黒い欲望に溢れた美女タッグが王座を奪取し敗者に水をぶっかけて嘲笑!
26日、東京都・両国国技館にてスターダム『LECクリンぱっ!Presents STARDOM WORLD CLIMAX 2022 ~The Best~』が開催され、“FWC”コグマ&葉月がゴッデス・オブ・スターダム王座から陥落。“BLACK DESIRE”渡辺桃&スターライト・キッドが新王者となった。
“FWC(Fukuoka W Crazy)”葉月、コグマともに一度はプロレスラーを引退し、葉月は約2年、コグマは約6年のブランクを経て2021年に復帰。“出戻り組”と揶揄されたこともあった2人だが、スターダム5期生の同期の絆でタッグ戦線を勝ち抜き、同年11月のタッグトーナメントで優勝。そのままの勢いで突き進み、今年1月にかつて誓い合った2人でのゴッデス戴冠を果たした。
今回FWCが迎え撃ったのは、大江戸隊で新たに結成された生え抜きタッグ“BLACK DESIRE(黒い欲望)”渡辺桃&スターライト・キッド。
桃は言わずと知れた白いベルトの連続防衛記録保持者であり、キッドはハイスピード王座こそ落としたものの勢いを落とすこと無く驀進するエース的存在。離脱すること無くスターダムを支えてきた2人は“出戻り組”から王座を奪って価値を高めることを宣言しており、5月の福岡大会で王者として凱旋したいFWCにとって試練の一戦となった。
試合序盤はFWCがスピード感ある連携で攻め込んでいくものの、黒い欲望の2人は冷静に自らの得意とする場外戦へと引き込みラフファイトで圧倒。
蹴り技を主体とする桃のパワーファイトをキッドがスピードと機転を生かしてアシストしていく形となり、終盤まで黒い欲望が優位に試合を進めていくが、桃のハイキックをかわしたコグマがジャーマン・スープレックスで叩きつけ、葉月との合体リバース・ガン・スタンを決めた上で必殺のダイビング・ボディプレスを投下。
しかし、桃はこれを耐えてチキンウイングフェイスロックで絞め上げ、キッドが旋回式フロッグスプラッシュで追撃。さらに黒い欲望の2人がリング上にイスを持ち込んで2人を殴打し、合体Fクラッシュから桃のピーチサンダーでコグマから3カウントを奪った。
試合後、黒い欲望の2人はダメージが深く動けないFWCをリング中央まで引きずっていき、頭から水をぶっかけながらFWCの決めポーズである“クマポーズ”を取って嘲笑した。
ハイな状態でバックステージまで戻ったキッドは「かわいそうなかわいそうなベルトが私たちの元にやってきて、解放されたねぇ~!良かったねえ、解放されて。いやあ、ヤっちゃったねえ♪最後屈辱的なクマポーズぅ~♪ with Water(笑)アイツらよりもどこまでもクレイジーにぶちかまして、クレイジー&クレイジーになっちゃったねえ?まあ、挑戦条件で言うクマポーズとクレイジーさ?全部上回って完勝しちゃったねぇ~?いやあ、楽しかったぁ~」と高笑い。
さらに「ウチらはベストユニット賞を獲った大江戸隊だぞ。これ獲ったなら次もアーティストとか、狙っていっちゃう?(笑)」とさらなる王座戴冠を求める欲深さを見せた。