元アイスリボン勢がスターダムマットを席巻!プロミネンスがハードコアルールの王座戦を制し6人タッグ王座戴冠!
29日、東京都・両国国技館にてスターダム『JRA中山競馬場 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2022』が開催され、【プロミネンス】世羅りさ&鈴季すず&柊くるみがアーティスト・オブ・スターダム王座戴冠を果たした。
“ユニットの絆の力を測るベルト”とも言われるアーティスト・オブ・スターダム王座(※6人タッグ王座)は、現在【大江戸隊】鹿島沙希&スターライト・キッド&渡辺桃が保持しており、5度の防衛を重ねてきた。
他方、外敵としてスターダムへと乗り込んできている【プロミネンス】の面々は、元アイスリボン所属同士のジュリアらとの抗争を経て各王座戦線に食い込むなど日に日に存在感を増加。
今年11月の『STARDOM in SHOWCASE vol.3』ではプロミネンスがハードコア形式での6人タッグ戦に勝利し、アーティスト挑戦を要求。これを受けたキッドが「お前らの得意なハードコアでやってやってもいいぞ?」と受けて立ったことから、同王座戦はハードコアマッチにて行われることとなった。
世羅は竹刀&巨大軍配、すずはイス&鈴、くるみはすのこ&ノートパソコンを持って入場。対して、キッドは自転車に乗って登場し、鹿島はいろいろ入っていそうなアルミバケツ、桃はバットとイスを持って入場。
大江戸隊の奇襲で場外乱闘となる中で試合が始まると、キッドが自転車に乗って「チリン♪チリン♪チリーーン♪」とすずの新人時代のムーブをこすりながらプロミネンスの3人を轢殺。
開始直後こそ遅れを取ったプロミネンスだったが、世羅が竹刀で桃のバットを観客席まで弾き飛ばす剣道三段の腕前を見せたり、くるみがノートパソコンを凶器に使うなんとももったいない新境地を開拓したり、すずがテーブル上への雪崩式パイルドライバーを放ったりと本領発揮の大暴れ。
世羅&すずの“百火涼乱”コンビネーションも冴え渡り、最後はすずと鹿島の一騎打ちの構図に。鹿島は職人技にまで昇華させた起死回生で粘りに粘り続けるが、最後はすずがジャーマン・スープレックス・ホールドで試合を決めた。
バックステージに戻ったすずは、「見たか、大江戸隊!これがプロミネンスだよ!ウチら、ハードコア・デスマッチ、命かけてやってんだよ。お前らがプロレスに命かけてるのと同じ。ウチらもこれに命かけてんだよ!」と誇らしげにベルトを掲げながら勝鬨をあげ、来年1月3日から開幕する6人タッグのリーグ戦『TRIANGLE DERBY』を王者として優勝することを宣言した。
この日のメインイベントでは、ジュリアが朱里を下して悲願のワールド・オブ・スターダム王座(※赤いベルト)戴冠を果たすなど、元アイスリボン勢が躍進した大会となった。
『TRIANGLE DERBY』開幕戦ではジュリアと雪妃真矢の因縁対決が決まって注目を集めており、これからの女子プロレス界の話題の中心は彼女たちになっていくのかもしれない。