白黒映画から出てきたような美女レスラーが勝利のセクシー武富士ダンス!

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 2日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『STARDOM NIGHTER in KORAKUEN Oct.』が開催。トニー・ストームがIWGP女子王座戴冠に向け驀進した。

 2009年に13歳でプロレスデビューしたトニー・ストームは、2016年にスターダムに来日すると紫雷イオ(現:イヨ・スカイ)を倒し第2代SWA世界王者へ。2017年9月に岩谷麻優の持つワールド・オブ・スターダム王座に挑戦すると、わずか2分30秒で岩谷が左肘を脱臼しトニーの勝利に。翌年4月に岩谷がリマッチしたが奪還ならず、その後トニーはWWEが主戦場へ。『WWEメイ・ヤング・クラシック』では松本浩代、里村明衣子、紫雷イオを倒し優勝。NXT UK女子王者にもなったが、2022年3月にAEWへ登場。AEW女子世界王者にも君臨し、2023年10月より白黒映画時代のハリウッドスターを彷彿とさせる"タイムレス”キャラへと変貌した。

 そのトニーから、9月14日の名古屋大会で「2017年、私はワールド・オブ・スターダム・チャンピオンになった。だけどあれはハプニングだったという人もいる。そうじゃなかったことを証明してみせる。10月5日、名古屋大会でマユ・イワタニの持つIWGP女子王座に挑戦する。マユサン、あなたはスターダムのアイコンであり、女子プロレスのアイコンかもしれない。だけど、あなたは私の足下にも及ばないわ。私が新IWGP女子チャンピオンになり、あなたをムチャクチャにしてあげる。時計の針を止めて、スターダムを“タイムレス”にしてあげる。顔を上げて、胸を張って、お見逃しなく!オネガイシマス」と挑戦表明のビデオメッセージ。
 かつて2分30秒で赤いベルトを取られたのも名古屋大会であるため、岩谷はトラウマを払拭するためにもこの挑戦を受けることとなった。


 この日のメインイベントでは、2度目の前哨戦として岩谷麻優&羽南&飯田沙耶vs“タイムレス”トニー・ストーム&白川未奈&舞華の6人タッグマッチが実施。
 トニーは序盤からセクシーアピールからのヒップバッドを連打。白川もそのセクシーさを存分に発揮しながらヒップバッドで続き、舞華も見様見真似でぎこちなくヒップバッドを見舞う三重奏を見せる。
 どこか懐かしいもっさりとしたクラシカルな動きで岩谷の間を外して攻め込んでいくトニーだったが、必殺のストーム・ゼロ(※高速バイルドライバー)は不発。逆に岩谷のジャーマン・スープレックスやバズソーキックを受け、岩谷ら3人の集中砲火を浴びてしまう。

 しかし、盟友の白川が助けに入ってダブルのルー・テーズ・プレスの競演を繰り出してピンチを脱出。舞華も加えての3人で串刺しヒップアタックの連撃も決め、トニーが岩谷とストーム・ゼロでKO。トニーは、動けなくなった岩谷の眼前で見せつけるかのように羽南をストーム・ゼロで突き刺して試合を終わらせた。

 マイクを取ったトニーは「マユサン、ユー、バカ!バカビッチ!私がIWGP女子王座を巻くの!」とベルトを手にしながら罵倒し、愛するストロングゼロへの愛を叫びつつリング上を妖艶に寝転ぶダンスを披露して大会を締めた。

 バックステージに戻ったトニーが舞華の顔を舐めて親愛の念を表していると、白川が「最後の武富士ダンスも良かったよ!通じる人いるかな?寝てこうやるやつ、武富士ダンスですよね?トニー、ユア・ラストダンス、コールド・タケフジ・ダンス」と偏った日本知識をトニーに植え付ける。
 トニーは「名古屋ではマユ・イワタニ、あのバカビッチとIWGP王座をかけて対戦する。これが最後のチャンピオン姿ね。なぜならこの“タイムレス”トニー・ストームがそのベルトを奪うからね。マユとは何年もの付き合いがあるけど、もううんざり!この世から消えてくれて構わないわ!不運の街・名古屋では腕をへし折られるよりももっとひどいことになる。お前の骨の1本1本をへし折り、お前を血まみれにしてやる!」吼える。
 言うだけ言ってスッキリしたトニーは六本木でのパーティータイムを宣言し、「その前にニューフレンドに“スペシャルマッサージ”をしないとね」と舞華の身体を妖しく撫でながら去っていった。

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