コロナ禍を乗り越え日本マット復帰を果たしたビー・プレストリーがSWA王座を戴冠!

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 3日、神奈川県・横浜武道館にてスターダム『STARDOM YOKOHAMA CINDERELLA 2020』が行われ、ビー・プレストリーが渡辺桃との新王座決定戦を制してSWA王座を戴冠した。

 横浜武道館は、今年9月6日を以て閉館した横浜文化体育館のそばに新設された約3000人規模の会場であり、スターダムが8月22日&23日の2DAYSで大会を行う予定だったが、当該大会はやむなく中止に。約1ヶ月半の時を経て、改めてスターダムが同会場のプロレスこけら落としとなる大会を開催した。

 SWA世界選手権(以下、SWA王座)は大江戸隊のジェイミー・ヘイターが今年1月に“ビッグダディ三女”林下詩美を破って戴冠したものの、その後コロナ禍に見舞われ来日が不可能となったため同王座を返上。“Queens Quest”の渡辺桃と“大江戸隊”のビー・プレストリーによる新王者決定戦が行われることとなった。

 今年1月当時には桃のQQのメンバーだったビーだが、ジェイミーとは同郷イギリス人女子タッグとしてスターダム内ではユニットを異にしながらも抜群に息の合ったタッグワークを見せ、ゴッデス・オブ・スターダム王座(タッグ王座)を獲得。王座戴冠直後にビーが桃を裏切って大江戸隊に加入したため、両者の間に因縁が勃発。
 コロナ禍によりビーもしばらくスターダムを離れていたが、今月19日の『5☆STAR GP』の最終戦で突如リングに乱入したビーが桃の試合をぶち壊し、因縁が再燃。後日、両者のシングルでの決着戦にはSWA王座がかけられることが決まった。

 戦前から散々「モ~モ、ショッパイ!」と片言の日本語で挑発されてきた桃は、試合開始直後から怒涛の蹴り技でラッシュをかけ場外戦でも容赦なく圧倒。ダイビング式蒼魔刀やBドライバーなどの大技を畳み掛けてバズソーキックでの決着を狙うが、ビーがキャッチしてドラゴンスクリューからのヒールホールド。ビーが序盤からコツコツと積み重ねてきた足攻めが成就し、桃の動きが急激に鈍くなる。
 これを勝機と見たビーはVトリガー、プラン・ビー(レッグロック・スープレックス・ホールド)、クイーンズ・ランディングと一気に畳み掛け桃から3カウント。
 新王者となったビーは「モモ、モモ、ショッパイ!」とさらにマイクで桃を挑発した。

 試合後、ビーは日本マット復帰から王座戴冠を果たした喜びを語り、前王者かつ親友のジェイミーについて言及。SWA王座は同国籍の選手と王座戦を行えない規定があるためジェイミーとは防衛戦が出来ないことを残念がりながらも「英国以外の選手なら誰でもいい。誰が相手でも“トップガイジン”である私が勝つもの」と自信を見せた。

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