“ビッグダディ三女”林下詩美がタッグ王者ながらタッグリーグ優勝決定戦進出は絶望的に!「チャンピオンとしてありえない結果。情けない」
18日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『第10回 GODDESSES OF STARDOM タッグリーグ戦』が行われ、現タッグ王者の林下詩美&上谷沙弥の優勝が絶望的となった。
詩美はバラエティ番組などに数多く出演する“ビッグダディ” 林下清志さんの三女であり、2018年にスターダムでデビュー。その直後から破竹の快進撃を続けて数多くの王座を戴冠し、一時は海外の王座も含む四冠王となったこともあった。
そして詩美は今年2月に2019年の新人王である上谷沙弥を相手にフューチャー・オブ・スターダム王座(若手王座)を防衛後に“脱新人”を掲げ、格上の王座を目指すためにフューチャー王座返上。上谷を妹分にタッグを結成し、7月の後楽園ホール大会ではゴッデス・オブ・スターダム王座(タッグ王座)を獲得。
今月10日に開幕したタッグリーグ戦『GODDESSES OF STARDOM』に王者組として参戦した詩美&上谷だったが、開幕戦でビー・プレストリー&小波に引き分けると、2戦目の朱里&ひめか戦で敗北。この日迎えた3戦目は同ユニットに属する先輩タッグ・渡辺桃&AZMとの対戦となり、背水の陣で臨んだ。
試合が始まると、鋭い蹴りを持ち味とする桃とスピードを武器とするAZMが巧みなタッグワークで上谷へ集中攻撃をかけ、詩美が救出に来ると即座に排除にかかるなど常に2vs1の状況を作って相手取る。
桃がダイビング蒼魔刀での決着を狙うが、上谷は地対空ドロップキックで桃をエプロンに蹴落とし、すかさず詩美が桃を断崖式エアレイドクラッシュで叩きつける好連携。上谷はその場飛びシューティングスタープレスから必殺のフェニックス・スプラッシュを狙うが、桃&AZMは合体どどんや、3D、サンドイッチバズソーキックなどの連携技を畳み掛け、最後は桃がピーチ・サンライズで叩きつけて上谷から3カウント。
この結果を受けて詩美&上谷組は全5戦中0勝2敗1分となり、優勝決定戦進出は絶望的に。
詩美は「もうほんとにチャンピオンとしてありえない結果。悔しいというより、情けない。私達はタッグとしてまだ未熟な部分もたくさんですけど、チャンピオンにそんなことは関係ないんで。ただ『私達は勝てなかった』という結果だけだと思います」とうなだれる。
上谷は「誰がなんと言おうと私が“未来のスターダム”。詩美さんが“現在のスターダム”なんで、この2人が合わされば誰も敵わないですよ。なので、ゴッデスのベルトは誰にも渡さないです!」と詩美を鼓舞し、残り2戦でのさらなる成長を誓った。