【試合詳細】2・1 スターダム後楽園ホール大会 【ハイスピード】スターライト・キッドvsなつぽい ジュリア&テクラvsウナギ・サヤカ&白川未奈 岩谷麻優&葉月&コグマ&向後桃vsAZM&林下詩美&上谷沙弥&レディ・C
『スターダム後楽園ホール大会』
日程:2022年2月1日(火)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:656人(コロナ対策限定人数)
▼シングルマッチ 15分1本勝負
[STARS]●羽南
8分26秒 起死回生
[大江戸隊]○鹿島沙希
▼8人タッグマッチ 20分1本勝負
[STARS]岩谷麻優/○コグマ/葉月/向後桃(フリー)
11分5秒 ダイビング・ボディプレス
[Queens Quest]AZM/林下詩美/上谷沙弥/●レディ・C
▼タッグマッチ 20分1本勝負
[Donna Del Mondo]ジュリア/●テクラ(フリー)
12分52秒 グラマラス・コレクションMINA
[COSMIC ANGELS]ウナギ・サヤカ/○白川未奈(フリー)
▼8人タッグマッチ 20分1本勝負
[Donna Del Mondo]朱里/舞華/○ひめか/MIRAI(フリー)
14分43秒 JPコースター→片エビ固め
[大江戸隊]渡辺桃/●吏南/琉悪夏/フキゲンです★
▼ハイスピード選手権試合 30分1本勝負
【王者/大江戸隊】△スターライト・キッド
30分0秒 時間切れ引き分け
【挑戦者/Donna Del Mondo】△なつぽい
※第21代王者が5度目の防衛に成功
キッドとなつぽいがハイスピード王座戦で30分フルタイムドローの大熱戦!プロミネンスが2度目のカチコミ決行でDDMとの対抗戦が決定!白川&ウナギがゴッデス挑戦表明!
第1試合
試合前、羽南が「吏南がいつもお世話になってます!」とにこやかに鹿島に握手を求め、鹿島もこれに応じる。背を向けた羽南に鹿島が奇襲をかけようとするが、羽南が偶然振り向いたため未遂に終わり、今度は鹿島からにこやかに握手。鹿島が背を向けると羽南がドロップキックで奇襲し試合開始。
羽南はさらにドロップキックを連打も、これをすかした鹿島が羽南のおさげを引っ張りながらのキャメルクラッチでお返しし、コーナーで顔面を踏みつけると、吏南が羽南へ「クソおねーちゃん」と心無い罵倒。
さらに鹿島がコーナースローして串刺しビッグブートを狙うが、羽南はブーメランアタックで迎撃し、ビクトル式ヒザ十字。鹿島がロープブレイクすると、羽南はヒザへの低空ドロップキックで追撃していくが、鹿島は下から顎先をかち上げるエルボースマッシュを見せ、ビッグブート、フェイスクラッシャー、ダブルアーム・スープレックス・ホールドと連撃。さらに旋回式ダブルアーム・フェイスクラッシャーを狙うが、羽南が着地して大外刈からマフラーホールド。鹿島がロープへ逃れると、フェイマサーからバックドロップを狙うが、クラッチを切った鹿島が電光石火の起死回生で3カウント。
第2試合
向後が先発を勝って出て、上谷とのマッチアップを要求。さらに向後は持ち込んだメガホンで「今日はQueens Questの心を折るために上谷沙弥の個人情報を漏洩したいと思います!あの日、上谷さんが見た人は……」と、上谷が見てしまったロッシー小川EPと密談していた謎の女性の正体を暴露しようとすると、慌てて上谷が背後からドロップキックを叩き込んで阻止し、「裏切り者ぉ~っ!」と絶叫。
上谷の奇襲に対し、STARSが総出で出ていって代わる代わる打撃を見舞い、クアドラプルドロップキック。さらに向後が上谷をキャメルクラッチで固めながら上谷の口にメガホンを当て、「お前が喋れ!どうぞ!」と促すと、上谷も「実は!あのとき……」と勢いで暴露してしまいそうになるが、詩美がギリギリでカットして阻止。上谷は「信じてたのに!裏切り者!」と向後をボディスラムで叩きつけてレディ・Cにタッチ。
レディ・Cは向後にボディスラムから逆エビ固め。ロープブレイクされるとAZMにタッチ。
AZMは串刺しドロップキックからエルボーを連打しロープへ飛ぶが、向後がカウンターのドロップキックを見舞って岩谷にタッチ。
岩谷はドロップキックからスクールボーイで転がしてから「バカタレ!」とバカタレスライディングキック。詩美がカットに来るが、岩谷は2人まとめてスプリングボード式アームドラッグで放り捨て、コグマとともにダブルの貫通ドロップキック。さらに岩谷がノーザンライトスープレックスを狙い、AZMが着地すると岩谷が着地狩りのトラースキック。葉月にタッチ。
葉月がビッグブートを放つもAZMは回避してアームドラッグ。さらにブーメランアタックを決めて詩美にタッチ。
詩美はショルダータックルでSTARS勢を場外に落としてから葉月にミサイルキック。さらに詩美が突っ込んでいくと葉月がカニバサミで倒し、向後が飛び込んできて619でアシスト。葉月はスワンダイブ式ミサイルキックから顔面ウォッシュを決め、コグマにタッチ。
コグマはロープ際での背中ふみふみからRKO、さらにクマポーズ付きのキャメルクラッチに捕らえるも上谷がドロップキックでカット。詩美のサイドバスターから上谷の側転ダブルニー、詩美のエアレイドクラッシュと連撃が決まり、詩美がレディ・Cにタッチ。
レディ・Cは逆水平チョップの連打からランニングネックブリーカードロップ。さらにチョークスラムを狙うが、コグマがフロントネックロックで切り返し、ダイビング・ボディプレスを狙ってコーナーに上る。そこへ詩美が追いすがってアルゼンチン・バックブリーカーからのバックフリップ、AZMがダイビング・フットスタンプ、上谷がノーザンライト・スープレックス・ホールドと連撃。
レディ・Cはチョークスラムからジャイアント・バックブリーカーを狙うが、コグマがスクールボーイで転がし、レディ・Cの起き上がりぎわに岩谷のトラースキック+葉月のビッグブートが直撃。さらに向後のスワンダイブ式ミサイルキック、岩谷のカタパルト式串刺しドロップキック、葉月のみちのくドライバーII、コグマのダイビング・ボディプレスとSTARSの猛攻でカウント3。
第3試合
ジュリアとウナギでゴングが鳴ると、ウナギが連続でロックアップをスカして挑発。ジュリアが低空タックルでグラウンドに引き込み、互角の攻防を展開した後に互いに拳を振りかぶるポーズを取りつつクリーンブレイク。ジュリアだけゲンコツをゴツリと見舞って両者タッチ。
白川はスピーディなロープワークでテクラのビッグブートをかわしてアームドラッグ。さらに走るが、テクラがカウンターのラリアットからチキンウイングフェイスロックに捕らえながらジュリアにタッチ。
ジュリアはチキンウイングアームロックで捕らえ、白川がロープブレイクするとロープへ飛ぶ。白川はランニングネックブリーカードロップでカウンターし、ウナギにタッチ。
ウナギは開脚式フェイスクラッシャーから大ふへん固めを狙うが、テクラがミドルキックでカット。2人でウナギをロープに振ろうとするが、ウナギは攻撃を誤爆させ、2人にそれぞれ踵落としを見舞ってから2人へまとめてギロチンドロップ。さらにコーナーへ上がっていくが、ジュリアが下から追いすがり腕極めノーザンライト・スープレックス・ホールド。2人向き合ってエルボーの打ち合いとなり、これを制したウナギがギロチンドロップを発射もジュリアがこれを回避し十字架固めで転がしケンカキック。テクラにタッチ。
テクラはビッグブート連打からDDT。さらにダブルアームへ捕らえようとするが、ウナギは変形大ふへん固めからギロチンドロップ。白川にタッチ。
白川はフライングクロスチョップから串刺しバックエルボー、スライディングキック。さらに逆水平チョップ連打からロープに飛ぶがテクラがカウンターのビッグブート。さらに四つん這いになったテクラを踏み台に飛翔したジュリアがミサイルキック。さらにテクラがジュリアに蜘蛛の巣で絡みつくように合体し、ジュリアが背後へ倒れ込む合体セントーン。
テクラがロープへ飛ぶが、ウナギが飛び込んできてそんなことより一献くれまいか?。白川はスロイダーからコーナーに上り、カットに来たジュリアをウナギがロープスタナーで排除。ウナギがテクラを大ふへん固めに捕らえ、白川がランニングネックブリーカードロップを合わせる合体攻撃。白川がロープに飛ぶが、テクラは正面から飛びついて胴締めアームロック。白川が振り払ってエルボーを放つとテクラがブリッジでかわしてスピアー。ジュリアがミサイルキックで追撃し、テクラがダイビング・ボディプレス。ウナギがこれをカットし、ジュリアに城門突破。ジュリアもウナギをバックドロップで叩きつけ、勝負は白川とテクラに託される。
テクラは毒グモ・デス・ドロップで叩きつけ、これを返されるともう一発毒グモ・デス・ドロップを狙うが、白川はこれを着地してインプラントDDT。すかさずグラマラス・コレクションMINAで押さえ込んで3カウント。
白川「テクラテクラテクラテクラテクラ!テクラに今日これでリベンジできたなんて思ってない。私はまた必ずSWA、取りに行くから。よろしくね!」
テクラ「コイヨォ~ッ!」(※ジュリアに肩を借りて退場しながら叫ぶ)
白川「……あぁ、疲れた。ウナギもちょっと聞いてほしいことがあって。名古屋大会、2人だけだったじゃん?でもね、これマイナスな意味じゃなくて、2人しかいないときに、2人だからこそ、2人でやれることを思いついたっていうか思ってるんだけど」
ウナギ「みなちゃん、ウナもちょうど同じこと思ってる気がするわぁ」
白川「本当?!同じこと?!私、ゴッデスが欲しいィ~ッ!」
ウナギ「ウナも欲しいィ~ッ!」
白川「欲しい♪欲し~いぃ~♪チャンピオン、カモ~ン♪チャーンピオン♪チャーンピオン♪来て欲しい、チャンピオぉ~ン♪」
(※葉月&コグマがげんなりした表情でリングへ現れる)
葉月「ゴッデスに挑戦したい?」
白川「はい」
葉月「ウナギ、お前とはシングルでの決着ついてないよね。15分ドローだったかな。だから、挑戦、受けます。タッグだけどね。いいですよね?」
白川「自称:クレイジーの割にはぁ、勝敗とか気になっちゃう感じですね?」
ウナギ「まあまあいいよ。ウチらが豪快にド派手にそのゴッデス、奪ってやるよ」
葉月「ちゃんみなぁ」
白川「あ、はいっ!」
葉月「ウチの葉・月ストラルでもう負けないようにね?」
白川「ま~た勝敗気にしちゃって」
葉月「勝負事に勝敗期にしないやついんの?いないですよね?勝ってるからベルト持ってるんだろうがよ!」
白川「実は私も細かい女だから、葉・月ストラルに2回負けてるから、じゃあそれを1回でくちゅ……く・つ・が・え・し・て!あげるね!」
葉月「出来るならやってみろ。なあ、コグマ。無理だよな?」
コグマ「私は、クマポーズをやってくれる人が好きです。クマポーズを、やって、くれるかなぁ~♪みなックマ、ウナックマ♪」
白川&ウナギ「全!力!クマーッ!」
ウナギ「ということで、次のビッグマッチ、挑戦決定で!」
(※王者組が退場し白川のBGMが大音量で流れ始めると、2人が慌てて再びマイクを取りコズエンの締めを行う)
白川&ウナギ「私達も!あなた達も!デリーシャ~ス♪ん~まっ♪」
<試合後コメント>
白川未奈&ウナギ・サヤカ
白川「まあね、Twitterでも言ってたけど、ウナギに言いたかったことはゴッデス挑戦、ていうかゴッデスが欲しい、巻きたい。ウナミナで。なにげに2回目のアピール」
ウナギ「そうだね」
白川「こないだ名古屋でコズエンがいなくてすごく心細かったけど、すごく繋がってる感じがして。ウナギもセコンド付いてくれてさ、あと2人でドでかいことやりたいって気持ちになっちゃった(※ウナギの手を握りながら)」
ウナギ「最近コズエンが負け続きだったんですけど、勝つのは最高に気持ちいいんで、今日はみなちゃんがしっかり取ってくれたけど、2人でゴッデス、巻くぜッ!」
白川「最高にギラギラしたベルトに、獲ってするぜッ!」
白川&ウナギ「私達も!あなた達も!デリーシャ~ス♪ん~まっ♪」
白川「これはね、コズエンだからやっとかないとね」
第4試合
大江戸隊の奇襲から試合が始まり、しばし全員場外で乱闘。MIRAIが標的となり、ロープにMIRAIをくくりつけて大江戸隊全員で顔面を踏みつける。
吏南、琉悪夏、フキゲンと軽快にタッチを回しながらMIRAIを痛めつけていくが、MIRAIはフキゲンをボディスラムで叩きつけて舞華にタッチ。
舞華はフキゲンをショルダータックルで吹き飛ばしてブレーンバスターを狙うが、吏南がカットしフキゲンとともに「ダブルブレーンバスターデース★」とポーズを決めるが、舞華が2人まとめてブレーンバスター。舞華はビッグブートでフキゲンをロープ際まで追い込んでいくが、場外から桃がフキゲンにこっそり東スポを渡し、ラリアットを狙って突っ込んできた舞華の顔面へフキゲンが東スポをフルスイング。琉悪夏にタッチ。
琉悪夏はセントーンを見舞いショルダータックルも、舞華もショルダータックルで迎撃。幾度も互角のぶつかり合いを見せ、さらにラリアットの撃ち合いも互角。手数で勝った舞華がラリアットでなぎ倒すと両者タッチ。
桃と朱里の対面となると、桃がミドルキックでコーナーに押し込み串刺しドロップキック。二発目を発射も朱里が回避して自爆させ首相撲からニーリフト連打。正面からミドルキックの打ち合いとなるが、桃がスピーディな猛連打で押し勝つ。ならばと朱里がジャーマン・スープレックスを繰り出すと、桃もすぐに起き上がってハーフネルソンスープレックス。朱里もすぐに起き上がってランニングニーを叩き込み、ひめかにタッチ。
ひめかは逆エビ固めで痛めつけ、ロープへ飛ぶと場外で琉悪夏が足を引こうとするそぶりを見せたためひめかは警戒して立ち止まる。そこへ桃がドロップキックからハイキックを叩き込み、吏南にタッチ。
吏南はひめかの髪を掴んで引き回し、ドロップキックから払い腰を狙うが、耐えたひめかが担ぎ上げてバックフリップ。さらにアルゼンチン・バックブリーカーで捕らえるが、琉悪夏が大江戸隊ボックスで殴打してカットし、吏南が卍固め。これをカットされると大江戸隊のトレイン攻撃から吏南が払い腰、さらにハイドレンジアを決めるが舞華がカット。吏南はノーザンライト・スープレックス・ホールドからロープへ飛ぶと、舞華が追走してラリアット。さらに舞ひめのサンドイッチラリアットからひめかのスライディングラリアット、正調ラリアット。カットに来た桃と琉悪夏をMIRAIがダブルラリアットで排除し、舞ひめのリフトアップスラムに朱里がパントキックを合わせる合体攻撃。最後はひめかがJPコースターで試合を決めた。
試合後、DDMが勝ち名乗りを上げている中でプロミネンスの面々がリングへ乱入。
世羅「オイ!両国まで待てねーよ!お前らぶっ潰したいからさ、今すぐ試合させろよ」
朱里「世羅りさぁ~!久しぶりィ~!試合したい?だったら、次の後楽園でやってやるよ。世羅りさ、お前が出るのであれば、私が相手する」
すず「ちょいちょいちょいちょ~い!ジュリアは?!ジュリア出てこいよ!」
世羅「すず、ちょっと落ち着こう、1回……。朱里、お前が出るなら私が出る」
朱里「ちょーどいい。世羅りさ、お前とは試合したいと思ってたよ」
テクラ「ヘイ、藤田あかね!デテコイヨーッ!あたしが、朱里さんと一緒に、プロミネンス、終わりに、するヨ♪」
朱里「いいねえ。じゃあタッグで試合しようよ。両国大会、そしてDonna Del Mondoを潰す……んだったっけ?だったら先にプロミネンスを潰してやるよ!」
世羅「やれるもんならやってみろよ!お前らDDM、そして両国、どっちもぶっ潰してやるよ!覚悟しとけよ!」
(※朱里が世羅を突き飛ばしたことで両軍入り乱れた乱闘となる)
朱里「プロミネンス、覚悟しろよ!」
<試合後コメント>
プロミネンス
世羅「いやあ、乗り込んだ甲斐、ありましたね。次の後楽園ホールで試合決まったんで、これは来た甲斐ありましたよ。Donna Del Mondo、今日見たらメッチャ人数多いなって思いましたけど、まずはアイツらからぶっ潰して、両国大会を我々のものにしてやろうじゃない。覚悟しとけよ!」
すず「……ジュリアとやりたいのに」(※すずが腕組をして世羅をジトリと見つめながらぼやく)
世羅「あっ、ゴメン……」
すず「なに止めてんだよお前」
世羅「いやっ、あのっ、どうどうどう。ジュリアとすず、週プロの表紙も取っただろう?でも、朱里が出るって言ったんだ。ちょっと一旦……ちょっと、やらせて?」
すず「世羅がそう言うんだったらいいけど、でも、スターダムに来たのはジュリアを潰すためなんだ。勘違いすんなよ!」
世羅「ってことで、我々タッグですよ」
あかね「おうっ!」
世羅「テクラにご指名されてましたけども」
あかね「テクラ、前、わしに負けて逃げたみたいなのによく言ってくんなって。まあまあ、この機会に毒蜘蛛っぽいところは変わってないんで、さらにもっかい潰してやろうかなって。顔もタイトルマッチもわしが勝ってるんで今回も潰しますよ」
――プロミネンスはハードコア・デスマッチのユニットを掲げているが、この試合をそういった試合にしたいか
世羅「いや、色んな方にそれを聞かれるんですけど、ユニット名に冠しているだけで我々は別にそのスタイルしかやらないよってわけじゃないので。あちらがそれを所望するなら受けて立ちますけど、スターダムに乗り込んだからにはスターダムのルールで、つまり通常ルールで我々だってカチこむつもりでいるんで、それは持ち込むつもりはないです」
Donna Del Mondo
朱里「プロミネンスが来て、両国大会、Donna Del Mondoを、潰すと言ってきた。私は、その前にアイツらプロミネンスを逆に潰してやろうと思います。次の後楽園ホール、テクラと一緒に世羅りさ、藤田あかね、潰してやります」
ジュリア「まあ、そうだね。DDMvsプロミネンスみたいな感じなのかな?でも、スターダムに乗り込んできたってことは私が原因なのかな?責任感を感じてます、今回のことは。私は1人でスターダムに乗り込んできたけど、奴らは来れなかった。そして今、こうやって私には仲間がいる。ここの信頼関係は固いものだと思ってるから、一致団結して両国の前にぶっ潰します。以上。そして両国、私は朱里との大事なタイトルマッチもあるんで、それは絶対邪魔させない。返り討ちにしてやる!」
第5試合
互いに手4つでの牽制からロックアップでの押し込み合いと静かな立ち上がりも、すぐに両者ロープへ飛んでアームドラッグの応酬からリストの取り合いへ。なつぽいは側転で、キッドは前宙で切り返すなど両者身軽な動きを見せ、なつぽいがロープ際での貫通ドロップキックを狙うがキッドが場外へエスケープし、大江戸隊のパイプ椅子に腰掛けて「来てみろよ!」と挑発。
場外カウントが進んでいくとキッドがリングに戻り、なつぽいとのロープワークの応酬を制してブーメランアタック。なつぽいが場外へ転がり出ると大江戸隊のセコンド陣が総出でなつぽいを攻撃し、DDMのセコンド陣もこれに応戦したことで場外が混沌に包まれる。キッドがなつぽいをリングに放り込むと、なつぽいは低空ドロップキックからソバット、さらに貫通ドロップキックを発射もキッドがこれを回避。なつぽいはヘッドハンターを見舞って場外に放り出し、コーナーからの場外飛びを狙うが、これを大江戸隊の面々が妨害。場外での殴り合いとなり、各軍のセコンドがふっ飛ばされた仲間をサポートするさながらランバージャックデスマッチのような攻防が展開。
これを優位に終えたなつぽいがリングにキッドを放り込んでダイビングクロスボディ。体固めに入るもキッドが反転させて押さえ込み、そのまま足を取って逆エビ固め。さらに619からその場飛びムーンサルト・プレス。エルボーの打ち合いからなつぽいがロープに飛ぶと、桃が場外から足を引いて転倒させる。さらに琉悪夏がボックスを持ってリングに上がろうとするが、なつぽいがドロップキックで撃ち落とし、キッドにも貫通ドロップキック。さらにエプロン上の攻防を制して奈落式DDTを見舞い、コーナートップからの場外ダイビングクロスボディ。さらに場外でドロップキックをヒットさせるが、キッドが大江戸隊パイプ椅子でなつぽいを殴打。さらにキッドがケブラーダを見舞うが、なつぽいも場外ジャーマン・スープレックスで反撃。
なつぽいは貫通ドロップキックからフェアリアル・ギフトもキッドがこれを回避してサムソンクラッチ。そのままエビ固めのシーソーゲームとなり、キッドが足を取って逆エビ固めからキッチャーマン。さらにムーンサルト・プレスを投下も、なつぽいが剣山で迎撃。
なつぽいは地対空ヒールキックからロープへ飛ぶが、キッドがフライングフォアアームで迎撃し、旋回式フロッグスプラッシュ。フォールに入るもなつぽいがバックを取りながらぶっこ抜きジャーマン・スープレックス・ホールド。両者すぐに立ち上がって走り出すが、2,3歩進んだところで互いに限界を超え、バタリと倒れ込んでダブルダウン。
両者フラフラと上体だけ起こしてエルボーを打ち合っていくが、キッドがマウントエルボーを連打して優勢を掴み、フィッシャーマンズ・スクリューから背中へのムーンサルト・プレス、テキサスクローバーホールド、黒虎天罰と猛攻。フォールに入ろうとするとなつぽいが下から組み付いてスクールボーイ、さらにラ・マヒストラル、バックラッシュと反撃の狼煙を上げるが、腰を痛めたかしばらく動けなくなってしまう。
なつぽいが動けない間に復活したキッドはタイガー・スープレックスを狙うが、なつぽいは振り払ってライトニングスパイラルからフェアリアル・ギフト。さらにフェアリー・ストレインを狙うが、キッドが暴れて脱出。なつぽいがコーナーへ駆け上がるが、キッドが髪を掴んでのデッドリードライブから丸め込み攻勢をかけるが、なつぽいは舞華&ひめかの必殺技であるラリアット、パワーボムを見せた後にジャーマン・スープレックス・ホールド。エビ固めの応酬からキッドがオクラホマロールも、なつぽいはエンドレスワルツで切り返し、キッドもこれを十字架固めで切り返そうとしたところでフルタイムドローを告げるゴングが鳴った。
10分以内で終わることも多いハイスピード王座戦を30分戦い抜いたキッドは、息も絶え絶えにマイクを取る。
キッド「ハイスピード、30分時間切れ……こんな結果、納得……出来るわけ無いだろ!なつぽい、なつぽい!もう1回、やれよ」
なつぽい「キッちゃん、その前にさ……舞台見に来てくれてありがとう♪」
キッド「見てねーよ!」
なつぽい「私はハイスピードは、キっちゃんとは何回でも何回でもやりたいと思ってる。また絶対挑戦する!何回でもやろう?……そうだ。今日はホントはそのベルトをもらった代わりにプレゼントしようと思ってたんだけどさ。ジュリアちゃん!(※ジュリアがなつぽいに写真集『ぽい拾い。』を手渡す)キっちゃんに、あげるっ♪ぽい拾……(※差し出された写真集をキッドがはたき落とす)」
キッド「いらねーよそんなもん!」
なつぽい「ぽい拾いぃ……」
キッド「ハイスピードのことナメてんだろ?!」
なつぽい「ハイスピードは、今も言ったとおり何回でもやりたい。何回でもキっちゃんとは闘いたい。でも私は、すっごく欲しいベルトがある。上谷沙弥ちゃんの持ってる白いベルトに挑戦したい!」
(※上谷がリングへ)
なつぽい「上谷沙弥ちゃん、なんか言うことある?」
上谷「実はぁ、この前目撃した女……」(※上谷が至近距離でなつぽいの顔を覗き込んだり顎先をつまんだりしつつ何も言わず退場していく)
なつぽい「えっ?!えっ?!なに今の……。ちょっと、え?違うよ違うよ?違うけど、挑戦するから!」
(※なつぽいが上谷を追って退場していくと、入れ違いにAZMがリングインしてキッドと対峙)
AZM「キッド、まずは防衛おめでとう。この前のハイスピードは、コグマに邪魔されたからなあ?もうキッドと私の空間は誰にも邪魔させない。キッドとAZM。そのハイスピードかけて、シングルマッチで是非やりませんか?」
キッド「このお客さんの反応がすべてだろう?AZM、お前とは避けて通れねーから。次はシングルマッチでいつでもやってやるよ!」
AZM「シングルマッチで是非、お願いします」(※AZMが握手を求めるもキッドは応じず)
キッド「お前とは、Eternal foe(※永遠の敵)だからな。握手はしねーよ」
(※AZMが退場)
キッド「ハイスピード、30分時間切れ引き分けはチャンピオンにとっては悔しいけど、こんなとこで止まってられねーんだよ。次はAZM。そして、次のここ後楽園ホール大会では、アーティスト、やるぞ!ヤングOED!今日はなつぽいと決着をつけられなかったけど、私達のこの若さと勢いで、あの三色のベルト、大江戸隊に持って帰ってくるからな。2月21日、後楽園ホール大会。次も必ず見に来い!」
<試合後コメント>
スターライト・キッド
「ハイスピード、30分時間切れ引き分けって、どういうことだよ。あぁ~!うぅ~!悔しい!アイツの首を狩れなくて。でもこの闇のベルト、闇レベル5に挙げたことには変わりない。だけど、私はこのベルトの最多防衛記録を作ってやるんだよ。なつぽい、お前とはハイスピードの枠じゃ闘いきれないってことかなあ?次は、ハイスピードじゃないシングルのベルトで4回目の闘い、タイトルマッチをするのもアリなんじゃねーかなって思うよ、なつぽい。でも私はこのベルトのレベルをまだまだ上げていく。次は誰にも邪魔されないAZMとのシングルマッチ。お前ら全員望んでたんだろう?私は何時でもやってやるから。またEternal foe、その技で沈めてやるよ」
なつぽい
「舞台からただいま帰りました!なつぽいこと、なつぽいです♪キっちゃんとの試合は本当に楽しい!でも、やっぱ今日は絶対に決めたくて、あとは『ただいま!』って気持ちも込めて、人生で一度もやったこと無い、舞ひめのラリアット、ひめかのこれ!パワーボムやったんですけど、押さえきれなかったのが悔しいです。勝ちたかったぁ!でもキっちゃんとの闘いはまだまだ続くと思ってます。でも私は、やっぱり白いベルトが本ッ当に巻きたい!だから次は、ろうどう、ろうえいぼうえい?なんでしたっけ……」
――情報漏えいです
「情報防衛?じょうほうどう……なんでしたっけ、わかんない。もう1回いいですか?」
――情報漏えいです
「あっ!情報漏えいの上谷沙弥ちゃんから絶対に取って白いベルトを巻きたいと思います!ばいぽい♪……ぽい、拾ってね~♪(※写真集をカメラに見せつけながら退場)」