【試合詳細】1・17 スターダム後楽園ホール大会 【ワールド】林下詩美vs舞華 【ワンダー】ジュリアvs刀羅ナツコ 【ハイスピード】AZMvs米山香織 【フューチャー】飯田沙耶vsウナギ・サヤカ 

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『スターダム10周年記念日』
日程:2020年1月17日(日)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:713人(超満員札止め/コロナ対策限定人数)

▼フューチャー・オブ・スターダム選手権試合 15分1本勝負
【王者/STARS】○飯田沙耶
12分4秒 変形ダイヤモンドカッター→体固め
【挑戦者/COSMIC ANGELS】●ウナギ・サヤカ(フリー)
※飯田が初防衛に成功

▼シングルマッチ 15分1本勝負
[Donna Del Mondo]○なつぽい
8分3秒 反則
[大江戸隊]●小波

▼ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
【王者/Queens Quest】○AZM
5分36秒 グラウンド卍固め
【挑戦者】●米山香織(YMZ)
※AZMが4度目の防衛に成功

▼STARSvsCOSMIC ANGELS シングル・バトル 15分1本勝負
[COSMIC ANGELS]○中野たむ
10分53秒 タイガースープレックス・ホールド
[STARS]●スターライト・キッド

▼4WAYタッグバトル イリミネーションマッチ 30分勝負
[Queens Quest]渡辺桃/○上谷沙弥
15分4秒 スター・クラッシャー→エビ固め
[Donna Del Mondo]朱里/●ひめか
※もう2組は[STARS]岩谷麻優/ルアカ、[大江戸隊]鹿島沙希/ビー・プレストリー

<1組目>
○鹿島沙希
7分33秒 オーバー・ザ・トップロープ
●岩谷麻優

<2組目>
○朱里
9分44秒 青龍
●鹿島沙希

▼ワンダー・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
【王者/Donna Del Mondo】○ジュリア
18分34秒 グロリアス・ドライバー→片エビ固め
【挑戦者/大江戸隊】●刀羅ナツコ
※ジュリアが5度目の防衛に成功

▼ワールド・オブ・スターダム選手権試合 30分1本勝負
【王者/Queens Quest】○林下詩美
24分12秒 BTボム→片エビ固め
【挑戦者/Donna Del Mondo】●舞華
※詩美が2度目の防衛に成功

スターダム10周年記念大会で林下詩美が舞華を破り赤いベルト防衛!ジュリアがノーDQ戦で瓦を武器にナツコを制し白の王座を防衛!新入団のなつぽいがAZMのハイスピード王座に挑戦表明!フューチャー防衛の飯田がウナギの根性に太鼓判!

オープニング


 10周年記念大会ということもあり、大会前にスクリーンには選手たちからのメッセージが流される。
 大会が始まるとまずは選手入場式へ。選手を代表して岩谷が「後楽園ホールのみなさん!こんばんわー!本日もこんなに大量のお客様、皆さんお越しいただきましてほんとにありがとうございます。10周年、本当ならば1月23が旗揚げ記念日になるんですけど、自分もスターダムも色々ありましたけども、10周年ここまでやってこれました。ほんとに皆さんが応援してくださってるおかげもありますので、来年から11周年?・・・来年からのスターダムからも目を離さないでご期待くださいこれからも応援よろしくお願いしますありがとうございました!」

 突如スクリーンに世志琥が映される。
世志琥「12月26日!わざわざ後楽園まで出向いてやったのにその後何の話もないしテメーらやる気ないんだったらよ、この話ナシにしてやってもいいんだぞ。一週間以内に返事よこせ。そこんとこ世露志苦」

第1試合


 ロックアップから飯田がロープに押し込みクリーンブレイク。
 再度ロックアップからリストの取り合い。飯田がロープを掴みブレイク。

 ウナギが走り込むが、避けた飯田がガットショットからロープに振りショルダータックルで倒す。ストンピングからフロントネックで捕らえ、首投げから背中にストンピングを落としてチンロック。これを離すとストンピング連打。
 飯田は髪を掴んで引き起こすと、ウナギはエルボーを打ち込みエルボーの打ち合いへ。飯田がエルボー連打でロープに押し込み、ロープに飛ぶがウナギがカウンターのボディスラムで叩きつける。
 飯田がコーナーに振って走り込むが、ウナギが足を伸ばしてカットし、ショルダータックルで倒すと拙者、蒲焼き者で候。を投下しフォールも2。

 ウナギは投げようとするが、耐えた飯田が投げようとするも、耐えたウナギをチョップでロープに押し込みマシンガンチョップ。再度勢いをつけてチョップも、ガードしたウナギが前蹴りから背中にエルボー。ロープに振ってラリアットも、避けた飯田がジャンピングダブルチョップで倒す。
 飯田はロープに走りスライディングバックエルボーを叩き込んでフォールも2。

 飯田はコーナーに登るとミサイルキックを発射するが、叩き落としたウナギがカカト落としからコーナーに登る。飯田は走り込みエルボーからデッドリードライブで落とし、飯田のチョップとウナギの前蹴りの打ち合い。飯田が走り込むもウナギはカウンターの松風と共にあらん!。両者ダウン。

 膝立ちでエルボーの打ち合いからウナギがエルボー連打。膝をついた飯田にウナギはストンピングからボディスラムで叩きつけこれより我は修羅に入る!を投下。フォールも2。

 ウナギは大ふへん固めで捕らえ、そのまま斬を狙うが飯田は着地しドロップキックでふっとばす。
 ウナギがエルボーからロープに飛ぶが、飯田はカウンターのシットダウン式スパインバスターからフロントスープレックス。フォールも2。

 飯田はスリーパーで絞り上げるがウナギはそのまま背負って立ち上がるとコーナに下がり潰して逃れ、ボディに膝蹴り連発から串刺しニー。飯田はキャッチし足へのエルボーからチョップでコーナーに押し込みジャンピングダブルチョップから串刺し低空ドロップキック。
 飯田はコーナーに登るとドラゴンスリーパーで吊り上げ、そのままヘッドハンターで叩きつけ勝利を奪った。

<試合後コメント>

飯田沙耶
「ウナギ、ウナギ!思ってたより図太い骨あんじゃないの。あっしはさぁ、アイツが来てからさぁ、正直さぁ、興味がなかったわけ。ウナギに。アイツはたむさんの隣にいる奴。そういう印象しかなかったわけ。だけど新木場でアイツが挑戦してきて、正直『アイツ根性あんじゃん』と思ったわけ。で、アイツのSNSさぁ、結構絡んでくるわけよ。結構ウザい感じで。こっちとしてはありがたいことだけど、Twitterでごちゃごちゃ言う前にリング上でその根性見せろよって話なんだよ。あっしはアイツの今までの試合でそれが見えなかったわけ。今日ようやくアイツとのシングルでアイツの根性と覚悟……見えたよ。見せてもらった。このフューチャー・オブ・スターダム、キャリア3年になって、もっともっと闘いたい選手、増えると思うからさ、ウナギを筆頭にどんどん来て欲しいと思う。アイツとはまた多分闘うね。闘いたいね。以上ッ!」

第2試合


 なつぽいがこの日に正式入団したことが入場時に発表される。

 ロックアップからリストの取り合い。小波がロープに振っていくが、なつぽいが側転でかわしていくとアームホイップで投げようとするが、小波が切り返してサッカーボールキック。ロープにもたれかかるなつぽいにスライディングレッグラリアートを叩き込むとなつぽいは場外へ。小波もこれを追って場外で痛めつける。

 リングに戻り、小波がストンピングからコーナーで胸を踏みつける。
 これを離すとなつぽいがエルボーを打っていくが、受けきった小波が髪を掴んでエルボーで倒しストンピング。
 小波はフロントネックで捕らえボディスラムを狙うが、、側転して着地したなつぽいがドロップキック。避けた小波が顔面を蹴り上げケンカキックからロープにもたれかかるなつぽいにストンピング連打。さらに小波は腕を蹴り上げ、首投げも着地したなつぽいがソバットからヘッドハンター。さらにラリアットを避けて低空ドロップキックから顔面に低空ドロップキック。ロープに飛んでロープを貫いてのドロップキック。なつぽいはコーナーに登り、ダイビングクロスボディも小波はキャッチしたまま後転し腕ひしぎの体勢へ。これはなつぽいがロープに足を伸ばしブレイク。

 小波はフィッシャーマンスープレックスからフォールも2。
 小波は脇固めで捕らえるが、回転して逃れようとしたなつぽいに腕ひしぎを狙う。なつぽいはクラッチを切らずそのまま潰してフォーも2。
 なつぽいはトラースキック2連発からバックラッシュ。フォールも2。

 なつぽいは串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしてカットした小波がぶら下がり首4の字。
 小波はこれを離すとコーナーに登りミサイルキックからフォールも2。

 小波はジャーマンスープレックスからバズソーキック。フォールも2。
 小波はアームロックからトライアングルランサーを狙うがなつぽいが丸め込むも2。
 なつぽいは3回転式のラ・マヒストラルも2。
 小波は脇固めで捕らえ、そのままアームロック。ロープを掴もうとするなつぽいの手をさらに固めていくが、なつぽいは足をロープに伸ばしてブレイク。
 その手を離さない小波をレフェリーが注意するが小波はレフェリーを突き飛ばし、小波はレフェリーが見ていないすきに鹿島からイスを受け取った小波は椅子を使ったSTF。
 レフェリーがこれに気づき、小波を反則負けにした。

<試合後コメント>

なつぽい
――スターダムに正式入団しての第1戦でした
「入団どうこう、関係ないでしょ、もう。腹立ちますよね。あんな勝ち方……あ、向こう負けてるけど、こんなな勝ち方納得行かないし、絶対に、ひめかとタッグのベルトをかっさらってやりたいなって思いました」

――タッグ王座戦に向けた前哨戦でもある試合でした
「そうですね。でも、タッグの前哨戦だけど、小波っていう1人の選手は、体格も似ているし、自分の得意分野を持ってるすごい選手だと思ってるから、絶対にピンで取りたかったんですけど……『ああいうことするんだ』って思いました」

――入団後にはどのようなビジョンを描いていますか
「ハイスピード、みんな言ってくれてると思うんですけど、ハイスピードが頂点だと、それがゴールだと、思われたくないんで、それを取って、タッグのベルトも取って、さらにさらに上に行きつつ、スターダムのトップだけじゃなくて、女子プロ界を変えて行ける存在になるつもりでいます」

第3試合


 AZMが走り込みガットショットも米山はロープに振ってバックエルボー。避けたAZMが米山をアームホイップ。お互いフォールもすぐに抜けて距離を取る。

 AZMがガットショットからロープに飛ぶが、米山が追走して場外に突き飛ばすとエプロンを走り込んでのジャンピングニー。
 リングに戻り、ミサイルキックから後頭部にランニングニー。さらにコーナーのセカンドロープからのダイビング千豚を投下しフォールも2。

 米山は再度コーナーに上るが、AZMが正面からエルボーを叩き込んでいき、正面に登ろうとするが米山はチョップで倒す。ならばとAZMはハイキックを叩き込んで正面に登ると、ロープへのダイビングアームブリーカーから、エプロンにいる米山をフランケンでリングに投げ込むとダイビングフットスタンプ。フォールも2で返されると脇固め。
 AZMはそのまま回転しバズソーキックからコーナーに上りバイオレット・ストームから無道。米山はロープに足を伸ばしブレイク。

 AZMはコーナーに登るが、米山は走り込んで正面に登ると雪崩式ブレーンバスター。
 米山は顔面に膝蹴りもAZMはハイキック。ロープに飛ぶが米山は丸め込むも2。
 丸め込み合戦からAZMがラ・マヒストラルを狙うも米山が切り返すが2。
 米山はロールスルージャーマンを狙うが、立ち上がったAZMがハイキックからラ・ミスティカ。ロープを掴もうとした米山の腕を絡めて後転し無道四式でギブアップを奪った。

 勝利したAZMに足を踏みつけた米山は「覚えとけよー!」と叫びリングをあとにした。


AZM「4度目、防衛、成功しました!米山さんと闘って、憧れの先輩から勝利できて、ハイスピードは私がNO.1と言っちゃっていいんじゃないでしょうか?でも、でもですよ、米山さんと闘って結構ベルトの価値、倍の倍の倍も上がりました。でもまだまだベルトの価値あげなきゃいけないですよね?ということで、3・3日本武道館で、誰か、挑戦したいやついないんですかー?」
(なつぽいがリングへ)
なつぽい「3・3、武道館、そのベルトに挑戦するのに相応しいのは、私しかいないでしょ?AZMパイセン。本日スターダム正式入団しました、なつぽいこと、なつぽいです。そのベルト、挑戦させろ」
AZM「まずは入団おめでとうございます。でもですよ、私挑戦者呼びましたけど、資格あります?入団したぐらいで挑戦したいとか、そんな軽いベルトじゃないんだよ。呼んだのはいいんですけど、考えさせてください。帰ってください。ちょっと考えさせてください」
なつぽい「挑戦するのにふさわしすぎるだろ馬鹿野郎。すぎるだろう!(拍手を煽り)ふさわしすぎるそうでーす。お願いします(握手をかわしてぽいポーズで挑発するとリングを去る)」
AZM「あんなバカは置いといて、今日は米山さんから勝利したのはこの私です。まだまだオンリーワン目指すので、AZMから目を離すなよ」

<試合後コメント>

AZM
「今回、米山香織選手からV4!しました。これでね、倍の倍の倍、すごく価値が高まったんではないでしょーか!次の挑戦者、キッドかなーと思ってたんですけど、まぁ、眼中になかったなつぽい。これからどうハイスピードにね、来てくれるのか楽しみにしてますよ」

――握手に応じようとしたのは挑戦を受ける気があったからでしょうか
「そうですね。3・3までに私から勝つか、なんか実績をやってもらわないと。そんな甘いベルトじゃないんでね。まあ、それに向けてね?待ってるよという握手です」

――今日の時点では確定ではない?
「私は確定してないです。会社がどーとかは知りませんけど」

――かつてハイスピードのチャンピオンであった米山選手を挑戦者として引き出したことについて
「キッズファイターのときは、やっぱり加減してたと言ったら失礼ですけど、今回チャンピオンとして本気でやって来ていただいて、それは米山さんからの敬意かなと思っております。それに対してはすごく嬉しいですね」

――米山選手は帰り際に「覚えてろ!」と言っていました
「再挑戦ですね。またいつかね。まぁ、最後に闘う人は里歩さんかなと思ってたんですけど、その前に米山さんとも闘いたいなと1つ目標が出来ました」

第4試合


 リストの取り合いからたむが首投げで倒し後頭部にサッカーボールキック。避けたキッドが足を掴んで足へのエルボーから腕を掴んでロープ駆け上がり式のアームホイップ。さらに低空ドロップキックも、避けたたむが顔面に二段式のランニングニー。
 たむはストピングから首投げで倒し背中にサッカーボールキック。ボディスラム3連発から背中を蹴りつけると、首投げから逆エビ固め。キッドはロープを掴みブレイク。

 たむは背中を蹴り上げ、キッドは膝立ちでエルボー連発。たむは強烈なビンタを叩き込み、左右のビンタで挑発すると、髪を掴んで引き起こすがキッドは髪を掴み返しビンタを狙う。だがたむは背中を蹴りつけロープに振ると、キッドはコルバタで投げ捨て走り込むが、たむはエプロンへ投げ捨てるとショルダーアタック。キッドは避けてフロントネックで捕らえると、エプロンへのDDT。場外に落下したたむへキッドはコーナーからのプランチャを投下する。

 リングに戻り、キッドはキッチャーマンスープレックスホールドも2。
 キッドはタイガースプレックスを狙うが、切り返したたむがバックドロップを狙うも、着地したキッドにたむはソバットからラリアット。避けたキッドがビンタから、エルボーを避けてエルボーも、たむはガードしエルボーで吹っ飛ばす。
 エルボーの打ち合いからキッドがエルボー連打。たむが強烈なエルボーで返していき、さらにエルボー連打で倒すとぶっこ抜きのトワイライト・ドリームを狙うもキッドが丸め込むが2。
 お互いタイガースープレックスを狙い合うが、キッドが丸め込むがたむも胴回し回転蹴りを放つ。キッドは避けてデジャブを狙うかに見せてタイガースープレックスホールドも2。

 キッドは再度タイガースープレックスを狙うが、耐えたたむが胴回し回転蹴り。両者ダウン。

 たむはタイガースープレックスを狙うがキッドが丸め込むもお互い切りかえしあい、たむがロープに飛ぶと後頭部にバイオレット・シューティング。さらに正面からバイオレット・シューティングを叩き込みタイガースープレックスホールドで叩きつけて3カウント。

 試合後、両者は人差し指を突きたて合い、シングルでの再戦を誓った。

<試合後コメント>

中野たむ
「効いたよ!タイガー!子虎ちゃんの宇宙で10番目ぐらいのタイガー・スープレックス、効いたけどね……私には勝てませんよ。宇宙一のスープレックス・マスター中野たむにスープレックスで勝てると思うなよ!大阪のイリミネーションのときはね、しゃくだったので言わなかったんですけど、あれ、どう見てもレフリーのミスでしょ。あれで3カウント取られるはずがない、私が!あれはレフリーのミス!でなければ私が、中野たむがキッドに負けるなんてことはない。まだまだまだまだ。それは、岩谷麻優も同じ。あのときのように間違いが無ければ、今私は岩谷麻優に負けない、絶対に。岩谷麻優……早くやろうよ……!」

第5試合


 岩谷がリストバンドを投げるが、2回照明にあたりリングサイドに落下するハプニング。

 先発は上谷、ビー、ひめか、ルアカ。ビーはルアカに握手を求めるが、ルアカがつかもうとすると「ショッパイ!」と言いながら手を引っ込める。ひめかに握手を求めると、ビーはまたしても「ショッパイ!」と言いながら手を引っ込める。上谷に握手を求めるが上谷はスルーし、ビーは「イチバンショッパイ!」と指を指して笑いながら場外へ降りる。

 ルアカと上谷がひめかにダブルガットショットからロープに振っていくが、ひめかは上谷をショルダータックルで倒しルアカとショルダータックルのぶつかり合い。両者ロープに飛ぶが、上谷がルアカに追走ドロップキックから、ひめかとともにルアカをロープに振るが、ルアカは2人まとめてジャンピングクロスボディアタックで潰す。
 ルアカはロープに飛ぶが、場外から鹿島が足を掴んで倒し、ビーがひめかと上谷をまとめてドロップキックで場外に叩き出し場外乱闘へ。
 岩谷だけぽつんとエプロンに残り「誰か相手してー」と手を振ってさみしそうにする。
 業を煮やした岩谷が1番混戦しているところにトペ・スイシーダを発射。だが着地したところを鹿島が「しょっぱいボール投げやがって!」とストンピング連打。

 リングにビーとルアカが戻り、ビーがボディスラムから踏みつけフォールも2。
 ルアカを正面ロープにくくり、鹿島とビーが顔面を踏みつけていく。
 ビーがコーナーに叩きつけて鹿島にタッチ。

 鹿島とビーがルアカの顔面を踏みつけ、これを離すと鹿島が投げようとするが、耐えたルアカの髪を掴んで引き倒す。フォールも2。
 鹿島はビーにタッチ。

 ビーは首投げから後頭部にドロップキック。ルアカは膝立ちでエルボーも、ビーがケンカキック連発からネックブリーカードロップ。フォールも岩谷がカット。
 ビーがエルボー連発からロープに飛ぶが、渡辺がエプロンから蹴りつけカットすると投げようとする。だがビーがミドルキックをガードし「ショッパイ!」と言いながらケンカキック連発。ロープに飛ぶが渡辺は「お前がしょっぱい」と言いながらドロップキックで迎撃するが、朱里が走り込んでランニングニーから首投げで倒しサッカーボールキック。正面からサッカーボールキックも渡辺は避けてスクールボーイも2。
 渡辺と朱里がお互い逆さ押さえ込みを狙うが、鹿島がまとめて丸め込むが岩谷がカット。
 渡辺と朱里の手を岩谷が掴んでロープ駆け上がり式のアームホイップを狙うが、トップロープに登った岩谷を鹿島が突き飛ばして岩谷は場外に落下。OTRで岩谷組失格。
 岩谷はイスを並べてルアカとセコンドの飯田とともに座って観戦。

 渡辺と朱里は鹿島に前から後ろから交互にサッカーボールキックを叩き込み、サンドイッチサッカーボールキック。
 渡辺と朱里が蹴り合い、渡辺がロープに飛ぶが朱里はカウンターのネックチャンスリーからフォールも2。

 朱里が投げようとするがビーと鹿島がカットし、ロープに振ろうとするが、朱里と渡辺が逆にロープに振るも大江戸隊の2人は飛びつきフランケンからケンキックをそれぞれに叩き込む。
 ビーと鹿島は朱里をロープに振るが、ひめかが走り込みダブルラリアットで迎撃。
 朱里が鹿島を投げようとするが、鹿島はサミングからフェイスバスター。さらにダブルアームの体勢も、朱里が膝蹴りから山折り。フォールも2。
 朱里は青龍で鹿島を捕らえ、鹿島はこれでギブアップした。

 朱里と渡辺はエルボーの打ち合い。朱里がガットショットからロープに飛んで、ラリアットを避けると投げ捨てジャーマンからランニングニー。フォールも2。
 朱里は顔面を蹴りつけていき、ロープに飛ぶが渡辺はカウンターのハイキックからバズソーキック。再度バズソーキックからフォールも2。
 渡辺がスリーパーで捕らえるが、切り返した朱里とエルボーの打ち合い。
 渡辺のサッカーボールキックをキャッチした朱里が足へのエルボーからハイキック。さらに走り込むが渡辺は投げ捨てピーチサンライズ。両者ダウン。

 ひめかと上谷がリングに上がり、ひめかがガットショットからロープに飛ぶが、上谷はドロップキックで迎撃し逆エビ固め。ひめかはロープを掴みブレイク。
 上谷は背中にドロップキックからコーナーに登りミサイルキック。フォールも2。
 上谷はロープに飛ぶが、朱里が追走ニーから首投げで倒し、ひめかとともにサンドイッチランニングニー。ひめかはコーナに登り、朱里が大外刈りからひめかをファンタスティックフリップで叩きつける。ひめかがフォールも渡辺がカット。

 ひめかはロープに飛んでラリアット。さらにアルゼンチンで担ぎJPコースター。フォールも2。上谷が丸め込むが朱里がカット。
 上谷のラリアットを避けた朱里が避けてハイキックも、上谷はひめかをつき飛ばして朱里のハイキックが誤爆。渡辺がひめかにハイキックから上谷がひめかにスワンダイブクロスボディアタック。フォールも2。
 上谷はスター・クラッシャーで突き刺し3カウント。

<試合後コメント>

渡辺桃&上谷沙弥
上谷「はい!イリミネーションマッチ勝利することが出来ました!最後、ひめかから3カウント取ったんですけれども、スター・クラッシャーで取りました!スター・クラッシャーは、中々この技で取れること自体があんまり少なくて、自分にはフェニックスがあるんですけど、敢えてフェニックスではなく、スター・クラッシャーで取りました。このスター・クラッシャーはホントに大切にしている技で、ずっと陰で磨き続けていた技だったので、ホントに今日スター・クラッシャーで取れたことが自分の中で1番大きいんじゃないかと思います」
桃「今日上谷が勝って、赤いベルトにね、この後、詩美が勝てば」
上谷「はい、はい。行ってやります。行ってやりますよ!」
桃「はは(笑)自分もいつか挑戦するけど(笑)ライバルだけども、今日勝ってくれたので、それに繋がったならいいかなと。まあ、その前に朱里ですよね。なんだか……なんですか?あんなスヌーピーとか持ってきて。スヌーピー?よく分かんないけど『私(桃)に似てる』とか言って。なんですかねあのふざけ倒した態度は。もっと朱里は真面目な奴かと思ってたんですけど、ちょっと失望しましたね。まあでも、タイトルマッチがあるので、私はそれに向けて前哨戦をやっていきたいと思います」

第6試合


 ジュリアが相撲を要求し、ナツコがぶちかましてロープに押し込む。ナツコはロープに飛ぶとジュリアがアームホイップを狙うが、耐えたナツコが改めてロープに飛ぶも、ジュリアは腕を巻き込んでアームホイップから顔面へ低空ドロップキック。
 ジュリアはロープに飛ぶが、ナツコはショルダータックルで迎撃しヘアーホイップ。ロープにもたれかかるジュリアにナツコは顔面ウォッシュで場外に叩き落とす。
 大江戸隊がジュリアを痛めつけていくが、DDMも走り込み乱戦へ。

 ナツコがコーナマットを外し、リングに投げ入れられたジュリアの背中に叩き込む。
 さらに金具がむき出しのコーナーにジュリアを叩き込もうとするが、耐えたジュリアがソバットから、走り込んできたナツコを金具がむき出しのコーナーに叩き込もうとするが、ナツコはギリギリで耐える。
 ジュリアがイスを持ち出し殴りかかるが、ナツコはこれをガードし奪うとジュリアに振りかぶるが、ジュリアはロープに飛んで椅子ごとドロップキックで吹っ飛ばす。
 ジュリアはイスでナツコの背中を殴りつけ、さらにリング中央にセットしたイスにナツコをうつ伏せに寝かせると、瓦をナツコの背中にセットし、勢いつけてチョップで瓦割り。さらに椅子ごと低空ドロップキックで蹴散らし、投げようとするがナツコはサミングからロープに飛んでラリアット。避けたジュリアがビッグブーツ。キャッチしたナツコがエルボーからバックブローも、避けたジュリアが前蹴りからロープに飛ぶが、ナツコがカウンターで投げようとするも耐えたジュリアが逆にバックドロップ。すぐに立ち上がったナツコがショルダータックルで倒し両者ダウン。

 ジュリアが串刺し攻撃を狙うが、避けたナツコがジュリアのボディに瓦を押し付けてボディブローで瓦割り。さらに串刺しバックエルボーからキャノンボール。
 ナツコは担ぐとバックフリップからフォールも2。

 ナツコはショートレンジラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 ナツコは変形昇天からフォールも2。
 
 大江戸隊がリングに机をセットし、ジュリアをそこに寝かせるとナツコがコーナーに登ろうとするが、DDMが足を掴んで動きを止めるとジュリアがデッドリードライブで投げ捨てる。
 ナツコはチェーンを掴み、走り込んで来たジュリアにチェーンナックル。さらに首にチェーンを巻いて、そのまま担ぐとエプロンに落として絞首刑。だがジュリアが立ち上がり、走り込んできたナツコを避けるとカカト落としからイスを頭頂部に叩き込み、さらにコーナーに登ってミサイルキック。
 ジュリアは瓦をリング中央にセットし、ナツコをボディスラムで叩き込もうとするが、耐えたナツコに膝蹴り連発からボディスラムで叩き込み瓦割り。フォールも2。

 ジュリアはグロリアスバスターを狙うが、耐えたナツコにバックドロップ。さらにシャイニング・ドロップキックからナツコをコーナー上に座らせ雪崩式ブレーンバスター。フォールも鹿島がカット。

 レフェリーが鹿島ともめているが、ナツコはジュリアの串刺し攻撃を避けて金具がむき出しのコーナーに叩き込むと、大江戸隊がトレイン攻撃からビーと小波がサンドイッチ延髄斬り。さらに机をリング上にセットすると、ジュリアを机に乗せてナツコがそこへダイビングボディプレスを投下。

 ナツコのラリアットを巻き込んだジュリアがDDT。フォールに来たジュリアの顔面にナツコがブルーパウダー攻撃からDDT。さらにギロチンドロップを投下しフォールも2。

 ナツコはアルゼンチンで担ぎデスバレーボム。フォールもシュリアはレフェリーの足を掴んで場外に引きずり出しカット。

 ナツコが再度フォールしようとするがジュリアが丸め込むが2。

 ナツコはチェーンを腕に巻いてチェーンナックルも、ジュリアは前蹴りでカットしヘッドバッド。ジュリアはチェーンをナツコの首に巻いて、掟破りの絞首刑を狙うが、ナツコはロープを掴んで耐えるとジュリアはビッグブーツからトップロープを越えて投げ捨て絞首刑。
 ジュリアはこれを離すとリングに引きずりあげ、グロリアスドライバーで突き刺し3カウント。

ジュリア「ナツコ、生きてるか?おまえ、マジで、最高に、ぶっ飛んでて、最高にクレイジーな女だな。こんな凶器なんか使わなくてもつえーよお前。マジで。だからさ、もう、チームは、辞めたら?危ないからあれ、ほんとに。またいつか、シングル、やろうぜ。キチガイ。アリーヴェデルチ。それでは、ジュリアのことが好きで好きでたまらない諸君、5度目の防衛に成功しました。しんどー。まだまだ、防衛したい。次の防衛戦は、2月のここ後楽園でやるんで、また、相手を探そうと思います。それじゃ、10周年おめでとうスターダム。これからも、スターダムから目を離すなよ。アリーヴェデルチ、またな」

<試合後コメント>

ジュリア
「あぁ、うあ~……やべー……。初めてのノーDQ……あー、ちっと待って……今日はアイツが今までやってきたこと、私にしたこと、私の仲間にしたこと、仲間以外の他の選手にやってきたことを、全部をアイツにぶつけて、お前が今までなにをしてきたか、今日はアイツに分からせてやる。それが今日の目的。だからもう、チェーン絞首刑は、アイツは、封印するといいなぁと。……はぁ。まあ、5度目の防衛、たまにはこういう試合があってもいいんじゃないかなって。まあ色々意見はあると思うけど年に1回か、2年に1回か、当分やりたくねーけどまた機会があったらやりたいと思います」

――今後も状況次第ではハードコアマッチを行う可能性がある?
「今日やってみて……嫌いじゃない。嫌いじゃない。ちょっと楽しかったなって思っちゃったんで、状況次第。必要ならやりますよ」

――大江戸隊には今後凶器や反則攻撃はして欲しくない?
「私は反則、使えばいいと思うし。ただ『チェーンはあぶねーからやめとけ』って。それだけ」

――ナツコ選手はチェーンを使わなくてもやれると
「チェーンを使わなくても十分やれるんじゃないですか?」

――今日は凶器として瓦を持ち込みましたが、なぜ瓦だったのでしょう
「瓦を使ってる人は見たことないので。……えっ、初めてだよね?多分私が?……と信じて、瓦を持ってきました。『割れたらいいなぁ』と思って」

――次の防衛戦は2月と宣言していました
「また、相手を探します」

第7試合


 握手代わりに差し出された詩美の薔薇を舞華が弾き飛ばす。

 リストの取り合いから詩美がヘッドロック。そのままグラウンドに引き込むも舞華はヘッドシザースで抜けて距離を取る。
 組み合うと舞華がグラウンドに押し込みグラウンドの攻防へ。舞華が腕ひしぎを狙うが詩美はロープに足を伸ばしブレイク。詩美は場外に降りるが、詩美も追い場外乱闘へ。

 リングに戻り、舞華がケンカキックも避けた詩美が足への低空ドロップキック。
 詩美はボディスラムからストンピング。さらに舞華を正面ロープにもたれさせると尻へのドロップキック。フォールも2。

 詩美はキャメルクラッチ。これを離して背中にストンピングからダブルニードロップ。リング中央に引きずり逆片エビ固めも舞華はロープを掴みブレイク。

 詩美はストンピングから腕への低空ドロップキック。フォールも2。

 詩美は腕へのストンピング連打から背中にハンマーブロー。さらに背中にサッカーボールキックから串刺し攻撃を狙うが、舞華は避けて逆打ちから無道。詩美はロープに足を伸ばしブレイク。

 舞華は腰投げから一本背負い。続けて巴投げから大外刈りで叩きつけてフォールも2。

 舞華は投げようとするが詩美は着地しスリーパー。そのまま投げ捨て胴締めフロントネックロック。舞華はそのまま立ち上がると、ぶっこ抜きブレーンバスターで投げ捨てる。両者ダウン。

 膝立ちでエルボーの打ち合いから、詩美がエルボー連打。舞華はビンタを叩き込み、詩美もビンタを返す。ビンタの打ち合いから詩美のビンタを舞華が巻き込んで脇固め。詩美はロープを掴みブレイク。

 舞華は腕へのストンピングから巻き投げてV1アームロックを狙うが、耐えた詩美の顔面に舞華がビッグブーツ。舞華は串刺し攻撃も、詩美はカウンターのエアレイドクラッシュ。両者ダウン。
 
 詩美は投げようとするが舞華はリバース。舞華は背中にスライディングラリアットから山茶花。フォールも2。

 舞華は腕ひしぎも詩美はロープに足を伸ばそうとするが、舞華は三角締めに移行。詩美はそのまま立ち上がりバスターで逃れる。

 舞華が串刺し攻撃も、避けた詩美がバックエルボーからコーナーに登る。だが舞華はエルボーを叩き込み正面に登ると、エルボー連打から雪崩式ブレーンバスター。
 舞華は炎華落としを狙うが、切り返した詩美が投げ捨てジャーマン。だが舞華はすぐに詩美のバックをとり投げ捨てバックドロップ。
 詩美が走り込むが舞華はカウンターのドロップキックを叩き込み、炎華落としからフォールも2。

 舞華は詩美を担ぎ上げようとするが、詩美は崩れ落ちる。舞華は詩美を立たせるとロープに飛ぶが、詩美はカウンターのラリアットでなぎ倒す。
 舞華は再度走り込むが詩美はカウンターのラリアットでなぎ倒しフォールも2。両者ダウン。

 詩美はスプラッシュマウンテンを狙うが、着地した舞華がスリーパー。詩美はそのまま背後にジャンプして潰して逃れる。

 舞華はラリアットでなぎ倒すが、詩美もラリアットを放つが舞華は避ける。だが詩美は逆の腕ではなったショートレンジラリアットでなぎ倒す。
 膝立ちでエルボーの打ち合いから詩美が引き起こしてアルゼンチンで担ぐとトーチャーラックボムで叩きつけてフォールも2。

 詩美はBTボムで投げ捨てフォールし3カウント。

詩美「二度目の防衛、成功しました!舞華、ほんとに強くてスゴイ手こずっちゃったよ。でも、私は赤いベルトのチャンピオン。絶対に負けらんねぇ。でも舞華と、最高の相手舞華と闘ったおかげで、この赤いベルトの価値も上がったよ。ありがとう。そして、この、価値がグングンあがってる赤いベルト、次の防衛戦、やりたい場所があります。3月3日、日本武道館。そこでこの赤いベルトの防衛戦をやりたいです。もちろん、メインイベントでしっかり私が赤いベルト守りきって、未来の、これからの時代のスターダムに続けていきたいと思います」
(上谷がリングへ)

上谷「クイーンズクエスト、アフロディーテの上谷沙弥です。詩美さん、日本武道館で、私がその赤いベルトに挑戦したいです。まあでも、私は何の実績もないですが、でも、今日勝利したスタークラッシャーもありますし、必殺のフェニックス・スプラッシュもあります。日本武道館で私が詩美さんからスリー取ります」
詩美「フェニックス・スプラッシュ、すごいよ。確かにすごい技だと思うよ。でも、それだけで、勝負は出来ると思ってる?私は、上谷とこの赤いベルトを賭けて闘うのは、正直不満ばっかりだよ。でも、上谷との試合は最高の試合にできる自信もある。この10周年迎えたスターダムが、団体が、私と上谷の未来に期待してくれてるなら、やってもいいのかなって気もするけど、でも」
上谷「(マイクを奪い)私がスターダムの未来を作る。私がスターダムの未来だぁぁぁぁ!」
詩美「(マイクを奪い返し)私だって、未来のスターダムを先陣切って突っ走ってんだよ。まあいいよ、今日は、私が赤いベルト防衛したということで、私がしめたいと思います。皆さんご起立ください。スターダム10周年記念大会皆さん、こんなにたくさんの皆さんご来場ありがとうございました。これからも、私がクイーンズクエストが、新しい時代のスターダムが作っていく未来を見なさんどうか楽しみにしていてください。今を信じて?明日に輝け?誰を信じるかは自分で決めろ!Bow down to the queens!ありがとうございました!」

<試合後コメント>

林下詩美
「赤いベルト、2度目の防衛に成功しました。この10周年記念大会という大事な舞台のメインイベント。赤いベルト、相手に舞華。……誰ですか?『舞華じゃまだまだ挑戦が早すぎる』だとか、『舞華じゃ詩美と実力差がありすぎる』『赤いベルトにも早すぎる』って言ったの誰ですか?今日舞華との試合で、この赤いベルトの価値、グンと上がったんじゃないですか?今日の試合こそが私が作って行きたいスターダム新時代の試合です。これからも、私が赤いベルトを防衛し続けて、新時代の私が作っていくスターダム、楽しみにしていて欲しいです」

――上谷選手から挑戦表明がありました
「上谷……挑戦したいということは言われて、ちょっと考える時間はもらったけど、やっぱり何度考えてみても、上谷は私に勝ったこともない、フューチャーのベルトも取れなかった。なのにこの赤いベルトに挑戦したい。1・5東京ドームであの大技、フェニックス・スプラッシュを1回決めて勝利した。それだけで挑戦したいと。まあ、赤のチャンピオン林下詩美からしたら、そんなにこのベルトは甘くない。そんな数回の勝利で挑戦出来るベルトじゃない。けど、上谷の実力をよく知ってるのも本当です。上谷との試合、シングルマッチでは最高の試合が出来る自信も、もちろんあります。もし、スターダムが私たちに期待してそのカードを望むのなら、私は上谷とこのベルト、赤いベルトかけて試合してもいいかなという気持ちもあります」

――上谷選手との防衛戦が決まった場合、その試合を武道館にふさわしい試合にする自信はありますか
「そうですね。後楽園も素敵な会場ですが、さらに武道館は大きい会場になるので。まあ『100%上谷となら』という自信はあるわけではないですけど、近くで見てきた上谷の成長ぶりを見ていれば、ここで今日私に言われた言葉をしっかり受け止めて、自分でこれからどれだけ短期間で成長するかで私たちの3・3日本武道館の大会のクオリティが変わってくるんじゃないかなと思います」

――今日の王座戦の話になりますが、この世代の2人で後楽園のメインで赤いベルト戦が出来たという感慨はありますか
「そうですね。約1年前、私と舞華の初めてのシングルマッチはフューチャーのベルトをかけて試合をしました。そして1年後、同じ対戦カードで、今度はこの団体最高峰の赤いベルトをかけて試合をしました。それほど1年でのスターダムの時の流れの早さ、そして選手の成長の早さをすごく感じています。スターダムの未来の明るさが伝わってるんじゃないでしょうか」

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