謎の闇堕ち美少女マスクウーマンの素顔が明らかに?!「マスクを引き裂いてやったときのあの快感がコイツは好きで好きでたまらない」
27日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『5★STAR GP 2022』が開催され、ジュリアがスターライト・キッドとの因縁戦を制した。
『5★STAR GP』とは毎年夏に行われるスターダムのシングルリーグ戦であり、今年は7月末~10月頭までの長期戦で過去最多の26選手がエントリー。過去最大となる21大会に渡ってのシリーズとなり、今年新日本プロレスが開催している『G1 CLIMAX 32』の20大会を上回る規模のシリーズとなった。
この日のメインイベントでは、ブルースターズ公式リーグ戦としてジュリアvsスターライト・キッドの試合が実施。
ジュリアとキッドには2021年2月に白いベルト(※ワンダー・オブ・スターダム王座)をかけて闘った過去がある。
当時のキッドはSTARSでベビーとして伸び悩んで迷走しており、珍しくラフファイトで突っ込んできたキッドをジュリアが真っ向から受け止めて防衛。試合後にはジュリアがハサミでキッドのマスクをズタズタに引き裂き、「キッドのプロレスは噛み合わないし、全然燃えないし、あたしの求めてるものとは真逆。頑張ってるだけじゃチャンピオンにはなれねーんだよ」と突き放した。
その後、キッドは胸の内に秘めた黒い欲望を剥き出しにして闇堕ちし、大江戸隊に加入しヒールとして覚醒。昨年の5★STAR GPでもジュリアに敗れているキッドは復讐の機会を虎視眈々と狙い続けてきた。
ジュリアは、キッドの入場中に奇襲をかけ、場外でキッドのマスクをビリビリに破いてその素顔を顕にする。激怒したキッドは感情をむき出しにしてジュリアへ猛攻をかけ、必殺のムーンサルト・プレスを発射するも、ジュリアはこれをキャッチしてビアンカ(※変形クロスフェイス)で捕らえ、さらにマスクの裂け目を広げていく。
ジュリアはグロリアス・バスターでのトドメを狙うが、キッドはこれを着地し黒虎天罰(※変形ツームストーン・パイルドライバー)からムーンサルト・プレス。さらにタイガー・スープレックス・ホールドを狙うが、ジュリアが電光石火の雁之助クラッチで試合を決めた。
マイクを取ったジュリアは「キッちゃん、勢いにもノってないね。キッちゃん、ちょっと足りないね。SLKファンの諸君もなにか足りなかったんじゃないの?一年半ぐらいかな、ここでそのマスクを引き裂いてやった時のあの快感が、こいつは好きで好きでたまらないレベルでさ、今日お前の欲望満たしてやろうと思ったけど、あとちょっとだったな。まあまあまあ、この続きはまたのお楽しみということで、今日は、帰れクソチビ!」とキッドをさらに挑発。
そして「去年の雪辱、必ず今年は取り返す。そして、私が狙うベルトは唯一つ。わかってるよね?私はあいつが持つあいつのベルトだけなんだよ!必ず、ジュリアのための夏にしてやる。アリーヴェデルチ!またな!」と5★STAR GP優勝を誓いつつ笑顔で大会を締めた。
バックステージに戻ったジュリアは「みんな待ってたんじゃないの?最近のジュリア、どうかしてるって思ったでしょ?そう。これが足んなかったの。ゾクゾクするこの気持ち。まあ、ある意味それに火を付けてくれたのはスターライト・キッド。だからお前には今日感謝してやる。でもなあ、まだまだお前に超えられるわけにはいかねぇからな。いつまでもテメーのことなんざ跳ね返してやるから」とキッドに厳しくも愛あるメッセージ。2人のライバルストーリーはこれからも続いていく。