逅!真霜が宮原と引き分け三冠ベルトへアピール
オープニング
ロンドンブーツ1号2号の敦がプロデュースするアイドル『スルースキルズ』がリングに登場し、全日本プロレスとのコラボイベントを5月25日におこなう事を発表。メンバーのみづきあかりさんはかつてハッスルにて第二のインリン様オーディションに合格しているという。
続いてチャンピオン・カーニバル入場セレモニーが行われ参加全選手がリングへ。PWF会長のドリー・ファンク・ジュニアが開会宣言を行った。
第1試合
ジェイクが腕を取り、青木が返すもジェイクは前蹴り。起きた青木をミドルキックでコーナーに押し込むと逆コーナーにフルが、足をノアしてカットソた青木がキックをキャッチしショルダーレッグブリーカー。足を極めていく。
ジェイクのエルボーを受けきった青木がカニバサミで倒し足を極める。青木はジェイクの膝をリングに叩きつけると変形ヒールホールド。ジェイクはロープへ。
青木はジェイクの足に膝を落とし、足を抑えて立ち上がったジェイクはエルボー。エルボーの打ち合いから青木がローキックで倒す。
ジェイクは青木をロープに振りモンキーフリップ。青木はジェイクをコーナーに振るがジェイクはドロップキックで迎撃し串刺しエルボーから俵投げ。フォールも2。
ジェイクが走りこむも青木は低空ドロップキック。再度低空ドロップキックからコーナーに登りミサイルキックを足に叩き込む。青木はヒールホールドもジェイクはロープへ。
青木は投げようとするがジェイクはハンマーを落としバックドロップを狙うが、着地した青木が低空ドロップキックから走りこむもジェイクはニーリフト。ジェイクはPKを叩き込みフォールも2。
青木はエルボー連打もジェイクは左右のビンタからスピンキック、ラリアットと叩きこみフォールも2。ジェイクはレッグラリアートからフォールも2。青木は投げようとしたジェイクを丸め込み、2で返されるとアンクルホールド。これでギブアップを奪った。
梶トマトが突然リングに現れ「皆さんKAIENTAI DOJO梶トマトです。青木さん青木さん、今、チャンピオン・カーニバル中で大変申し訳無いのですが、前回、千葉大会で言ったように、青木さんの持つ世界ジュニアのベルトにこのハイテンショントマト梶トマトの挑戦受けてもらえませんか?」とアピール。
青木は「ちょっと待ってあのね、一つだけいいかな?梶くん、今ねチャンピオン・カーニバル中なんだわ。この雰囲気の中出てきた勇気俺スゲーと思う。でもねこういうのってさ、タイミングもあるしなんだったら客がこんだけ文句言おうがどうでもいいんだよ挑戦してくることが俺は大事だから。会場とかPWF会長とか相談しないといけないから、でも世界ジュニアやろう」と梶の挑戦を受けた。
<試合後コメント>
青木篤志
――白星スタートおめでとうございます。会場のファンも青木選手のチャンピオン・カーニバル参戦の覚悟を強く感じていたようでしたが?
「そうだね。でもこれは別に俺がじゃないから。それはもうチームの状態を考えたら、同じチームの人間ならやるでしょう。ましてや諏訪魔選手だって欠場中だから。それに野村に任せておけないもの。野村がヘビー級だからって、別にあいつがEvolutionに入って変わったかと言ったら俺は変わっていないと思う。一所懸命やるのはどんな新人だって普通でしょう?俺からしたら何も変わっていないし、最近は(チームに)いらねぇんじゃないかなと思ってる。だって何も変わってないじゃん。もともとEvolutionというチームは集まってみんなで強くなろうっていうチームじゃないんだよ。強い人間が集まってできたチームなんだよ。そこに弱い人間を、諏訪魔選手が入れたとはいえ、本人がそこに追いつこうと努力しているかと言うと、努力していないと思う。これは悪いけど試合だけ見てたらわからないよ。それがすべてでしょ。だから俺が今回チャンピオン・カーニバルに出たのはあいつに任せておけないし、俺がやりたいっていうのもあるしね」
――初めてのチャンピオン・カーニバルはいかがでしたか?
「当たったのがリーだからなんとも言えないけど、でもやっぱ入場式見たってみんな俺の倍くらいでかいし、この先どうなるのかなって不安はあるけど、やることは一個だけ。勝ちを狙いに行く。どんなところでもどんな時でもいいけど、一個勝機を見つけたらそこだけ追及してとにかく勝つのみ。それだけ。チャンピオン・カーニバルで優勝目指しているから」
第2試合
ロックアップからボディガーがコーナーに吹っ飛ばす。ボディガーは再度吹っ飛ばすと串刺しラリアットも避けた野村が四方からショルダータックル。ボディガーは5発目をリフトアップしリングに投げ捨てる。場外に転げ出た野村をボディガーは鉄柵に叩きつけ、さらにエプロンの角に叩きつけるとリングへ。
野村はエプロンからボディガーの腕を掴みロープを使ってのアームブリーカー。さらにボディガーの腕にキックを見舞うも、ボディガーは強烈なチョップで返す。
ボディガーは串刺しラリアットから逆コーナーに振り走りこむが、野村は足を伸ばしてカットするとミサイルキック。
野村は首投げからキーロック。ボディガーは膝蹴りを顔面に叩きこみこれを逃れるも、野村はストンピング。
エルボーの打ち合いとなり、ボディガーのチョップに野村が腕にキックを見舞うとロープに振ってバックエルボー。倒れたボディガーに腕ひしぎも、ボディガーはそのまま持ち上げバスター。
ボディガーは串刺しラリアットからラリアット連打。野村をリングに投げ捨てエルボードロップ。野村はこれを避けてストンピングから腕にニードロップ。立ち上がったボディガーにエルボーからロープに振りラリアットも、ロープを掴んでタイミングをずらしたボディガーが逆エビ固めで捕らえる。野村はなんとかロープへ。
ボディガーは投げようとするも野村はリバースしスピアー。これをキャッチしたボディガーが強引に持ち上げうつ伏せに投げ捨てる。ボディガーはラリアットからフォールも2。
エルボー合戦からボディガーがベイダーハンマー。ボディガーのハイキックを避けた野村が首固めも2。野村はスピアーからフォールも2。ボディガーのラリアットをキャッチした野村がスクールボーイで3カウントを奪った。
<試合後コメント>
野村直矢
「見たか、おい!世界タッグチャンピオンから勝ちを獲った。これはもう普通の勝ちです。なんかすっごい、向こうが隙だらけでそこを狙って。とりあえず世界タッグチャンピオンから獲ったことはすごい大きいことだと思います。明日、真霜。絶対あいつの首を討つ。絶対討つ!」
第3試合
中島達が急襲し場外乱闘に。力が川村と光留が羽交い締めにするSUSHIに飛び込もうとエプロンに立つが、そこを背後から中島がドロップキックで落とし場外クロスボディ。青柳も場外クロスボディ。SUSHIも場外クロスボディもこれは全員避けて自爆。
リングに戻り力がSUSHIにチョップからロープに振るとチョップで倒す。力はランニングヘッドバッドからエルボー。力は光留にタッチ。
光留はコーナーでミドルキックを叩き込み首投げからスリーパー。SUSHIはチョップも「全然痛くありません」と光留はミドルキックでSUSHIを倒しフォールも2。光留は川村にタッチ。
川村はSUSHIのナックルを避けてローキック。川村はパンチ連打。川村はボディブロー連発で膝をつかせるとコーナーに叩きつけ力にタッチ。
力はコーナーでマシンガンチョップ。力はブレーンバスターで投げ捨て、光留と川村がSUSHIにそれぞれヒールホールド。力は馬乗になりチョップ連打。力はコーナ―に叩きつけるとボディに肩を入れてから川村にタッチ。
川村はボディブローからSUSHIのラリアットを避けて足を取るとフォール。返したSUSHIにアームロックから頭頂部にナックル連打。フォールも2。
川村は膝立ちのSUSHIにミドルキック連発。SUSHIはガットショットからバッククラッカーを叩き込み中島にタッチ。
中島はドロップキックからコーナーに振り串刺しドロップキック。フォールも2。
中島はミドルキックも川村はキャッチしボディブロー。走りこむも中島はカニバサミで倒し振り子式ドロップキックを顔面に叩き込むとダイビングフットスタンプ。川村は避けてランニングミドル。川村は力にタッチ。
力はチョップ連打からローリングチョップも避けた中島に袈裟切りチョップからバックドロップ。フォールも2。
力はセーバーチョップを狙うが中島は腕をクロスしガード。中島は走りこんできた力に延髄斬りから青柳にタッチ。
青柳はミサイルキックから力のラリアットを避けてジャンピングエルボー。フォールも2。青柳はダイビングクロスボディアタックからフォールも2。青柳はフィッシャーマンを狙うが耐えた力がブレーンバスターで叩きつけ光留にタッチしようとするも、青柳がカットしコーナーに振るも力は足を伸ばしてカットするとショルダータックルで倒し光留にタッチ。青柳もSUSHIにタッチ。
SUSHIはニールキックからコーナーに振り串刺しラリアット。SUSHIはブレーンバスターからダイビングヘッドバッド。フォールも2。SUSHIはTEKKAMAKIを狙うが光留は腕ひしぎで捕らえる。
SUSHIにミドルキックから逆コーナーに振り串刺しミドルキック。光留はSUSHIを投げてフォールも返されると腕ひしぎ。青柳がダイビング・エルボードロップでカット。
SUSHIがトラースキックからラリアットで倒しフォールも2。SUSHIに光留がミドルキック、川村が延髄斬り、力がセーバーチョップ。ハーフダウンのSUSHIに光留がランニングキックを叩き込み3カウント。
<試合後コメント>
佐藤光留&川村亮&力
佐藤「なんという4次元。いや4じゃ足りないな。5か6くらいだな。だってパンクラス二階級制覇の川村。そしてプロレス界のさまざまなインディーのベルトを獲ってきた佐藤光留の間に力さんがいるんだから。力先輩、ありがとうございました。川村、お前も頭を下げろ。力さんに頭を下げろ。・・・力先輩、さすがです!」
力「後輩ですぅ」
佐藤「いくつですか?」
力「歳はもう34です。あ、35でした」
佐藤「19何年生まれですか?」
力「1981年です」
佐藤「年下じゃねぇか!何月生まれですか?」
力「10月24日です」
佐藤「一番下じゃねぇか!」
川村「一緒です一緒です!」
佐藤「なんでお前ら同級生なんだよ!どういうことだ。・・・最後は力さん、締めてください」
力「今日は本当に強いお2人とタッグを組ませていただいて、試合ができて良かったです。全日本プロレスでこの2人とタッグが組めて良かったです。ありがとうございました!」
第4試合
西村の25周年記念試合ということもあり、様々な方から激励の花束贈呈。代表して文京区長の成澤廣修氏より「皆さんこんばんわ。文京区長の成澤廣修です。柔道といえば講道館。野球の殿堂は東京ドーム。格闘技はここ後楽園ホールであります。この3つに共通するのは、文京区!ちなみにカブキさんのお店も文京区です。今日は西村修選手、我らが文京区で25周年のリングです。我々もともに戦っている区議会のリングは丸5年、来月から6年目になります。西村さんと私は政治の世界でタッグを組んでいるに等しい!是非これからも文京区のため、日本の未来の為に西村さんを応援してあげてください。どうぞ宜しくお願いします!」と挨拶があり記念撮影。続いて同じく25周年の井上雅央には全日本を代表して秋山準が激励の花束贈呈。
先発は西村とドリー。ドリーのエルボーで西村は倒れる。再度ドリーがエルボーを打ち込むと西村はエルボースマッシュで返しエルボーの打ち合い。ドリーは打ち勝ちスピニング・トーホールド。西村は首固めも2。西村がスピニング・トーホールドから足4の字。これは大森がカット。西村は吉江にタッチ。ドリーは多聞にタッチ。
多聞がヘッドロックからショルダータックル。受けきった吉江とエルボー合戦から多聞がヘッドバッド。走りこんできた多聞をエルボーで迎撃した吉江がエルボードロップも多聞は避けて睨み合う。多聞は井上にタッチ。
多聞が羽交い締めにした吉江に井上はサミングも、吉江はコーナーに叩きつけ串刺しボディスプラッシュ。吉江は渕にタッチ。
ロックアップから井上がロープに押し込むもクリーンブレイク。渕がロープに押し込むとヘッドロックからナックル。再度渕がヘッドロックからナックル。渕はストンピングでコーナーに押し込み吉江が串刺しヒップアタック。渕は顔面を踏みつけカブキにタッチ。
カブキは地獄突きからコーナーで踏みつけ西村にタッチ。西村はエルボースマッシュも井上はサミングから大森にタッチ。
大森はチョップからエルボー。エルボースマッシュの打ち合いから西村が打ち勝ちコーナーでエルボーから吉江にタッチ。
吉江のエルボーと大森のチョップの応酬。大森が投げようとするも逆に吉江がボディスラム。吉江をコーナーに押し込み大森は多聞にタッチ。
多聞は頭突き連発からバックをとるが、吉江がロープを掴む。吉江はバックエルボーで逃れるも多聞はフロントスリーパーから井上にタッチ。
井上はガットショットから足を踏みつけサミング。吉江はコーナーに振り串刺しボディスプラッシュからカブキにタッチ。井上はカブキを押し込みドリーにタッチ。
ドリーはエルボーでカブキを倒し、カブキも地獄突きでドリーを倒すと渕にタッチ。ドリーも井上にタッチ。
渕は井上をボディスラム。ドリーはエプロンのカブキにエルボーから場外に落とす。渕は再度井上をボディスラムから大森もボディスラム。多聞にもサミング連発からボディスラム。渕は井上にバックドロップを狙うが井上は渕をコーナーに振り串刺しラリアットから河津落としを狙うが西村がカット。西村がバックドロップからフォールも大森と多聞がカット。
渕は首固めも井上が切り返し3カウント。井上雅央が25周年記念試合で見事勝利した。
最後にドリーが「全日本プロレスの皆様あたたかいご支援ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と挨拶した。
<試合後コメント>
井上雅央
――25周年記念試合を古巣である全日本プロレスで行えたのですが?
「そうですね。結構全日本を離れてから長かったですけど、ありがたいです。本当、ありがたいのひとことです」
――それも含めて全日本の温かさかなと思いますが?
「本当ですね。俺みたいなやつにね。本当ありがとうしかないです。本当に記念です」
――まだまだ体の張りとか見てもいけそうですが・・・
「いえいえ(笑)。言えばたった25年だから。あっという間でしたね。25年だったら軽く通過していないといけないと思ってるから。頑張ります」
――井上選手と同じ歳のファンは「俺も頑張ろう」と思っているかと思います
「そう思っていただけるならありがたいです。今日はもう感謝しかないです。ありがとうございました!」
第5試合
ゼウスがロープに押し込むがブレイク。崔が押しこむもブレイク。
崔がヘッドロックからショルダータックルもゼウスが受けきりショルダータックル。タックルの打ち合いをゼウスが征するも崔がビッグブーツからランニングキック。ゼウスは避けてハンドスプリングで立ち上がる。
エルボーの打ち合いからゼウスが強烈なチョップ。崔がミドルキック連打でコーナーに押し込み串刺しバックエルボーからコーナーに登りゼウスを正面に立たせるとロープを使ったカッター。倒れたゼウスの足を鉄柱に叩きつけて場外に引きずり出すと客席に叩きこむ。ゼウスは崔を鉄柵に叩きつけるとラリアットを叩き込む。ゼウスは崔を持ち上げると鉄柵に股間を強打させ、さらにブレーンバスターで叩きつける。ゼウスはチョップで鉄柵に押し込むとリングへ投げ入れる。
ゼウスはストンピング。崔が足をキャッチしコーナーに押し込むとチョップからコーナーに振ろうとするが、逆にコーナーに振ったゼウスが串刺しラリアットからフォールも2。
ゼウスはコーナーでチョップを連続で叩き込むとボディスラム。スリーパーで捕らえるが崔はロープへ足を伸ばす。
ゼウスはチョップからエルボー。ゼウスはチョップからラリアットも崔はミドルキック連発で倒しフォールも2。崔はミサイルキックからフォールも2。
崔はロープに押し込みミドルキック連発から走り込むがゼウスはスパインボムから逆エビ固め。崔は必死にロープへ這う。
ゼウスは串刺しラリアットも崔は避けてバックを取る。ゼウスがバックエルボーで逃れ走りこむが崔はミドルキックで迎撃しブレーンバスター。フォールも2。崔がゼウスをロープに振るもゼウスはジャンピングラリアット。両者ダウン。
ゼウスが串刺しラリアットから逆コーナーに振って串刺しボディスプラッシュ。崔をベアハッグスープレックスからチョークスラムを狙うが、耐えた際にラリアットから走りこむも崔は担ぎあげて山折り。
崔は那智の滝を投下もゼウスはこれを避けてチョークスラム。フォールも2。ゼウスはラリアットで倒しフォールも2。
ゼウスが投げようとするも着地した崔がジャーマンで投げ捨てるがゼウスはすぐに立ち上がりラリアットを叩き込んでフォールも2。
ゼウスはコーナーに登るが崔はジャンピングキックから正面に登り雪崩式ブレーンバスター。崔は那智の滝を投下し3カウント。
<試合後コメント>
ゼウス
――残念ながら悔しい黒星スタートとなってしまいました
「そやな。あの崔領二とやっとたらぞっとするわ、ほんまに。あいつの攻撃をみてるとぞっとする。だから、次にもう一回当たって俺がお仕置きせなあかんな。それだけや。チャンピオン・カーニバル、悔しいな。しょっぱなから負けて。クソ!」
――ゼウス選手の性格的なものなのかもしれませんが、相手の攻撃を受けきるところが厳しいのかとも思えました
「もっと体を鍛えないかんな。あいつの蹴りの1発1発も威力そのままで食らっているから。それをわかった上でもっと分厚い胸板とぶっとい腕と強い足腰を作ったら勝てるな。技術では何も劣っている所はないから」
第6試合
タイガーがローキックで牽制。タイガーがアームホイップで投げると秋山がバックマウントを取るもタイガーが巻き込みフォールも1。タイガーがロープに押し込みブレイク。
タイガーがミドルキックからローキック連発。タイガーのミドルをキャッチした秋山が首元にエルボーを叩き込む。たまらず倒れたタイガーは秋山をロープに押し込む。ブレイクするも秋山がエルボー。タイガーは左右のキックから首投げで倒しサッカーボールキック。秋山は場外へ。秋山はタイガーの足を引っ張り場外に出すと鉄柵に叩きつけニー連打。秋山はタイガーの顔面にニー連打からスライディングニー。フォールも2。
タイガーはエルボーも秋山はニーを叩き込む。エルボーの打ち合いから秋山が走りこむもタイガーはニールキックで迎撃。タイガーはミドルキックからスピンキック。ブレーンバスターで叩きつけフォールも2。タイガーはチキンウイングアームロックも秋山はロープへ足を伸ばす。
タイガーのミドルキックを秋山がキャッチしエルボー。倒れたタイガーの顔面を蹴り上げ、さらに顔面にニーを叩き込んでスライディングニー。秋山は胴締めフロントネックロック。
秋山はエクスプロイダーを狙うがタイガーがスピンキックから回転式の延髄斬り。これで秋山が動かなくなりレフェリーが試合を止める。
<試合後コメント>
スーパータイガー
「勝ったんですよね?感触はあったんですけど、その前のがやっぱり効いていたんで。まだ頭の整理がついていないですけど・・・。ちゃんとしたかたちで映像を見てみないと納得しないですけど。京平さんが勝ったと言っていたんで、まず一本目を獲って。いや、僕が思っていた以上にこの王道マット。頭の整理はつかないですけど、体感したのは・・・。これで勝ったと思っていないですし、これから続くチャンピオン・カーニバル、武者震いが止まらないですね。こういう試合がこれから何戦も続くかと思うと。僕はこれからもっともっと変われますし、プロレス界を絶対に背負って立つ男になりますんで。それだけははっきり言えます。期待してください!」
第7試合
ロックアップから宮原がロープに押し込みクリーンブレイク。バックの取り合いからグラウンドの攻防となり両者距離を取る。
真霜がヘッドロックから逃れようとする宮原の髪を掴んで再度ガッチリとヘッドロック。真霜は宮原を蹴り上げると場外に転げ落ちた宮原を客席に連れ込み鉄扉を叩きつける。さらに正面階段まで連れ出し首投げから通路を走りこんでのサッカーボールキック。リング際に戻ってくると走りこんできた真霜をリフトアップした宮原が鉄柵に叩きこみリングへ戻る。
宮原はリングに入った真霜の顔面にビッグブーツを叩き込み、首投げからフェイスロック。宮原は真霜を倒すとニードロップから再度フェイスロック。宮原はヘッドシザースも真霜はロープへ。
宮原はコーナーでエルボー連打も真霜もエルボー。エルボーの打ち合いから真霜がスピンキック。真霜のラリアットを宮原は引き込んで腕ひしぎ。真霜はロープへ。場外に降り、真霜が宮原を鉄柱に叩きつけてイス攻撃。真霜は宮原をリングに投げ入れる。
真霜はニーリフトから四つん這いになった宮原の腕にスライディングキック。さらにニードロップを投下し、腕を捻り上げてエルボー。真霜はキーロックで捕らえるが宮原はロープへ。
真霜は宮原の腕へローキック。宮原はフラフラと立ち上がりエルボーも真霜はミドルキック。宮原のエルボーに真霜は再度ミドルキックで倒し、ハーフダウンの宮原にサッカーボールキックからフォール。返した宮原にアームロックも、立ち上がった宮原がニーリフトからエルボー連打。真霜がロープ振ってラリアットも宮原は低空ドロップキックから顔面にドロップキック。
宮原は串刺しジャンピングエルボーからノーザンライトスープレックス。2で返した真霜のバックを取った宮原に真霜は走りこむも宮原はビッグブーツで迎撃。両者エプロンに出て宮原が投げようとするが、耐えた真霜がビッグブーツから顔面を蹴り上げショルダーアームブリーカーを狙うが、エルボーを落とした宮原が真霜をコーナーに登らせ投げようとする。だがエプロンに落とした真霜が宮原の腕を鉄柱へのアームブリーカー。宮原は場外に落下。
場外カウント8で戻って来た宮原のの顔面をコツコツと蹴った真霜は、宮原のラリアットを電光石火の脇固め。さらに腕ひしぎで捕らえる。暴れる宮原に真霜はナガタロック。宮原はロープへ。
真霜は串刺し攻撃を狙うが宮原はビッグブーツで迎撃しコーナーに登るも、真霜はジャンピングキックを叩き込んでから正面に登ると雪崩式ブレーンバスター。宮原はすぐに立ち上がるが真霜はトラースキックも宮原もビッグブーツを叩き込んで両者ダウン。
宮原が串刺しジャンピングニーから垂直落下式ブレーンバスター。フォールも2。宮原がバックを取るも真霜がその腕を取り無道。逃れた宮原が走りこむも改めて無道。宮原はロープへ。真霜が走りこむも宮原はビッグブーツで迎撃しジャンピングニー。両者ダウン。
エルボーの打ち合いから宮原がエルボー連打。走りこむも真霜がビッグブーツ。さらにジャーマンから真剣。フォールも2。
真霜はブレーンバスターを狙うも耐えた宮原に延髄斬りも避けた宮原が二段蹴り式の膝蹴り。宮原がブラックアウトからフォールも2。
宮原はジャーマンスープレックスホールドも2。宮原はバックをとるが真霜がバックエルボーで逃れ、ランニングエルボーを叩き込む。宮原もランニングエルボーからエルボーの打ち合い。真霜が顔面を張ると宮原のラリアットを脇固めで捕らえ無道。真霜はブレーンバスターを狙うが着地した宮原がブラックアウト。フォールも2。ここで時間切れ引き分け。
真霜は握手を要求。その手を握ろうとした宮原の手をスカした真霜は参観ベルトを叩いてリングを後にした。
宮原は「勝ってないけど、勝ってないけど俺がしめさせてもらいますよ。
チャンピオン・カーニバルはまだ今日始まったばっかりです。俺が、また後楽園来る時はチャンピオン・カーニバルとトロフィとベルト両方持って帰ってきます。引き分けなんで気分は最高とまではいかないんですけど、これだけのお客さんが応援してくれたので気分は至って最高です。なので、最高の一体感で今日も締めくくりたいと思います。皆さん今日はチャンピオン・カーニバル開幕戦最後までご声援ありがとうございました。皆さんに聞きたい!全日本プロレス最高でしたか!?(最高)疲れてるせいか聞こえないな。全日本プロレス、最高でしたか!?(最高!)OKラスト!全日本プロレス最高でしたか!?(最高)ありがとうございました!」と叫んだ。
<試合後コメント>
宮原健斗
「まだ始まったばかりだしね。勝ちは奪えなかったけれど、悔しいけれど負けたわけじゃないからね。ポジティブですよ。俺は進化系のポジティブなチャンピオンだから。どんな悪い状況になっても俺はポジティブ。それはなんでかって言うとあれだけ声援を送ってくれる人がいる限り、ギブアップなんて言えるわけないでしょう?とにかくチャンピオン・カーニバル、大阪の優勝戦までいっぱいあるんで、一戦一戦戦って大阪の優勝戦。もちろんトロフィーを持って帰ることしか考えていないんで。準優勝なんて考えちゃいない。優勝しないと意味がないんで。まずこのベルトは今、俺の手元にあるから」
――ベルトとカーニバルは別としても、真霜選手とのこれからの対戦に期待するファンも多いのではないかと思いますが?
「そうですね。それは見てる人に感じてもらって、目の前の相手をひとりひとり倒していって。特別な感情というのはないけれど、今日引き分けたから to be continue という自分の中で意識しちゃう部分もあるけど、チャンピオン・カーニバルを終えてみないとわからないけれど」
――どうしてもチャンピオンだが一番マークがきつくなるかと思いますが?
「引き分けているからあんまり大きなことは言えないけれど、過去は過去だから。今ベルトを持っているのは俺だから、第三者からなんと言われようとこの業界で上を目指しているんであって。だからチャンピオン・カーニバルという称号が俺にとってはでかいから。俺はもっと有名になりたいんですよね。プロレスファンでも俺のことを知らない人はいっぱいいるんで。そこがはがゆいというか、チャンピオン・カーニバルという大きい舞台で優勝すれば、みな知ることになると思うんで。『宮原を知っとかなきゃ損だよ』って書いておいてください。ありがとうございました!」
【写真:山西龍一(Photo’sGate)】